講談社 - 切ない作品一覧
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4.5今秋待望のドラマ化第2シーズン配信決定! 大人気「火村英生シリーズ」豪華9冊合本!『新装版 46番目の密室』密室の巨匠が殺された 自らのトリックで――!? 日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。火村&有栖川のコンビがはじめて世に出た、シリーズ第1作! 『ロシア紅茶の謎』作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が? 表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。『スウェーデン館の謎』スウェーデン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖川有栖は深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。臨床心理学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に訪れたおぞましい惨劇の謎に挑む。『ブラジル蝶の謎』美しい異国の蝶が天井を埋めた部屋で殺害されていた男。何のために蝶の標本が天井に移されたのか。鮮烈なイメージの表題作ほか、小指ほどの小さな鍵の本当の用途が秘書殺しの謎を解く『鍵』など、傑作ミステリー全六篇。『英国庭園の謎』資産家の人知れぬ楽しみが、取り返しのつかない悲劇を招く表題作。日本中に大パニックを起こそうとする“怪物”「ジャバウォッキー」。巧妙に偽造された遺書の、アッと驚く唯一の瑕疵を描いた「完璧な遺書」など傑作ミステリ全六篇。『ペルシャ猫の謎』血塗られた舞台に愛と憎しみが交錯する「切り裂きジャックを待ちながら」、名バイプレーヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」など、粒よりの傑作集。『マレー鉄道の謎』旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞受賞作。『スイス時計の謎』二年に一度開かれていた“同窓会”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか…。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解きの醍醐味が堪能できる超絶の全4篇。『モロッコ水晶の謎』とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は…。火村・有栖の絶妙コンビが挑む傑作全4篇。
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4.8不朽の名作、吉川三国志を一気に読める完全版。日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである(吉川英治歴史時代文庫)。
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4.3野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生の代表作。若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだ武蔵(たけぞう)と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世話になる。それから一年、又八の母お杉と許嫁のお通が、二人の安否を気づかっている作州宮本村へ、武蔵は一人で帰ってきた。(吉川英治歴史時代文庫)。
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4.5日本の出版。その草創期にも転換期にも、彼らが関わってきた……。 「おもしろくてためになる!」「これを読めば大学に行かなくても偉くなれる!」 臆面もなく立身出世を説き、一代にして「雑誌王」に成り上がった初代清治。 勃興する帝国日本の大衆の心を鷲づかみにした印刷物は、やがて軍部との抜き差しならぬ関係のなかで変貌していく……。 そして敗戦後、総合出版社への転換をなしとげ、国民教育(ナショナル・エデュケイション)と出版による世界平和の夢を追いつづけた四代省一。 未公開資料を駆使し、近代出版百五十年を彩る多彩な人物群像のなかに野間家の人びとを位置づけた大河ノンフィクション!
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4.5理論は裏切らない! ・強化学習で必要になる数理を広くカバーした。・一貫したていねいな解説なので、じっくり読める。付録・参考文献も充実!・ベルマン方程式、TD学習、方策勾配、POMDP、深層強化学習をより深く!/【おもな内容】 第1章 準備 1.1 強化学習とは 1.2 マルコフ決定過程と逐次的意思決定問題 1.3 方策 1.4 逐次的意思決定問題の定式化 第2章 プランニング 2.1 準備 2.2 動的計画法 2.3 動的計画法による解法 2.4 線形計画法による解法 第3章 探索と活用のトレードオフ 3.1 概要 3.2 探索と活用のトレードオフ 3.3 方策モデル 第4章 モデルフリー型の強化学習 4.1 データにもとづく意思決定 4.2 価値関数の推定 4.3 方策と行動価値関数の学習 4.4 収束性 4.5 アクター・クリティック法 第5章 モデルベース型の強化学習 5.1 問題設定の整理 5.2 環境推定 5.3 ブラックボックス生成モデルに対するプランニング 5.4 オンラインのモデルベース型強化学習 第6章 関数近似を用いた強化学習 6.1 概要 6.2 価値関数の関数近似 6.3 方策の関数近似 第7章 部分観測マルコフ決定過程 7.1 部分観測マルコフ決定過程(POMDP)の基礎 7.2 POMDP のプランニング 7.3 POMDP の学習 第8章 最近の話題 8.1 分布強化学習 8.2 深層強化 学習付録A 補足A.1 証明 A.2 ノルム A.3 線形計画法 A.4 自然勾配法の補足
