カウントダウン

カウントダウン

803円 (税込)

4pt

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける”――。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳・独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。余命は半年。潔く“死”を受け入れた亜希子は、“有終の美”を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに“終活”に勤しむ。元夫から譲られた三鷹のマンションの処分。元夫と結婚した妹との決着。そして、過去から突きつけられる数々の課題。亜希子は邪魔なものを“片付けて”終活に奮闘するが、マンションのクローゼットに大きな秘密を抱えていた――。イヤミスの女王が放つ二転三転の“終活”ミステリー、待望の文庫化です。

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カウントダウン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月21日

    お得意の女のドロドロした内容ですが、今までのドロドロと違う、少しなんだか切ないドロドロです。
    「有終の美」を飾って亡くなるのが幸せなのか、それでも生き延びたほうが幸せなのか、色々考えさせられます。

    最後は主人公の妹があのようなことになりましたが、私的には妹の旦那が一番制裁を受ければいいのに、と思い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    前半読んで想像するのとは全く違うエンディングが待っている。
    大ドンデン返しの連続。

    それを反芻するために、久々に最初から読み返してみたい、と思う本だった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    真梨幸子さんのお話は伏線回収がとにかくすごい!
    比較的、この本は他の本よりもシンプルで頭の中で整理しやすかった。
    久しぶりに真梨幸子さんの本を手に取ったけど、スッキリ感に満足。
    主人公の亜希子は本物のお掃除コンシェルジュだわ。
    なんだかんだで、自分自身に嫌気がさしていた彼女だと思うけれども、最終的に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月26日

    コミカルな雰囲気で油断していた。
    終盤で空気が一気に変わり、怒涛の二転三転。
    読み終わった後も目がギラギラでした。

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    Posted by ブクログ 2022年10月23日

    面白かった。はじめての作家。

    うつうつしてる時だからか、怖さではなくて、自分のおわり方どうするか、もうだいぶ生きたなーとか考える。

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    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    前半〜割と最後ギリギリまで勢いよく読まないと途中で飽きちゃいそうなダラダラ感。サラッと読んで正解。

    主人公は好きにはなれないけど憎めもしない。自分は幸せだと言い聞かせて頑張ってるのが痛々しい。最期は家族への彼女なりの復讐ができたのかな。スッキリではないけど。

    指先一つでなんでも知ることが出来てし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月09日

    真梨幸子らしさは少なかったが、いつもよりサラッと読めるテイスト。それでも最後は世間は狭く、人間は自分の都合のいいように考えるようにできているんだなと、チラッと真梨幸子ワールドを垣間見ることができる作品だった。

    エグさを求めるならこれじゃない作品をオススメするが、導入として読むならいいかもしれない。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月07日

    真梨さんの著書を読むのは2冊目。1冊目も外商さんが出てくるお話でした。顧客のためには何でもやる、実は黒いお仕事として描かれる外商さん。
    名前が出てくる登場人物はほとんど重要人物で、物語の後半で全部芋づる式に繋がる感じ。これ、映画とかで観た方が面白そう。
    イヤミス感はそこまででもなく、ラストのページで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月29日

    最後まで読んで、もう一度読み直してしまった。あ~、ここに出てきていたと何度も確認を取る。読み進んでいて、最後の最後であれ、と思うことが増えて確認作業がしたくなる、そんな本だった。最後に一気に登場人物が増え、自分のことを告白しだす、と、同時に怪しい事件まで発覚していく。そんな内容の本だったんだ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月30日

    後半のたたみかけ方、主人公の散りざまは見事だと思いました。
    真梨幸子さんらしい構成展開だと思います。

    ただなんとなく、中盤まではなんとなく惰性で読んでる感じが拭えませんでした。
    なんでだろう。
    余命宣告というのがあまり現実感を伴っていないような感じがしたからかな。

    0

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