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「縄紋時代、女は神であり男たちは種馬、奴隷でした」。校正者・興梠に届いた小説『縄紋黙示録』には先日貝塚で発見された人骨の秘密が隠されていた。やがて読み進めるうち身辺でも異変が起こり始めて......。烏、蛇、鳥居、鏡――。数々の暗号が繫がる時、破壊の神アラハバキが舞い降りる! 過去現在未来が絡み合う、世界まるごと大どんでん返しミステリ。
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Posted by ブクログ
歴史的な雑学がいっぱいで読みすすめるのが個人的にちょっと難しかったけど、続きが気になってするする読んだ
真梨幸子作品とは思えない話し。イヤミスじゃなかった。 やたらと蘊蓄が多い話は嫌いなんだけど、これは全然気にならなかった。むしろ、なるほどーってなった。 最後まで何が起こってるかが分からず、一気読みさせられてしまった。 むしろ最後まで読んだら、また何が起こってるのか分からなくなってしまった。 流...続きを読む石真梨先生です。
歴史が好きな人におすすめの作品。 とても面白かった。 千駄木やおばけだんだん、文京ふるさと歴史科や小石川植物園など、この本のゆかりの地巡りがしたくなる。
不思議な終わり方だった。 結局は犬のマロンちゃんがアラハバキ? もっと縄紋時代(本は未来かも)の描写を読みたかった~ ついこの前、同じ男女逆転ものの「パワー」を読んだばかりだったので、デジャブ感もあるが、日本の古代、文明の始まりまで遡っていく謎解きが面白かった。 本文に出てくる神社や土地は全部辿って...続きを読むみたい。
私にとって縄文時代を題材にした本は3作品目! そして真梨幸子さんの作品も3作品目!! 今回の縄文時代は雑学みっちり系!!! 原始から現代まで続く謎の信仰 世界滅亡の危機!? 東京都内で起きる謎の殺人事件と原始の時代の繋がり? 主人公の校正者、興梠の下に自費出版予定の小説『縄紋黙示録』の校正依頼...続きを読むが来る? 自費出版である事と、題名からトンデモ小説かと訝しんでいたら、物語に惹き込まれてしまう・・・ そして、興梠の周囲で起きている未解決の殺人事件が物語との謎の繋がりを示して来る? 太古の神、アラハバキの謎を知る時、現在と過去と未来は横一線に繋がる!!! 作中の興梠達が縄紋黙示録に惹き込まれるように、本作の読み手を引っ張るチカラは半端じゃない!!!
大手出版社をある理由で早期退職したフリーの校正者となった興梠に、自費出版の原稿の依頼がやってきた。 タイトルは「縄紋黙示録」、作者は黒澤セイとなっていた。 内容は縄紋時代にタイムスリップしたというようなもの。 なにやら胡散臭いと思いながらも引き込まれていく。しかも、貝塚で発見された人骨の秘密も含まれ...続きを読むていた。 興梠は縄紋時代に詳しいが、出来るなら関わりになりたくない昔の同僚の一場に手伝いを頼む。 そして、原稿に出てくる場所を訪れてみたり、様々なことを解析していくが… 何やらこの原稿に関わってから、身近で妙なことが起こるようになる。 何が過去で現在で未来なのか… そして、とんでもないラストが待っている… 歴史が好きだったら、もっと楽しめたかもしれない? 2025.1.12
縄文時代の話はどこまで真実か分かりませんが興味深く読みました。でも、現実の物語がよく分からないまま終わっていってしまった。結局何だったんだろうか?
どこまで事実かわからないが、 馴染みのある場所の歴史に触れていて興味深かった。 登場する資料なども実在するもので、登場人物と同じように検索したり、マップで登場人物達が訪れている場所を確認しながら物語を読んでみたら面白かった。
縄文時代の諸説面白い ・女性信仰 ・選ばれた男子達とその悲惨な最後 ・選ばれなかった男子達の劣悪な待遇 ・客人(荒巾着)を男系遺伝子とする ・氷川神社を縄文時代がルーツとする説 ・縄文海進による岬の形成と女人のみ入ることが許された岬を神社として祀った説 ・大宮氷川神社をはじめとして、3つの神社が太陽...続きを読むの昇る方向から沈む方向へと真っ直ぐに位置していることなど ホントか嘘かは置いておいて面白かった。
真梨幸子さん、女同士のドロドロ系のイメージが強かったけれどこちらはまた全然違う読み味で面白かった。こういう参考文献がズラっと出てくる小説は勉強になる雑学も多くて好き。後半は誰が嘘をついているのかわからない、「信頼できない語り手」の要素もあってわくわくさせられる。 結局『縄紋黙示録』は出版されたのか、...続きを読む反響はあったのか、五十部靖子の裁判はどうなったのかなどわからないまま結末を迎えてしまうのがちょっと心残り。
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