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4.8『哲学者の密室』の“悲劇”再び 矢吹駆シリーズ最新作! 間違われた誘拐 連鎖する誘拐 前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ 1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。 晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。 同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。 「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 GENERATIONSボーカリスト数原龍友、 自身初のフォトエッセイ本。 2022年グループとしてデビュー10周年を迎え、 2019年以降はソロ名義としても楽曲をリリース。 抜群の歌唱力を持ち、アーティスト活動に邁進する傍ら、 自身の趣味にも没頭する。 一見怖そうに見えるが、繊細な心を持つ優しい人。 彼の言葉には良くも悪くも嘘がない。 常に挑戦し続ける彼の今に至るまでの人生を綴ったエッセイに加え、 多彩な趣味を持つ数原の日常を切り抜いた写真が散りばめられている。 アーティスト人生の裏側が垣間見れる1冊が完成した。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.0台風とは? 渦とは? 台風の発生条件とは? 地球温暖化が進むと、台風はどうなる? 気象学の基礎から台風研究の最前線までをまとめた、かつてない一冊。熱帯の海で生まれる巨大な渦の一生を追ううちに、あなたは知的興奮の渦に巻き込まれる! 【おもな内容】 Chapter 0 台風とはなんだろう? Part 1 地球の大気を知ろう Chapter 1 地球大気は何でできている? Chapter 2 大気の温度はどうして変わる? Chapter 3 大気はどうして動く? Chapter 4 渦とはなんだろう? Part 2 台風を知ろう Chapter 5 台風を知るための数字 Chapter 6 台風の構造 Chapter 7 台風の発生 Chapter 8 台風の発達 Chapter 9 台風の成熟と衰退 Chapter 10 台風の強度・構造を変えるさまざまな過程 Chapter 11 台風の移動 Part 3 台風の最新研究を知ろう Chapter 12 地球温暖化と台風 Chapter 13 台風研究のいまむかし
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5.0<「水木しげる漫画大全集」FINAL SEASON!> 「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」といった代表作はもちろん、幻の貸本や新聞掲載の1コマ漫画まで、あらゆる水木漫画をコンプリート。未収録原稿や、カラーイラストなども余すことなく収録した唯一無二の完全版をお届けします。京極夏彦責任監修『水木しげる漫画大全集』第3期全35巻刊行開始!! 『水木しげる漫画大全集』(19681973)、第3期、第17回配本。 ★収録作品 「白い旗」「敗走記」「総員玉砕せよ!!聖ジョージ岬・哀歌」 ★解説「戦争は、本当にダメだ」のん(女優・創作あーちすと) ★資料編 ★初出一覧 ★付録「茂鐵新報」334号(通巻102号) ・ある日の一言「あのころのことはよく覚えている。戦友がみんな死ぬからねえ……」 ・荒俣宏氏 特別インタビュー 知の巨人が語る水木しげる―― その三 (ほか) 自身が配属されていた、臨時歩兵第二二九大隊(ズンゲン支隊)をモデルに、玉砕を命じられた部隊の運命を描いた、『総員玉砕せよ!!聖ジョージ岬・哀歌』など、戦争への怒りが込められた名作戦記漫画3編!! 第36回アングレーム国際マンガフェスティバル遺産賞、2012年アイズナー賞国際賞アジア部門受賞作。★解説「戦争は、本当にダメだ」のん(女優・創作あーちすと)
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3.0大人気ファンタジー冒険ロマンスの1巻から10巻が超お得な合本に! 特典で折原みと先生の書き下ろしスペシャルメッセージ付き! 「星は導かん、宿命(さだめ)に選ばれし者よ」――薄暗い図書室の片隅で、その1冊の古びた本を手にした時が、あたしの不思議な運命の始まりだったの。あたし、ユナ、こと鈴木結奈(ゆいな)、16歳。いきなり飛びこんだ砂漠の王国。目の前には超絶美形の金髪王子! 恋と冒険のフルコース!
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5.0数学との楽しい付き合い方、教えます。「マイナス×マイナスはなぜプラス?」「分数のわり算はどうしてひっくり返してかけるの?」「積分計算をするとなぜ面積になるの?」いまさら人に聞けない素朴な疑問に一発解答!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.3人生を物語に刻んで。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より) 【目 次】 オルゴールつき化粧ボックス 夏のどこかで アンダード あるゴシック・ロマンス 塵は塵に 旅程表 リード通り、アルバカーキ 聖夜、テキサス 一九五六年 日干しレンガのブリキ屋根の家 霧の日 桜の花咲くころ 楽園の夕べ 幻の船 わたしの人生は開いた本 妻たち 聖夜、一九七四年 ポニー・バー、オークランド 娘たち 雨の日 われらが兄弟の守り手 ルーブルで迷子 陰 新月
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3.9深夜、吉祥寺で発生した住宅火災。死者3名、重傷者1名。死者のうち1名は片手錠をかけられた女性だった。唯一の生存者でその家に住む17歳の少年・仁科徹は当初完全黙秘。 現場の様子から警察は、男4人による女子高生集団監禁事件と判断し、捜査を開始する。 ほどなく死者3名の身元は判明し、2週間にわたって被害女性に加えられた凄惨な虐待も明らかになるが、瀕死の重傷者は身元不明のまま。 警視庁捜査一課管理官の箱﨑ひかりは、突然供述をはじめた仁科がかけがえのない何かを守るために虚偽を述べていると感じ、被疑者、被害者それぞれの背景を調べ始める。 元警察官僚・古野まほろが描く、胸を穿つ警察ミステリ。
