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悩ましくて愛しいソウル大家族
韓流のかけらもない20年前、韓国人写真家との結婚を決めた著者。両方の家族を巻き込んでの大騒動の末、無事に式を終えたのはよかったが・・・。家族間の距離のとり方、出産を見守る家族の毎日、ちょっとの違いが大きな違いで、困難を乗り越え、愛情に感謝する日々。いまや日中韓にまたがる出版社を経営し、柳家の立派な一構成員となった著者の原点『ソウルは今日も快晴 日韓結婚物語』待望の復刻版! -
対怪異アンドロイド開発研究室
「おばけは怖くありません。機械ですから」 彼女にはいくつかの優れた機能がある。話題が無限分岐し堆積していく雑談でも自然言語による受け答えができる。ZMPを見極めながら階段や斜面の昇り降りができる。補給なしに六時間以上の連続稼働ができる。ドアノブを掴んで回すことができる。――おばけが見える。 白川研究室は「出る」と言われる場所や噂を調査する対怪異アンドロイド・アリサを開発した。機械の彼女は、呪いも祟りも受け付けない。ゆえに、恐怖心もない――。深夜に山奥の廃村を調査したアリサは、搭載された機能を駆使して、さまざまな異常を検知する。白川教授の研究テーマに興味を惹かれ、初めて研究室を訪問した新島ゆかりが、アリサが持ち帰ったデータを見ると……。 恐怖を感知しない美麗アンドロイドVS.予測不能な「怪異」。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉特別賞を受賞した新感覚ホラー・エンターテインメント! -
ヤエブキ機関 千万丈塔踏破録
滅びの宿命から世界を救う大儀式・千万丈塔踏破。夜ごと顕現する霊術と歯車が織りなす巨塔の攻略に挑むのは皇家直属の特務機関〈八重山吹〉……通称ヤエブキ機関。双子の術師・天茜(あかね)と碧燈(あおひ)は邪教集団によるテロを防ぐため、帝都警備役の精鋭衛士・祭花(まつりか)と組むことになる。相対すは、千万丈塔攻略を妨害する悪竜・七堕とその信者。管理社会に怨嗟する臣民。そして、全ての糸を引く滅びの姫君。凄絶な戦いの中で花開く少年たちと少女の絆は、やがて彼ら自身を傷つける刃ともなって―― ”消えゆく世界で抗い、咲き果てる花こそ美しい。”堪能せよ、戦場と青春の作家・安里アサトが贈る最新の平安×霊術×サイバーパンク! 【電子特別版】では、ここでしか読めない、著者書き下ろしショートストーリーを収録! -
廃墟めぐり
元生徒会長でいつでもクールな透花。引っ込み思案でオタクJKな真冬。ふたりはどこにでもいるような仲のいい幼馴染だった――。 あの動画を観るまでは。 『このアカウントは●されています。再生数が足りません』 最近人気の心霊系チャンネル【廃墟めぐり】。その実態は、”おそろしい”動画で再生数を稼がなければ《ヒラキサマ》の呪いから逃れられない――呪われたふたりが始めた、生き残るための手段。 何もしなければ呪われて死ぬけど、廃墟を巡れば”おそろしい”ことで死ぬかもしれない。 そんなチャンネルに自称”最強にカワイイ”ギャルの姫奈が加入したことで、日常の崩壊は加速していき――? -
さようなら、婚約者様。これにてお別れいたしましょう
「わからなかったのだろう? 彼女がいい女だって」 婚約者と義妹の情事を見てしまった次期伯爵のニーヴェリア。 動揺しつつも亡き母の教えに従い領地経営に励んでいたが、 突然暴漢に襲われ身体に傷を負ってしまう。 虐げられていた家族から離れ静養する叔父の屋敷で出会ったのは、 道楽者と噂される第三王子ラルヴィン。 男性に激しい拒否反応を起こすようになったニーヴェリアの元に、 彼は女装して会いに来るようになる。 徐々に傷が癒やされ距離を縮める二人は、練習として少しずつ触れ合いを重ねる。 手を繋ぎ、頬に口づけ、優しく抱擁を交わし……。 そこへ、婚約者エルドンが現れて――!? 腹黒女装王子×男性恐怖症の次期伯爵、 甘くインピュアな恋のレッスン。 -
過ぎる十七の春
運命の春が来る──。従兄弟同士の直樹と隆は、まもなく十七歳の誕生日を迎えようとしていた。毎年同様、隆の住む花の里の家を訪れた直樹と典子兄妹。そこは木蓮や馬酔木や海棠や空木などに埋もれた野草の里。桃源郷のような場所にも関わらず、心優しい隆の目は昏く、なぜか母親の美紀子に対して冷淡な態度をとってしまう。母子に一体何があったのか――。「あの女が、迎えに来る…」毎夜部屋を訪れるなにものかの気配に苛立つ隆。息子の目の中に恐れていた兆しを見つけて絶望する美紀子に異変が。直樹と隆──二人の少年を繋ぐ悲劇の幕が上がる!! 解説・朝宮運河(書評家・ライター) -
