【感想・ネタバレ】オーリエラントの魔道師たちのレビュー

あらすじ

人はいかにして魔道師になるのか……。注文を受けて粘土をこね、ろくろを回して魔法を込めた焼き物に焼く。はたして魔道師は職人か否か……「陶工魔道師」、女たちの密かな魔法組織を描く「闇を抱く」、死体を用いる姿なきプアダンの魔道師の復讐譚「黒蓮華」、そして魔道ならざる魔道を操る者、もう一人の〈夜の写本師〉の物語「魔道写本師」。異なる四つの魔法を操る魔道師たちの物語四篇を収録。『夜の写本師』で一躍脚光を浴び、日本ファンタジーの歴史を塗り替え続ける著者の人気シリーズ〈オーリエラントの魔道師たち〉初の短篇集。/解説=三村美衣

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

短編なのにどれもしっかりとした世界観があって読んでて飽きない作品でした。
終わり方が突然だったりするので、ここで終わり〜!先が気になる。。。とも思ったけど、でもだんだんと、いい意味で気にならなくなる良作だと思います。
でも、いつかどこかのシリーズでチラッとでもオーリエラントの魔道師が出てくるに期待!

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2020年11月17日

Posted by ブクログ

2017.2/12 夜の写本師シリーズ4作目は短編集なのですね♪前の3巻からしばらくぶりに読んだけど違和感なしの濃密な世界観。市井の生活の中に沈む者たちと、手を貸す魔術師の抱える闇を丁寧に描いていて素晴らしい。前に感じた重厚さの語りの中に浮く現代口語的な文章も減ったようで良し。次つぎっ!

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2018年01月09日

Posted by ブクログ

魔導師シリーズの短編集。ファンタジーという言葉を冠したくないと思う重い闇の物語。乾石さんの物語は読むたびに 言葉の美しさ 文章の味わい深さに感動する。今回も 一気に読み進めたい気持ちを 抑えながら 少しずつ 少しずつ味わいながら読んだ。 満足。

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2017年03月06日

Posted by ブクログ

今までで一番おもしろかった。
乾石さんの長編はやや苦手なので、短編でちょうど良かった。
物語にも入り込みやすかったし、読んでいてほっとした。

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2016年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーリエランドの魔道師シリーズの第四作。

いろいろな魔法と魔道師が描かれていて良かった。
ひとりひとりが1冊の本になるほど、
綿密な人物背景があって、
それを次々と読めるとはなんて贅沢。

ホールケーキと同じぐらい、
いや小さい分だけそれ以上に手間がかかっている美味しいプチフールを
ひと口で食べてしまうようなもの。
しかも細長いお皿に並べて、次々ぱくぱくと。

人生を自分の手に取り戻した三人の魔女の話も面白かったし、
復讐のために漂うように生きる魔道師の生き方も、
本を与えて性根を直すチャンスを与える夜の写本師の話も面白かった。

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2022年03月03日

Posted by ブクログ

短編集の1冊。
私は「闇を抱く」がいちばん心に残る。女性たちの密かな、しかし確固とした意思のもと、魔法を使う姿勢に、佇まいを正されるように感じた。

私も闇を抱えている。誰しも年を重ねていけば大なり小なり闇を抱えていくのだ。それを認めて、向き合うこと。それなくして深みは増さない。

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2016年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれ努力して力を持った魔導師や写本師が、思いを抱き日々を黙々と過ごす姿が描かれていて、ファンタジーな雰囲気も凄く惹かれるものがあるのと、自分にはここまで熱中できない部分に嫉妬すら覚えます。こういう世界だったらもっと学んで魔道師になりたいとか思えるのになとちょっと思ったり。現実より険しそうですが。そんなに分厚いものではないですが、ずっしりと話は読み応えがあると感じました。

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2016年09月21日

Posted by ブクログ

夜の写本師から読み続けてきて
なんだか懐かしい感じが胸にじわじわ。

この作品には壮大さはありませんが
それだけに この世界を生きた魔道師や
夜の写本師たちが 自分自身も含めた
多くの人々の切なる求めがあってこそ
生まれるべくして生まれた存在なのだと
虚構でありながら ある種の実感に
包まれました。

憎悪も欲望も愛もある当たり前の世界。
私たちの世界にも 魔道師はいます。

きっと。

決して美しい物語ではないのに
不思議に心が豊かになるのです。
乾石智子さんの作品って。

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2016年07月09日

Posted by ブクログ

不能换中文。。。リトン運命神、アイトラン気まぐれ神、イルモア大地母神、イルモネス美と芸術の女神、キサネシア健康神。生命は奪われなかったが生命より大事な何かを奪われた。。。

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2019年11月01日

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