【感想・ネタバレ】夜の写本師のレビュー

あらすじ

右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジストに、目の前で育ての親を惨殺されたことで、彼の人生は一変する。月の乙女、闇の魔女、海の女魔道師、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る〈夜の写本師〉としての修業をつむが……。日本ファンタジーの歴史を塗り替え、読書界にセンセーションを巻き起こした著者のデビュー作。

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Posted by ブクログ

すごく良書!
この一冊で世界観がよくわかるし、無駄なくいろんなものが繋がって隙のない作品、という感じ。

主人公は魔法の才能があるけど、訳あって魔法使いではなく魔法を込めた本を書くことのできる写本師になる。

彼が村を出る出来事、若さ故の思い上がりによる挫折、新たな世界への道。。。
なかなかの冒険談だが、心情の語りが少ないため静謐さを感じる不思議な作品。

この作品だけでも成り立っているのだが、やっぱりもっと足を踏み入れたいので続きも読む!

2023.8.27
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2023年08月27日

Posted by ブクログ

魔法を舞台にした作品だが、主役は魔導士ではなく写本師。
選んだ本の材質、インクの原料、ペンの種類など魔法が変わる。地味な手作業の先に夢があるようで、読んでいて面白かった。

買った文庫本の後ろにあった解説で、魔法を扱う作品であるなら、その魔法を自然なものとして、扱う世界観として書くべきで、現実との比較をしてはいけない、と触れていた。
この解説に思わず、大きくうなずいた。自分が転生ものにしっくり来ないのはこれだ。ファンタジーの世界観はファンタジーの価値観を持って描かれるべき。

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2023年06月30日

Posted by ブクログ

 ブク友さんの本棚で見つけた、細密画のような表紙の絵、「夜の写本師」という何とも引き込まれるタイトル。気になってしようがなかった。

 右手に月石。
 左手に黒曜石。
 口のなかに真珠。
 カリュドゥは三つの品を持って生まれてきた。

 と始まる。これはもう読み進めるしかないでしょう。
 そんな意味有りげな不気味な状態で生まれてきたカリュドゥ。怯える親から産婆でもあり、女魔道師でもあったエイリャがカリュドゥを引き取り、育てる。
 ある日、エイリャの前に悪名高き魔道師長アンジストが表れ、エイリャと女友だちのフィンをカリュドゥの目の前で無惨に殺してしまう。
 エイリャとフィンの仇を撃つことを生き甲斐とし、カリュドウは魔道師の修行を始めるが、余りに魔力が強すぎるために写本師への道を勧められる。
 カリュドウが写本師の修行を積んだパドゥキアという国は世界一の写本師のいる国。魔道師同等の魔力を持つ本を作ることができる。それが出来るのは「夜の写本師」。
 カリュドウはパドゥキアでの修行を終えると生まれた国、エズキウムで「夜の写本師」になる。アンジストに仇を撃つために。
 カリュドウは写本師として働きながら、書庫でせっせとある本を探す。エイリャに、全ての秘密が隠されていると言われていた「月の書」という本。やがてその本を見つけると、その本の中に取り込まれ、500年前、千年前の自分に関係するある三人の魔女たちの悲しい運命を体験する。

 この本で、何より魅力的なのは、写本師の仕事の描写だ。まだ切り取られていない、一枚の仔牛皮紙を広げて、写本達はページのとり方を考えて書いていく。使うインク、ペン…写本達それぞれにこだわりの道具がある。文字の書き方や装飾模様にも写本師によって拘りがある。特に魔力をもった本を作るには、インクも何かの鳥の血となにかを混ぜたものとか、特別のものを使わねばならないのだ。そして、本の背の閉じられた部分で読者の目に入らない所(ノドのところ)の一枚一枚に写本師それぞれの印章みたいなものを書いておく。
 魔道師という言葉もいい。魔術では“魔道”。“道”なのだ。何十年、何百年の修行が必要。そして、魔力を発揮するには、魔法のバトンのようなものではなく、生き物の血や骨や時には死にゆく人間の怨念までが必要なのだ。魔道師になるということは“闇”を支配するということで、“闇を支配する”ということは“闇に飲まれる”ことと隣合せであるということだ。
 深い。そして文字より構築された文学の世界も救いでもあり、闇にもなる。深い。