ハブられルーン使いの異世界冒険譚
異世界召喚の混乱の中、親友の裏切りにより死線を彷徨った秋光司。魔族領の片隅で生き延びた彼のもとへ、裏切り者の恋人だった幼馴染・美穂乃が現れる。病の妹を救うためすがる彼女に、司が提示した救済の条件――それは、彼女の肉体を自由にすることだった。ルーン術士としての力を武器に、美穂乃との契約を皮切りに、異世界の美少女たちを、司は貪欲に我が物としていく。幼馴染との淫靡な【契約】から始まる、本格ダーク・エロティックファンタジーが開幕! -
トイレの怖い話
その個室、あなた一人? 最も身近で最も逃げ場のない場所 「トイレ」に纏わる超厳選怪談集 誰もが毎日使う「トイレ」。学校や駅、公園のトイレ─その個室の扉を閉めた瞬間、あなたは本当に一人だろうか。 ・学校の怪談話を確かめに旧校舎に入った男子生徒は…「花子降臨」(黒木あるじ) ・タクシー運転手が休憩場所に使っていた公園のトイレ、ある夜のこと…「公園の便所にて」(鳥蔵柳浅) ・壮絶な幼少期を送った女性の避難場所はトイレだった。やがて…「入ってます」(つくね乱蔵) ・女友達と温泉旅館に泊まった夜の恐怖「旅館で」(西浦和也) ――ほか小田イ輔、神薫、黒史郎、真白圭、いたこ28号による書き下ろし24話を含む選りすぐり、トイレばかりの怖い話を全54話収録。 -
「超」怖い話 くびり詣り
2026年、「超」怖い話の新章がスタート! 20代の新メンバーから、シリーズ最古参の四代目編著者まで。 全国に散らばる6人の猛者が集めてきた不穏と怖気の数々。 今年は「もいで」「括って」「縊り尽くす」! 廃集落の離れて建つ2軒の家。 一軒にはコケシの胴が、もう一軒には首だけが全く同じ配置で置かれていて… 「こけし」より 体験者の実在する怖い話、奇妙な話を聞き集めた怪異取材録。 亡き母の寝室で見つけたフェルト人形。首には黒い糸がぐるぐると…「クッキー缶」 神社の注連縄で首を括った店子。遺体の背中と脇腹にびっしりと木耳(きくらげ)が…「木耳」 青森の民家の庭に立つ見ると夢で首を絞められる忌み杉…「首を絞める木」 同級生の家の敷地に隠された日本家屋。忍び込んだ先で見た異様な首の正体…「ならわし」 神棚の餅を食べたお仕置きで井戸に首を突っ込まれた娘。すると底から恐ろしい声が聞こえてきて…「井戸の神」 1991年の第1巻刊行より35年。 人々の恐怖と好奇心を餌に生き長らえてきたおばけシリーズはこのまま神となるか特級呪物となるか―― おぞけだつ最新最恐怪談集! ☆「超」怖い話とは 1991年に第1巻が刊行、以後35年に亘り巻を重ねてきた聞き書き怪談のレジェンドシリーズ。体験者の実在する唯一無二の怪談集として、人々から取材した恐怖と不思議を記録し続けている。 -
怪談禁事録 ヨミの島
東北の漁村に伝わる《禁忌の島》伝承。 曰く、雨と霧の夜に出現する島は桃源郷だが、その姿を見た者は二度と戻れない――。 「行こう、ヨミを見つけたんだ。」 夜釣りの高校生二人組を襲う恐怖と運命の分かれ道。言い伝えの真相とは? ――「ヨミの島」より 金沢市の塗料会社で営業マンをしながら、怪異を集める著者が見聞きした最新怪談集。 毎朝4時に聞こえる子供が川で遊ぶような音。川を探しに出た彼女が見たものは…「川の子供たち」 田舎に移住した男性の玄関に人知れず置かれる《贈り物》。送り人不明のそれは徐々に不気味なものに…「その土地にいるモノ」 霊能者Aさんの叔母を襲う霊障。悪霊を始末すべく現場の家に向かったAさんのとった方法とは…「漆黒を作る」 社員旅行の余興で心霊スポットの廃神社に行ってから生肉を食べるようになった娘。廃神社でいったい何が…「娘の視線」 東北の漁村で古くから伝わる幻の島の話。雨と霧の夜に出現するその島を見たものは二度と戻れないというのだが…「ヨミの島」 保険会社の男子トイレに出る女の霊。目撃した社員の相次ぐ退職の真相は…「カリフラワーの花」 両親と喧嘩別れして東京に出た看護師の女性。母危篤の知らせに雪の中を向かう途中で起きた怪…「生者でも亡者でも」 死んだ妹の身代わりにと人形を作って母に贈った長女。だが人形の顔つきが徐々に変化して…「人形は何処にいる?」 懐かしさからかつて住んでいたマンションを訪ねた女性。外から見上げるベランダに見た衝撃のモノ…「彼女の過去」 姉が連れてきたみどりという名の少女霊。みどりは姉の惨たらしい死を予言して…「終わりの記憶」 バイクでツーリング中、山奥で見つけた洒落た店。絶品のコーヒーを味わうのだが何かがおかしくて…「最高の店に出会えた」 余命僅かな妻のために30年前の思い出のカクテルをもう一度飲ませてあげたい。夫の悲願と不思議な怪現象…「紛れもなく怪異」 他、禁忌に触れる危険な因果ばなしから切なく不思議な奇談まで、生者と死者のあわいで陽炎のごとく揺れる怪、全27話収録。 -
