営繕かるかや怪異譚

営繕かるかや怪異譚

小説・文芸
946円 (税込)

4pt

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叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。(「奥庭より」)古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。(「異形のひと」)ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。解説・宮部みゆき

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    営繕かるかや怪異譚
  • タイトルID
    :
    20183838
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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営繕かるかや怪異譚 の一覧

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1~3件目 / 3件
  • 営繕かるかや怪異譚
    946円 (税込)
    叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。(「奥庭より」)古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。(「異形のひと」)ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。解説・宮部みゆき
  • 営繕かるかや怪異譚 その弐
    990円 (税込)
    両親と弟が鬼籍に入り、かつて花街だったという古い町並みにある町屋の実家に戻ってきた貴樹。貴樹が書斎として定めた部屋はかつて弟が使っていた部屋だった。何気なく、書棚に立てかけられた鏡をずらしてみると、柱と壁に深い隙間があった。そしてその向こうに芸妓のような三味線を抱えて座るはかなげな着物姿の人影が見えた。その女と弟の死には関係があるかもしれないと探すうちに、貴樹がその女を見ずにはいられなくなり――。(「芙蓉忌」より)他、「関守」「まつとし聞かば」「魂やどりて」「水の声」「まさくに」の全6篇を収録。2019年、第10回 山田風太郎賞最終候補作。解説・織守きょうや
  • 営繕かるかや怪異譚 その参
    902円 (税込)
    怖ろしくも美しい。哀しくも愛おしい――。シリーズ第3弾。建物にまつわる怪現象を解決するため、営繕屋・尾端は死者に想いを巡らせ、家屋に宿る気持ちを鮮やかに掬いあげる。恐怖と郷愁を精緻に描いた至極のエンターテインメント。全6編収録。渓谷で起きた水難事故で若者が亡くなる。彼は事故の直前、崖上に建つ洋館の窓から若い女に手招きされていた。一方、洋館に住む多実は、窓の外に妖しい人影を見る。(「待ち伏せの岩」)イビリに耐えて長年介護してきた順子には、死後も姑の罵詈雑言が聞こえる。幻聴だと思っても、姑の携帯番号から着信を受け、誰もいない家の階段で肩をつかまれ……。(「火焔」)温かい家庭を知らない弥生は、幸せな家族を人形で再現しようとする。しかしドールハウスを作り込むうちに些細なきっかけで「歪み」が生じ、やがて異変が起こる。(「歪む家」)典利は戸建てを新築し、第一子の出産を控えた妻と母親が暮らしている。以前に住んでいた屋敷には幽霊がいた。当時を思い返した典利はふと、あることに気付く。(「誰が袖」)ほか、全6篇を収録。解説・漆原友紀

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営繕かるかや怪異譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何回も読みたくなってしまう。
    怪異を全部解決する訳ではなく、やりすごしたり、共存したり。
    こういう怪異もあっていいんだなあと思える本。

    0
    2026年08月01日

    Posted by ブクログ

    怖すぎず、救いがちゃんとある、気軽に読めるホラー短編集でした。
    ゴーストハントで知った小野さんの作品ということで楽しみに読みましたが、まんまと引き込まれました。
    城下町の古い町屋など、家の持つ雰囲気や空気感が自然に伝わる丁寧な描写で、どの話も短いのに十分没入できます。

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    「檻の外」が1番心に残った。
    あの子は、ガレージから出られた後、彷徨っていないだろうか。
    お母さんを探して恋しくて泣いていないだろうか
    それとも自分の足で自由に歩き回って、心豊かに過ごして、やがて成仏できただろうか。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    古い家屋や庭、井戸といった「場所」にまつわる不可思議な現象。
    営繕屋・尾端は、それを“祓う”のではなく、そこに宿る想いや記憶に寄り添い、少し手を加えて“繕う”ことで解きほぐしていく。
    6つの短編を通して、人と家、そして時の流れにまつわる怪異を描いた物語集。

    1.奥庭より
    受け継いだ古い家の奥座敷。閉めても閉めても開いてしまう襖。その違和感は、家に残された記憶とつながっていく。

    2.屋根裏に
    認知症の母が「屋根裏に誰かいる」と言い出す。天井裏に潜む気配は、家族の過去や思い出と重なり合う。

    3.雨の鈴
    雨の日に響く鈴の音。袋小路に立つ黒い着物の女。その姿がもたらすのは、静かに忍び寄る恐怖。

    4.異形のひと
    田舎の古い家に越した少女が、仏間で見た“知らない老人”。その存在は地域に根差した時間の流れを思わせる。

    5.潮満ちの井戸
    庭にある古井戸。祠を動かしたことで広がる異変。水の匂いや湿度が、土地に残された想いを呼び覚ます。

    6.檻の外
    実家のガレージに暮らし始めた女性。そこで繰り返される不可解な現象は、家と人との関わりを問い直す。

    この短編集を通して感じたのは、怪談でありながら優しく温かい物語だということ。
    ただ怖がらせるのではなく、最後にはどこか救いや柔らかさがありました。

    雰囲気としては、真夏の怪談というより晩夏の宵闇が似合う。派手な事件は起こらないけれど、その静けさこそが魅力で、じわりと心に残ります。

    描かれる世界観も印象的でした。湿った空気や古い木造家屋の匂い、雨や風の音といった描写は、読んでいると自分の記憶の奥に眠る風景を呼び起こすようです。

    また、一編一編が程よい長さでまとまっていて、日常の合間に読みやすい。ちょっとひと息つきたい時に寄り添ってくれる一冊でした。

    この“日本らしい怪談”は新鮮で、心に沁みる体験となりました。素敵なシリーズに出会えて良かった。

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    家の怪異を「営繕」という修理で折り合いをつけてゆく物語です。
    怖いのが苦手な私にも読みやすいホラーです。

