国内ミステリー - KADOKAWAの検索結果

  • ダリの繭
    3.8
    幻想を愛し、奇行で知られたシュールレアリスムの巨人―サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けたこの天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が……!? 事件解決に立ち上がった推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なメッセージに挑む! ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。
  • シリウスの反証
    4.3
    冤罪被害者の救済活動に取り組む有志の団体「チーム・ゼロ」。ある日、彼らのもとに「助けてくれ。俺はむじつだ」と書かれた手紙が届く。それは、一家4人殺害事件の犯人とされ、30年近く収容されている死刑囚からのものだった。事件を調べ直すため、郡上市の現場へ足を運ぶ若手弁護士・藤嶋は、次第に科学捜査の恐るべき罠に気付いてゆく。だが再審への希望が見えた矢先、予想外の事件が起きてしまい――。緊迫の社会派ミステリ。
  • 漆黒の王子
    3.9
    歓楽街の下にあるという暗渠(石造りの下水道跡)。そこには、〈王子〉〈時計師〉〈ブラシ職人〉〈楽器職人〉〈画家〉〈墓堀り〉〈坑夫〉と中世オランダの職業名を持つ七人の浮浪者が住み着いていた。ある日、怪我をした〈わたし〉は〈王子〉に助けられ、彼らの世界へと連れて来られたが――。眠ったまま死に至る奇妙な連続殺人事件。ふたつの世界で謎が交錯する超本格ミステリ!! 横溝正史ミステリ大賞受賞後の第一作。
  • 私立探偵・麻生龍太郎
    3.5
    警察を辞めた麻生龍太郎は、私立探偵として新たな道を歩み始めた。だが、彼の元には切実な依頼と事件が舞いこんでくる……名作『聖なる黒夜』の“その後”を描いた、心揺さぶる連作ミステリ!
  • 狩人の悪夢
    3.6
    「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。 臨床犯罪学者・火村英生と、相棒のミステリ作家、アリスが、 悪夢のような事件の謎を解き明かす! 人気ホラー小説家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、 京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問することに。 そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。 しかしアリスがその部屋に泊まった翌日、 白布施のアシスタントが住んでいた「獏ハウス」と呼ばれる家で、 右手首のない女性の死体が発見されて……。
  • 警視庁地下割烹
    3.5
    警視庁捜査一課に所属する花菱朝彦は、捜査で失敗を重ね、異動を命じられた。だが、異動先は朝彦の想像を遥かにこえた部署だった──「割烹課」という部署が警視庁の地下4階にあるというが……。
  • 魔神館事件 夏と少女とサツリク風景
    3.5
    覚えのない女性からの電話により、「魔神館」と呼ばれる洋館の落成パーティに参加することになった高校生・白鷹黒彦。果たしてそこは、12星座に見立てた石像と、妙な配置の部屋がひしめく妖しげな洋館だった。そんな館での夜、不可解な殺人事件が発生。嵐で孤立する中、その後もありえない状況で次々と人が殺されていく……犯人は参加者か、それとも館に佇む魔神像の仕業か!? 黒彦と世界最高の知性・犬神清秀の推理が始まる!
  • Cの福音
    3.5
    商社マンの長男としてロンドンで生まれ、フィラデルフィアで天涯孤独になった朝倉恭介。彼が作り上げたのは、コンピュータを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。著者の記念碑的デビュー作。
  • 緑の家の女
    4.3
    ある女の調査を頼まれた岡坂神策。周辺を探っている最中、女の部屋で不可解な飛び降り事故が! 逢坂剛の大人のサスペンス。「岡坂神策」シリーズ短編集(『ハポン追跡』)が改題され、装い新たに登場! ※本書は一九九五年十月、講談社文庫より刊行された『ハポン追跡』を改題、修正したものが底本です。
  • リーガル・ピース! その和解、請け負います
    3.8
    1~2巻880~946円 (税込)
    裁判せずにあなたのトラブル、解決します――。 上司の収賄疑惑が原因で退職に追い込まれた明日花は、“和解の達人”と呼ばれる弁護士・津原と出会う。終始薄い笑みを絶やさず掴みどころのない彼の周りには、一流の専門知識を持ちつつもクセが強すぎる仲間が集まっていた。賄賂の真相を知るため津原に依頼した明日花だが、個性的な仲間も巻き込み事件は思わぬ展開に……。 「それってどっちが正しいの?」「世の中、白か黒かじゃない。グレーな答えが人を幸せにすることもある」。最強チームが織りなす、新感覚のリーガル・エンターテインメント開幕!
  • 臨床真理
    3.6
    臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
  • 神様の裏の顔
    3.8
    神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。
  • 宝を探す女
    4.3
    岡坂神策は、ある晩ひったくりにあった女を助ける。が、なぜかその女は、東京御茶ノ水に埋まっているという幕末埋蔵金探しを持ちかけてきて(表題作)。失踪した男の近所で起こった殺人事件の真相。ある女子中学生が転落死した事故の謎。人気女優から依頼された、恋人の尾行調査の結末。「カティンの森事件」に埋もれた闇など、ハードボイルドの巨匠逢坂剛が描く5つの大人のサスペンス。「岡坂神策」シリーズ短編集。(『カプグラの悪夢』改題) 解説:千街晶之 ※本書は二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『カプグラの悪夢』を改題、修正したものが底本です。
  • 鍵のかかった部屋
    3.7
    元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!? 防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾!
  • 狐火の家
    3.5
    長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが……(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾!
