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数えるから、足りなくなる――。暗く冷たい井戸の端で、「菊」は何を見たのか。それは、はなかくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す、傑作怪談!
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Posted by ブクログ
直参旗本、その側用人、長屋の娘、部屋住みの旗本次男、米搗きの若者、時期若年寄の娘、視点人物は六人。各章一人ずつの内省と見聞、他の登場人物との会話が描かれる。それぞれなりにものの考え方心持ち自己像が歪で常人とは違っており、納得理解しがたく、当然のことながら登場人物相互、また他の登場人物とも言葉が思いが...続きを読む噛み合わず通じないところがなんとももどかしい。その齟齬が歯がゆいまま、少しずつ物語は進み、やがて悲劇的なカタストロフ。だれも救われず辛い。「巷説シリーズ」の又市、徳次郎ともに、菊の三平の哀切に涙する。ああ。
番町皿屋敷とも呼ばれる、青山家の家宝を巡る愛憎劇。 皿の表と裏、底知れぬ昏き井戸、満たされずに欠けている人々。 真相は井戸の底。
まさに「耽読」というのが最適な一冊( ´ ▽ ` )ノ 強迫神経症とか鬱病とか発達障害とか、心に問題を抱えたキャラクターたちの心理描写がじつにみごと( ´ ▽ ` )ノ 読んでるうち、自分も彼らと一緒に闇の奥へと飲み込まれていきそうになる( ´ ▽ ` )ノ 映画版の「シャイニング」みたいだ...続きを読むね( ´ ▽ ` )ノ このシリーズ、どれもそうだけど、よくもまあ元の怪談をここまで窯変できるもんだと呆然( ´ ▽ ` )ノ よくいわれるとおり、サマーこそ現代の戯作者だね( ´ ▽ ` )ノ つぎはどんな怪談を語り直すんだろう?( ´ ▽ ` )ノ 牡丹燈籠? 猫又? 雪女? 玉藻前?( ´ ▽ ` )ノ 楽しみだね( ´ ▽ ` )ノ 2018/08/08
番町皿屋敷、本当はこんなストーリーだった!? と本気で信じてしまいそう 京極ワールドで切なく悲しい物語が紡がれます 又市シリーズです
江戸怪談シリーズの中で、一番好きです。登場人物の、「数」「数える」ことについての捉え方の違い、異常なまでの固執、漠然とした感覚をよくぞ言葉にしてくれたって感じです。
何時ものように物語が中々進まないし同じようなことを延々と書いてる。 でも退屈にもならずページを捲る手が止まらない。 特に終盤から急に物語が動き出して結末も何とも物悲しい。 全て京極作品の特徴で好きなものには(僕だが)中毒になる。 僕の生涯最高作品は『嗤う伊右衛門』だがそれに比べると些か物足りなさを感...続きを読むじるがそれでも読み応えは抜群。 とても700ページもあるのかと思うほど一気に読めてしまう作品。
数えるから、足りなくなる――。暗く冷たい井戸の端で、「菊」は何を見たのか。それは、はなかくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す! 不器用さゆえか奉公先を幾度も追われた末、旗本青山家に雇われた美しい娘、菊。何かが欠けているような焦燥感に追われ続ける青山...続きを読む家当主、播磨。冷たく暗い井戸の縁で、彼らは凄惨な事件に巻き込まれる。以来、菊の亡霊は夜な夜な井戸より涌き出でて、一枚二枚と皿を数える。皿は必ず―欠けている。足りぬから。欠けているから。永遠に満たされぬから。無間地獄にとらわれた菊の哀しき真実を静謐な筆致で語り直す
京極さんお得意のバッドエンドだなあと思った。 久々に700ページ超えの本を読んだのでもっと時間がかかるかと思ったが数日で読み終わった。 真相は全て井戸の中に落ちてしまったのかな。 でも、それでいいのだろうな。 関わる人間が集まって、崩れ始めてからは早かった。 このシリーズの中では嗤う伊右衛門が...続きを読む一番好きです。
おとなになったら
番町皿屋敷 40超えて何ですが、大人になったらもう一度読んでみようと思う(´・ω・`) 難解で理解が追い付きませんでした(; ・`д・´) 京極本で繰り返し読めない本、なのに、やっぱりこのクドさが好き
実は番町皿屋敷の本筋はよく知らないのだけれど。 さすが京極さん。 この方の再構築の巧さには舌を巻いてしまう。 菊は本当はこんなに純情な娘だったのかも知れないね。 ラストシーンもよかった!
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数えずの井戸
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京極夏彦
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