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Posted by ブクログ
初版で購入した当時は高校生で、なぜこの本を手に取ったのか全く記憶にないが、繰り返し読み過ぎて本がボロボロになり、ページがバラバラに解けてしまったので最近引越しの際に泣く泣く処分した。
しかし再購入しようと思う。早くまた読みたい。
それくらい自分には面白かった。
一般人の自分から見えている新宿と、くっきり地面に線をひいた裏半球にこんな世界があるのかと最初は胸が躍る。読み進めるうちに自分もその世界に引きずり込まれて、だんだんその場にいるかのような恐怖を感じてきて、主人公の健一が命をかけてでも歌舞伎町から離れない心理が理解できず、歯痒さを感じたりする。
つまり自身の感情がフル稼働してアドレナリンが出ているようで、この興奮が癖になるから何度も繰り返し読むのだろうか。
普通、結末を知っている本を五回も十回も読んで初回と同じようなスリルを味わえるものかと思うが、なぜか私にとっては毎回この世界に戻ってきたという懐かしさ、健一や夏美だけでなく上海や北京の”お友達”との再会、胸が詰まるラストまで、結局感情がフル稼働して、最後のページをめくった直後にまた一ページ目から読みたくなる。
そんな小説に巡り合えることってめったに無いんじゃないか。
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