  • 正義の申し子
    4.0
    現実では引きこもりながら正義のユーチューバー“ジョン”として活躍する青年・純。悪徳請求業者に電話をかけ、相手をおちょくったところ大好評。キャラの濃い関西弁男を懲らしめた動画は爆発的に再生数を伸ばす。味をしめたジョンは、男とリアルに会って対決し、それも配信しようと画策する。一方、請求業者の鉄平もジョンを捕まえようと動き始めた。2人が顔を合わせた時、半グレや女子高生をも巻き込む大事件に発展する!
  • 万能鑑定士Qの探偵譚
    4.0
    『わたしは横領着服などしていません……』無実を主張し、波照間島から去った謎の女性。樫栗芽依と名乗った彼女は、未使用の偽札を残して姿を消した。 鑑定家に徹しきれない自分を恐れ、事件に関わることを避ける凜田莉子。だが、小笠原悠斗には島からの撤退命令が出ていた……。悠斗への想いと自らの道を確かめるため、莉子は再び「万能鑑定士Q」として、羽ばたけるのか? ヒロイン・コージーミステリの原点、最高傑作!
  • 文庫版 厭な小説
    3.8
    厭なのに、ページを捲らずにはいられない―― 「厭で厭で厭で堪らなくって、それでみんな逃げ出したんだ。会社から、人生から、日常から、人間から――」 職場と家庭の人間関係に苦悩する私の家に現れた、巨大な顔に山羊のような瞳を持つ子供らしきもの。 永遠の幸福をくれるというホテルで、安全な殺人を行うこととなったホームレスの男。 何故か僕が厭だと思うことだけを繰り返す、異常な彼女――。 あなたに擦り寄る戦慄と驚愕。世にも奇怪な、7つの物語。 解説・平山夢明 「京極夏彦が都会と現代を部品にして組み立てた妖怪譚なのではないか」
  • コロッサスの鉤爪
    3.7
    ――海に現れた「壁のない密室」―― 何者かに海中深くに引きずり込まれた元ダイバー。 無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。 現場はソナーで監視され、誰も近づけないはずの“音の密室”。 事件の調査依頼を引き受けた、防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、 大海原に隠された謎に挑む! (「コロッサスの鉤爪」)。 表題作ほか計2編収録。『ミステリークロック』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。 本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」の2篇を分冊して文庫化したものです。 他の「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」は、同時に発売された文庫『ミステリークロック』に収録されています。
  • フシギ
    3.9
    「三人目の女が、先生のところに現れませんように」。死んだはずの人からの不思議なメール、それが全ての始まりだった。連続する不審死、壊れていく日常……イヤミスの女王が放つ、二度読み必至の衝撃作!!
  • 狐火の辻
    3.8
    土砂降りの雨の夜、湯河原の町で起きた轢き逃げ事件。数年後、またも温泉街で生じた交通事故。どちらも犯人逮捕に至らないまま、再び起きた郊外の交通事故では、なぜか被害者が跡形もなく消えてしまった。連続する事故に興味を抱いた刑事の楢津木は、やがて街中で次々に起こる奇妙な出来事や怪談にも繋がりを見出すが捜査は難航。彼はIQ208の天才棋士、牧場智久の力を借り真相解明に乗り出す。本格ミステリ大賞受賞作、『涙香迷宮』の流れを汲む迷宮的サスペンス・ミステリ。
  • 野性の証明
    3.7
    山村で起こった大量殺人事件の三日後、集落唯一の生存者の少女が発見された。少女は両親を目前で殺されたショックで“青い服を着た男の人”以外の記憶を失っていたが、事件はやがて意外な様相を見せ!?
  • 犯罪の回送
    4.0
    北海道の北浦市長春田は陳情上京中に失踪、数日後に武蔵野の林で絞殺体となって発見される。捜査陣は、政敵早川議員に疑いを向けるが、直後早川の溺死体が地元の沖合いに浮かび、事件は予想外の展開をみせる。地域開発としての埋立計画を契機に、それぞれの愛憎が北海道―東京間を行き交う、スリリングな傑作長編ミステリー。1991年に改稿に着手、執拗なまでに推敲し完成させた著者最後の推理作品。
  • 季節はうつる、メリーゴーランドのように
    4.0
    夏樹と冬子は、高校時代、男女だけれど「親友」だった。 お互い、日常の謎を解くことを趣味として、一緒に居て誰よりも心地良い存在だったあの頃。 やがて社会人となった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。 町を散策しながら、昔と同じく、冬子と日常の謎ときを楽しむ夏樹だが、 夏樹には心に秘めた想いがあった。 冬子への恋心。もう、ごまかせない。 けれど冬子はなかなか、夏樹の想いを伝えるチャンスをくれなくて……。 もどかしくも、季節はうつる。夏樹の焦り、冬子の戸惑いをのせて。 そして……。 それは、最高で最低の片想い……。 優しく穏やかなな日常の謎ときから一転、驚愕のエンディングに、誰もがきっと目を瞠る。 青春ミステリの名手、岡崎琢磨が送る、究極の青春恋愛ミステリ。
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
    3.8
    自身の身代わりとなった親友・セリヌンティウスを救うため、3日で故郷と首都を往復しなければならないメロス。しかし妹の婚礼前夜、新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けられない羊小屋。密室殺人である。早く首都へ戻りたいメロスは、急ぎこの事件を解決することに!? その後も道のりに立ちふさがる山賊の死体や、荒れ狂う川の溺死体。そして首都で待ち受ける、衝撃の真実とは? 二度読み必至の傑作ミステリ!
  • 知能犯
    4.3
    西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。現行犯逮捕された犯人は連行中のパトカー内で急死した。船橋署の香山刑事らは衝動的な犯行と見て裏付け捜査を進めていたが、酒が飲めないはずの犯人の事件直前の飲酒や凶器の出所、犯行現場への移動時間のずれなど、不可解な点が次々と明らかになる。さらに事件の半年ほど前、犯人に急接近した謎の男がいたようで……。 事件の裏に隠された悪意に香山が執念で挑む、戦慄のヒューマンミステリ!
