砂の家
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砂の家

小説・文芸
880円 (税込)
440円 (税込) 10月8日まで

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「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。20年前、母と妹を刺し殺して逮捕された父。「殺人犯の息子」として絶望的な日々を送ってきた健人の前に、現れた父は――。

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砂の家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    犯罪被害者の家族がテーマとなった暗く重い内容だった。しかし、人間どんな過酷な状況に置かれても立ち直れるという、一筋の光を見いだすことを予感させるものだった。スリリングな文章構成に引き込まれた。

    0
    2021年11月04日

    Posted by ブクログ

    父が母と妹を殺し、辛うじて助かった浅野健人が苦労して食品会社で順調に生活している中で、社長に脅迫状が届き、それに対処する健人の苦労話だが、20年前の出来事から現在までのエピソードを刻々と並べて、映画を見ている感じの構成だった.弟の正俊の存在が事件と大いに関連が出て来るが、社長の竹内一正からの信頼もあり、健人の対応がある程度功を奏する.恋人の有希子と過ごす時間の存在が、殺伐としたストーリーの中でほっとするものを感じた.

    0
    2021年10月18日

    Posted by ブクログ

    犯罪者の家族という重いテーマ。

    主人公が自分の不運な境遇を乗り越えて、まっとうに生きていくと思っていたらそうではなかった。

    結末は予想外でもやっとした。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    評価を付けるのは難しい作品だった。
    緊迫する物語の合間に挟まれる、主人公と周りの人々の食事の描写が、登場人物たちが生きていることを感じさせた。またそのリアルな描写が読者の食欲をそそらせ、どこか現実離れした物語と読者をつなげているように感じた。「食べることは生きること。」食に全く興味がない人も一定数いる中で、主人公がそのタイプではなかったことは大きな救いだっただろう。

    読み進めながら、砂の家というタイトルにはどんな意味が込められているのだろう?と考えていた。
    もし砂でできた家で暮らしていたら、ざらざらしていて脆く、あまり希望は感じないだろう。しかし解説を読んで初めて、砂の家は意外と脆くなく、壊れても再構築しやすいという特性を知って、物語全体の見え方が少し変わった。

    父親が人殺しという環境は同じ中で、主人公と弟・正俊の道を分けたものは何だったのだろう。弱った人間には手を差し伸べてくれる人がいる。ただそれがどんな種類の救いなのか、は運でしかない。日の当たらない道に引き込む人もいれば、日の当たる道に引き込んでくれる人もいる。それを冷静に判断する力をまだ若く、壮絶な経験をした彼らに求めるのは難しいかもしれない。

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    これからどうなるのかってところで、"はい、終了"みたいな終わり方かな、色んなことをちゃんと完結させてくれって感じ。

    0
    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

    感想を簡単に言うと
    【恨みは何も産み出さない】
    ですかね…

    なんでも他人のせいにしても、意味ないし
    自分の人生は自分で決まるんだから自分の事だけやって
    余裕があれば他人に幸せを分けるだけ
    人のせいにする人は他人の足を両手で掴んでるからその間 、両手塞がってるから
    自分がやるべき事は出来ない

    スーパーボールは強く投げればその分強くかえってきて
    優しく投げれば優しくかえってくる
    ってことだと思います

    0
    2022年03月30日

    Posted by ブクログ

    最後どのような終わり方をするのかと楽しみにしていたのですが、個人的にはスッキリせずモヤモヤが残りました。

    0
    2022年01月29日

    Posted by ブクログ

    堂場瞬一さんの初めて読んだ作品。

    一家心中を図った父親によって殺された母と妹、生き残った主人公と弟。
    「殺人犯の息子」として周りからの厳しい当たりに耐えて成長した20年後の兄弟は、進んだ道が正反対だった。一見、真っ当な道を進んでいるように見える兄も心の闇は深い。
    主人公の父親に対する恨みや弟に対する負い目、弟の兄に対する嫉妬…第3者が言うほど家族の縁は簡単には切れないし、それぞれの想いがある。
    兄弟の成長過程を通して、人の成長において環境や良い影響を与えてくれる人の存在の大切さを改めて感じた。

    物語自体はこじれることなくスムーズに進んでいくので読みやすいが、個人的には最後がモヤっとした終わり方だった。
    でも読み手次第で兄弟の今後について様々考えられるので、そうゆう意味では思考(想像)が広がる終わり方だとも思う。

    0
    2021年11月12日

    Posted by ブクログ

    途中から健人が社長を守る為に考えていいる事が、よからぬ事だと感じられ読むのが辛かったです。
    最後がどうなったんだろう?とスッキリ出来なかった。

    0
    2021年08月22日

    Posted by ブクログ

    私は物語はハッピーエンドで終わって欲しい、といつも思う。
    もちろんイヤミス、ホラー、その他の本を読まないことはないわけではないが、どこかに救いを求めてしまう。
    現実の追体験だけでは苦しいから。

    さて、そんなことをいうのだから、本書が(私の心とは反対に)少し不本意な終わり方になってしまったのは十分香らせられたかと思う。
    犯罪者の子供は犯罪者か?
    子供の人生はどう変わるか、がメインテーマだが、なんとも苦しい結末となった。
    主人公の弟正俊が不憫でならない。
    もう、大人になってしまった彼は変わらない、かもしれない。
    きっとこういうことは往々にして起こる。

    主人公の浅野健人は苦しいながらも勤務先の社長と出会ったことで学費やその日の糧を得られ、「普通」の生活を送っている。
    社長には多大な恩を感じている。
    これが社畜の始まりで、これが終わりまで続く。
    男女の違いを簡単に言うのは時代にそぐわないかもしれないが、男性的な生き方だと思った。
    会社が存続してくれればいい、自分はどうなってもいい、自分はなんとか立ち上がった、迷惑をかけないように生きてきた…。
    なんだか息苦しい。
    恩はあっても会社に人生を捧げたいとは思わない。
    物語の本質はそこじゃない、のはわかっているが、主人公の行動は理解し難い。
    子供の頃の環境が大事なことも、救ってくれる大人がいたら依存してしまうことも、頭では理解できる。
    だが、せめて小説の中は夢を見せてよ。
    現実には助けてくれる大人が少なくても、いないわけじゃない。
    正俊が救われて欲しかった、その思いでいっぱいだ。

    0
    2021年05月01日

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