 


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2022年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カタカナ名の沢山出てくる作品は、老化しつつある頭にはなかなか難解で、ついつい後回しにしていた。
初めのうちは何度も登場人物一覧のページに戻ったけれど、それももどかしくなるほどにぐんぐん引き込まれ、ページから目が離せなくなった。
幾つもの非現実的な場面は、美しく恐ろしく真に迫り展開され、闇も光も目の中に満ちていくかのよう。
世界一強力な悪が、深い哀しみから芽吹いたとしても、赦したり放置したりするのではなく、千年の転生の中で背負ったさらに強い闇で根絶する容赦なさ。
正義だけで出来上がったヒーローではないのが、人物像に広大な奥行きを作っている。

こう列挙しても書き切れないな。
すぐにでも再読したい作品。

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2022年04月13日

Posted by ブクログ

自然環境や、町の様子、魔法などの描写がとても緻密で繊細。ファンタジー世界に浸りたい人には本当におすすめです。
同じ世界観でシリーズが続いているので、いつか本作主人公のカリュドウが再登場することを願っています。

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2022年03月04日

Posted by ブクログ

いや、すごかった。確かに今まで読んだファンタジーとは一線を画す世界。一気に読んで読み終えて、でも離れがたくて3回くらい読み返した。
シリーズを順に読み進めるのが楽しみな作品です

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

たぶん、ネットで見かけて。

酔った。酔わされた。
昔から車酔いにも酒酔いにも弱かったが、
この本の陶酔感と浮遊感はなんだろうか。

踏みしめている大地が、いや世界が揺り動かされたからなのか、
飛び散る血しぶきの匂いにむせたからのか、
入れ子になっている生と死を、駆け抜ける速さに振り回されたからなのか。

「魔法」やファンタジーに対する考え方だけでなく、
人生観といっても大げさではない観念を大きく揺さぶられたから、
ということなのかもしれない。
いや、もっと感情的な、驚嘆と畏怖の混じり合った何か。
あまりの衝撃に言葉にならない。

かつて子供の頃、「指輪物語」をはじめて読んだ時は、
その世界観に圧倒されながらも、それは受け入れるものだった。
時を経て、幾多の物語を読みながらも、
これほどに酔うことができて、しびれるほど幸せだ。

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2022年01月31日

Posted by ブクログ

文庫刊行当初より、このやや妖しげで蠱惑的なタイトルに惹かれ、ずっと読みたいと思いつつ数年、やっと読むことができました。

エズキウムの地で、右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠と三つの品をもって生まれてきたカリュドウは、産婆をつとめた女魔道師エイリャに引き取られ、育てられました。
十二歳のある日、カリュドウの目の前でエズキウムの支配者にして魔道師長アンジストにエイリャが惨殺されます。
カリュドウは隣国パドゥキアに逃れ、復讐の決意を胸に魔導師の修行に励みますが、取り返しのつかない失敗を経た後に、「夜の写本師」を志すこととなります。

育ての親の復讐譚かと思えた物語は、一千年にも及ぶ、そして三つの石にまつわる3人の女魔道師が関連する、壮大な魔法と復讐の物語へと展開していきます。

魔道師同士の戦いの描写は残酷で血腥く、目を背けたくなる描写も多々あり、全編を通して流れるダークな雰囲気にも慄かされます。
ただ、それにも増して、カリュドウ自身とその復讐の行く先が気になって、夢中になって読ませられてしまいました。

ラストに出てきた少女は、そんな物語の中での、期待と希望の象徴ということになるのかなぁ?
素直に続いていく話とは思えないけど、「オーリエラントの魔道師」シリーズ、続けて読んでみたいと思わされました。

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2021年05月09日

ネタバレ 購入済み

『オーリエラントの魔道師たち』を読んでて、イスルイールってどんな人だっけと思い、再読。
テイクオク、プアダンの呪法、それに指なしカッシまで出てきて、思わず声を上げそうになる。最初に読んだときには気にも止めてなかったことが、ちゃんと別の物語の中でも活きてて、それを踏まえて読むのも面白い。