タラニス 死の神の湿った森
少年は真実を知り、大人になる。「死の神屋敷」に隠された、悲しき少女の過去と謎とは。 イギリス・ウェールズで少年ジョージが暮らす「タラニス屋敷」。 「タラニス」とは「死の神」を意味するケルトの神だ。 夜遅く目覚めたジョージは家政婦のミツコに物語をねだる。 彼女が、秘密の話ですよと「ゲッシュ」(ケルトの魔法の取り決め)を交わしながら語ったのは、屋敷に伝わる、メリッサという少女の物語だった。 メリッサは、子どもを食べる死の神に生きたままかまどで燃やされたという。 そのかまどが今も屋敷の廃墟部分『死者の間』にある、近づいてはいけない――。 けれども、一緒に話を聞いた兄のアルフレッドは、 今度マムと戻ってくる赤ちゃんへの贈り物を探しに『死者の間』に行こうと言い出し……。 廃墟の秘密の扉を開けてしまったことで、夜な夜な現れるようになったメリッサの亡霊。 そこに隠された真実と、ツェルニーン家の秘密とは。 やがて法医昆虫学者として日本を訪れることになる、ジョージ・クリストファー・ツェルニーン。 彼の少年時代に秘められた悲しく凄絶な物語。 -
怪談社書記録 常世の御札
この御札…… 死んだ人間の血で描かれてる。 「壁から女のゆうれいが出てきて私を見るの」 同じ言葉を遺して死ぬ女性たち。 歌舞伎町で密かに出回った この世に存在してはいけない呪物とは――? 怪談社の書記が紡ぐ最新・怪奇事件録 怪異蒐集のフィールドワークとその語りを生業とするプロ集団・怪談社の書記が綴る取材録。 壁から出てきた女の霊に見つめられると死にたくなる――歌舞伎町で複数の人間から聞かされた同じ話。原因を辿っていくと…「常世の御札」 北海道の牧場の従業員寮に棲みついた訳ありの男。男は毎晩段ボール箱に向かって謝罪を繰り返すのだが、その中身は…「牧場の箱」 父の遺品から出てきた土器のようなもの。昔、山で貰ったものらしいのだが…「アステカの土器」 貧しさと孤独の中で生きる女性に抱きついてきた不思議なこども…「石鹸の匂い」 死に際の母が残した衝撃の告白。そこから始まる家族と怪の奇縁…「家族と冷蔵庫」 他、じわり広がる怪の余韻47話! この人間ドラマと怪はえぐい……。 心の準備をお願いします。 -
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話
記憶の底にこびりつく、忘れたほうがいい「何か」 追憶の怪異体験45篇 幼少期に目撃した奇妙な光景、いま思い出してもぞっとする体験。 それぞれが己の胸にあれは何かの勘違いか夢であったと封印してきた記憶を静かに呼び覚まし、丹念に聴き集めた怪異取材録。 公園から聞こえる太鼓の音。そこには見えない猿をつれた猿面の男がいて…「猿なし猿まわし」 友人家族と行った異形の集う焼肉屋。そこで食べた定番メニューにないものとは…「焼肉ハナ」 新興宗教に入信していると噂の同級生の家。そこでは信者たちがスイカのようなものを撫でながら唱え言を…「くびぞろえ」 小学校の学級文庫にあった不気味な挿絵付きの児童書。誰もがそんな本はなかったと言うのだが…「首のない女の子の話」 両親以外の男女と暮らしていた謎の記憶。そこで繰り返される不気味な儀式とは…「家族こっくりさん」 祖父母の家に泊まった夜。仏間の明かりに誘われ中を覗くと、そこには異形と男女二人の淫靡な光景が…「餓鬼ねぶり」 母の化粧台の引き出しから出てきた烏帽子姿の男。家のトイレから繋がる異界の先に見たもの…「おばけの世界」 母が亡くなって以来、部屋に閉じ籠もるようになった父。部屋には母と娘二人を模したマネキンがいて…「人形地獄」 他、追憶の45話収録。 猿面の人物は相変わらず、タタタン、タタタン、と同じリズムで太鼓を叩き続けている。 よく見れば、ジャングルジムの下のほうに犬用のリードみたいなものが結びつけてあり、その先にはこれもまた真っ赤な革製の首輪がつながっていた。 猿なし猿まわし。 そんな言葉を当時の康介さんが思い浮かべたかどうかは定かでないが、気味が悪いと感じたのは事実だ。 おまけに、その太鼓の音を聞いていると、不思議と不安な気持ちになってくる。 心拍数が増え、腋の下から汗がにじむ。 腰から下の力が抜けて、体温が奪われていくようだ。 「……あれ、ちょっとダメなやつかも。もう行こうぜ」 ――「猿なし猿まわし」より -
