流転の海―第一部―(新潮文庫)
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流転の海―第一部―(新潮文庫)

小説・文芸
880円 (税込)

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理不尽で我侭で好色な男の周辺に生起する幾多の波瀾。父と子の関係を軸に戦後生活の有為転変を力強く描く、著者畢生の大作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    流転の海
  • タイトルID
    :
    174436
  • ページ数
    :
    444ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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流転の海 の一覧

1巻へ 最新刊へ
1~9件目 / 9件
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)
    完結
    880円 (税込)
    理不尽で我侭で好色な男の周辺に生起する幾多の波瀾。父と子の関係を軸に戦後生活の有為転変を力強く描く、著者畢生の大作。
  • 地の星―流転の海 第二部―(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    人間の縁の不思議、父祖の地のもたらす血の騒ぎ……。妻子の健康のため、郷里に引きこもった松坂熊吾の雌伏の三年。戦後史を背景に自らの“父と子”を描く連作長編。
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    昭和27年、大阪へ戻った松坂熊吾一家は、雀荘や中華料理店を始めとして、次々と事業を興していく。しかし義母の失踪に妻房江の心労はつのり、洞爺丸台風の一撃で大損害を被った熊吾も糖尿病の宣告を受ける。そしてたくましく育つ無邪気な小学生伸仁にも、時代の荒波は襲いかかるのだった……。復興期の世情に翻弄される人々の涙と歓びがほとばしる、壮大な人間ドラマ第三部。
  • 天の夜曲―流転の海 第四部―(新潮文庫)
    完結
    1,045円 (税込)
    昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇る。そして新しい仕事も順調にみえたが……。苦闘する一家のドラマを高度経済成長期に入った日本を背景に描く、ライフワーク第四部。
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)
    完結
    990円 (税込)
    昭和三十ニ年、松坂熊吾は大阪で再起を賭け、妻房江とともに電気も通らぬ空きビルに暮らしていた。十歳になった伸仁は尼崎の集合住宅に住む叔母に預けられた。居住者たちは皆貧しく、朝鮮半島からやってきた人々が世帯の半ばを占め、伸仁は否応なく凄絶な人間模様に巻き込まれていく。一方、熊吾は大規模な駐車場運営に乗り出す。戦後という疾風怒濤の時代を描く著者渾身の雄編第五部。
  • 慈雨の音―流転の海 第六部―(新潮文庫)
    完結
    990円 (税込)
    昭和34年、中学生になったものの、あいかわらず病弱な伸仁の身を案じていた松坂熊吾だが、駐車場の管理人を続けながら、勝負の機会を窺っていた。ヨネの散骨、香根の死、雛鳩の伝染病、北への帰還事業、そして海老原の死。幾つもの別離が一家に押し寄せる。翌夏、伸仁は変声期に入り、熊吾は中古車販売店の開業をついに果たすが──。「生」への厳粛な祈りに満ちた感動の第六部。
  • 満月の道―流転の海 第七部―(新潮文庫)
    完結
    880円 (税込)
    昭和三十六年。東京五輪へ向け復興は進み、大阪行きの集団就職列車が満員となった時代。六十五歳を目前にした熊吾は中古車販売業を軌道に乗せ、往時の覇気が甦りつつある。息子・伸仁は絵画を愛する少年に成長し、妻・房江はアルコールから抜け出せずにいたが、確かに一家に未来は拓きかけていた。熊吾が博美と再会するまでは。
  • 長流の畔―流転の海 第八部―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    昭和38年、松坂熊吾は会社の金を横領され金策に奔走していた。大阪中古車センターのオープンにこぎ着けるのだが、別れたはずの女との関係を復活させてしまう。それは房江の知るところとなり、彼女は烈しく憤り、深く傷つく。伸仁は熊吾と距離を置き、老犬ムクは車にはねられて死ぬ。房江はある決意を胸に秘め城崎へと向かった……。宿運の軸は茫洋たる暗闇へと大きく急速に傾斜していく。
  • 野の春―流転の海 第九部―(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    昭和41年春、大学生になった伸仁は部活動にアルバイトに青春を謳歌し、房江は兎我野町のホテルで賄い婦の仕事を得て働いている。別居の熊吾は進行する糖尿病に苦しみながらも、木俣の高級菓子の夢、中古車センターの運営、森井博美の活計等、大小様々な難事の解決に奔走していたのだが……。37年の時を経て紡がれた奇跡の大河小説圧倒的な感動のフィナーレ。(解説・堀本裕樹)

