作品一覧

  • ロシアよ、我が名を記憶せよ(新潮文庫)
    3.0
    1巻649円 (税込)
    帝国海軍軍人の廣瀬武夫とロシア軍中佐の令嬢アリアヅナ。ペテルブルグで出会った二人は将来を誓いあう。一緒に日本で暮らす夢も膨らむ。だが戦争は不可避、日本も反ロの気運が満ちた。二人の愛の行方は……。開戦。決死の作戦行直前、廣瀬は彼女宛にロシア語の手紙を残し、激戦の海上で渾身のメッセージを刻んだ。一人の軍人の知られざる想いを通じ、明治日本の戦争と平和を描く感動作!
  • 天誅の剣(新潮文庫)
    3.0
    1巻693円 (税込)
    幕末師走。長州藩の志士山尾庸三と伊藤俊輔は、夜の九段坂で暗殺を決行した。義挙と信じていたが、改革派の村田蔵六から厳しく叱責される。翌年、二人は村田の助力で仲間と密航、ロンドンでその先進性に驚愕した! だが帰国してみると、世は守旧の激徒が暗躍し、村田の身にも危機が――。時は流れ、ハルビン駅頭。韓国併合に反対の伊藤が、凶弾に斃れる。〈天誅〉を主題に描く渾身の歴史小説。
  • 古代からの伝言 壬申の乱
    3.5
    1巻594円 (税込)
    大化改新を断行した天智天皇の死後、大友皇子を担ぐ近江朝は、吉野に隠棲した大皇弟・大海人皇子を亡き者にしようと動き出す。危機、激戦、奇策、そして圧勝へ。古代日本を方向づけた最大にして最後の内乱! ※単行本『古代からの伝言 壬申の乱篇』(二〇〇四年五月、小社刊)「第七部 壬申の乱」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 日出づる国
    3.0
    1巻594円 (税込)
    「日出づる国の天子、書を日没する国の天子に致す」。高句麗侵略を狙う超大国・隋に堂々とわたりあった聖徳太子の東アジア戦略を中心に、崇峻天皇暗殺から推古女帝の死までを描く。 ※単行本『古代からの伝言 日出づる国篇』(二〇〇〇年九月、小社刊)「第一部 日出づる国」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 悠久の大和
    4.0
    1巻594円 (税込)
    越の国から継体天皇が迎えられ皇統断絶は回避される。しかし、朝鮮半島では保護下にあった任那が滅亡、国内でも筑紫の磐井が背き、物部氏が鎮圧する。大伴金村にかわって蘇我氏が台頭、折から仏教が伝来する。 ※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第四部 悠久の大和」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 民族の雄飛
    3.0
    1巻594円 (税込)
    東アジアの覇権をかけて激突する強国・高句麗と古代日本。「好太王碑」が伝える戦いの全貌を明らかにし、巨大古墳で有名な応神・仁徳天皇の時代を描く。正史「日本書紀」の世界を再現する人気シリーズ! ※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第三部 民族の雄飛」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 わが国家成る
    3.0
    1巻682円 (税込)
    天武天皇は、聖徳太子の中央集権路線、大化改新の志を受け継ぎ、方針を推し進める藤原不比等のもと、律令国家が完成。万葉人に「におうがごとく」と謳われた平城京建都が敢行される。シリーズ完結。 ※単行本『古代からの伝言 壬申の乱篇』(二〇〇四年五月、小社刊)「第八部 わが国家成る」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 水漬くかばね
    3.0
    1巻682円 (税込)
    聖徳太子の理念は、中大兄皇子らによる「大化改新」事業に引き継がれた。東アジアにいかに生き残るか? 朝鮮半島の友邦・百済救援のため、運命の「白村江の戦い」へと突入していく。 ※単行本『古代からの伝言 日出づる国篇』(二〇〇〇年九月、小社刊)「第二部 水漬くかばね」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 日本建国
    3.7
    1巻814円 (税込)
    東アジアに足跡を残した初々しい日本外交の姿を卑弥呼と司馬仲達を中心に描き、正史「日本書紀」が伝える神武天皇の建国神話へとつなぐ。臨場感溢れる筆致で迫った画期的労作。「日本建国」「大和の青春」収録。 ※単行本『古代からの伝言 日本建国篇』(二〇〇三年一月、小社刊)を文庫化したものが底本です。
  • 青雲の大和 上
    4.0
    1~2巻880~924円 (税込)
    中大兄皇子を戴き、かつての学友・蘇我入鹿討伐を決意した中臣鎌足の深謀。大化改新を東アジアの視点からとらえ、新国家建設の大業に乗り出した者たちの苦闘。波瀾万丈の古代史エンタテインメント小説。
  • 遥かなる大和 上
    3.3
    1~2巻924円 (税込)
    改革を推進する聖徳太子の期待を背負い、遣隋使に加わった留学生・高向玄理と南淵請安は隋都で大使・小野妹子から密命を受ける。高句麗侵略前夜、失踪した通事の行方を追い、2人は帝国の疲弊した現実を見る。
  • 大和燃ゆ 上
    3.5
    1~2巻814円 (税込)
    奥州鎮定の水軍を筑紫に移す命令が下る。朝鮮半島侵攻を狙う唐が、いよいよ百済に矛先を向けたのだ。総力戦を前に、朝廷を分断する謀略が蠢く中、古代最大の海戦の火蓋が切って落とされる! 古代史長編小説。
  • 古代からの伝言 悠久の大和