貸し物屋お庸謎解き帖 絵草紙と隠金
物だけでなく知恵も貸す江戸のレンタルショップには、 口は悪いが情に厚い娘店主を頼って 今日も訳ありのお客がやってくる── 読み心地満点の書き下ろし時代小説 第6弾! 「試してみな。駄目だったら相談に乗るぜ」 江戸庶民の暮らしを支える貸し物屋・湊屋両国出店の娘店主お庸は、 口は悪いが気性は真っ直ぐで、厄介事を丸く収めると評判の江戸娘。 そんな湊屋の暖簾を、今日も事情を抱えたお客がくぐる──。 軽業を披露する旅回りの童が全財産を損料にして借りた物とは? 深夜の店に忍び込み、何も盗らずに出て行く賊の正体は? 絵草紙に描かれた隠金の言い伝えの虚実は? 庸の家に現れた赤子の化け物が家人を脅す目的は? お客が求める貸し物の陰に隠れた秘密を見抜いて収めるお庸の謎捌きが痛快な、大人気書き下ろし時代小説、待望の第6弾! <目次> 十六文の貸し物 風鈴を三十 絵草紙と隠金 名残雪の別れ -
死体の汁を啜れ
この街では、 なぜか人がよく殺される。 ならず者たちが謎を追う!! ミステリ・ランキングを席巻する 鬼才が贈る、前代未聞の死体パズラー! 豚の頭をかぶった死体、 死体の腹の中の死体…… この街では、なぜか人がよく殺される。 殺人事件の発生率は南アフリカのケープタウンと同じくらい。 そんな牟黒市で見つかる一風変わった死体の謎を追うのは、 文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、 詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事。 ミステリ・ランキングを席巻する 鬼才が贈る死体大博覧会【EXPO】、開幕!!! 解説/東川篤哉 【目次】 前日譚 豚の顔をした死体 何もない死体 血を抜かれた死体 膨れた死体と萎んだ死体 折り畳まれた死体 屋上で溺れた死体 死体の中の死体 生きている死体 後日譚 解説 『死体の汁を啜れ』を削れ 東川篤哉 -
村の怖い話
実在する!? 怖い村の怪異 「指を喰われちまった、賽銭箱に。左手の指を」 村はずれの古い社に巣くう恐ろしいもの――「もう一つの神社」(内藤駆)より 日本の暗部!〈村〉の闇を凝集したテーマ別傑作怪談集 因習や禁忌に縛られ閉ざされた村――そこは深い闇に蠢く怪異が巣食う異界なのだ。 ・祖母の暮らす村にある小屋に住む奇妙な男「人間ではない」(つくね乱蔵) ・地蔵をめぐる凄惨な伝承の行方「隠蔽」(鶴乃大助) ・集落にいた巫女に纏わる不思議な話「かみながし」(黒木あるじ) ・とある村出身の女性の周りで起こる怪異「くだぎつね」(真白圭) ・山村の道にあった大きな石の禁忌とは「岐阜の石舞台」(戸神重明) ・村に住む孤独な老女の最期「多頭飼い」(内藤駆) ――ほか、中縞虎徹、卯ちり、丸山政也の書き下ろし23編を含む選りすぐりの村の最恐作の数々を収録。 -
伝承異聞 呪林
「生きた人間の〈気〉を〈木〉に入れる」 それが儀式の目的だった…その後その人達はどうなるのだろう。 「木の話——ハーニーヌの鉄槌」より 古来より人々から畏れ崇められてきた「樹木」に纏わる怖い話! 遠く古の世より依り代として神聖視され、畏敬の念をもって人々から崇められてきた 「樹木」に纏わる怪談アンソロジー。 叔父の遺言めいた「庭の木を全部伐ってくれ」という言葉は何を意味するのか…「白い木」 久しぶりの故郷で目にした大木は全く記憶になくて…「土になれ」 休憩がてら訪れた神社、御神木の近くで話しかけてきたのは…「休憩中」 決して関わってはいけない祟りの木、ある日ひとつの疑問が湧いてきて…「折る。」 イジメを受けた女子高生が思いついたのは木に人形を打ち付ける呪いの儀式…「バルサ」 など、驚愕の怪異体験全42話! (収録話) 蛙坂須美「顔松」「わくらばつもる」 営業のK「樹液」 月の沙漠「ドンジンボク」「首吊りの木」「御神木」 高野真「首括りの松」 夜行列車「これ多分婆ちゃんなんだよ」「シンボルツリー」「白い木」「座敷牢」 内藤駆「遺影」 松本エムザ「たけやぶばあさん」「義母の菊は口に苦し」 加藤一「お役所仕事」 松岡真事「土になれ」「ピノキオ」「真っ二つ」 若本衣織「彼方の山の話 二篇」 ホームタウン「引っ越し」「大銀杏」「赤地蔵」 渡部正和「形見」 神沼三平太「緑の光」「休憩中」「柳」「樹洞」「庭の木」「土中の丸太」「姉妹牡丹」 服部義史「十月十日」「似ている二人」 つくね乱蔵「折る。」「小さな花が咲いた」「フリージア兄さん」「執念深い蔦」 久田樹生「戒め」「材」「バルサ」「先触れ」「木の話 ――黒部老とお山」「木の話 ――ハーニーヌの鉄槌」 -
