赤松利市の作品一覧
「赤松利市」の「アウターライズ」「あじろ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「赤松利市」の「アウターライズ」「あじろ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
石巻や福島といった被災地でのビジネスを行った著者のエッセイ。
土木作業や除染作業での壮絶な体験が述べられている。
仕事も辛いが、とにかく人間関係が酷い。
出てくる登場人物のほとんどが性格が悪い。
しかし、妻と娘に送金するために収入を失うわけにはいかない。耐えなければならない。
その悲哀が『昭和枯れすゞき』の歌詞や桜を見る会問題で答弁した官僚への同情という形で示されている。
様々な愉快というよりは不愉快という方が明らかに適切な登場人物の中で、印象的なのがベテラン土木作業員Kだ。
彼は幼稚かつ陰湿な人間で、著者を虐めて苦しめている。
土木作業をしていた頃の著者にとって最悪の存在だったK。しかし
Posted by ブクログ
どんなジャンルの本でどんな毛色の物語なのか、全く情報なく読んだことが結果良かった。
男臭い漁師の世界は私の日常とは掛け離れた新鮮さがあり、一本釣り漁法の描写などが興味深く、「あぁ、へしこ食いたいなぁ。白酒は描写だけで胸焼けするなぁ。」とか思いながら楽しく読んでいた。
その矢先。
物語が3分の2くらいに差し掛かった時に急転直下。
そのまま予想だにしなかった展開に。
どっとめまぐるしく、自分の感情をどこに持っていけばいいのか分からない。
作者の特異な経歴も相まって、唯一無二の作風だと感じた。
「全員悪人」ってアウトレイジのキャッチコピーは秀逸だな、とふと思った。
Posted by ブクログ
赤松利市『風致の島』講談社文庫。
人間の限りない欲望や穢れた心の内をあからさまに描いたピカレスク小説。
騙し、騙され、家族にも見放され、東南アジアで地獄の果てまで堕ちていく男の惨めさと悲哀。何時、どうなるか解らぬ一瞬先は闇のような、今の世の中をデフォルメしたような小説だった。
東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として乗り込んでいた青木は開発に失敗し、日本に帰国させられ、関連会社に出向する。出向先は福島原発事故の除染作業を担う企業で、青木は下請企業から1億円余りの裏金を手に入れると、あっさり会社を辞める。
会社を辞めたことで、妻に三下り半を突き付け