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若者の夢が世界を動かす時代は終ったのか。月ロケット成功の熱気渦巻く新宿を舞台に、現代の青春の運命を鮮かに描く四部作完結編。
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Posted by ブクログ
20年以上前の高校3年生の時に、それまで運動部で 本などろくに読んでいなかった僕に友人が 「赤ずきんちゃんー」を貸してくれて一気に4部作を 読みました。その後の僕の人生観に影響を与えて くれたし、4部作のなかでも青髭が一番好きです。 当時は、庄司薫を読んでいる人はそれなりにいたけど、 最近はほとん...続きを読むどいないのが残念。 是非、若い人に(高校生くらいの人に)、 赤から順番に 読んで欲しいです。だまされたと思ってでも。
四部作で一番面白い。他人を見ているつもりで他人に見られている、という構図が秀逸。普段暴れ回る小林や由美が、主人公の故郷みたいな優しい印象になっている所も好きです。
なるほど、青髭とは・・・なのか。時代の急激な変化、若者の革命、今の時代に通ずることもあって、この頃から大きく変わり始めたような気がする。複雑化する社会、それを単純に考えようと思ってるけど、単純にしてる間により複雑化していき、より混沌としていく。そんな気にさせられる作品。庄司薫4部作の最終。もっと続き...続きを読むが読みたいなぁ
中学生くらいの時に、家にあった母の本をさらさらっと斜め読みしたのが、薫くんとの出会い。 久々に会った薫くんは、変な格好で本屋に向かっていた。何してん。そこから当時の若者たちの最先端(!?)な濁流に呑み込まれていく。 今の政治的無関心とか、まぁそこそこ自分が楽しければいいや、とは違う。若い人たちが...続きを読む何かできる!とがむしゃらになって夢を追い、敗れ…日本変わったな!平熱が低い私には、たまにはこういう暑苦しいのが必要か。 ライトノベルはこんな感じで始まったのかなぁ。薫くん独特の言い回しやこだわりがくどいけど、憎めない1冊だ。
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