あらすじ
東アジアに足跡を残した初々しい日本外交の姿を卑弥呼と司馬仲達を中心に描き、正史「日本書紀」が伝える神武天皇の建国神話へとつなぐ。臨場感溢れる筆致で迫った画期的労作。「日本建国」「大和の青春」収録。
※単行本『古代からの伝言 日本建国篇』(二〇〇三年一月、小社刊)を文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
シリーズを通じて、日本書紀に書かれていることは、ほとんどすべてが史実であるという立場で物語化している八木先生も、さすがに邪馬台国との関係はスルーできなかった様子。
倭人伝に現れる狗奴国こそ、神武と欠史八代の勢力であり、大和に都する女王卑弥呼の国を倒して王権を打ち立てた勢力であるという「説」を織り交ぜて展開していきます。
神武天皇、崇神四道将軍、佐保彦の乱、埴輪の起源、そして日本武尊…著名な説話が、生きていた人間の物語としてよみがえります。