ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで197万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジストに、目の前で育ての親を惨殺されたことで、彼の人生は一変する。月の乙女、闇の魔女、海の女魔道師、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る〈夜の写本師〉としての修業をつむが……。日本ファンタジーの歴史を塗り替え、読書界にセンセーションを巻き起こした著者のデビュー作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
すごく良書! この一冊で世界観がよくわかるし、無駄なくいろんなものが繋がって隙のない作品、という感じ。 主人公は魔法の才能があるけど、訳あって魔法使いではなく魔法を込めた本を書くことのできる写本師になる。 彼が村を出る出来事、若さ故の思い上がりによる挫折、新たな世界への道。。。 なかなかの冒険談...続きを読むだが、心情の語りが少ないため静謐さを感じる不思議な作品。 この作品だけでも成り立っているのだが、やっぱりもっと足を踏み入れたいので続きも読む! 2023.8.27 138
魔法を舞台にした作品だが、主役は魔導士ではなく写本師。 選んだ本の材質、インクの原料、ペンの種類など魔法が変わる。地味な手作業の先に夢があるようで、読んでいて面白かった。 買った文庫本の後ろにあった解説で、魔法を扱う作品であるなら、その魔法を自然なものとして、扱う世界観として書くべきで、現実との比...続きを読む較をしてはいけない、と触れていた。 この解説に思わず、大きくうなずいた。自分が転生ものにしっくり来ないのはこれだ。ファンタジーの世界観はファンタジーの価値観を持って描かれるべき。
ブク友さんの本棚で見つけた、細密画のような表紙の絵、「夜の写本師」という何とも引き込まれるタイトル。気になってしようがなかった。 右手に月石。 左手に黒曜石。 口のなかに真珠。 カリュドゥは三つの品を持って生まれてきた。 と始まる。これはもう読み進めるしかないでしょう。 そんな意味...続きを読む有りげな不気味な状態で生まれてきたカリュドゥ。怯える親から産婆でもあり、女魔道師でもあったエイリャがカリュドゥを引き取り、育てる。 ある日、エイリャの前に悪名高き魔道師長アンジストが表れ、エイリャと女友だちのフィンをカリュドゥの目の前で無惨に殺してしまう。 エイリャとフィンの仇を撃つことを生き甲斐とし、カリュドウは魔道師の修行を始めるが、余りに魔力が強すぎるために写本師への道を勧められる。 カリュドウが写本師の修行を積んだパドゥキアという国は世界一の写本師のいる国。魔道師同等の魔力を持つ本を作ることができる。それが出来るのは「夜の写本師」。 カリュドウはパドゥキアでの修行を終えると生まれた国、エズキウムで「夜の写本師」になる。アンジストに仇を撃つために。 カリュドウは写本師として働きながら、書庫でせっせとある本を探す。エイリャに、全ての秘密が隠されていると言われていた「月の書」という本。やがてその本を見つけると、その本の中に取り込まれ、500年前、千年前の自分に関係するある三人の魔女たちの悲しい運命を体験する。 この本で、何より魅力的なのは、写本師の仕事の描写だ。まだ切り取られていない、一枚の仔牛皮紙を広げて、写本達はページのとり方を考えて書いていく。使うインク、ペン…写本達それぞれにこだわりの道具がある。文字の書き方や装飾模様にも写本師によって拘りがある。特に魔力をもった本を作るには、インクも何かの鳥の血となにかを混ぜたものとか、特別のものを使わねばならないのだ。そして、本の背の閉じられた部分で読者の目に入らない所(ノドのところ)の一枚一枚に写本師それぞれの印章みたいなものを書いておく。 魔道師という言葉もいい。魔術では“魔道”。“道”なのだ。何十年、何百年の修行が必要。そして、魔力を発揮するには、魔法のバトンのようなものではなく、生き物の血や骨や時には死にゆく人間の怨念までが必要なのだ。魔道師になるということは“闇”を支配するということで、“闇を支配する”ということは“闇に飲まれる”ことと隣合せであるということだ。 深い。そして文字より構築された文学の世界も救いでもあり、闇にもなる。深い。
