『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面

『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

3.3

『古事記』は明治神宮のようなものである。見た目は古いが、作られた時代は、実は新しい。『古事記』の神話も、古来のものをそのまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面
  • タイトルID
    :
    242412
  • ページ数
    :
    227ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私たちが、何気なく日本を考えるときに、古事記の神話に影響を受けていることがわかりました。マンガや音声、鈴木三重吉の物語で、内容について、かなりの知識を持っているつもりでしたが、読み違いや意味の取り違いに気づかされました。古事記が万世一系の正統性を記した書物であり、革命防止の書であると論じています。良書だと思います、

    0
    2012年06月25日

    Posted by ブクログ

    古事記の表の物語だけでなく、裏に込められた意図を読み解く一冊。
    古事記は地方にそもそも伝えられていたストーリーをまとめたものではなく、新しく書き換えられた、『日本を創る神話』なのだと理解しました。
    神話を普通の面白い物語としてしか読んでいなかったので、こんなに作り込まれたストーリーなのだと知って驚き。(諸説あるのだとは思いますが)
    一つ一つの話が、日本を確固たるものにするため、万世一系を説得力のあるものにするために、繋げられていました。

    古事記のストーリーを確認しながら、行きつ戻りつで読みすすめたので、ページ数の割にかなり時間がかかりました。他の説もいろいろと読んでみたいなあ。

    2020.02.15


    0
    2020年02月15日

    Posted by ブクログ

    神話は不合理だ。
    意味不明な表現、唐突な展開、理不尽なストーリー。幼い頃はそれで混乱し、衝撃的だったことを覚えている。成長するにつれて「神話とはそういうもんだ」と受け入れるようになっていった。それが大人の対応だと思っていたけど、実のところ思考停止していただけだったのかもしれない。
    不合理に見える部分にメスを入れ、その理由を検証することで、「ほんとうは何を言っているのか」が見えてくる。これが本書の趣旨だ。

    正直、本書の説明を読んでもよくわからなかった部分は多々ある。
    それでも「あ、この部分てやっぱり変なんだ」ということを共有できただけでも収穫はあったと思う。本書がいうには、アマテラスとスサノオの「ウケイ」(弟に邪心がないことの証明としてお互いの持ち物を交換して子を生む)のストーリーは、いろんなものをあいまいにすることこそがねらいだったのだとか。

    しかし、もう少し歴史とリンクした考察を期待していたのだが、そうではなかった。

    一番わかりやすかったのは天孫降臨について。
    日本は、中国の天子受命の思想を取り入れながら、それを起源化することで、革命の思想を排除した。日本の「万世一系」はこうして作られた。

    0
    2019年01月06日

    Posted by ブクログ

    これを読んだ後に古事記を読むと、人物が生き生きと浮かび上がってきて良い。
    全編をつなげると、国家の巧妙な意図が明らかになるのね。


    ただ、あくまで一個人の解釈によって謎が解かれただけであって全てが正しいわけではないような…

    0
    2013年07月14日

    Posted by ブクログ

     古事記はわが国最古の歴史書だ。にもかかわらずその内容はあまり知られていない。古事記を知るということは、とりもなおさず日本を知るということに他ならないのである。

     さて、古事記には日本神話が書き記されているが、「日本」の意味について知っている人がどれほどいるだろうか。かつて日本は「倭」と呼ばれていた・大和朝廷時代、この国の君主は大王と呼ばれていた。倭王武とは雄略天皇だと高校の日本史でも習ったことだろう。これが、天武天皇のときに君主=天皇に変わった。 道教における最高神が天皇だったからだ。
     中国で、天皇(てんこう)は北極星を意味する。それは東方世界の最高支配者である、東方とは太陽の昇る「日の下」である。そこを治める君主が天皇だった。
     天皇が統治するならば、そこは「日の本(もと)」でなければならない。中国で東方海上といっているのは、われわれの国であると天武天皇は解釈した。
     当時の強国、新羅を牽制する上でも「日本」という国号の取得は必要だった。国際情勢の中で優位に立つために「日本」でなければならなかったのである。

     天武天皇が作った「日本―天皇」というシステムは現在も機能しつづけている。この日本の秩序原理をあらわしたのが古事記の神話なのである。


    古事記の神話のストーリーはある必然性のもとに作られたものである。

    一段目 ムスヒ             天地初発
    二段目 イザナキ・イザナミ      国生み
    三段目 アマテラス・スサノオ    世界の分治
    四段目 オオクニヌシ          王の誕生
    五段目 タケミカズチ         地上世界の平定国譲り
    六段目 ホノニニギ            天孫降臨
    七段目 ヒコホホデミ          地上の支配
    八段目 カムヤマトイワレビコ     初代天皇


     権威化のために物語が必要になるというのは洋の東西を問わずみられる現象だろう。本書にはその裏のストーリーがどういうものか検証されていて大変興味深いものになっている。日本という地点を理解するために古事記は必須の教養だ。

    0
    2011年11月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古事記は日本「国家」の起源を語るために創作されたもの。もともと土着の民話ではオオナムチとスクナヒコナが国を作っていったのに、古事記は二人を引き離して、オオナムチはオオクニヌシに作り替え、スクナヒコナは無名の神とし、オオクニヌシが皇祖神に国を献上する話とした。日本書紀は漢文で書かれているのでよりいっそう、国際社会における日本の起源として、国際視点で書かれているのが面白いと思った。日本の異界はもともと水平型なのに、垂直型の、高天の原ー葦原の中つ国ー根の堅洲国・黄泉の国を措定しているとかね。
    話型の話が結構出てきたけど、世界のさまざまな神話民話とつながる話型があるのは面白いと思う。バナナ型の石長姫と木花開耶姫とか、聖書のラケルとレアと一緒。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中級者向けかな? 古事記も日本書紀もあまり詳しくなく、難易度の高い神様の名前がツラツラと続いていて中々読むのに時間がかかりましたが、なるほど権威付けに神話は作られて行くのだなあ、と。ただ少し説明が断定的で引用も何もないとこが気になりました。

    0
    2011年11月21日

『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    『古事記』神話の謎を解く かくされた裏面
  • タイトルID
    :
    242412
  • ページ数
    :
    227ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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