迷エル黒羊【単行本版】
曝け出して、その欲望を警察官のアランが悩まされる淫夢の正体は──警察官のアランは、夜ごと夢に悩まされていた。密かに想いをよせていた彼に抱かれる淫らな夢。あまりの生々しさに目覚めると、目の前には彼と同じ顔をした翼のある男が──「お前は私の糧に選ばれた」元・神の使いだと言う男の正体は……? -
赤虫村の怪談
愛媛県の山間部にある過疎の村・赤虫村(あかむしむら)には、独自の妖怪伝説が存在する。黄色い雨合羽を着て暴風を呼ぶ「蓮太(はすた)」、火災を招く「九頭火(くとうか)」、廃寺に現われる無貌の「無有(ないある)」、そして古くから伝わる“クトル信仰”。フィールドワークのために村を訪れた怪談作家・呻木叫子(うめききょうこ)は、村の名家・中須磨(なかすま)家で続く不可能状況下での連続殺人に関わることになる。周囲を足跡一つない雪原で囲まれた大木に全裸で吊るされた縊死体。内側から施錠された石蔵で発見された焼死体。妖怪伝説の禍を再現するような事件は、やがて人知を超えた終結を迎える──第17回ミステリーズ!新人賞受賞者による初長編。/【目次】プロローグ/第一章 無有の怪談/第二章 位高坊主の怪談/第三章 九頭火の怪談/第四章 苦取の怪談/第五章 蓮太の怪談/第六章 赤虫村の怪談/エピローグ/解説=多田克己 -
組織不正はいつも正しい~ソーシャル・アバランチを防ぐには~
組織不正は、いつでも、どこでも、どの組織でも、誰にでも起こりうる。なぜなら、組織不正とは、その組織においていつも「正しい」という判断において行われるものだからだ。組織不正を行わない方が得策と言えるにもかかわらず、組織不正に手を染めてしまう企業が少なくないのはなぜか。燃費不正、不正会計、品質不正、軍事転用不正の例を中心に、気鋭の経営学者が組織をめぐる「正しさ」に着目し、最新の研究成果を踏まえて考察。 -
MORRIS ~つのがはえた猫の冒険~
頭から角が生えた猫・モリスは、帝国から命を狙われ、逃亡の末、とある魔法使いの家にたどりついた。龍になりたい魔法使いと、8匹の猫とともに、角を切るための旅へと出発する。旅路の果てに待つものとは…? -
読むワイドショー
ワイドショーのコメンテーターとは何者で、いつ登場したのか。画面隅の小窓をなぜワイプというのか。略奪婚とは何なのか。テレビと芸能の世界には謎がいっぱい。だれも教えてくれないからいろいろ調べてみたら、逮捕された歌手のレコードが回収された最初の例や、昭和の芸能人たちによる過激な政治批判の数々と政治家からの言論弾圧のすさまじさもあきらかに。タブーなき芸能メディア文化論に、ご期待ください。 -
スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)
カラフルな絵文字に隠語の数々、派手な宣伝文句が氾濫するSNSや、秘匿アプリを通じて、今日も違法薬物が売られている。親に隠れて手を出すのは中高生や大学生、売人もまたごく普通の若者たちだ。スマホを介した「密売革命」によって、子どもたちの薬物汚染は近年、急速に蔓延している。ひと昔前とは様変わりした最新ドラッグ事情から、安易な誤解で広がる大麻の脅威まで、元「マトリ」トップが実例とともに徹底解説。 -
野村萬斎―なぜ彼は一人勝ちなのか―(新潮新書)
野村萬斎は、今では子どもから大人までその名を知る人気俳優であり、演出家としても活躍する、狂言方・和泉流の能楽師。だが、多くの伝統芸能の役者の中で、なぜ彼だけがそうなれたのか。萬斎個人の軌跡、政官界から作家・永井荷風らともつながる華麗なる家系はもちろん、能・狂言の歴史を丁寧に紐解き、それぞれの流派の背景や、明治維新から戦後、そして現代までの流れをわかりやすく解説する。古典芸能の教養書。 -
バブル再び ~日経平均株価が4万円を超える日~(小学館新書)
