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Posted by ブクログ
鏑木蓮『残心』徳間文庫。
久し振りの鏑木蓮。老老介護をテーマにした社会派推理小説。
真犯人とその目的はというミステリーの王道のようなストーリー。しかし、真犯人の正体が二転三転する訳でもなく、冒頭で感じたままの結末だった。ならば、最初から真犯人の正体を明かしておいて、その理由を解明するという展開も面白かったのではなかろうか。
主人公の京都の地元情報誌記者・国吉冬美が岩手県花巻市石鳥谷町の出身というのは鏑木蓮らしい設定だ。
漫画家を目指して岩手県花巻市石鳥谷町から京都の大学に入学した国吉冬美は漫画家になる夢はなかなか叶わず、知人の紹介で京都の地元情報誌の記者となる。
ある時、冬美が尊敬するルポライターの杉作舜一が次回作のテーマとなる老老介護の取材で京都に来ていることを知る。冬美もよく知る医師の三雲が杉作に取材先として、とある老夫婦を紹介したのだった。老夫婦の家で取材を終え、ホテルに戻った杉作は帰り際に認知症の妻を介護する夫の言葉が気になり、再び老夫婦の家に向かうと妻は絞殺され、夫は首吊り自殺を図っていた。
杉作の取材に協力することになった冬美は哀しい真実を知ることに……
本体価格750円
★★★★
Posted by ブクログ
京都で地元の情報誌の記者をしている冬美は、憧れのルポライター杉作が京都で老老介護の取材をしていることを知る。
しかし、その取材の最中、夫は寝たきりの妻を絞殺し、自分も首を吊り、無理心中したという。
冬美は、その老老介護の夫婦を担当医である三雲が杉作に紹介したと知り、杉作を紹介してもらう。
老老介護の末の無理心中に、何か当人たちのメッセージがあるのではと、取材を進める杉作の手伝いが出来るようになった冬美。
最初は杉作の役に立てるならとやる気になっていたが…その裏にある不可解な点に気付く。
老老介護という問題だけではなく、真実を伝えるということの大切さを問う。
2026.8.23
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