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    第14代仲哀天皇から第31代用明天皇の時代までを、完全な物語でもなく、かといって客観的な歴史書でもない、独特の視点で時代ごとに物語っている。

    学校で教える日本史では「空白の4世紀」とよばれている時代だ。私もほとんど知らなかった時代だったが、こんなにも魅力的で、理想にあふれる人物がたくさんいたということは、新鮮なおどろきと好奇心をかきたててくれた。

    歴史物というえば戦国時代を読む人が多いと思うが、少しでも歴史に興味のある人にはぜひ読んでもらいたい作品。1500年まえの人の息遣いがリアルに聞こえてくること間違いなし。

    0
    2014年12月31日
  • 古代からの伝言 日本建国

    Posted by ブクログ

    はたして、日本人の何%がこの国の成り立ちを話せるだろうか?
    日教組の教育では教えない歴史がここにあります。

    0
    2011年02月07日
  • 遥かなる大和 下

    Posted by ブクログ

    蘇我アアアアアア!!!となることうけあい。教科書でみた平面的な古代史が、血の通った物語として躍動する楽しさ。
    でもこの時代の記録はほとんど蘇我氏没落後に編纂されたものだという事も心に留めておきたい。

    0
    2016年07月07日
  • 古代からの伝言 壬申の乱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大海人皇子と大友皇子の皇位争いの壬申の乱。面白さはない。歴史的解釈は面白い。蘇我家の陰謀の最後のあがきである。



     これまでの大和シリーズが冒険譚なところがあって胸熱い面白さがあったから、期待と違って、自分勝手につまらなく読んでしまった。

     でも、その大和シリーズの続きであるこの壬申の乱についての本は絶対読みたかったので、満足である。

     壬申の乱は天智天皇の跡継ぎを弟と息子のどっちが継ぐかを争ったものだと思っていた。教科書にはそうとしか書いていなかった。

     しかし、そうじゃなかった。という見解。

     すごい納得がいった。天皇というのは神輿として担がれるだけの存在だからね。その背後にい

    0
    2016年04月10日
  • 大和燃ゆ 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本が大敗を期したと有名な白村江の戦い。でも歴史の授業では30秒くらいで終わるから、実に興味深い歴史小説。


     ただ、すこし内容が爽やかすぎて違和感を覚える。

     しかし、熱い展開が繰り広げられるので、おもしろい。すばらしい。

     結局、女は怖い。というのと、一番怖いのは賢い敵よりも、愚かな味方だということ。
     菟野皇女や額田大君のバトルがこの戦いに悪影響を与ええているという解釈は面白いし、百済皇子の豊璋みたいな腐った人間が頭にいる組織はダメダメだね。


     自分は愚か者にならないよう頑張ろうっと。

    0
    2015年10月26日

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