史上最大の資産バブルがやってくる! コロナ禍、大規模金融緩和により 日米欧で刷り散らかされたマネーはおよそ1600兆円。 このあり余る巨大マネーが投資先を求めて、 これから日本に押し寄せる! やってくるのは 「買いが買いを呼ぶ資産のインフレスパイラル」 ともいうべき、史上最大の資産バブルだ。 そしてこの巨大バブルがきっかけとなり、 金融グレート・リセットなどの大きな時代の転換期がやってくる。 通常では説明のつかない非常時の政治、経済、金融、不動産市場の動向を鋭く読み解くコロナ時代の必読書。 第1章 史上最大のバブルがやってくる 第2章 バブルで変わる日本の不動産市場 第3章 世界から大量のマネーが流入する日本 第4章 90年バブルはどうして発生したのか 第5章 金融グレート・リセット 第6章 様変わりする世界情勢 第7章 激変する時代の投資戦略 (底本 2022年2月発行作品) -
無理ゲー社会(小学館新書)
人生の攻略難易度はここまで上がった。 〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より) 才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。 ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。 -
国会議員基礎テスト
永田町を震えさせた問題作! 三世議員の黒部優太郎は、典型的なボンボン議員だ。部会や委員会をさぼってはデートに明け暮れていた。もっぱらその尻ぬぐいをしていた秘書の橋本は、自分が政治家になるという野望を隠さなくなった。優太郎は、自身の相次ぐスキャンダルと、橋本が周到に準備した策略にはまり、議員辞職を余儀なくされる。 橋本は補欠選挙を勝ち抜き、晴れて代議士となった。三権分立のうち、どうして一番大切な立法を構成する国会議員にだけ試験がないのかを疑問に思っていた橋本は、程なく、政治家にも資格試験を義務化する「国会議員基礎テスト」法案の立法に向けて邁進するのだが……。 ベストセラー 『限界集落株式会社』の黒野伸一が国会議員の在り方に一石を投じる、全国民必読の政治エンタテインメント!! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『国会議員基礎テスト』 の文庫版となります。 -
ファーウェイと米中5G戦争
なぜトランプ政権は、中国・ファーウェイを執拗に叩くのか?そこには5G時代のハイテク技術覇権を米中どちらが握るかという戦いがある。目前に迫った5G時代。いままでの4Gよりも圧倒的な超高速、大容量、低遅延、多接続を実現する5Gの出現は、社会の姿を大きく変える。その5Gで現在トップを走っている企業が、中国・ファーウェイ。このままでは現在優位に立っている技術覇権の座を中国に奪われることに強い危機感を覚えたトランプ政権内の「軍事強硬派」が仕掛けたのが、ファーウェイ叩きの真相だ。日本も無関係ではいられない今後の世界経済の趨勢を握る米中ハイテク戦争の行方とは。ファーウェイ本社への直撃取材、米中の間で揺れる欧州の動向、世界半導体製造の命運を握る台湾の動向を含め、問題の核心を徹底検証する。 -
平成史
【ご注意】※作品はレイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 混迷の30年をぶった斬り! 何が起きたか、なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。文庫版新章として「平成が終わった日」収録。ブック&シネマリスト50も充実! ◎福島原発事故(2011年)の予兆は、JCO臨界事故(1999年)にあり。 ◎日本の「右傾化」は、PKO協力法(1992年)から始まった。 ◎ピケティが予言していたゴーン逮捕(2018年)。 時代を通覧することで初めて見える平成の因果――バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場ほか、あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『平成史[固定レイアウト版]』 の文庫版となります。 -
もっと言ってはいけない(新潮新書)
この社会は残酷で不愉快な真実に満ちている。「日本人の3人に1人は日本語が読めない」「日本人は世界一“自己家畜化”された民族」「学力、年収、老後の生活まで遺伝が影響する」「男は極端、女は平均を好む」「言語が乏しいと保守化する」「日本が華僑に侵されない真相」「東アジアにうつ病が多い理由」「現代で幸福を感じにくい訳」……人気作家がタブーを明かしたベストセラー『言ってはいけない』がパワーアップして帰還! -
謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか?