  • 鄙の記憶
    3.5
    静岡の寸又峡で「面白い人に会った」という言葉を残して、テレビ局の記者が死亡。さらに、事件を追っていた新聞記者が失踪した。浅見はふたつの事件に隠された深き恩讐と対峙する! 本格推理長編。
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ
    3.5
    発見された遺体の横には、謎の赤い文字が書かれていた――。「蟲」「品」の文字を解読すべく、所轄の巡査部長・鳴海理沙と捜査一課の国木田が奔走。文書解読班設立前の警視庁を舞台に、理沙の推理が冴える!
  • チョウセンアサガオの咲く夏
    3.4
    米崎地検の検事・佐方貞人の事務官をつとめる増田陽二。高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会した増田は、同じく同級生の木戸とその夜旧交を温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったという伊達には、ある秘密があった……。(「ヒーロー」) 〈佐方貞人〉シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集。
  • 私の頭が正常であったなら
    4.1
    最近部屋で、おかしなものを見るようになった夫婦。妻は彼らの視界に入り込むそれを「幽霊ではないか」と考え、考察し始める。なぜ自分たちなのか、幽霊はどこにとりついているのか、理系の妻とともに謎を追い始めた主人公は、思わぬ真相に辿りつく。その真相は、おそろしく哀しい反面、子どもを失って日が浅い彼らにとって救いをもたらすものだった――「世界で一番、みじかい小説」。その他、表題作の「私の頭が正常であったなら」や、「トランシーバー」「首なし鶏、夜をゆく」「酩酊SF」など全8篇。それぞれ何かを失った主人公たちが、この世ならざるものとの出会いや交流を通じて、日常から少しずつずれていく……。そのままこちらに帰ってこられなくなる者や、新たな日常に幸せを感じる者、哀しみを受け止め乗り越えていく者など、彼らの視点を通じて様々な悲哀が描かれる、おそろしくも美しい”喪失”の物語。【解説:宮部みゆき】
  • 冬の保安官 新装版
    3.2
    シーズンオフの別荘地。見回り中の保安管理人は、無人のはずの別荘で、少女に銃口を突きつけられた。恋人を待っているという少女と、自らの過去を思い出しながら交流するのも束の間、彼女を追う男達が現われる(表題作)。誘拐事件の“メッセンジャー”を務めることになった「私」は、新宿で、背が高く、独特な目をした刑事に声をかけられ……。大沢作品の人気役者達が共演を果たす「再会の街角」を含む全9篇、極上の短編集。
  • 文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦
    4.2
    殺人探偵の異名をとる綾辻行人は、その危険な異能のために異能特務課の新人エージェント・辻村深月の監視を受ける身だ。 綾辻はある殺人事件の解決を依頼されるが、その裏では宿敵・京極夏彦が糸を引いていて……!? 「文庫版のためのあとがき」を書き下ろし。
  • 悪いものが、来ませんように
    3.6
    自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!
  • トライアングル
    3.6
    郷田亮二は駆け出しの刑事。小学生の頃に同級生・佐智絵が殺され、その事件が時効を迎えたのをきっかけに、刑事の道を歩む決意をした。しかし二十年の時を経て、死んだはずの佐智絵が亮二の前に現れて……。
  • トーキョー・プリズン
    3.5
    戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪ねた私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は、恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失していた。フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死の事件の謎を追ってゆく。戦争の暗部を抉る傑作長編ミステリー。
  • 探偵の探偵 桐嶋颯太の鍵
    4.1
    女子大生の璃香はアルバイト先であるガールズバーの太客から執拗なつきまとい行為を受けていた。相手の弱みを握るため探偵を雇うが、向こうも探偵を雇っており予期せぬ反撃に遭う。一縷の望みを託し、救いを求めたのは中堅調査会社「スマ・リサーチ」の対探偵課に所属する桐嶋颯太だった。桐嶋の活躍で事態は収まった――かと思われたが、一転して大きな悲劇が訪れる……。人気シリーズの帰還にして新たな物語、開幕!
  • BAT 吸血鬼探偵オリバー・サンシャイン

    BAT

    -
     NYの高校に通う心優しいナード少年オリバー。ある日不可解な事件に巻き込まれ母親が重症。自身は奇跡的に回復したが、体の様子がおかしい。やがて訪れた教会で、オリバーは自分が吸血鬼になってしまったのだと告げられる――。  戸惑いながらも、母親を救う手立てを求めたオリバーは、怪しげな私立探偵ヤンに預けられる。だがヤンは、暴力折檻も厭わない吸血鬼専門の事件解決請負人だった! 半人前の吸血鬼として躾けを受け、時には命の危険を感じながらも、オリバーはヤンと共に怪物絡みの事件を追うことになり……?
  • 万能鑑定士Qの謎解き
    4.1
    幾多の人の死なないミステリに挑んできた凜田莉子。彼女が直面した最大の謎は大陸からの複製品の山だった。しかもその製造元、首謀者は不明― 仏像、陶器、絵画にまつわる新たな不可解を莉子は解明できるか
  • 警視庁文書捜査官
    3.6
    警視庁捜査第一課文書解読班──文章心理学を学び、文書の内容から記述者の生まれや性格などを推理する技術が認められて抜擢された鳴海理沙警部補が、右手首が切断された不可解な殺人事件に挑む。 ※本作品は 2017年1月24日まで販売しておりました単行本電子版『警視庁文書捜査官』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人
    4.2
    死ぬ権利を与えてくれ――。安らかな死をもたらす白衣の訪問者は、聖人か、悪魔か。警視庁VS闇の医師、極限の頭脳戦が幕を開ける。安楽死の闇と向き合った警察医療ミステリ!