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3.2何度、何度、何度くり返しても彼の死だけが変わらない星夜の学校を襲った悲劇と、くり返す夏の日。命がけの青春を、私達は生きている。運命と戦う高校生達のタイムリープ×本格ミステリ☆☆☆7月7日。部活仲間5人のささやかな七夕祭りを、謎の爆発が襲った。その爆発は、部長を激しく吹き飛ばし殺害してしまう。原因は、未来からきた少女2人。彼女らはタイムマシンをハイジャックした挙げ句、爆発させてしまったのだ。部長の理不尽な死をなかったことにすべく、彼らは協力して過去を書き換えようとする。だが、時を繰り返すたび、なぜか犠牲者は増えていってしまい──遡れるのは計7回、無限に思える選択肢。繰り返す青春の1日は、命がけだ。
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5.0天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。 それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。 「天空の翼 地上の星」「砂の城 風の姫」「月の都 海の果て」「雪の王 光の剣」「永遠の旅人 天地の理」「大地の宝玉 黒翼の夢」天下四国シリーズ合本版
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4.5この本は、トットちゃんが小学校1年生で学校を退学になるところから始まる、黒柳徹子さんの自伝的物語です。黒柳さん自身が退学の事実を知ったのは、成人してからだそうです。何も知らなかったトットちゃんは、どんなことを考えて、どんなことを感じて、毎日を思いっきり暮らしていたか、同じ年齢の子どもたちにぜひ読んでほしくて、低学年向け絵本に再編集しました。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.3大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。 一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。 ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。 さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。 大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。 昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。
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3.5すべての生きものは数をかぞえている。チンパンジーや犬だけじゃない。鳥も魚もネズミもライオンもイルカも数をかぞえ、アリもハチも計算し、セミは素数の周期を把握していた! 「人間特有のもの」と一般に考えられている数的能力は、進化の過程で発達してきた。つまり言語をもたない生きものも、食べて繁殖して生存するために、数を認識し、かぞえている。いや、計算すらしているのだ――この大胆な仮説を、認知神経心理学の第一人者にして数的能力の遺伝について研究を続けてきたロンドン大学名誉教授が検証。数学を中心に神経科学、社会人類学、進化生物学と、学問分野を縦横につなげて、「生きものは数をかぞえているのか」というユニークなテーマに迫る。 本書では、京都大学霊長学研究所の計算できるチンパンジー・アイや、後者関数を理解し数学の自習までした伝説のヨウム・アレックスといった”天才動物”にとどまらず、さまざまな生きものをとりあげる。 ・「サルと大学生の基礎数学」 ・ヒヒは脳で計算し、足で投票する ・敵の数をかぞえて戦略を立てるライオン ・数を多めに見積もるネズミ ・クジラとイルカの高度な数的能力 ・猫の脳で観測された「計数」細胞 ・「名前のない数」を考えていたカラス ・ハトの記憶容量はグーグルマップを超える? ・さえずりで数的能力を鍛える ・鳥のちっぽけな脳内はニューロンでいっぱい ・5回鳴いて婚活に勝つオスガエル ・オタマジャクシの数的能力は魚に劣る? ・生後1日のグッピーも大きな群れを選ぶ ・数の変化で魚の脳も変化する ・7時間訓練すればアリは「数」を学べる? ・クモは獲物の数をかぞえる ・イカの数の感覚は感覚は人間の子どもと同程度? ・シャコは経路積分で巣穴に隠れる ・カタツムリはチンパンジー並みに数に敏感 哺乳類から無脊椎動物まで、動物が「数」をどのように認識しているか、数を使って何をしているかは、私たち人間の進化プロセスをたどることであり、「人間は数をどうとらえ、どうかぞえているか」を発見する旅でもある。 昨今、「生涯年収は計算能力で決まる?」などと問われているが、それも当然かもしれない。ガリレオは「宇宙は数字で書かれている」と言い、ピタゴラスは「万物は数でできている」と述べ、ノーベル物理学賞受賞者のユージン・ウィグナーは「数学は世界を説明する道具だ」と語った。人間を含めたあらゆる生きものの命の目的、つまり「セックスと食物の獲得と生存」に不可欠なサバイバルツールが計数なのだから、数的能力が人生に影響を及ぼしても不思議はない。 さあ、あなたはどうかぞえているか? 知的好奇心をかきたてる話題作。