・内容紹介 世界でも類を見ない何千キロという海を渡る“謎の蝶”として生態観察が盛んな「アサギマダラ」。 その謎に満ちた行動を記録したドキュメント。 著者は数学と脳開発の研究でも有名な医師、栗田昌裕氏。 理性と科学知によってアサギマダラの生態と自らの行動を通し、 読者をまるで冒険小説の世界に誘ってくれるような内容だ。 日本列島を2千キロも移動しながら、 秋になると南下(春は北上)するアサギマダラの翅にマーキングして放した数は十数万頭。 福島県のデコ平から放蝶したアサギマダラは台風などの悪天候にもかかわらず、 小笠原諸島父島、与那国島、さらに国境を越えて台湾まで移動する。 アサギマダラの性質と能力を知れば知るほど、その予想を超えた知力、体力、行動力に唖然としてしまう。 またマーキングしたアサギマダラに とてつもない遠方で再捕獲するという奇跡的な邂逅にも思わず感動。 この謎に著者は数学的直感で挑んだ冒険的な書。 ・著者 栗田昌裕(くりた まさひろ ) 日本の内科医、東京大学附属病院内科に勤務。 東京大学助手、群馬パース大学大学院教授を経て、2014年より現職。 医学博士、薬学博士。座禅、ヨガ、気功、東洋医学に精通している。 指回し体操の発明者。栗田式能力開発法(SRS, Super Reading System)を提唱し、 その一部として、速読法、記憶法、健康法、瞑想法、心象法などを指導し、受講者は5万人を超えている。 大学では、医学概論、健康科学、病理学、薬理学、老年医学、 リハビリテーション医学、成人看護学などの講義を担当してきた。 専門は内科学(特に消化器病学)。 自然教育・環境保護に関心が深く、アサギマダラ(渡りをする蝶)の研究家でもある。 調査の模様はNHK総合テレビ「クローズアップ現代」、「ドキュメント にっぽんの現場」などで紹介された。 姫島の「アサギマダラを守る会」顧問。毎日21世紀賞受賞。2001年提言賞受賞。テレビ出演は100回以上。 -
面倒くさい女たち
職場にはびこる「ババアの壁」の実態と発生原因を探り、その解決法を考える。なぜ、女性政治家は失敗するのか? なぜ、女性上司は女性部下に厳しいのか? なぜ、女の会議は長いのか? なぜ、女はセクハラにノー!と言えないのか? 職場や社会に氾濫し増殖する「面倒くさい女たち」を実証研究や理論などから紐解く。女性の扱いに悩む男性上司、男性社員の必読の一冊。 -
第四の扉
幽霊屋敷で行われた交霊実験。だがその最中に密室殺人が発生し……。名探偵があまりにも意外な真相を暴く、本格ミステリの名作! -
ひとり空間の都市論
同調圧力が強い日本社会における「ひとり」。彼らが異質な存在としてみなされる一方で、現実の日本の都市には、カプセルホテル、ひとりカラオケ、ひとり焼肉店など、ひとり客向けの商業施設が溢れかえっている。そもそも孤独と自由が背中合わせの都市生活では、「ひとり」でいることこそ、歴史的にも“正常”だったはずだ。今日ではさらに、「ひとり」が存在する空間は、モバイル・メディアの普及を受けて増殖し、新しい形態へと進化を遂げつつある。その新しい特性とは何か。「みんな・絆・コミュニティ」へと世論が傾くいま、ひとり空間の現況と可能性を、いまいちど問い直す。 -
外交官が読み解くトランプ以後
トランプ大統領誕生には“行き過ぎたグローバル化への反動”という必然的要素があった。アメリカは現在100年に一度の転換点にある。そしてトランプ旋風は、ヨーロッパ、中東、アジアにまで及び、もはや二十世紀の常識は通用しない。アメリカ、ヨーロッパ、中東の駐在経験と豊富な人脈を有し、トランプ氏勝利を予測した外交官が、この歴史的大変動をわかりやすく解説、日本の選ぶべき道を示唆した。トランプ以後の世界はどこへ向かうのか。 -
交わらないから面白い日韓の常識
国交正常化五〇年を経ても、未だ埋まらない韓国との溝。慰安婦問題で日韓合意が成されたが、十億円を拠出する「慰安婦財団」の行方など、残された問題は多い。隣国とはいえ、韓国と日本は文化も歴史も暮らし方も、まったく違う。本書では、その違いを、学校教育、食文化、旅文化といった身近な事柄から知り、消えない「反日感情」の秘密に迫る。元朝日新聞ソウル特派員が見た驚きの韓国! -
メイフェアのおかしな後見人 あるいは侯爵の結婚騒動