  • 高校入試
    3.8
    悪意は拡散する――。衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! この作品を書けたことで、小説家として次のステージに一歩進むことができました。 ――湊かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。迎えた入試当日。試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!
  • イレブン殺人事件
    2.5
    二十五歳になる中西は、官庁に勤めている平凡な独身男だ。彼の唯一の趣味は、ひとり旅だ。今回は京都に行くのに、奮発してグリーン車にしたところ、隣に二十七、八歳の素晴らしい美人が座った。うまくいく時はうまくいくもので、京都駅に降りる頃には、二人はすっかり恋人気分だった。だが、二人で泊ったホテルで思わぬ出来事が……。「危険な道づれ」他、嫉妬深い女のたくらみ、平凡な男の変身願望、突然声の出なくなった女性歌手などを描いた、切れ味鋭い華麗な十一のサスペンス。
  • ビストロ三軒亭の謎めく晩餐
    3.5
    三軒茶屋にある小さなビストロ。来る人の望みを叶える魔法のような店。料理は本格派、サービスは規格外。どんな事情の客も大歓迎。――ここ『ビストロ三軒亭』には、お決まりのメニューが存在しない。好みや希望をギャルソンに伝えると、名探偵ポアロ好きな若きオーナーシェフ・伊勢優也が、その人だけのオリジナルコースを作ってくれる、オーダーメイドのレストランなのだ。ひと月ほど前までセミプロの舞台役者だった神坂隆一は、姉の紹介でこの店のギャルソンとして働くことに。個性豊かな先輩ギャルソンたちに気後れしつつも、初めて挑んだ接客。だが、担当した女性客が、いろいろな謎を秘めた奇妙な人物であることを、隆一はまだ知らずにいた……。美味しい料理と謎に満ちた、癒しのグルメミステリー。 1~アントルコート~ 奇妙な客の荷物と残した料理から、シェフが謎の真相に迫る。 2~ダンドォーマロン~ スペシャルな七面鳥の栗詰めで、店内で起きた事件を解決! 3~ラクレット~ チーズたっぷりの試食会にやって来たのは、なんと3人の魔女? 4~キッシュ・ロレーヌ~ シェフがなぜか作れない料理、キッシュに隠された秘密とは。
  • アムネジア
    4.4
    「すべてを覚えている」理絵はそういった。 でも、僕たちはすべてを覚えていることなどできない。 すべては消えていく、墜ちていく── 僕が巻き込まれた、数千億もの金が動くという闇金融の世界。その暗がりから朧に立ち現れてくる、チョコレート・ケーキ、かみのけ座、殺人、奇妙な機械……触れてはいけないものによって優しく、そして残酷に侵食されていく現実の中で、僕がついに見出す“本当の物語”とは?鬼才・稲生平太郎が放つ究極の幻想ミステリ。
  • 七色の毒 刑事犬養隼人
    4.1
    中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」) 人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編! ※本書は二〇一三年七月に小社より刊行された単行本『七色の毒』を改題し文庫化したものが底本です。
  • ワイドビュー南紀殺人事件
    4.0
    十津川警部の部下・三田村警部は、恋人の久美との結婚に踏み切れずにいた。久美の父親が殺人事件で服役中だからだ。複雑な思いを抱いて、彼女の故郷南紀へと旅する二人だが、偶然殺人事件に遭遇。駅の待合室で男が刺殺されたのだ。協力を要請された十津川らは、久美の観察と記憶を手がかりに、被害者の仲間とおぼしき二人を割り出す。だが、久美が謎の失踪を遂げてしまった。事件と彼女の間にどんな関係があるのか。広域殺人の壁に挑む十津川警部の苦悩と決断。
  • 雲仙・長崎殺意の旅
    1.5
    雲仙温泉の林の中で、行方不明になっていた泊り客と芸者の死体が発見された。その直後、長崎で豪雨による土砂崩れが発生し、押し流された土砂の中から、生き埋め死体とは別に、男の絞殺体が……。二つの事件の関連を鋭く指摘した十津川警部の推理から、二ヶ月前に東京の国立市で起きた現金強奪事件の犯人達の輪郭が浮かび上がってきた。仲間割れの果ての殺人か、口封じか? 周到に計画を巡らし、冷酷無惨に凶行を繰り返す犯人の真の狙いは何か――。長編トラベルミステリー。
  • ifの悲劇
    3.5
    北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。 ここから物語はふたつに分岐していく⇒ A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合 B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合 ……果たして加納の運命やいかに。 ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。
  • 冥談
    3.7
    庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路。
  • 幽談
    3.4
    怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊――。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではい、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」ほか、妖しく美しい、幽(かそけ)き8つの物語を収録。
  • 春信殺人事件
    3.5
