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Posted by ブクログ
おそらくモキュメンタリーに分類されるホラー。
あくまで短編集であり、短編一つ一つも面白いが、短編の合間合間に、本書を編むにあたっての編集部との不穏なやり取りも挟み込まれており、一連の構成も面白い。
さてさて、あらすじにあるように、この本が角川ホラー文庫から出された意図とは…?
最後まで読んでしまうとわかります。
トゥルージーと828の1という短編が個人的に好きです。
以下もくじ
序章 角川ホラー文庫
トゥルージー
編集者との打ち合わせ一
裏の端を渡る
編集者との打ち合わせニ
らくがき
編集者との打ち合わせ三
「籠の中」執筆に関わる一連の出来事
編集者との打ち合わせ四
828の1
終章 角川ホラー文庫
Posted by ブクログ
身近に潜む闇を扱ったモキュメンタリーホラー。
本当によく出来た構成だと思った。
なぜこの作品を書くことになったかの経緯から始まり、ひとつの短編ごとに編集部とのやり取りを挟む形式で進む。
完全にフィクションの作品としてのホラーを内包するように、モキュメンタリー的なホラーも体感できる。
こんな贅沢なホラー体験は他にないと思う。
段々と雲行きが怪しくなる編集部の人たち。
それぞれの短編も完成度が高い。
特に一風変わった形式で書かれた『「籠の中」執筆に関わる一連の出来事』を読んだあとは、エレベーターが怖くなる。
どのホラーにも共通することかもしれないが、「気づくこと」がきっかけとなることが多い。「裏の橋を渡る」しかり、「らくがき」しかり、「828の1」しかり、気づいてしまったら終わりなのである。
読み終わってから裏表紙の文章を読むと、最初はちんぷんかんぷんだったのにハッキリと意味が分かる。原さんからの最後の忠告だったのだ。
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