無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2017年08月15日
北森鴻の中で一番好きな作品です。
題材になった藤田組の偽札偽造疑惑なんて歴史があることも知りませんでしたが、維新の有名人も裏で糸引いているしで、けっこう大きな疑獄事件みたいです。
北森さんは山口出身なので、この長州出身の財界の豪傑特別な思い入れがあったんじゃないしょうか。
偽札を偽造する...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月02日
作者としては珍しい本格時代長篇。やっぱり上手いじゃん。 藤田組贋札事件は「警視庁草紙」にも出てきたエピソードだが、 藤田伝三郎自身はそんな魅力的な人物ではない。 しかし、そこに宇三郎という魅力的な人物を 狂言回しとして配したことにとてもセンスを感じる(山本周五郎の「さぶ」を思い出した。そして「山風が...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月05日
歴史小説・時代小説が好きな人にはおススメ!
幕末から明治という動乱の時代に生きた商人とその幼馴染の交流と離別、そして裏切りなどを描いた人間ドラマが中軸となるのだが、そこに政治的な皺苦などが絡まり、複雑な展開を繰り広げるのだが、北森鴻はやっぱり話を書くのが巧い! 登場人物たちの愛嬌ある性格が、物語を活...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月15日
≪内容覚書≫
贋札事件の容疑で逮捕された藤田傳三郎。
身に覚えのない傳三郎だったが、
贋札に「蜻蛉」が印刷されていると聞き、黙秘を貫く。
果たして、「蜻蛉」に、どんな物語が、秘められているのか。
≪感想≫
読み応えのある歴史小説だった。
藤田傳三郎や贋札事件については一切知らなかったが、
十分に...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月21日
「暁英 贋説・鹿鳴館」にて絶賛されていたので再読してみる。
幕末から明治にかけての傳三郎と宇三郎という2人の男を中心に光と影を描いた……だそうなんだけども、いまいち物語の筋が弱い。そもそもある程度その時代の歴史を知らないと、とっつきにくくすら感じてしまうかもしれないと思った。
宇三郎は、よ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。