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2021年01月23日

Posted by ブクログ

日本におけるファンタジーの金字塔とも言える作品と聞いて読んでみました。
面白い。一冊にまとめてるから少し早い展開のように感じますが、グイグイ引き込まれます。
今、ラノベや漫画などで使われてるファンタジー要素も既にあるし、多くの人に影響を与えてきた作品なんでしょうね。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

表紙がヤマザキさんのイラストだったから◎
あたしの中学の旧友に似まくりでした
カリュギラとおもう人物が素敵な魔法を使って、ペンや紙やインクを作ってた
ストーリーは復讐じゃないですよ
#冒険

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

魔術飛び交うハイファンタジー小説。
様々な国で体系だてられた多くの魔術が出てくるが、どれも個性的で世界観を追い求めていくうちに読み終わっていた。
主人公の設定が少し珍しくて先が気になる作品だった。

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

つまり、夜の写本師は技術さえあれば誰でもなれるのだろうか
同じ世界観で何冊も出てるのだとして、他の話にも写本師出てくるのかな…
この本は、まあ良かったけど、他の本を読みたいとは思えてこない
語り口?文体?があっさりしていて、これでファンタジーが書き切れているのは感心した。

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2024年08月03日

Posted by ブクログ

いつの間にやらこの世界観に没入してしまっていた。徐々に引き込まれていった。ずっと読んでいたいような感じがした。終わってしまったのが寂しかった。魔法の種類や仕組みなどもおもしろかった。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

ファンタジーらしいファンタジーでとても満足。
明るい話ではないし、人格者みたいな人もいないけど、
世界に浸れる。
話の展開はややわかりづらい部分もあったけどそれもファンタジーとして楽しめた。

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔術師アンジストに育ての親エイリャと村の幼馴染フィンを殺された主人公カリュドウが「夜の写本師」になり復讐を果たすファンタジー。

カリュドウが写本師になるまでの出会いと別れが辛かった。とりわけ魔術師として修行していたときの。結構インパクト強くて、人の闇、自分の闇との付き合い方。覚悟。

後半は「月の本」。千年もの因縁、3人の魔女の話は、ずっとクライマックスなので息を呑む展開。魔術師アンジストの若き日の話もあり、最終的に救済へ。カリュドウを見守っている魔導師ケルシュがいい。続き読みたい。

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2021年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 予想以上に壮大なファンタジーでした。読み終えた時には最近味わったことのない重厚な感じで心が一杯に。

 物語の面白さだけなら星5つですが、少しわかりにくい描写が何箇所かあったので(カリュドウが闇に染まった時の見た目の変化とか)、星4つにしました。

 魔道師に対抗するために、魔道師になるのではなく、魔法を操る「夜の写本師」となる、というのが面白い着想。綺麗な飾り文字で書かれた書物に魔法が宿っているという設定は魅力的です。

 カリュドウは夜の写本師としてアンジストと戦ったけど、その後は魔道師になったようですね。

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2021年03月29日

Posted by ブクログ

王道のファンタジー。
清濁合わせのみながら、ファンタジーらしく勧善懲悪を推し進める。最後に過去の話で救いが見つかり大団円へ。
続けて読む気配濃厚なシリーズファンタジー。

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2019年08月29日

Posted by ブクログ

魔法も面白いが写本という仕事に面白味を感じた。よく考えたら、昔はコピー機なんてないんだなと初めて思った。写本を魔法に繋げる発送に作者の本好きなところが出てるのかなと思った。

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2019年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても好きな世界観。
呪術や写本の道具も魅力的。
カリュドウが、最初から闇に染まっている、という設定もいい。
残念なのは、カリュドウの人となりがいまいち掴めなかったこと…フィンとの思い出がひとつくらい出てきてもいいのでは?とか、仲間が最後に、お前ひとりで背負うな!って協力するんだけど、いつのまにそんな関係築けてたの?とか。
終わり方はとてもよかった。

地の文がちょっと読みづらいと思ったけど、それについては解説で井辻さんが書いていた。
「ファンタジーにおいて、語り手が魔法のない世界に身を置いて語るのはNGである。語られている世界とひとつでなければならない。このテクスト自体が閉じた魔法書である。」というような内容で、そこまで考えられていたのかと納得。閉じた魔法書って、素敵だなあ。

