工藤美代子の作品一覧
「工藤美代子」の「愛して生きて 宇野千代伝」「悪童殿下 愛して怒って闘って 寛仁親王の波瀾万丈」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「工藤美代子」の「愛して生きて 宇野千代伝」「悪童殿下 愛して怒って闘って 寛仁親王の波瀾万丈」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦後A級戦犯として巣鴨プリズンに3年間拘留された後政治の世界を上り詰めた男、岸信介。
保守合同後の初の自民党幹事長、翌年の第56代首相、そして60年安保改定、「ただの運じゃ駄目なんだ。悪運が強くないと政治家は駄目なんだ、運が七分さ」と言い周囲のものを笑わせていた岸信介。確かに巣鴨拘置所に収監されるも、不起訴になり3年後に釈放、自民党総裁選に敗れるもわずか2月後に石橋湛山の辞任によって、総裁総理の座を手に入れる。そんな「昭和の妖怪・岸信介」を作者は数多くの関連書籍を参考によくぞここまで書いたものだ。
又、現在岸の孫、安倍晋三総理が繰り広げる改憲への繋がりも興味深い。
Posted by ブクログ
一人の男の生き方として、興味深いモデルを記述している。公的には、無私の精神で奉仕する。一方で、私生活では女性にだらしなく、家庭を顧みない。
p.23
「「学問のある者は学問をもって世の中に奉仕する、多少でも金のある者は金で奉仕する、それが私の主義だから」」
p.35
「学校で勉強するより、世の中に出て、いろんな生きた勉強をするほうが、ずっとおもしろいわ」
p.50
「知恵と力は精を出すほど出てくるもんや。金は生かして使わなあかん。しんだら一銭も持っていけへん。」
pp.54-5
「笹川良一は、金儲けが目的で金儲けを始めたのではなかった。金儲けはあくまでも手段であり、ツールだった。」