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4.81944年10月、英国首相チャーチルから帝國真珠ロンドン支店の早川正臣に真珠の胸飾り「ハナグルマ」が手渡された。かつてパリ万博にも出品された品の修復依頼だった。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも日本に戻り、正臣が向かったのは、ハナグルマを唯一修復できる水野家だった。 水野美冬は真珠職人の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松にある挺身工場に出発する前夜、母から重大な話を聞かされる。早世した父は実の父ではなく、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だという……。 時代の波に翻弄されながらも美冬は自らの運命を切り開いていく。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK「あさイチ」、日テレ「ヒルナンデス」「月曜から夜ふかし」など 50のメディアから取材殺到。 予約がとれないほど、世界中から注目されているぬいぐるみ専門病院「杜の都なつみクリニック」が はじめての写真集を出版! これまで1万8000のぬいぐるみを愛情深く直してきた院長の箱崎なつみさんの 「ぬいぐるみは家族の一員」という信念のもと、治療された愛らしいぬいぐるみをぜひご覧ください! 病院にやってきたボロボロだけど、愛おしい40のぬいぐるみの治療前後を撮影した写真集。 治療後のふわふわなぬいぐるみに誰もが癒やされる! ●ビフォーアフターから見えてくる、かけがえない家族の物語。 「ぬいぐるみは、お守りのような存在。」 「家族がケンカした時の仲裁役をしてくれる。」 「単身赴任の夫と私をつなぐ、心のよりどころ。」 ぬいぐるみと持ち主の出会いや日常のヒストリー、 持ち主のカウンセリングを経て施したスペシャルな治療内容も紹介。 ●ぬいぐるみを愛する俳優・美村里江さんも「うちの子が見違えるほど綺麗になった」と絶賛! お家でもできる簡単なケアを教える、美村氏と院長との特別対談を収録。 さらに、ぬいぐるみを長年つくり続けるスターチャイルド代表の長谷川孝博さん、 ぬいぐるみを研究する早稲田大学准教授の菊池浩平さんと、院長の対談も収録。 ぬいぐるみを愛するすべての人に読んでほしい唯一無二の写真集です。 ●杜の都なつみクリニック院長 箱崎なつみさんからメッセージ 私たちぬいぐるみ専門病院は、しっかりと治療を行いながらも、 まったくの別人をつくるのではありません。 持ち主さんとの日々の営みの中でできあがった、ぬいぐるみの特徴は残したまま、 持ち主さんとコミュニケーションをしっかりとって、治療をおこなっています。 「この目の傷は残しておきたい」 「生地が変わっても、心はこの子だから大切にしていきたい」 「毛並みはふわふわにしない。このままが好き」 持ち主さんによって、希望する治療はさまざまです。 この本では、治療する前と、治療した後のぬいぐるみの写真を見くらべること で持ち主さんとぬいぐるみが選択した、それぞれの「家族のかたち」を感じるこ とができます。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.2ここにもある袴田事件、免田事件、財田川事件、足利事件の理不尽。 生きるということは、かくも哀しく美しいものか。照らし出される司法の闇、冤罪の虚構、人間の絆。作家の才能に嫉妬する。―堀川惠子(ノンフィクション作家・代表作『教誨師』) 突然、父親を奪われた少女に救いは訪れるのか? 事件の謎は戦前から令和まで引き継がれ、慟哭の結末は我々に生きる意味さえ問いかける、前代未聞かつ究極の「冤罪」ミステリー。世代を超えて社会の歪みと戦い続ける者たちの行き着く先とはいったい何なのか。 時代を超えて受け継がれる法律家の矜持に心が震えた。―五十嵐律人(作家・代表作『法廷遊戯』) わたしはこれ以上のリーガルミステリを知らない。―染井為人(作家/代表作『正体』) 冤罪と冤罪で翻弄されたものたちが辿る刮目のドラマ。戦中、時局に媚びる社会情勢の中で苦悩する弁護士のギリギリの戦いは、本人が戦場に送られて戦争が終わってからも、正義を信じる弁護士や検事により引き継がれる。彼らが報われる日は来るのか? 社会のひずみを壮大なスケールで活写したリーガル・ミステリーの雄の渾身作。
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4.5君に、このバトンを託す。蝶の羽ばたきを受け、彼らは立ち上がる。 太平洋戦争末期。前線も本土も戦場だった。数え切れない命が散った。 南方戦線でただ一人生き残った尾崎、東京大空襲で家族を失ったさくら。前線でさくらの兄に命を救われ、厚生省職員となった尾崎は、大物政治家の助力を得て民間戦争被害者への国家補償の実現を目指す。 そんな尾崎の身辺に次々と不審な出来事が起き、署名運動を始めたさくらも思わぬ妨害に遭う。 何者かの思惑。官僚組織の論理。見え隠れする特務機関の影。立ちはだかる時間の壁。 時を経て、世代を超えて、それでも彼らは命がけで思いをつないでいく。 信じ続けること。伝え続けること 終戦から80年。深い祈りを込めた、著者の新たな代表作!
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 工学で役立つ「ベクトル・行列」がスムーズに学べる! 工学者による工学部生のためのテキスト。「行列」をまったく知らない学生を対象とした。オールカラーで、図、例題、演習問題が豊富なので、抜群にわかりやすい! ・ベクトル・行列の和差積の演算が無理なく身につく。 ・数式の展開や具体的な計算もできるだけ途中式を記し、計算方法に思い悩むことがないように配慮した。 ・工学系の応用において重要となるベクトル・行列の微分、外積、最小二乗法といった「評価関数の最適化」について説明した。
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4.0地球は本当に温暖化しているのか? 何が温暖化をもたらすのか? 温暖化は何をもたらすのか? 現代科学が明らかにした温暖化のメカニズムを、豊富なカラー図版とともに平易に解説。人間活動が起こす気候変化の科学的なしくみがよくわかる!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.1騙し騙され、 知恵と欲の 丁々発止の果て 手にする物は? 天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか? 魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り! 読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!