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流転の海―第一部―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    audible☆→本購入して再読♡

    Instagramで本の投稿をしているyukariさんがこの本を紹介していて聴いたのがきっかけ〜
    正直…ド・ストライク‼︎

    1回聴いただけでは感想が書けないくらい…感情が揺さぶられ余韻が残った。
    ので、すぐに本を購入しもう一度再読♡

    THE昭和の男、松坂熊吾。
    戦前戦後の激動な時代の中、大阪で車の部品を輸入し売る。そして房江との間に伸仁が産まれる。
    人情に厚くたくさんの名言がでてくる。
    ここには書ききれないが、本当に生きている熊吾と房江を見ているような…
    その時代の背景が浮かび上がっていて自分も一緒に生きている感覚になる‼︎
    たくさんの言葉に考えさせられる物語‼︎
    まだまだこれから続いていくが、2回は読まないと思考が整理されないくらいのめり込むこと間違いない‼︎

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    時代背景を知らないとしてもその時代を自然と思い描ける。この文章の凄さ、特に細かい心情と心の揺らぎをこれほどまでに磨ける能力が羨ましく思える。また、主人公の姿は憧れ、羨望の眼差し読む部分、人間として弱さを感じてしまい部分と複雑な気持ちになることが多い。長い文章ではあるが、それを飽きさせない。この沼にはまりそうだ。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    出会えたことに感謝する小説。
    描かれている物語は戦後を生き抜く人々のことなので、決して軽くない。なのにこんなに読みやすく書くことができる宮本輝という作家に驚いた。
    登場人物も非常に魅力的である。熊吾は今の価値観ではかると問題だらけだが、全く憎むことのできないチャーミングなおじさんである。その周りの人々も尽くしたり裏切ったりしながらもそれぞれに魅力があり、どの登場人物にも肩入れできるような物語。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    著者自らの父をモデルとした「松坂熊吾」の波乱の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説・流転の海シリーズ(全9冊)。
    今年(2025年)の2月から3月にかけて、3度目の再読をしました。
    第1部は、終戦直後の大阪が舞台となっています。
    50歳で初めて授かった伸仁に深い愛情を注ぐ熊吾の言葉が、第2部以降もたくさん出てきます。
    心に沁みる言葉をノートに書き留めながら読み進めていきました。
    「お前が二十歳になるまで、わしは絶対死なんけんのお」
    「お前に、いろんなことを教えてやる。世の中の表も裏も教えてやる。それを教えてから、わしは死ぬんじゃ。世の中にはいろんな人間がおるぞ。こっちがええときは、大将やの社長やのと言いよるが、悪うなると掌を返しよるやつもおる。日ごろはそうでもなかったのに、困ったことがあるとそっと助けてくれるやつもおる。人の心がわかる人になれ。人の苦しみのわかる人間になれ。人を裏切るようなことはしちゃあいけんぞ。だまされても、だましちゃあいけんぞ。この世は不思議ぞ。なんやらわからんが、不思議ぞ。他人にしたことは、いつか必ず自分に返ってくるんじゃ。ええことも、悪いことも、みんな自分に返ってくるんじゃ。そりゃあ恐しいくらい見事になァ…」
    こんな言葉を、伸仁に語りかけています。
    この言葉を裏づけるような出来事が次々に展開され、夢中になって読んでしまいました。
    第2部以降の感想も、熊吾の言葉を中心に、まとめていきたいです。

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    長編第一部
    宮本輝の父親を描いたとされる自伝的小説。
    豪放磊落、しかし、決して完璧でない、むしろどこか精神的な病を患っているかのような主人公の在り方に、とても惹かれた。今の時代には、おそらく受け入れられないであろう。だからこその憧憬かもしれない。魅力的で人間臭いキャラクターが多数登場。続きが楽しみ。