自然環境や、町の様子、魔法などの描写がとても緻密で繊細。ファンタジー世界に浸りたい人には本当におすすめです。 同じ世界観でシリーズが続いているので、いつか本作主人公のカリュドウが再登場することを願っています。
いや、すごかった。確かに今まで読んだファンタジーとは一線を画す世界。一気に読んで読み終えて、でも離れがたくて3回くらい読み返した。 シリーズを順に読み進めるのが楽しみな作品です
たぶん、ネットで見かけて。 酔った。酔わされた。 昔から車酔いにも酒酔いにも弱かったが、 この本の陶酔感と浮遊感はなんだろうか。 踏みしめている大地が、いや世界が揺り動かされたからなのか、 飛び散る血しぶきの匂いにむせたからのか、 入れ子になっている生と死を、駆け抜ける速さに振り回されたからなの...続きを読むか。 「魔法」やファンタジーに対する考え方だけでなく、 人生観といっても大げさではない観念を大きく揺さぶられたから、 ということなのかもしれない。 いや、もっと感情的な、驚嘆と畏怖の混じり合った何か。 あまりの衝撃に言葉にならない。 かつて子供の頃、「指輪物語」をはじめて読んだ時は、 その世界観に圧倒されながらも、それは受け入れるものだった。 時を経て、幾多の物語を読みながらも、 これほどに酔うことができて、しびれるほど幸せだ。
文庫刊行当初より、このやや妖しげで蠱惑的なタイトルに惹かれ、ずっと読みたいと思いつつ数年、やっと読むことができました。 エズキウムの地で、右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠と三つの品をもって生まれてきたカリュドウは、産婆をつとめた女魔道師エイリャに引き取られ、育てられました。 十二歳のある日、...続きを読むカリュドウの目の前でエズキウムの支配者にして魔道師長アンジストにエイリャが惨殺されます。 カリュドウは隣国パドゥキアに逃れ、復讐の決意を胸に魔導師の修行に励みますが、取り返しのつかない失敗を経た後に、「夜の写本師」を志すこととなります。 育ての親の復讐譚かと思えた物語は、一千年にも及ぶ、そして三つの石にまつわる3人の女魔道師が関連する、壮大な魔法と復讐の物語へと展開していきます。 魔道師同士の戦いの描写は残酷で血腥く、目を背けたくなる描写も多々あり、全編を通して流れるダークな雰囲気にも慄かされます。 ただ、それにも増して、カリュドウ自身とその復讐の行く先が気になって、夢中になって読ませられてしまいました。 ラストに出てきた少女は、そんな物語の中での、期待と希望の象徴ということになるのかなぁ? 素直に続いていく話とは思えないけど、「オーリエラントの魔道師」シリーズ、続けて読んでみたいと思わされました。
月と海と闇の源泉はそも何処にあったのか。女で在るからこそ抱えていられたのではないか。 そんな事をつい考えてしまう、美しいダークファンタジー。 「何故」と考えることはファンタジー(世界の理)の前に無力だけれど、それでも何故と問うてしまうような深い物語だと思った。、
オーリエラントの魔導師シリーズの一作目。ずっと楽しみにしていた本で、長い間積ん読にしていた作品です。ファンタジーか好きな方には是非読んでもらいたい1冊です。
audibleで。以前読みかけて、挫折。なので、聴く読書で再挑戦。世界観を構築するまで時間がかかった。挫折したのはこのせいか、、、。魔導師長アンジストの闇の深さと、長年の残虐さがおどろおどろしくて、怖さばかりが表面化して見えた。でも、カリュドウが写本師になるころから変化してきた。復讐だけではない、元...続きを読むに戻そうとする力に押されていく歴史のうねりも感じたし、面白かった。 ナレーションの良さに随分助けられた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
夜の写本師
新刊情報をお知らせします。
乾石智子
フォロー機能について
「創元推理文庫」の最新刊一覧へ
「SF・ファンタジー」無料一覧へ
「SF・ファンタジー」ランキングの一覧へ
小説・文芸
久遠の島
イスランの白琥珀
神々の宴 オーリエラントの魔道師たち
赤銅の魔女 紐結びの魔道師1
オーリエラントの魔道師たち
白銀の巫女 紐結びの魔道師2
青炎の剣士 紐結びの魔道師3
双頭の蜥蜴
「乾石智子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲夜の写本師 ページトップヘ