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3.7幾千年の時を超えて、あなたと恋をしている奇跡。 生き死にの極限に迫る、著者渾身の恋愛小説。 ひと月前に兄を亡くして天涯孤独の身となったわか子は、週に三日、空き家管理の仕事をすることになった。趣味の和歌を思い浮かべながら、何かが死んでいるような腐敗臭のする家で掃除をしていると、「なびかじな……」という藤原定家の和歌がきっかけとなって不意に景色が反転し、気を失ってしまう。目が覚めると、空き家の持ち主の河原さんと見たことのない青年がわか子を心配そうに見下ろしていた。それは時間のなかを旅してきたような、不思議な感覚で――。 雲=クラウド=記憶の保存庫 若さを失うことは、少しも寂しいことではないの―― 過去の恋を思い出しながら、わか子は『源氏物語』の朝顔の君に自身を重ねてみる。 前世か先祖か幻か、わか子のなかに眠っていた女たちの記憶が動き出す。 装画:栗田有佳 装幀:大久保伸子
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4.0戦争の理不尽さ、無意味さ、愚かさ――。二等兵の目から見たあまりにもリアルな"戦争"! 戦争を体験した者にしか描けない真の戦争がここにある! 同時収録「姑娘(クーニャン)」では、結末の異なる2種類のストーリーをどちらも収録!「水木しげる漫画大全集」―半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を、京極夏彦責任監修の元、完全網羅。最新デジタル技術を駆使し最高画質を達成。第1期33巻。
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4.0子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしま時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった―― そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。 「少女」とはいったい誰のことなのか? どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか? 自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女 たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。 再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。
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4.2《みなさんの感情や意見には一切口出ししません。手紙の書き方、つまり文章の書き方を教えるのがわたしの役割です》北フランスのリールで書店を営むエステルは、亡くなった父を偲んで手紙教室を開くことにした。参加者を募る新聞広告を出すと、5人から応募があった。孤独な老婦人、重度の産後うつに苦しむ夫婦、仕事にやりがいを見いだせないビジネスマン、そして進路に悩む青年。性別も年齢も異なる参加者とエステルは、手紙のやりとりを通して新しい言葉との出会いに飛び込んでゆく。言葉の力を賛美した小説。"Le Prix Du Roman Qui Fait Du Bien"(癒やしの小説賞)を受賞。
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4.51959(昭和34)年より、東京西郊の団地にある賃貸の2DKに住まう文芸評論家は子ももうけることも家を所有することも欲することなく、親族との関係も絶ち、石塊の声に耳を傾けながらひたすら人間の生の根柢を見つめつづけてきた。 声高に語られる正義の言葉に疑問を呈し、その虚偽を拒む思考とはどのようなものか? 1974(昭和49)年から1987(昭和62)年という、オイルショック直後からバブル景気の時期に時代と社会の定点観測のように文芸雑誌や書評紙に書かれた文章を読む者は、その言葉が呟きのようでありながら独自性と粘りに満ちていることに気付かされる。 その深くえぐるような強度は、21世紀の現代においてむしろ重要性が増しているように感じられるものなのである。 混迷する世界にかろうじて生きる我々にこそ響くエッセイ集、初の文庫化。
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4.0「私はいま、家を去る最後の瞬間にこの文章を書いています。このあとすぐに私は刑務所に再び入れられます」 2023年に獄中でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディの手記と、ナルゲスによる13人の女性受刑者へのインタビューをまとめた衝撃のノンフィクション。 ●白い拷問とは? イランのエヴィーン刑務所は、悪臭と恐怖に満ちた悪名高き場所。そこで繰り返されるのは、看守による自白の強要、鞭打ち、性的虐待、家族への脅迫、そして「白い拷問」だ。照明を操作した独房で昼夜の感覚を奪い、睡眠パターンを妨げ、時に目隠しをし、身体的接触をすべて奪うことで、囚人の身体と精神を蝕む非人道的な拷問である。 ●突然の逮捕と奪われた日常 「女性にも権利を」「民主主義と人権を」「好きなことを言い、好きな服を着たい!」自由を求めて思いを表すだけで、服装が不適切というだけで、思想犯・政治犯として逮捕されてしまうイラン。ヒジャブ着用が不適切だと拘束されたのち死亡したマフサ・アミニ氏問題を巡り、国連調査委員会は「違法でありイラン政府に責任がある」と発表している。 本書に登場する女性たちも一方的な容疑をかけられ、拘束されている。幼いわが子を道端に置き去りにするかたちで逮捕・投獄された女性までいる。 著者ナルゲス自身、夫は政治亡命し、10代になった双子の子どもたちも父のもとで暮らし、孤独な闘いを強いられている。13回逮捕され、5回の有罪判決を受け、31回の禁固刑と154回の鞭うち刑を言い渡されても、ナルゲスが闘いをあきらめない理由は、女性の権利と暴力や死刑の廃止を求める信念に他ならない。 ●世界選挙年とジェンダーの平等 ある囚人はインタビューでこう明かす。「独裁者が支配する不平等な世界で、人々は支配されるか従うか、どちらかしかないが、女性は普段からさまざまな不平等に傷ついているので、日々の経験を足掛かりに抵抗のレベルを一段あげることができる」と。さらに「男性優位の社会でヒエラルキーからこぼれ落ちた男性は、女性以上に弱い存在になってしまう」と喝破する。 本書は「遠い国のイスラム世界の物語」ではない。今、現実に起こっている人間の権利とジェンダーの平等の問題でもある。専制政治の支配と家父長制度の支配のなかでがんじがらめの女性たちの闘志は、すべての人に勇気を与える。 ●推薦の言葉および海外での反響 ・安藤優子――全人格を奪う「白い拷問」。その実態をつぶさに告発したナルゲスさんと証言者たち。彼女らが闘っているのは、この地球上の人権を踏みにじられているすべての人々のためだ。 ・ニューヨーク・タイムズ絶賛。世界16か国で緊急出版。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名作に登場する、色にまつわる美しい日本語に北斎の絵や写真などが添えられた、 子どものことばの力を育てる新シリーズ! 監修は辞典編集一筋の神永曉氏。 「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」(在原業平「百人一首」より) この有名な一首の、「からくれない」ってどんな色? くれない、あかね、しゅ……。赤といっても日本にはたくさんの色があります。 茜という植物の根や、紅花の花から取り出した色など、古くから自然のなかに色を見いだしてきた日本人の、自然と親しむ心を「いろ」から知ることができます。 ジャパンブルーとよばれ、日本を代表する色とも言われている「藍」にしても、藍からつくりだされる色ひとつひとつに、瓶(かめ)覗(のぞ)き~水色~浅(あさ)葱(ぎ)色~縹(はなだ)色~紺色と、微妙な青の違いを楽しんでいた、豊かな文化が感じられます。 言葉を獲得することは表現する力を大きく育むことにつながります。 シリーズ第一作「そら」につづき、先人たちの自然への豊かなまなざしを感じて、その心や文化を知ることができる「いろ」にまつわる言葉を集めました。 