    0
    2023年12月10日

    Posted by ブクログ

    とんでもない本に巡り合えた。

    人が幸せに生きていく上で必要な素養の全てかここに在る。



    この作者の「優駿」を読んで、是非他の作品も読みたくなり、この本に辿り着いた。

    1984年の第一刷発行であるが、
    全く古さを感じないどころか、まさに現代(いま)を予言しているかの様な作者の慧眼に舌を巻く。

    宝石の様な言葉が至る所に溢れている。

    いみじくも…
    巻末のあとがきにて、自らをドンキホーテに擬え、「宇宙の闇と秩序を全ての人間の内部から掘り起こそうと目論み始めたのです」と語っている。

    なんと途方も無い決意で書かれた小説なのだろう…。

    作者自らが予測した第五部を大きく越えて、第九部で完結した本作を読み終えた時、おそらく私は「見事に目論見は果たされた」と涙しているに違いない。


    第一部
    敗戦の2年後。
    大阪に戻った主人公・松坂熊吾の自動車部品を扱う事業・松坂商会の再建から、
    妻・房江との間に齢五十にして授かった一粒種・伸仁の誕生、そして腹心・井草正之助の裏切り、さらに辻堂忠との出会いと背信を経て事業をたたみ、郷里の愛媛県・南宇和に引き上げるまで。

    0
    2022年07月15日

    Posted by ブクログ

    知らず手に取ったが第九部まで37年間に及ぶ小説の冒頭だった。人間のどうしようもなさと星廻りを感じさせる物語。

    0
    2022年04月01日

    Posted by ブクログ

    宮本輝さんの作品との出会いは16歳。青が散るでした。
    そしてこの流転の海のシリーズを読み始めたのは52歳。主人公とほぼ同じ年齢なので目を背けたくなる描写も、辛くて耐えられそうにないことも受け入れられる精神力があるように思います。
    作品に入り込みすぎてあっという間に読み終えてしまいそうなので、この流転の海シリーズは一年かけてゆっくり読みたいと思います。

    0
    2022年03月11日

    Posted by ブクログ

    熊吾

    過ぎるほどの人間臭み

    豪胆さと脆さ

    こんな境遇、時代背景に自己投影できる人などいないけれど

    共感できる

    共感というよりは、男性として惚れる、憧れる男ですね

    この小説の存在で、今年は寝正月になったと言っても過言ではない

    0
    2022年01月01日

    Posted by ブクログ

    ■動物としての人間が本来持つ生命力を感じる■

    舞台は戦後。焼け野原から裸一貫、事業の再起をかけのし上がろうとする松坂熊吾の野太い生きざまと、その荒々しい流れに巻き込まれ、溺れ、また反発する男たち、女たちの盛衰や友情、裏切り、愛憎を描く。

    熊吾は仁義に厚く豪胆、ガキ大将がそのまま大人になったような人物。しかも先見の明があり、機知に富む。情にもろい半面、身勝手で嫉妬深く暴力的だ。男尊女卑やDVという概念すらなかった時代、我が子のこととなると愛情のあまり我を忘れて怒鳴り散らす。そんな偏屈な人物像に親しみを覚え、自然と感情移入してしまう。

    むき出しの欲望、ギラギラした闘争心、他人を蹴落としてでも這い上がろうとするバイタリティーが交錯する。そこに遠慮や後ろめたさは感じられない。いや、みんながどん底にあった当時は感じる必要すらなかったのかもしれない。それは善悪や是非の問題ではない。

    運動会の徒競走での「手つなぎゴール」の良し悪しについて議論される現在とのギャップを感じる。「がんばれ」「負けるな」といった類の言葉を発することが時としてためらわれる成熟しすぎた社会。

    そんな現代では希少となったみなぎる活気、闘争本能、湧き上がる生命力、そして潔さ。そういったものが焼け野原に立つバラックや闇市を含む、衣食住もままならない戦後社会には確かに存在した。

    そのエネルギーは人の評価や体面ばかり気にして自分に正直にも貪欲にもなれず、現代社会に飲み込まれ溺れそうになる僕を鼓舞してくれる。
    熊吾には今後も縦横無尽に暴れてほしい。

    0
    2021年04月23日

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    :
    小説・文芸
  • ジャンル
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    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    流転の海
  • タイトルID
    :
    174436
  • ページ数
    :
    444ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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