美しき女後見人、〈不運な屋敷〉を借りる ところが、後見している双子の令嬢の縁談相手2人から自分自身が好意を寄せられてしまい―― くせ者揃いの使用人たちと犬が大活躍! 社交シーズンを迎えロンドンは活気づいてきたが、 〈不運な屋敷〉では使用人たちが身を寄せ合いながらひもじい思いをしていた。 使用人はくせ者揃いだが、芸達者な執事も気取り屋の従僕もけなげなメイドの少女も、 みな家族のように固い絆で結ばれていた。 しかし賃金は安く、いわくつきの屋敷の借り手は見つからず、彼らの生活は苦しかった。 ようやく見つかった新たな借り手は、 双子の令嬢とみすぼらしい愛犬を連れた美しい後見人ハリエットだった。 令嬢たちを貴族と結婚させようとがんばるハリエット。 愛犬がきっかけで侯爵と彼の友人と知り合いになったまではよかったが、 ふたりともハリエットのほうに好意を抱いてしまい……。 華やかな英国貴族社会を舞台に個性豊かな使用人たちの活躍と騒動を描く人気シリーズ!! -
邪神帝国
第一次大戦後、ヒトラーの台頭とともに1933年に政権を掌握し、1945年には崩壊したナチスドイツ。その陰には邪神を信仰するものたちの恐ろしい魔術とさらなる闇が存在していた。 緻密に織り込まれたオカルトは、どこまでが史実でどこまでが虚構なのか―区別がつかないほどのリアリティと戦慄で迫りくる。アドルフ・ヒトラーの生誕自体が邪悪な存在による意図的なものであるとしたら…。その恐怖と狂気が再び甦る日も、いや、それは既に甦っているのかもしれない。 -
執着 生きづらさの正体
なぜストーカー事件がたびたび起こるのか。なぜ母親は娘を束縛するのか。なぜモノが捨てられないのか。なぜ若さにしがみついてしまうのか。他人には理解しがたい異様なこだわり、それを「執着」という。本書では、私たちが感じる「生きづらさ」の理由を、現代人が決して手放すことのできない「執着」に求め、その解決法を探していく。 -
裁かれた命 死刑囚から届いた手紙
一九六六年、強盗殺人の容疑で逮捕された二二歳の長谷川武は、さしたる弁明もせず、半年後に死刑判決を受けた。独房から長谷川は、死刑を求刑した担当検事に手紙を送る。それは検事の心を激しく揺さぶるものだった。果たして死刑求刑は正しかったのか。人が人を裁くことの意味を問う新潮ドキュメント賞受賞作。 -
騙す骨
妻ジュリーの親族に招かれ、メキシコの田舎を訪れたギデオン夫婦。だが平和なはずのその村では、不審な死体が二体も見つかっていた。銃創があるのに弾の出口も弾自体も見当たらないミイラ化死体と、小さな村なのに身元が全く不明の少女の白骨死体だ。村の警察署長の依頼で鑑定を試みたギデオンは次々と思わぬ事実を明らかにするが、それを喜ばぬ何者かが彼の命を狙い……スケルトン探偵が一片の骨から迷宮入り寸前の謎を解く。 -
溶けていく暴力団
大ベストセラー「暴力団」「続・暴力団」を手掛けた巨匠・溝口敦が齢70を超え、自身、「最後の闇モノ」として望む、「裏社会の今」を暴く決定版。衰退する暴力団の現状と今後、半グレ集団などの因習にとらわれない新たな暴力の実像と展望、そして、われわれ市民社会が、溶けるように私たちの生活に食い込んでくる暴力の兆候、背景をどう見抜き、どう対処すべきかを綿密な取材と、豊富な見識から説く。 -
廃園の天使
「いちど観てみたいわ、春を。ここには夏しかないものね」 ぼくは柔らかい春の雨を想像した。美しく残酷な夏の終わりに―― 日本SF大賞受賞作家の初長篇、待望の電子書籍化。仮想リゾート〈数値海岸〉の一区画〈夏の区界〉。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在〈蜘蛛〉の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける――仮想と現実の闘争を描く〈廃園の天使〉シリーズ第1作。 -
家庭モラル・ハラスメント
あなたも被害者かも――。夫の非情な言葉や態度によって傷つく妻たちが急増している! 私が結婚生活で夫から受けてきたのは「虐待」そのものだった。すべての責任はお前にあると、夫は何度も言った。私も、自分がダメなのだと思っていた。でも、それは違った。幸せになれないのは、自分のわがままのせいでも、努力が足りないからでもない。夫にとって、ハラスメントの対象は、自分より弱い人間だったら誰でもよかったのだ。
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