    歌麿・清長とともに江戸の三大美人絵師として名高い鈴木春信。彼の希少な肉筆画が発見され、七億円で安本商事に落札された。だがその作品からは決定的な贋作の証拠が見つかり、再び葬り去られる。浮世絵専門の捜し屋、仙堂耿介はその「春信」と共に蒸発した男・遠藤を捜す依頼を受けた。彼を追ってNYに飛んだ耿介を待ち受けていたのは、あの美術探偵塔馬双太郎だった……! 「春信」に隠された驚愕の真相とは! 大胆な歴史推理が堪能できる本格浮世絵ミステリー。
  • 蒼ざめた告発
    2.0
    パーティの終わった夜、ただ一度、衝動的に夫の友人に身をまかせてしまった人妻、厚子。堅物の夫は疑いもしないように思えた。だが、その一年後、彼女の周囲につぎつぎと起きる殺人事件……。満たされぬ孤独な日々を送る厚子の心のなかに、夫への疑惑が次第に大きくふくれあがってきた――。揺れ動く女性の心理を、さまざまな愛のかたちで描いた傑作ミステリー集。
  • 暗鬼
    3.4
    親子四代、総勢9人という現代では珍しい大家族に嫁いだ法子。まだ他人の法子にとって、初めて知る大家族とは、暖かくお互いが理解し助け合う最高の絆であった。だが、ふとしたきっかけから、法子は家族の表面的な優しさの奥に潜む奇妙な人間関係、謎の多い行動に気付き、ひとり調査を始めた――。“本当の家族になりたい”と切に願う法子によって、次々と解き明かされてゆく真実の家族の姿とは……!?家の呪縛、血の絆まで描ききる本格サイコ・ミステリー。
  • 僕らの課外授業
    4.0
    中学3年生といえば、何にでも興味があり、何でもやりたいし、早く大人にもなりたい本当に難しい年頃だ。大和田倫子はその問題の中学3年生。厳格な家庭に育った彼女は、両親への反発から、酒に溺れ、男に夢中になり、あげくのはてオートバイで自殺した。だが一ヶ月後、東京駅に彼女の幽霊が……。自称“世が世ならお姫様”の容子と女性にはめっぽう甘い友也の中3コンビが、醜い大人達の悪事に挑戦状をたたきつけた!! ユーモア・ミステリーの傑作。他にオリジナル3作品収録。
  • 殺人暦
    5.0
    大新聞に掲載された5人の人々の死亡広告。大実業家、宝石王、有名女優等、いずれも今を時めく知名人。悪戯にしては余りに無気味な広告に、全員が実業家の 屋敷に集まった。実は彼らには重大な共通の秘密があった。それは莫大な利権を生む人造ダイヤの製法に関する機密で、15年前の忌まわしい事件に繋っていた のだ。そして今、部屋にある鏡にいつのまにか血のような真紅の紙が貼られ、そこには第一の殺人予告が! サスペンスに富む表題作をはじめ、傑作を網羅した 珠玉の推理短編集。?
  • 教室が、ひとりになるまで
    値引きあり
    4.0
    北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。
  • 警官の道
    3.8
    「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!
  • 亜愛一郎の転倒
    4.5
    集中豪雨がもたらした土砂崩れで、列車は駅と駅のド真中で完全にストップ。乗客たちは復旧を待つことにしたが、先を急ぐ三人の男たちは徒歩での山越えを決意した。またたく間に道に迷い途方にくれる一行。その時、幸いにも遠くに人家の灯がポツンと見えた。一夜の宿を借りたのはよかったが、これが災難の始まり。前の晩、たしかにあった家が、翌朝には跡形もなく消え失せていた。この地方の伝説通りの怪事件が勃発した! 名探偵亜愛一郎が活躍する傑作事件簿第二弾!
  • 愛こそすべて、と愚か者は言った
    3.8
    始まりは深夜の電話だった――。七年前に別れた久瀬の息子の慶太が誘拐された。犯人から身代金の運搬係に指定されたのは探偵の久瀬だった。現場に向かった久瀬は犯人側のトラブルに乗じて慶太を助けることに成功するが、事件の解決を待たずに別れた妻・恭子が失踪してしまう。久瀬は恭子の行方と事件の真相を追いながら、再会を果たした慶太との共同生活を始めるが…。『償いの椅子』の著者の恐るべきデビュー作!!
  • 哀愁時代
    4.2
    ある冬の夜、24歳の雨宮純江は同じ会社の中年男性に処女を捧げた。そして、彼女は別れた妻へ電話することを約束させて、地下鉄に消えた――。でも、何故? 純江はかつて楽しい大学生活を過ごしていた。友人の恋の橋渡しに手を尽くし、紹介された会社社長の御曹司とのデート……。だが父親の秘密をきっかけに、彼女の運命は暗転していく。若き女性にふと訪れた、悲しい恋の軌跡を描くラブ・サスペンス。
  • 愛情物語
    4.8
    赤ん坊の時捨てられ、気立てのいい仲道治子に育てられた美帆は、すくすく成長した。いま、16歳になった美帆は、鳴りやまぬ拍手の中にいた。カーテン・コールが何度もくり返された。天才バレリーナとしての輝かしい未来をつかんだのだ。このすばらしい青春をくれた“あの人”は、いま何処に。美帆の小さな冒険と大きな愛の旅が始まった――。人気最高潮の赤川次郎が放つ、青春ラブ・サスペンス。
  • 哀切の小海線
    3.0
    東京の府中刑務所から、一週間後に刑期満了で出所する筈だった受刑者が脱走。十津川警部は、男が逮捕されるにいたった7年前の事件を調べ直してみると、原発用地買収問題にぶちあたり……。
  • あいつらの末路
    3.8
    フリーライターの景子から送られてきた、『助けて』というメール。婚活サイトで出会った夫と、郊外のニュータウンで幸せに暮らしているはずだった彼女の身に一体何が? 作家の朝美は、音信不通の彼女のことを他人事と思えず、偶然出会った女子高生とともに、徐々に悲惨な“真実”へと近づいていく――。張り巡らされた伏線に、強烈なラストの一撃。読み始めたらとまらない、衝撃のホラーミステリー!
