L.M.モンゴメリーの作品一覧
「L.M.モンゴメリー」の「赤毛のアン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「L.M.モンゴメリー」の「赤毛のアン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
青春時代を描く小説のほとんどは、彼らを大人へと成長させる印象的なきっかけとなる事件なり冒険なりを描くものだが、本作はそうではない。
アンが前作より遥かに大人っぽくはなっているように描写されるのは間違いないが、それは彼女が働き手となったことで、主に周囲が「大人とみなす」視点が反映されているのに過ぎない。
この巻のアンは青年期である。彼女を社会的に大人と扱う一種の外圧がたくさん働く。教師になり、まちづくりに参画し、双子の保護者的なポジションを分け合うことでマリラと対等な立場に引き上げられてしまう。一方で彼女の心は、前作の少女アンと断絶せずにほんの少しずつ変わっていくが、本作時点ではまだ、大人の女
Posted by ブクログ
世界名作劇場のアニメでしか知らなかったので原作を読んだ。アニメを先に見ると、もうあの顔と声と喋り方のアンしか浮かばない。
子どもの頃に読んでいたら自分も違った性格、人生になったかもしれない。可能性に満ちて物怖じせず、志も高く希望に燃えて、心を預けられる友人に恵まれたアンのようだったらと対照的な大人になった我が身を嘆かないではいられなかった。モンゴメリも(自殺してしまったそう)アンのようにはなれなかったのだろう。
それでも、アンが心に架空の友人を作ったように、人生でわずかに巡り合うかけがえのない大切な人物の1人としてアンを心にとめて生きていこうと思う。
この訳には訳注はない。移民文化の背景
Posted by ブクログ
この年になるまで、食わず嫌いで読まなかった『赤毛のアン』。
アニメや絵本のようなものは知っている。
アンがジュースとお酒を間違えたり、緑の髪染めをしてしまったりという、向こう見ずな女の子の失敗のお話なのかと思っていた。
だから、それが何なの?と思っていたのだ。
高校の同級生が、「私、将来絶対プリンス・エドワード島に行く!」とか言っていたのを冷笑的にあしらってしまった。
悪いことをしたなあ。
一応、小学校の時、小説の方も手にはした。
ちらりと見て、アンの「あたし、~しちまったわ」みたいな言い回しに違和感を覚え、それっきりだった。
今となっては、アボンリーという田舎町の人の話し方として設定され