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ベトナム戦争の凄惨な戦場に身を投じ、死と背中合わせで撮影を敢行した、ピュリッツアー賞カメラマン・沢田教一。「日本のロバート・キャパ」とも称されたサワダの、写真とその生涯を集大成した、既刊写真集の新装版。34歳の若さで戦場に散ったサワダの写真が、今も我々に語りかけているものは何か? ――沢田サタ「私が現在知っている彼の撮った写真の多くは、写真集や展覧会ではじめて見たものです。つまり、沢田の死後も、私は彼と会っているのです。」※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
Posted by ブクログ 2015年12月29日
ピュリッツアー賞を受賞した沢田教一の写真集。表紙にもなっている「安全への逃避」はあまりにも有名だが、彼がその後家族達を¥のもとを訪れていたことは知らなかった。しかし、衝撃を受けたのは、表題にもなっている「泥まみれの死」という題のつけられた画像だ。戦争というもののすべてが一枚に凝縮されているように感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月22日
沢田教一という写真家がいた。ベトナム戦争当時,凄惨な戦地に行き,あの川を渡って逃げる家族の写真「安全への逃避」を撮影した人だ。
本書には,他にも沢田の撮影したたくさんの写真が収められている。一方で,沢田の顔が写っている写真もある。これは逆にとってもらった写真だ。そのなかには,例の「安全への逃避」...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月24日
有名過ぎるくらい有名で、あえて僕がここで書く必要もないくらいの戦場カメラマン・沢田教一の写真集です。写っている写真の一つ一つがこれまた衝撃的なものばかりで、見る者の魂を揺さぶらずにはいられません。
彼のことを知ったのは偶然見たNHK教育の彼の生涯を追ったドキュメンタリー番組で、これを確か、札幌でみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
そこには凄惨な前線の様子が写されていて
戦争がどういうものであるかを
言葉以上に雄弁に物語っていた。
鬼気迫る兵士たちの表情、ただただ絶望を感じながら逃げる現地人、
大量に横たわる躯、硝煙と爆炎、
ものすごく悲しい目をした人がたくさんでてくる。
こういった痛みを僕たちはこうした写真からもっと学ぶべき...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月12日
ピュリッツァー賞受賞カメラマン沢田教一氏のベトナム戦争に関する写真を妻であるサタ氏がまとめた写真集。一頁一頁に戦場の緊迫感が伝わって来ます。特に激戦地となったグエン王朝の王都フエの破壊の凄まじさは、今の平和の状況を知っているだけに、隔世の感があります。欲を言えば、一ノ瀬泰造さんのように、ご本人の手紙...続きを読む
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