無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
audible☆→本購入して再読♡
Instagramで本の投稿をしているyukariさんがこの本を紹介していて聴いたのがきっかけ〜
正直…ド・ストライク‼︎
1回聴いただけでは感想が書けないくらい…感情が揺さぶられ余韻が残った。
ので、すぐに本を購入しもう一度再読♡
THE昭和の男、松坂熊吾。
戦前戦後の激動な時代の中、大阪で車の部品を輸入し売る。そして房江との間に伸仁が産まれる。
人情に厚くたくさんの名言がでてくる。
ここには書ききれないが、本当に生きている熊吾と房江を見ているような…
その時代の背景が浮かび上がっていて自分も一緒に生きている感覚になる‼︎
たくさんの言葉に考えさせられる物語‼︎
まだまだこれから続いていくが、2回は読まないと思考が整理されないくらいのめり込むこと間違いない‼︎
Posted by ブクログ
著者自らの父をモデルとした「松坂熊吾」の波乱の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説・流転の海シリーズ(全9冊)。
今年(2025年)の2月から3月にかけて、3度目の再読をしました。
第1部は、終戦直後の大阪が舞台となっています。
50歳で初めて授かった伸仁に深い愛情を注ぐ熊吾の言葉が、第2部以降もたくさん出てきます。
心に沁みる言葉をノートに書き留めながら読み進めていきました。
「お前が二十歳になるまで、わしは絶対死なんけんのお」
「お前に、いろんなことを教えてやる。世の中の表も裏も教えてやる。それを教えてから、わしは死ぬんじゃ。世の中にはいろんな人間がおるぞ。こっちがええときは、大将やの社長やのと言いよるが、悪うなると掌を返しよるやつもおる。日ごろはそうでもなかったのに、困ったことがあるとそっと助けてくれるやつもおる。人の心がわかる人になれ。人の苦しみのわかる人間になれ。人を裏切るようなことはしちゃあいけんぞ。だまされても、だましちゃあいけんぞ。この世は不思議ぞ。なんやらわからんが、不思議ぞ。他人にしたことは、いつか必ず自分に返ってくるんじゃ。ええことも、悪いことも、みんな自分に返ってくるんじゃ。そりゃあ恐しいくらい見事になァ…」
こんな言葉を、伸仁に語りかけています。
この言葉を裏づけるような出来事が次々に展開され、夢中になって読んでしまいました。
第2部以降の感想も、熊吾の言葉を中心に、まとめていきたいです。
Posted by ブクログ
とんでもない本に巡り合えた。
人が幸せに生きていく上で必要な素養の全てかここに在る。
この作者の「優駿」を読んで、是非他の作品も読みたくなり、この本に辿り着いた。
1984年の第一刷発行であるが、
全く古さを感じないどころか、まさに現代(いま)を予言しているかの様な作者の慧眼に舌を巻く。
宝石の様な言葉が至る所に溢れている。
いみじくも…
巻末のあとがきにて、自らをドンキホーテに擬え、「宇宙の闇と秩序を全ての人間の内部から掘り起こそうと目論み始めたのです」と語っている。
なんと途方も無い決意で書かれた小説なのだろう…。
作者自らが予測した第五部を大きく越えて、第九部で完結した本作を読み終えた時、おそらく私は「見事に目論見は果たされた」と涙しているに違いない。
第一部
敗戦の2年後。
大阪に戻った主人公・松坂熊吾の自動車部品を扱う事業・松坂商会の再建から、
妻・房江との間に齢五十にして授かった一粒種・伸仁の誕生、そして腹心・井草正之助の裏切り、さらに辻堂忠との出会いと背信を経て事業をたたみ、郷里の愛媛県・南宇和に引き上げるまで。
Posted by ブクログ
■動物としての人間が本来持つ生命力を感じる■
舞台は戦後。焼け野原から裸一貫、事業の再起をかけのし上がろうとする松坂熊吾の野太い生きざまと、その荒々しい流れに巻き込まれ、溺れ、また反発する男たち、女たちの盛衰や友情、裏切り、愛憎を描く。
熊吾は仁義に厚く豪胆、ガキ大将がそのまま大人になったような人物。しかも先見の明があり、機知に富む。情にもろい半面、身勝手で嫉妬深く暴力的だ。男尊女卑やDVという概念すらなかった時代、我が子のこととなると愛情のあまり我を忘れて怒鳴り散らす。そんな偏屈な人物像に親しみを覚え、自然と感情移入してしまう。
むき出しの欲望、ギラギラした闘争心、他人を蹴落としてでも這い上がろうとするバイタリティーが交錯する。そこに遠慮や後ろめたさは感じられない。いや、みんながどん底にあった当時は感じる必要すらなかったのかもしれない。それは善悪や是非の問題ではない。
運動会の徒競走での「手つなぎゴール」の良し悪しについて議論される現在とのギャップを感じる。「がんばれ」「負けるな」といった類の言葉を発することが時としてためらわれる成熟しすぎた社会。
そんな現代では希少となったみなぎる活気、闘争本能、湧き上がる生命力、そして潔さ。そういったものが焼け野原に立つバラックや闇市を含む、衣食住もままならない戦後社会には確かに存在した。
そのエネルギーは人の評価や体面ばかり気にして自分に正直にも貪欲にもなれず、現代社会に飲み込まれ溺れそうになる僕を鼓舞してくれる。
熊吾には今後も縦横無尽に暴れてほしい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。