信長を生んだ男(新潮文庫)

信長を生んだ男(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

4.3

兄が猛虎になるなら、己は支える龍となる――。大うつけと蔑まれる信長のなかに、弟信行が見出した比類なき強者の資質と、猛虎の意志。だが真の覇者となるには、何かが決定的に欠けていた。兄の弱さに気づいた信行は、密かに身命を賭けた策に出る。すべては兄のために。信長の正室帰蝶を巻き込んで、信行最後の大勝負が始ま った……。定説を覆し、誰も描かなかった歴史の真実を摑む傑作。(解説・大矢博子)

詳しい情報を見る

閲覧環境

信長を生んだ男(新潮文庫) のユーザーレビュー

4.3
Rated 4.3 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本、この作者については書きたいことが多くて。まずは作者。とにかく素晴らしい。まず目のつけどころ。このタイトルから何を想像するか?全く分かりませんでした。これは信長の弟の信行が主人公。信長を題材にした小説が多い中、尾張統一前の若き信長の時代で、かつ信行が主人公というものは極めて珍しい。謀反を起こす

    0
    2021年11月20日

    Posted by ブクログ

     歴史小説というものをほとんど読んだ記憶が無いが、めちゃくちゃハマって一気読みした。そういう書き方ができるのだなぁと感心。信行の信長を思う言動に心打たれる。

    0
    2021年02月14日

    Posted by ブクログ

    信長と弟の確執がこの本では兄弟愛となって話が進む。兄を想う弟の行動が哀しく映る。
    信長を鬼と変えたのは弟。ありえないけどあってもおかしくない話だった。

    0
    2022年01月19日

    Posted by ブクログ

    織田信行を主人公とした時代小説。
    信長の周囲の人物を主人公にする話はあれこれありますが、これは珍しいんじゃないでしょうか。
    そもそも、主人公が生きているのが織田信長伝としては相当初期の時期で、派手なエピソードが少ないですからね。
    終盤でちょっと強引な展開になりますが、全体的にとても楽しめました

    0
    2020年10月18日

信長を生んだ男(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

霧島兵庫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す