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2019年04月06日

Posted by ブクログ

復讐モノかぁ...苦手だなぁ...
と思ったのに買ってしまった本。笑

登場人物の思考や信念の深さがとてもリアルで、読むのが大変だと思うのに読み進めている自分がいた。
とっても不思議な体験!
ファンタジーが好きで小学生の頃から分厚いハードカバーの本を読み漁ってた私だけど、とても新鮮な物語だなぁと思った。

魔法モノ王道ファンタジーに飽きてきたなぁと思う人におすすめしたい♪

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2019年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔術と魔術師と魔術書を巡るファンタジー。

「右手に月石。
左手に黒曜石。
口のなかに真珠。
カリュドウは三つの品をもって生まれてきた。」

淡々と綴られる文体ながら、魅力的な書き出しとそれに続く緻密な物語構成が心地良い。
ただ、登場人物の心情が変化する描写、また登場人物同士のいだき合う心情が変化する描写が、あっさりしすぎているように感じられる場面があったのは少し残念。

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2018年12月06日

Posted by ブクログ

心の闇の部分をも請け負う魔道士たち。そうした者たちの中で繰り広げられる復讐劇。
「月の書」「三人の魔女」
幾千の年を超えても続く野望と呪い。

海に飲み込まれるシーンなどは詩的な感じがした。イメージが広がる。
激しい描写もあるにもかかわらず、それほどおどろおどろしくは感じなかった。
陰陽の陰の方のファンタジー。

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2017年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は精緻な表紙に惹かれたジャケ買い。
何処か懐かしさがあるけれど、こういうファンタジー世界好きだわ~。
他の本も読んでみよう。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

ファンタジーらしい壮大さと繊細な世界観のファンタジー。魔術に対峙する「言葉」としての写本、羊皮紙に記された呪術。全ての言葉と世界観が素晴らしいんだけど次々に新しい名前と魔術と国の固有名詞の波にたたみかけられてちょっとよく分からなくなってしまった。

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何度も生まれ変わる主人公の復讐の物語です。
残酷な描写は多めですが、文体が落ち着いていて世界観も静かな雰囲気なので、スラスラ読めます。
最後には希望があり、ハッピーエンドだと感じました。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

女対男の構図。もっというと野心の男対取り戻したい女。どっちの闇も飲み下す話だった。
繋がってるみたいなので自作に期待

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

魔法を扱う魔道師と魔力を持つ本を作る写本師がいる世界での復讐劇の話。まず小説の世界観が好きですぐ入り込んだ、闇に入り込んだみたいな暗さが良い。読んでる最中何回息を呑んだやろと思うくらい都度都度話の行方が気になりすぎた。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

表紙とタイトルがええんでゲット!

何か久々やなぁ〜現実の世界以外を舞台にした話読むのは。
ここは、魔法が繁栄している世界。
ええ感じの世界や!
魔法使いやなく、魔道師だ響きが良いな。

その魔道師に師匠を殺されて…
魔道師としてではなく、夜の写本師として、復讐を果たそうとする。
転生を繰り返し、長い時間を経て、クライマックスへ。
魔道師vs写本師の闘いは、ハラハラして面白かった!

壮大な話やったけど…
けど…近場で首飛んで、血がドバドバの方が性に合ってるかもしれん…(−_−;)

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2021年12月13日

Posted by ブクログ

あーファンタジー読めなくなっちゃったな~
想像力がなくなったのか、イメージが湧いてこなくて。
ところどころ面白かったけど、読むのが大変だったという印象。
シリーズものなので、もう少し他のも読んでみようとは思う。

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2018年07月06日

Posted by ブクログ

多彩な人間模様が魅力。“生まれ変わり”のロマンとどんな人間にも闇と救いがある緻密なファンタジーの著者の世界は、日々の現実に縮こまった気持ちを一気に開放してくれる。
対抗する度に敗北してしまう展開と見え隠れする複雑な女心にやきもきしたが、男同士の終盤の決戦は落ち着いて読めた。シルヴァインの真っ直ぐな愛に彼が救われて、あのラストになったと信じたい。

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2022年07月23日

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