「藍」には葛飾北斎の「神奈川沖裏浪」、「かきつばた色」には尾形光琳「燕子花図屏風」など、美しい写真や絵を選び抜き、ことばのイメージを広げるビジュアルも豊富な一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.6致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか? ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。 (川上弘美 / 作家) 旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。 (西加奈子 / 作家) この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。 自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。 人生に終わりはないのだ。 (小島秀夫 / ゲームクリエイター) あらすじ 「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。 爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。
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3.7少年時代に姉がストーカーに殺された男、潮崎。被害者家族によりそいすぎたため、心身を壊し、若くして亡くなってしまった警察官の父を持つ女性刑事の広中。潮崎に対して、一方的に憎しみをいただいている広中は、捜査一課にいきたいという夢があった。その夢がやっとかなう。しかし、捜査一課での相棒は、信じられないことに、潮崎だった――。 介護疲れによってひきおこされた犯罪、オレオレ詐欺に、ひきこもり。巨大団地で連鎖する事件は、やがて最悪の結末をむかえる――。先読み不能のストーリーテラーが用意した、極上の物語ラビリンス。そして最高のカタルシス! 「あなた」も刑事も気づかないうちに、事件はもう始まっていた――。
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4.5郊外の住宅地にある築七年の中古マンションで、夏実は夫と小三と幼稚園児二人の息子と暮らしている。専業主婦の暮らしに何といって不満もなく、不自由があるわけでもない。けれど蛇口から流れる水を眺めているときなどに覚える、放心に似ためまい――。 1990年代の東京。「中産階級」の変わることのない日常? 2023年にポリー・バートンによって英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌で書評されるなど話題となった。 生活という日常を瑞々しく、シニカルに描いた傑作中編小説。 ケイト・ザンブレノ 「あまりに退屈で売春を始める主婦たちの話が気の利いた挿話として登場するように、たとえばブニュエルの、たとえばゴダールの、たとえばシャンタル・アケルマンの、売春する主婦たちについてのあらゆる映画への目配せがこの小説には見られるのだが、ただしこの小説の中では何も起こらず、退屈そのものがポイントで、じゃがいもの皮はただ剥かれ、皿はただ洗われ、けれど時々、ほんの時折、家事にまつわる瞑想的な瞬間、クラクラするような、あるいはぼうっとするような感覚がふと訪れることがあり、たとえば洗い物をしているとき、蛇口から紐のように絶え間なく流れ出す水や、流れていく水のきらめきに心を奪われてしまう、それこそがポリー・バートンによって「軽いめまい(ルビ:マイルド・ヴァーティゴ)」と訳出された感覚で、この言葉は小説の八番目のセクションのタイトルにもなっている。」 「解説」より
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4.3鍜治の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。第45回メフィスト賞受賞の超弩級異世界ファンタジー!
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4.0「恋愛作法の達人になるのは、ふふ、無理だろうけど、「恋する私」や「失恋した私」をながめる眼鏡くらいは、手に入るかも」(「シラバス(2019前期)」より) 「恋愛学」と学生の間で呼ばれた都立大学の人気授業を書籍化! 恋愛に正解はない――だからそれは自分や他人について考える絶好の機会になる。 オペラ、文学、哲学、映画、ドラマなど多彩な素材から繰り出される問いの数々と、出席者の等身大の声でつくりあげられた異色にして極上の授業の報告。 金曜4限の「ドイツ語圏ドイツ文化論」、学生たちがつけたまたの名を「恋愛学」。2010年頃に始まったこの授業は、「彼(彼女)にも受講してほしい」と口コミで広がり、ついには参加者200名超にも及ぶ人気講義になりました。 《カルメン》や《ドン・ジョヴァンニ》などのオペラ、太宰治の恋文、ヴィトゲンシュタインの哲学、『存在の耐えられない軽さ』にドラマ『あまちゃん』まで、多彩な素材をもとに恋愛について考えます。 授業を彩るもうひとつの重要な要素が授業のリアクションペーパー、通称「紙メール」。「草食化」、「恋愛離れ」というレッテルを貼られがちな20代の等身大の声を導きの糸に、授業は縦横無尽に展開していきます。 恋は、がんばったからといって上手くいくものではありません。相手の気持ちはもちろん、自分の気持ちもコントロールできない。「私は、私という家の主人ですらない」(フロイト)のが人間です。コントロールできない局面でどうふるまうか――。恋愛に正解はありません。だからこそ恋について考えることは、「私」やコミュニケーションについて考えを深める、またとない機会でもあります。 「パルラ・バッソ(低い声で語れ)」、「捨恋」、「オイラー図」、「136問題(「伝えたいことが10あったとする。文字情報で伝わるのは1。声の調子や表情や身ぶりなどで伝わるのは3。残りの6は伝わらない」)」……ユニークで一度聞いたら忘れられない合言葉の数々。思わず自分の恋も語りだしたくなる? 感情揺さぶる〈実況中継〉講義。 【本書の内容】 「あしたの天気は、晴れか曇りか雨です」――反証可能性 モテる男は叫ばない――136問題 「カタログの歌」――ドン・ジョヴァンニの哲学 めざせ10連敗!――ヴィトゲンシュタインの教え 「さあ聞け。男(女)が思ったが、言わなかったことを」 自分の無力に思い上がるな 手紙に書いたキス 恋愛のピリオド奏法 ふりをする――世界は舞台/そして男も女も役者にすぎない? なぜドン・ジョヴァンニはトリスタンになったのか 非接触系の愛――1対(1) 「絶望するな。では、失敬」 ……など。
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3.9選考委員瞠目! 第19回小説現代長編新人賞受賞作 今村翔吾さん「執念の如き力を感じた」 塩田武士さん「朝宮さんの『業』に、私は期待している」 中島京子さん「チャレンジングな作品」 凪良ゆうさん「著者にしか書けない光と闇」 宮内悠介さん「シンプルに心を動かされた」 薬丸岳さん「一番に推した」 5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。 「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」 納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。 とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。 事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー 二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。 愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。 それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 消されてしまった日本。もう、写真の中でしか見ることができない、明治・大正・戦前の荘厳なる文化遺産。とくに歴史的価値の高い52施設と巻末リストの48施設、計100施設の建築写真を収録!