  • 愛と殺意の津軽三味線
    3.0
    東京都内で4件の連続殺人事件が発生。頭部を鈍器で割られたり、背中をナイフでめった刺しにされたりと陰惨な殺害方法であった。そして犯行時の現場からは、いずれも津軽三味線の調べが聞こえていたという。十津川警部は犯人の強い意志と主張を感じるが、被害者に共通点が見出せず捜査は難航する。十津川は唯一の手掛かり──「三味線の謎」を解くため、青森に向かう。津軽の地で十津川を待つ、驚愕の事実とは?
  • 愛と復讐の桃源郷
    -
    自殺の名所、青木ヶ原樹海。富士五湖のひとつ、西湖のほとりの旅館に遺書を残して男が消えた。それから一年、殺人事件が相次いで発生する。二転三転する十津川警部たちの推理の先には、驚くべき真相が!
  • 藍の夜明け
    3.2
    16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!
  • 喘ぎ泣く死美人
    3.8
    昭和3年、町はずれに住んでいた60歳過ぎの女性・片岡直が殺された。行きずりの強盗が犯人だろうと思われたが、事件の真相は直の恐ろしい過去に隠されていた――。そのほか当時の交友関係をベースにした「艶書御要心」「素敵なステッキの話」、外国を舞台とした「夜読むべからず」「喘ぎ泣く死美人」、また新たに単行本未収録作品「燈台岩の死体」「甲蟲の指輪」を加えた全18作品を掲載。
  • 青い外套を着た女
    -
    フランスから帰朝した無名の画家は、ポケットに入っていた奇妙な紙切れに気がついた。そこには「日比谷公園の入口で青い外套を着た女に会いたまえ」と書いてある。彼は、面白半分に日比谷公園へ行った。入口近くに真青なレインコートを着た美しい女が立っている。彼は、女に話しかけた瞬間から、とんでもない事件に巻き込まれてしまった……。表題作のほか、白い恋人/クリスマスの酒場/木乃伊の花嫁/花嫁富籤/仮面舞踏会/佝僂の樹/飾窓の中の姫君/覗機械倫敦綺譚を収録 カバーイラスト/杉本一文
  • 青い花は未来で眠る
    2.5
    私が生きていることに、意味はあるのかな。かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。 ※本書は二〇一四年十月に小社から刊行された単行本『11月のジュリエット』を、加筆・修正のうえ改題し、文庫化したものが底本です。
  • 蒼い瞳とニュアージュ 完全版
    3.8
    新宿で発生したキャバクラ火災事件の関係者の前に現れたのは、ブランドバッグを肩にかけ、お姉系のファッションに身を包んだ少女のような印象の美形の女性。彼女はくだけた口調でこう言った。わたしねー、一ノ瀬恵梨香、臨床心理士――。光と影をあわせ持つ異色の新ヒロインが、日本列島を震撼させる爆弾テロを阻止するために、残されたわずかな手がかりから謎を解き明かす! 知的興奮を誘うエンターテインメント!
  • 青の魔性
    5.0
    ひっそりと咲く高山植物のように気高く拒絶的な美貌を持つ少女・恭子。彼女を担任してから、私は完全にその魅力に取り憑かれてしまった……。陰気で孤高なところがある恭子は、派手好きなクラスの女生徒たちの反感を買い、たびたび悲惨な私刑(リンチ)を受けた。その恭子がある日、「先生、今度の遠足に行かないで!」と、私に執拗に懇願した。不審に思いながらも、結局遠足に付き添った私は、そこで恐ろしい事件に遭遇し……!?
  • 青森わが愛
    -
    警視庁捜査一課の日下は、刑事であることを明かさずに書道教室に通っていた。しかし十津川警部から電話が入ったことにより、職業がばれてしまう。すると、過剰な反応を先生が示して……表題作ほか4編収録。
  • 赤い雲伝説殺人事件
    3.0
    美保子の〈赤い雲〉の絵を買おうとした老人が殺され、絵が消えた! 莫大な利権をめぐって、平家落人の島で起こる連続殺人。絵に秘められた謎とは一体……? 名探偵浅見の名推理が冴える!
  • 赤い帆船
    3.0
    8月4日、内田洋一を乗せた「マーベリックI世号」は、11ヶ月間にわたる単独無寄港世界一周を終え、油壺に凱旋した。一人の無名の青年は、一躍、現代の英雄になった。一方、高校からの同級生、村上邦夫は、同じヨットマンとして、内田に先を越された嫉妬と羨望に苛まれていた。だがそれ以上に彼を打ちのめしたのは、恋人亜矢子が内田と結婚したことだった。それから2ヶ月後、内田が殺された。だが、真犯人と目された男は、時間と距離の鉄壁のアリバイに守られていた――。
  • 赤い渓谷 顔のない刑事・追跡行
    4.5
    警視庁捜査一課第二係は継続捜査係である。迷宮入り事件を粘り強く捜査する特捜刑事・香月功は、休暇で登った奥秩父・甲武信岳で、男女の死体を発見した。当初は豪雨下の遭難死と思われたが、香月は不審を抱き、単独捜査を開始した。やがて、死体発見現場を捜索中、精巧なニセ札を発見。香月は容疑者を捜し戦中にドイツから持ち込まれたザンメル印刷機を追うが…。警察小説の金字塔「顔のない刑事」シリーズ第3弾!
