道頓堀川

道頓堀川

作者名 :
通常価格 484円 (440円+税)
紙の本 [参考] 605円 (税込)
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作品内容

両親を亡くした大学生の邦彦は、生活の糧を求めて道頓堀の喫茶店に住み込んだ。邦彦に優しい目を向ける店主の武内は、かつて玉突きに命をかけ、妻に去られた無頼の過去をもっていた。――夜は華やかなネオンの光に染まり、昼は街の汚濁を川面に浮かべて流れる道頓堀川。その歓楽の街に生きる男と女たちの人情の機微、秘めた情熱と屈折した思いを、青年の真率な視線でとらえた秀作。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年10月04日
紙の本の発売
1994年12月
サイズ(目安)
1MB

道頓堀川 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年10月28日

    橋から眺める道頓堀の光芒が目に映る様だった。朝陽を浴びた寂しげな街並み、ネオン輝く夜の歓楽街。川には歴史があり、そこで暮らす者にも人生がある。男の過去への後悔が川の濁りに似ている。歓楽街の光彩は過去を照らすが、決して未来は照らさない寂しさも孕んでいた。

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    Posted by ブクログ 2021年03月22日

    過去を悔いる中年とジュブナイルに揺すぶられた。
    力任せに妻の腹を蹴り付けた時の描写が自分の読書体験の中でも印象的。

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    Posted by ブクログ 2014年10月09日

    忘れられない一冊。

    ノルウェイの森に似た感情が湧く。
    男の子が主人公の話が個人的に好きなのかも。

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    Posted by ブクログ 2012年07月18日

    道頓堀川の淀んだ泥水から、乞食の絵描きは人間の深緑色を見る。その緑色に惹かれて身を滅ぼしていった女と、その男が喫茶店に飾る美しい翡翠の水差し。


    宮本輝の小説といえばまず一番に「業」だと思う。
    人間の、どうにも自分の力ではあがらえない行動や心情や関係をありありと書く。


    自分の範疇を超えた業は自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月01日

    喫茶店のマスター・武内と、アルバイト学生・邦彦の二人の語りで物語が進みます。
    ビリヤードにのめり込む息子、ビリヤード屋の店主、小料理屋の親父、ゲイボーイ、ストリップのダンサー、絵描きの易者、などなど…。なんとも色の濃い人たちに囲まれています。

    それぞれが、葛藤しながら前を向いて生きて行く姿に清々し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月18日

    久々に読み返しましたが、何度読んでも、濃密で味わい深くて、読書をする楽しみを十二分に感じることができるなあと思いました。「辛い哀しい事が起こっても、いっこうにへこたれんと生きていけることが幸せやと思いますねェ」というセリフが好きです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    船に乗って行く
    別々のところで生まれた
    別々の心の
    俺という数千人が
    同じ船に乗り合わせて
    流れていく

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    Posted by ブクログ 2021年01月04日

    小説家、宮本輝が描くまだ戦後の色合いが大阪を舞台にした昭和40年代の学生を中心に描かれる人間模様。
    フィクションではあるらしいが、父を失い大阪で学生時代を過ごした著者自身の体験と重なるところがあるとは思う。
    登場人物は多岐にわたるが、共通する言葉のは「赦し」ではないかと個人的に解釈する。裏切られよう...続きを読む

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    購入済み

    (匿名) 2019年11月27日

     純文学ですね。いいですね。戦後の雰囲気を残す大阪の道頓堀川沿いでのいろいろな事情を持った人々の日常を描き出している。抒情と哀愁を含んだ描写。人はとても哀しい運命を持って生まれ、暮らしていることを切実に思い知らされる。その文章に魅了される。省みて自分の幸せを再確認する。

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    Posted by ブクログ 2016年02月27日

    キーワードは「貧しさ」でしょうか。
    本書の舞台は大阪道頓堀川。鈍く光る川面で生活する登場人物は、その誰しもが何かしらの「貧しさ」を抱えています。もちろん「貧しさ」とは、金銭的なそれに限りません。離散する宿命を抱えた武内は金銭的には余裕があるのに、とても貧しくみえる人物ではないでしょうか。そんな「貧し...続きを読む

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