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Posted by ブクログ 2023年05月06日
この物語は、
なぜこんなにも惹きつけて止まないのか…
一部・二部の頃の、房江に向けたクソのような暴力には、嫌悪感しか覚えなかったけれど…。
陰と陽。
正と負。
相反する両極の性質を内包する、
人間というもの…
主人公・熊吾の卓越した洞察力。
そして、年齢・性別・国籍・身分を問わず自分間違いは素...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月30日
読み終えてやっと、花の回廊は蘭月ビルも表しているのだと気がついた。花の回廊とはいうが華麗な花とは対極にもあるような人間の汚さや妬み脆さや危うさが混ざり合っていて、読んでいる自分にも重くのしかかってくる。
そのような闇ともいえる場所でさえも伸仁は自分なりに向き合って、人間の部分を成長させているように見...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月15日
蘭月ビルが中心に展開する。伸仁の体験はすごい、としか言いようが無い。同じ年代の娘が私にもいるが、とても伸仁のような人生経験はさせられていない。
この小説は大河だ。大きな流れの中で、読者はストーリーに迫ったり、離れたり。私自身も読み始めてから、相当な時間がかかってしまっている。
一つには、何か悪い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月27日
伸仁が 小学生高学年になる。
それにしても、熊吾、房江の生活がすごい。
電気のないビルで生活する。
外の水道水でシャワーをする。
撤退を潔くする熊吾が残ったものはわずかだった。
60歳をむかえている。
タネをまいたものが少しづつ返されるのであるが。
大きな事業をするには、たりない。
伸仁は、蘭月ビ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月21日
6月13日~20日
昭和32年、松坂熊吾は大阪で再起を賭け、妻房江とともに電気も通らぬ空きビルに暮らしていた。十歳になった伸仁は尼崎の集合住宅に住む叔母に預けられた。居住者たちは皆貧しく、朝鮮半島からやってきた人々が世帯の半ばを占め、伸仁は否応なく凄絶な人間模様に巻き込まれていく。一方、熊吾は大規...続きを読む
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