  • 赤いこうもり傘
    4.5
    T学園のヴァイオリニスト島中瞳は、好奇心が強く愛らしい18歳のお転婆娘。エリザベス女王来日記念演奏会のため、練習、練習の毎日だ。一方、共演する世界的楽団BBCの名器が12台も何者かに盗まれ、その身代金(?)が1億円! 通称“伯爵”と呼ばれる殺人のプロ。ハンサムな謎の外人ジェイムス。正体不明の青年裕二。そして瞳。おかしな人物と好奇心の強い女の子がくり広げる青春ユーモア・サスペンス。
  • 赤い呪縛
    3.5
    フリーの校正者として働く秋川美苗は、パーティーで出会った大学准教授の葉山郁夫に急速に惹かれていく。結婚を前提に交際をはじめた美苗だったが、ある晩、葉山が寝言で「マリ」とつぶやくのを聞いてしまう。マリは彼が以前付き合っていた女性で、髪を赤く染めた彼女の“呪縛”から逃れられないという。さらに問い詰めると、葉山は自分がマリを誤って殺してしまったかもしれないと告白した。それを聞いた美苗は、思いも寄らない行動に出る……。
  • 放火
    3.2
    風俗店と消費者金融が入居する東京・池袋の雑居ビルで火災が発生。19名の死傷者を出す大惨事となった。ほどなく捜査本部が設けられたが、警視庁捜査一課火災犯捜査一係の黒田警部補は、その場の雰囲気にきな臭さを覚えた。本庁の四課が会議を仕切っているのだ。このヤマはマル暴がらみなのか。上層部の真意を測りかねる黒田は、命じられるまま被害者の風俗嬢たちの周辺を洗うが……。圧巻の結末に至る第一級の警察小説。
  • 紅い白描
    3.9
    美大を卒業したばかりの葉子は、憧れの葛山デザイン研究所に入所する。尊敬する鬼才、葛山の下で精一杯、勉強したかったからだ。が、不可解な葛山の言動から、彼の作品のオリジナリティに疑惑をもつ。真実を知りたいという熱い思いにかられ、葛山の周辺を次々に追及する葉子の前にあらわになった意外な真相とは――。常に斬新でなければならない一流デザイナーの苦悩を、華やかな業界を背景に描いた傑作サスペンスロマン!
  • 赤い部屋異聞
    3.3
    日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという恐るべき〈殺人遊戯〉について語りはじめる……。江戸川乱歩の名作短篇「赤い部屋」に捧げる表題作ほか、著者が敬愛する作品へのオマージュだけを集めた、ミステリファンにはたまらない全九篇。
  • 赤い雪
    3.3
    30年前の誘拐事件を追う木立省吾は、容疑者の娘・江藤早百合を見つけたことから、被害者の兄・白川一希に接触を図る。一希の曖昧な記憶と葛藤の奥に潜む、衝撃の結末とは――静かに迫りくるヒューマンサスペンス!
  • 赤川次郎シネマセレクション 6冊合本版
    5.0
    赤川次郎の映画原作を6冊まとめて合本化! ≪収録作品≫『死者の学園祭』『探偵物語』『早春物語』『結婚案内ミステリー風』『晴れときどき殺人』『いつか誰かが殺される』 ※巻末の電子書籍特典エッセイ「僕の七つの扉」は、「小説野性時代」1993年6月号に掲載されているものを収録しています。
  • 赤頭巾ちゃんの回り道
    3.5
    尾田和成は二十年以上の刑事生活にピリオドを打ち、〈K探偵社〉に再就職することになった。そこでの初仕事は、小学生の塾への送り迎え――通称〈赤頭巾ちゃんサービズ〉。元刑事の尾田にとっては簡単な仕事のはずだったが、一瞬の隙をついて大富豪の一人娘・美音が誘拐されてしまう。しかも、美音の父親・高田には、十二年前の殺人容疑がかけられていて――。過去と現在の様々な事件と人間関係が交錯する、極上のサスペンスミステリー。
  • 秋田殺人事件
    3.7
    第三セクターの住宅建材偽装事件と使途不明金問題に揺れる秋田県に、光彦の兄・陽一郎の後輩、望月世津子が副知事として赴任することに。陽一郎の命で、光彦は世津子のボディガードとして秋田に向かうが……。
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き
    3.9
    電気とオタクの街――秋葉原。その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。2人は「足子」さんと呼び、彼女の死の理由を探し始める。フィギア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい……ご当地ならではの「謎」に凸凹警官が挑む、新境地人情ミステリ!
  • GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子
    3.6
    人気の食玩フィギュアをめぐって起きた殺人事件。被害者の話を聞いていた九重祐子巡査部長は、独自に捜査をはじめた。そんな中、「GEEKSTER」という、謎の人物の存在が浮かび上がってきて……。
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】
    3.4
    長い“眠り”から目覚め、未来医学探究センターに独りきりで暮らす少年・佐々木アツシ。彼は正体を隠し騒がしい学園生活を送る一方、深夜には秘密の業務を行っていた。それは、センターで眠る“女神”を見守ること。だがやがて過酷な運命が次々とアツシを襲い、ある重大な決断を迫られる。懊悩の末、彼が選んだ“未来”とは――? 先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描き、生き方に迷うすべての人に勇気を与える、青春ミステリ長編! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『アクアマリンの神殿』 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】
  • 悪妻に捧げるレクイエム
    4.3
    女房の殺し方教えます! 互いに甘い言葉を囁きあい、あんなに愛しあったこともあるのに、今では……。ひとつのペンネームで小説を共同執筆する4人の男たち。4人が選んだ新作のテーマが、よりによって「妻を殺す方法」。常日頃、女房に泣かされ、悩まされている4人の男たちは、アイデアを練るうちに夢と現実がごっちゃになり、事態は思わぬ方向へ進み始めた。赤川次郎が放つ、新感覚ミステリーの傑作。
  • 悪玉 熱海警官殺し
    -
    観光都市の熱海警察署の組織犯罪対策班の住田航は、県警本部から赴任してきた國貞に驚きを隠せなかった。本部の対暴力団のエキスパートがなぜ、自分の相勤者に。國貞に課せられたのは密命かスパイか。
  • 悪徒
    4.3
    偽名を使い、多数の人を殺めてきた腕利きの榎波は、暴力団員が起こした動物惨殺事件を見逃すことが出来なかった。激情に駆られながらも、冷徹に暴力団員を射殺した榎波だったが、その完璧さが彼の運命を大きく狂わせていく。榎波の手口が他の伝説の暗殺者・花井と酷似していたことから、花井を追うことになった“影の弁護士”藤立。本来絡み合うはずのない二人が、再び出会うとき、未曾有の犯罪を巡る追跡劇がはじまる。 ※本書は二〇一二年十一月に小社から単行本で刊行された『ライフ・アンド・デス』を改題して文庫化したものが底本です。
  • 悪党
    4.1
    探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意し……。衝撃と感動の社会派ミステリ。
  • 悪の戴冠式
    -
    OLの会社員・細川澄枝は銀行からの帰りに、ボーナスをタクシーの中に置き忘れた。のちに、その現金が消失したタクシーの中から、運転手の死体が発見される。澄枝が責任を感じて自殺した2年後、東京で不審な交通事故が起こり、保険会社査定員の千野が調査を担当するが、事件は思わぬ展開を見せていく――。一見無関係な事件が一つに重なる時、姿を見せた事件の結末とは!? 本格推理の名作!