    『営繕かるかや怪異譚』には、さまざまな怪異が出てきます。しかし、「営繕かるかや」を営む尾端さんには、それらの正体はわかりません。

    彼は人の暮らしに障りがでると、家に修繕を加えます。しかしそれは、基本的には大工作業です。

    それは、相手を完全に滅するのではなく、異常に怖がるのでもない。疵を冷静に確認し、受け流して怪異との折り合いをつけることなんですね。

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    「営繕かるかや」の尾端が怪異の原因となっている箇所に営繕を施すことで怪異現象を治めていく連作短編。最後の『檻の外』は虐待、ネグレクトの問題をうまくエンタメに昇華させた秀作。読者を怖がらせるだけのホラーではない。カバー画が漆原先生なのも納得。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    正しい「日本の幽霊話」
    まさに「怪異譚」

    ただ、この作品の怪異を解決する主人公は「営繕さん」なので、直したり、これ以上傷まないように手当てしたりするのが仕事。つまり、退治したりはせず、「その存在」が家にいることを受け入れて折り合って生活する工夫で解決する……というスタイル。
    ホッコリ系になりそうなのに、いや確かに収録されているどの短編もたいていがホッコリとした気持ちにはなるのですが、読んでる間のほとんどの時間は、しっかりと怖いです。わりとちゃんと怖いです。雨の日の夕方にでも読んだら、さぞかし雰囲気あるだろうなと思います。「ホッコリ解決だろうな」と思っていても、繰り返し何度も言いますが、かなり怖いです。
    何度閉めても襖が勝手に開いていたり、鈴の音が雨の日のたびにだんだんと我が家に近付いてきたり、押入れにお爺さんがうずくまってこちらを見ていたり、車の運転席に後ろから白い手が掛けられたり、します。

    本作品は連作短編で、物語を語る「視点人物」は毎回違います。主役の「営繕さん」は、それぞれの短編の中でチラリと出てきて、「障り」を鮮やかに解決していく。主役の他にも、チラチラと登場するレギュラーメンバーが数人いるのですが、個性はちゃんと紹介されているのに多くは語られていなくて、彼らの日常をもっと知りたくなります。想像の余白がある作品というか。

    家の修理をする営繕さんが主役なので、どの短編も、「家」にまつわる話です。
    古い家を、実家だったり血縁だったりたまたま借り受けたりして「家を継いだ」人たちが、古いがゆえに発生する色々な「障り」と折り合っていくという姿に、考えさせられることが多くありました。
    継ぐということは、良いことも悪いことも、諸々を受容して、折り合って、直し直し生活していくことなのかな、みたいなことを。
    実は私も「実家の空家問題」を抱えているところで、その家に住むのか、片付けはどうするんだ、修理は必要なのか、などと、本書に出てくる人たちにどこか共感する部分が多くて、そんな意味でも刺さる作品でした。

    ところで、本書所収の「異形のひと」の終盤に出てくる「大きな木箱」が何なのか、説明が無いままでめちゃくちゃ気になっております。「分からない」「想像だけが膨らむ」って、怖いですね。でも、そういうものを懐に入れたまま、「家」というのは続いていく……ということなんだと思います。

    最後に一つ。
    登場する「家」として、「ウナギの寝床的な町屋」がいくつか出てきます。
    京都住まいのかたや時代劇を観るかたはお馴染みかもしれませんが、ちょっと特徴的で、知らないとイメージしづらいものだと思うので、画像検索などで見てみることをオススメします。分からなくても作品は楽しめますが、より深く味わいたい場合には。
    特に最初のお話「奥庭より」は、私には間取りを脳内に再現しきれなかったので、「かるかや 奥庭より 間取り」で検索したところ、再現間取りをTwitterに載せてくださってるかたがいて、とても助かりました。(しかも作中には言及の無い時代別の改築考証もされていて、とても興味深く拝見しました)
    読みながらの画像参照をオススメします。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    怪異を祓わず建物の構造を変えて
    怪異を鎮める

    奥庭より
    屋根裏に
    雨の鈴
    異形のひと
    潮満ちの井戸
    檻の外

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    短編だからちょっとずつ読むのに丁度いい。
    小野不由美先生の言葉の使い方や雰囲気、普段あまり目にしない漢字などが好き
    2巻も出てるみたいだから買いに行こう

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    営繕かるかやシリーズ第1弾です!

    すっかり小野不由美さんのファンになってしまい、またAudibleで聴いています。

    古い家にまつわるホラーなんですが、怖さセンサーが壊れている私はあまり怖くないけど、なんか可哀想だったりしんみりします。

    確かに古い家って隙間が怖いですよね。
    私にも暗闇とか隙間が怖いという可愛い時代がありました笑

    今の家って天井のシミとか隙間とかありませんよね。
    ホラーもやりにくくなりますね。

    0
    2026年08月06日

営繕かるかや怪異譚 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    営繕かるかや怪異譚
  • タイトルID
    :
    20183838
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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