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人はいかにして魔道師になるのか……。注文を受けて粘土をこね、ろくろを回して魔法を込めた焼き物に焼く。はたして魔道師は職人か否か……「陶工魔道師」、女たちの密かな魔法組織を描く「闇を抱く」、死体を用いる姿なきプアダンの魔道師の復讐譚「黒蓮華」、そして魔道ならざる魔道を操る者、もう一人の〈夜の写本師〉の物語「魔道写本師」。異なる四つの魔法を操る魔道師たちの物語四篇を収録。『夜の写本師』で一躍脚光を浴び、日本ファンタジーの歴史を塗り替え続ける著者の人気シリーズ〈オーリエラントの魔道師たち〉初の短篇集。/解説=三村美衣
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年07月09日
夜の写本師から読み続けてきて
なんだか懐かしい感じが胸にじわじわ。
この作品には壮大さはありませんが
それだけに この世界を生きた魔道師や
夜の写本師たちが 自分自身も含めた
多くの人々の切なる求めがあってこそ
生まれるべくして生まれた存在なのだと
虚構でありながら ある種の実感に
包ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月03日
オーリエランドの魔道師シリーズの第四作。
いろいろな魔法と魔道師が描かれていて良かった。
ひとりひとりが1冊の本になるほど、
綿密な人物背景があって、
それを次々と読めるとはなんて贅沢。
ホールケーキと同じぐらい、
いや小さい分だけそれ以上に手間がかかっている美味しいプチフールを
ひと口で食べて...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月21日
それぞれ努力して力を持った魔導師や写本師が、思いを抱き日々を黙々と過ごす姿が描かれていて、ファンタジーな雰囲気も凄く惹かれるものがあるのと、自分にはここまで熱中できない部分に嫉妬すら覚えます。こういう世界だったらもっと学んで魔道師になりたいとか思えるのになとちょっと思ったり。現実より険しそうですが。...続きを読む
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