  • 悪の華
    4.0
    団地で主婦が殺された。あの「ノラ」がついに帰ってきたのだ。事件をきっかけに久しぶりに集まった昔の悪の仲間。今は会社社長、ピアニスト、主婦……として、それぞれ平和に暮らしている。この生活を守るためにはノラを殺さなければならない。だが、捜査の手は着実に身辺にのび、一人、また一人と仲間が死んでいく。悪だけが持つ美と友情を描く、サスペンス・ミステリーの傑作。
  • 悪の芽
    4.0
    大手銀行に勤める41歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。40人近くを襲ってその場で焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯した。この事件は、俺の「罪」なのか――。懊悩する安達は、凶行の原点を求めて犯人の人生を辿っていく。彼の壮絶な怒りと絶望を知った安達が、最後に見た景色とは。誰の心にも兆す“悪”に鋭く切り込んだ、傑作長編ミステリ!
  • 悪魔交渉人 1.ファウスト機関
    3.5
    怠惰な美術館員・鷹栖晶の本当の職務。それは悪魔と交渉し、彼らにまつわる事件を解決すること。ある日、死んだ友人・音井の肉体を間借りする悪魔と共に、戦時中に存在した「F機関」を巡る事件に巻き込まれ――。
  • 悪魔の家
    2.3
    武蔵野の面影をとどめた杉並木に生暖かい夜霧が立ちこめる人けのない道。帰途を急ぐ新日報社の花形記者三津木俊助は、背後に尾行者の気配を感じてふと立ちどまった。意外にもそれは若い女だった。夜道の一人歩きが怖くて、と女は詫びた。うち解けた二人が善福寺池のほとりへさしかかった時、突然女が悲鳴を上げた。「悪魔が!」と女が指さす杉木立の向こうには、グロテスクな顔がボーッと浮かび上がり、無気味な笑い声が聞こえて来た……。表題作ほか六篇を収録した傑作短編集。 カバーイラスト/杉本一文
  • 悪魔の関係
    2.5
    「駄目よ、駄目……」魔性の美青年・乙矢の執拗な愛撫に長い間の禁欲がようやくとけ、痺れるような甘美感が全身に湧き上がってきた香代。それは諏訪湖に浮かんだボートの上で夫が十六歳年下の女と服毒心中した数日後の通夜の晩のことだった。そして、乙矢は夫と心中した女の最愛の恋人なのだ……。だが、何度となく、乙矢に抱かれている香代の脳裏には“黒い疑惑”がだんだん芽生え始めていた――。魔性を秘めた男女の愛憎を描いた長編官能ミステリーの傑作。
  • 悪魔の降誕祭
    3.5
    大胆不敵! 金田一耕助の事務所で起こった殺人事件。被害者は、その日電話をしてきた依頼人だった。あまりのことにさすがの名探偵も唖然とするばかり。その時、12月20日であるべき日めくりのカレンダーが何者かにむしられ、12月25日になっているのに気がついた……。降誕祭パーティーの殺人を予告する悪魔のような犯人。屈辱的挑戦を受け、名探偵の激しい怒りが燃える。本格推理小説の最高傑作! ほか2編収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 悪魔の湖畔
    -
    東京のホテルに勤める美穂子は婚約者の出張について北海道へ婚前旅行に出かけた。ところが、婚約者の留守中にオコタンペ湖を訪れた彼女は樹海で襲われ犯されてしまう。現場にはT・Tと記された懐中電灯が残されていた。一方、美穂子が襲われた現場近くの支笏湖畔では一カ月前に彼女と瓜二つの女性が暴行未遂の状態で絞殺されていた。しかも婚前旅行の二日前、鹿児島の池田湖畔でも殺人が――。美穂子の強姦と二つの湖畔殺人には関連があるのか!?揺れ動く女心と情事の底に潜む陥穽とを描いた官能ミステリー。
  • 悪魔の処刑
    -
    奈緒美たちを襲い、蝕んだのは四人の野獣化した男たちだった。彼女が、恐怖の悪夢から醒めやらぬとき、更なる「脅迫者」が現れる。元刑事の赤坂勇一郎。妻と娘を凌辱され殺されたが、犯人は証拠不十分で無罪に。“悪魔”への復讐心が燃えさかるなか、犯人は惨殺された。そして、二つの事件は不思議な因果で結びつく……。男と女の愛憎を描く、大人気「悪魔シリーズ」傑作サスペンス。

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