凄まじい憎悪と彼らはいかに闘ってきたのか――。ここ20年、サッカーの本場ヨーロッパでは、どのような人種差別事件が起きていたのか。サッカーは差別といかに闘ってきたのか。差別を受けた選手の足跡、差別と闘う団体の活動などを追いかけ、スタジアムと私たちの社会から差別をなくすためにはどうすればいいのかを考える1冊。
Posted by ブクログ 2021年10月02日
サッカー界に今も蔓延るレイシズムの問題をとりあえげた本だけど、著者もそして取り上げられてる選手権も言及してるけど、これは社会の問題で、社会で普通に起こってるから今もサッカー界でもなくならないという図式。正直言って自分は体感としてそれを経験したことがないから実感として語れないんだけど(とはいえ日本サッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月29日
「サッカーと人種差別」
サッカーの裏の世界。
サッカーと人種差別は切っても切れない関係にある。バロテッリがどれだけカッコいいゴールを決めても、アウベスが見事なアシストをしても、観客の中には、彼らの血を馬鹿にしたチャントを歌ったり、バナナを投げたりする。
サッカーは、昔より沢山のスターが誕...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月30日
最近日本でも、サッカーにおける人種差別的な行為がニュースになっている。人種差別を問題視して声を上げる人が増えれば増えるほど、馬鹿げた行動も増えている気がしてならない。スポーツの力を無邪気に肯定することは難しいけれど、それでも行動は無駄にはならないと信じたい。無知から生まれる差別を防ぐためにも、まずは...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月30日
差別に対する自分の認識の低さを実感するような内容でした。
自分は日本の田舎で育ち、外国人が身近でない環境でずっと生活してきたこともあり「 Black Lives Matter」などに対してもあまり興味を持つことがありませんでした。
最近ではF2のユーリヴィップスが差別的な発言でレッドブル育成プロ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月22日
2014年3月8日の浦和−鳥栖戦で埼玉スタジアムに「JAPANESE ONLY」の横断幕が掲げられたことは記憶に新しい。この問題の処分としてJリーグ初の無観客試合が行われた。著者はこの本で、ここ20年くらいの間に起きたサッカーにまつわる差別と差別に対する闘いを紹介している。なぜ20年かと言えば、19...続きを読む