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 残りの人生を、どんな住まいで、どう暮らしたいですか?」 ロングセラー&ベストセラーの『行正り香のインテリア』『行正り香の家作り』に続く、リノベ前に読むべき本が誕生しました。 1)間取りと家具のレイアウトを見直す 2)リノベか模様替えか 3)部分リノベかフルリノベか 4)理想と予算の問題 5)照明デザインと家具の配置は最初の段階で 6)家具・絨毯・カーテンの選び方 7)リノベの仕上げは個性をどう出すか ほか 40代子育て中のファミリーから、50代のひとり暮らし、子どもが巣立った後の60代夫婦まで、行正り香が監修したマンション・戸建てのリノベと模様替えの実例をご紹介。「リノベ前に知っておくべき10のコツ」をわかりやすく解説しました。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.2若き小隊長と怪物級無敵男の最強バディが駆け抜ける、 壮絶アクション×驚愕の国際謀略エンターテインメント! 舞台は2001年、日本最東端の小さな港町・枝室。 想像を絶する巨大な陰謀と最悪な戦争が待っていた──。 「戦争と国家が、このモンスターを生み、育てたのだ。」 杉江松恋氏、驚嘆! 「犯罪小説の読み手として至福の読書体験だった。 駆りたてられるように読み、物語が示す世界の破滅がいかに身近かを思い、しばし茫然とした。」 交通事故で兄を亡くした陸上自衛官の市瀬の官舎に、異相の大男・佐川が訪ねてくる。「あんたの兄弟は事故死じゃない。殺しだ」。不可解な死の謎を追う二人に次々と危険が迫り来る。元自衛官の芥川賞作家が放つ、大砲級のエンタメ超大作!
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3.5人生の曲がり角は、真夏のパリの晩餐にあった。 ジゼル・アリミ賞を受賞した「反逆へ向かう女性たちを描く、一触即発の密室劇」 8月の暑い夜。パリのラスパイユ大通りにある高級アパルトマンを1組の夫婦が訪れた。エティエンヌが旧友のレミと、レミの妻のジョアルを招いたのだ。エティエンヌの妻のクローディアを交えて、4人でディナーを囲む。弁護士で自信に満ちたエティエンヌ。運動療法士で内気なクローディア。経済学の教師で社交的なレミ。IT業界で成功を収める思慮深いジョアル。それぞれの胸に秘めた思いを抱えながら、ディナーは進行していくがーー。 踏み出してみれば、なんてことのない一歩だった。
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4.3母さんを殺したのは、俺だ――。 許せなかった。自分自身も、父の再婚も、大好きだった音楽も。 高校2年生の羽山陽介は母を亡くした幼少期の記憶に今も囚われていた。 男手一つで育ててくれた父と、突然紹介された父の恋人に懐く無邪気な妹。 あの人が家に来るたび作ってくれるカレーは、母の得意料理だった。 「俺、絶対認めないから」。 気持ちの整理がつかない日々の中、学校で不可解な事件が起こる。 切り刻まれた幼馴染のイヤホン、階段から突き落とされた友達。 突然部活を辞めたエース、誰とも長続きしない人気者、善意の押し売りに苦しむクラスメイト――。 それぞれの無言の叫びは渦となり、やがて溢れ出していく。 本当は誰かに叱ってほしい。お前を許すと言ってほしい。 誰も本当の意味では分かり合えない、それでも分かり合いたい。 僕たちは、必死にもがいて手を伸ばしている。 デビュー作で青春の「痛み」を暴いた若き才能が掬い上げるのは、 「痛み」の先にある一筋の「救い」。
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3.87年間小説を書けずにいる小説家――「私」は、目にとめた新聞広告に衝撃を受ける。そこには、「この本を書いた人を探しています」というフレーズと小説の一部が掲載されていた。その小説は、「私」がデビューする前に、誰にも知らせずに投稿していた作品だったのだ。事情を調べ始めた「私」は、謎の多い女性「イ・ユミ」に辿り着き、彼女の人生を追うことになる。 ある時は、キラキラした女子大生。ある時は、評判のいいピアノ教師。ある時は、センスのある大学講師。ある時は、優しい医師。またある時は、ーー。 虚像で塗り固めた幾重もの仮面の裏から徐々に表れる真実の素顔。
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4.5ソウルの大学への就職話というのもそれほど悪いものではないかもしれない。なにしろ自分はこの2年というもの、横文字ばかり読んできて、すっかり頭が欧米向きになってしまった。フランス語も英語も存在しない、この不思議な文字の連なりからなる国に足を向けるというのも、考えようによっては面白いに違いない。焼肉もキムチも好きだ。焼肉は食べ放題だっていうではないか。きっとこれは真の意味で冒険となるだろう。何しろまったく予備知識のない社会に、白紙同然の状態で行こうとするのだからな。となれば、ぐずぐずはしていられない。今すぐパスポートを申請し、ヴィザの発給を受け、この文字に少しでも親しんでおくことだ。わたしはそう決意した。わたしはパスポートを受け取ると、その足で南麻布にある大韓民国大使館に向かった。 1970年代に日本人が韓国を訪問するには、理由と期間の如何を問わず、ヴィザの発給を受ける必要があった。とりわけわたしの場合には、観光や就学のヴィザではない。一年間を外国人教師として過ごすには労働ヴィザを取得しておかねばならない。それは極めて稀なことだったのである。…… 「ところで皆さん、韓国に行ったことはありますか。」宴会のなかで梁さんの発したひと言が「わたし」の運命を大きく変えた。20代前半の「わたし」は日本語教師として、ソウルの大学に赴任し、そこで朴正煕大統領暗殺、戒厳令の施行に遭遇する。『ソウルの風景』(岩波新書)の著者による渾身作。
