鯖

847円 (税込)

4pt

発表時62歳、住所不定、無職。文学界を席巻する小説家の原点が待望の文庫化!
五臓六腑を抉る、超弩級のハードノワール誕生! 平成最後に突如現れた、荒ぶる才能に瞠目せよ。(宣伝担当)
紀州雑賀崎を発祥の地とする一本釣り漁師船団。かつては「海の雑賀衆」との勇名を轟かせた彼らも、時代の波に呑まれ、終の棲家と定めたのは日本海に浮かぶ孤島だった。日銭を稼ぎ、場末の居酒屋で管を巻く、そんな彼らに舞い込んだ起死回生の儲け話。しかしそれは崩壊への序曲にすぎなかった――。破竹の勢いで文芸界を席巻する赤松利市の長篇デビュー作であり、第32回山本周五郎賞候補作が文庫化。(解説・吉村萬壱)

第一章 覚醒
第二章 始動
第三章 脱皮
第四章 白光

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鯖 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どんなジャンルの本でどんな毛色の物語なのか、全く情報なく読んだことが結果良かった。

    男臭い漁師の世界は私の日常とは掛け離れた新鮮さがあり、一本釣り漁法の描写などが興味深く、「あぁ、へしこ食いたいなぁ。白酒は描写だけで胸焼けするなぁ。」とか思いながら楽しく読んでいた。

    その矢先。

    物語が3分の2

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    赤松利市『鯖』徳間文庫。

    赤松利市の作品は『藻屑蟹』に続き、2作目。何とも恐ろしいノワール小説。やはり、面白い。

    冒頭の得体の知れない薄汚れた漁業団『雑賀衆』の描写に一体どんな展開になるのか興味深く、読み始めた。この物語は成功を描いているのかと、一瞬微かな光が見えたのだが、物語はどんどん有らぬ方

    0
    2020年07月11日

    Posted by ブクログ

    凄い…。
    生き様、サクセス、恋模様、狂気、色々がごちゃ混ぜになって詰まっていた。
    一人称視点の主人公自身をどんどん嫌いになっていき、ここまで嫌悪感を抱くほどの感じは初めてだったかも知れない。

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    面白い。ラストまで夢中で読んだ。
    ただ、一線を踏み越えてからの人間の描写については、やりすぎのようにも感じた。ただこれは、私が人間のことをわかっていないだけかもしれない。

    主人公の持つ容姿へのコンプレックス由来の卑屈さと、それ故の人間に対する視点の鋭さについては、本物を感じた。

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    なぜか突然、この本の旬は1月なのではという気が強くして、読み始めた。『藻屑蟹』を読んでから3年と10ヶ月、ずっと読むタイミングを計っていたこの本、ようやく読めた。

    いやぁ、なんか……かなりヤバいものを読んでしまった。この本にはR指定(と今は言わないのかな)が必要では。でも読書の醍醐味である、貴重な

    0
    2023年01月20日

    Posted by ブクログ

    人間の脆さ、残酷さ、欲深さをさらけ出した話。
    能力の無いものは淘汰されるという現実をただ読者に突きつけている。

    しかしその酷さとは裏腹に文章は読み心地が良く、欲望に飲まれていく描写でさえ、そんな人間に対する情を感じる不思議な作品。

    赤松利市作品は初めてだったが、他も読んでみたくなった。

    0
    2022年11月13日

    Posted by ブクログ

    2020年、33冊目は、約1年振り、『藻屑蟹』以来の赤松利市。

    「海の雑賀衆」一本釣りに特化した游漁船団。時代の変化に呑まれ、船頭、大鋸権座が率いるのは、オンボロ漁船一隻、乗組員四名だけである。現在は日本海の孤島を根城に、割烹料理屋に魚を卸すことで、糊口を凌いでいた。そんな彼らに、ビッグビジネスの

    0
    2020年11月18日

    Posted by ブクログ

    日銭暮らしの漁師たちに舞い込んだビッグビジネスのチャンス。うまくいくかに思われた販路拡大の計画は金と欲にくらんだ事から狂気へと変わっていき……

    0
    2020年08月08日

    Posted by ブクログ

    先に読んだボダ子があまりにも衝撃的だったので期待大でした。これまた一気に読みました。赤松さんの話の中には幸せな人はいないのか。

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    なかなかの胸糞な結末が待っているが、まあ因果応報感も否めないので、納得できる。終始陰鬱な感じだが、引き込まれて読み切った。魚の匂いやアンモニア臭まで感じられる本だった。

    0
    2021年12月07日

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