【感想・ネタバレ】絢爛たる醜聞 岸信介伝のレビュー

あらすじ

長州の政治家血族として生を享け、少壮官僚として39歳で満州経営に乗り出す。A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに3年間拘留されたのち一気に政治の世界を上り詰めた。59歳で保守合同後初の自民党幹事長、翌年第56代首相に就任し60年安保改定を単身闘った。口癖は「金は濾過して使え」。情と合理性と強かさを備えた昭和の傑物を描くノンフィクション。

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Posted by ブクログ

戦後A級戦犯として巣鴨プリズンに3年間拘留された後政治の世界を上り詰めた男、岸信介。
保守合同後の初の自民党幹事長、翌年の第56代首相、そして60年安保改定、「ただの運じゃ駄目なんだ。悪運が強くないと政治家は駄目なんだ、運が七分さ」と言い周囲のものを笑わせていた岸信介。確かに巣鴨拘置所に収監されるも、不起訴になり3年後に釈放、自民党総裁選に敗れるもわずか2月後に石橋湛山の辞任によって、総裁総理の座を手に入れる。そんな「昭和の妖怪・岸信介」を作者は数多くの関連書籍を参考によくぞここまで書いたものだ。
又、現在岸の孫、安倍晋三総理が繰り広げる改憲への繋がりも興味深い。

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2015年05月13日

Posted by ブクログ

岸信介。風圧を感じるという。
昭和の時代を支えるために、戦犯として投獄されていても
時代の要請で表舞台に。
宗教家に、かならず、首相になると言われ
安保改定をやってのける。
晩年も、飛び回っていたようだ。

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2014年11月01日

Posted by ブクログ

事を成す、リーダーの命懸けの精神は凄まじい。
戦中、戦後、国を想い活躍した岸総理の改憲の想いは、孫に託された。

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2014年09月23日

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