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5.0同世代・同時代の小説家である村上春樹に深い関心を持ちつづけた文芸評論家・加藤典洋が節目節目に発表してきた作品論や書評を集成。小説家に対し一貫して好意的だったが時に厳しくもあった批評の射程は、デビュー作『風の歌を聴け』から最新長編『騎士団長殺し』にまで及んでいる。本書は村上春樹の小説世界に分け入る際の良い手がかりになるだけでなく、「批評」とはどのような営みなのかを読者に知らず知らずのうちに伝えてくれる、他に類を見ない評論集。遺稿「第二部の深淵――村上春樹における「建て増し」の問題」収録。
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4.7『哲学探究』は、ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著です。 すでに、邦訳も出ていますが、古すぎたり、哲学としての解釈に不足があったりして、歴史的な名著の割には、名訳に恵まれませんでした。 このほど、もっとも信頼のおけるテキストである最新第4版の版権を取ることができました。 翻訳は、現在の日本で、もっとも厳密かつ魅力的な研究を続けている鬼界彰夫氏が担当します。 鬼界氏は、『哲学探究』というテキストが、どのような構造になり、何をめざしているのか、日本語で明確にわかるよう、特に版権所有者の許可を得て、見出しや解説等を、十分に入れていきます。 この企画によって、ついに、決定版の『哲学探究』の訳が世に出ることになったのです。
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3.0本書は、「三権分立」を説いた『法の精神』(1748年)で知られるフランスの思想家シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー(1689-1755年)の名を一躍知らしめた記念碑的作品(1721年)の新訳である。 ボルドー近郊のラ・ブレードの城に生まれたモンテスキューは、ボルドー大学で法律を修め、弁護士になった。1709年にはパリに出て、さまざまな学者や文人と交流しつつ多彩な領域について知見を深めた。本書『ペルシア人の手紙』に見られる東洋についての記述は、この時の成果である。5年後の1714年には急逝した父のあとを継いでボルドー高等法院評定官となったモンテスキューは、その傍らで執筆活動を続け、7年後の1721年に匿名で本書を発表するに至る。 宮廷での政争に疲れたペルシアの貴族ユズベクが友人のリカとともにヨーロッパに出かけてパリに長期滞在する間、故国をはじめとする各地の知人・友人と交わした書簡の集成──このような体裁をとる本書は、たちまちベストセラーになり、発売後1年のうちに10版を重ねるほどの売れ行きを見せた。その魅力は、何よりもまず18世紀前半のヨーロッパ、とりわけフランスの社会を東洋人の目で活写し、風刺したところにある。人々の生活や風俗が具体的に描かれるとともに、時には政治について、時には宗教について語られていく。多岐に及ぶ話題を扱う架空の書簡は、当時の貴重な記録として読むこともできるだろう。 もちろん、フィクションとしての魅力も大きい。ユズベクがあとに残してきたペルシアの宮廷では腐敗・堕落が進み、やがて崩壊の危機に瀕する。ところが、遠く離れたヨーロッパに身を置くユズベクに与えられた手段は手紙しかない。当然のことながら、往信と返信のあいだで生じた出来事についての詳細は語られず、読む者はさまざまな想像をめぐらせながら、宮廷の行く末を見守ることになる。その読書体験は実に刺激的であり、本書がのちの書簡体小説の先駆として高く評価され、読み継がれてきたのも当然のことと言える。 本書は、実力者として知られる研究者が最新の研究を踏まえて取り組んだ、画期的な新訳である。平明な訳文、簡にして要を得た注と解説によって、読む者はたちまち18世紀を生きることができるだろう。今後のスタンダードとなるべく満を持して送り出される渾身の訳業。 [本書の内容] 登場人物 暦について 地名について 関連地図 序 文(1721年) 『ペルシア人の手紙』に関するいくつかの考察(1758年) ペルシア人の手紙 訳者解説 手紙一覧
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5.0蜘蛛が網を作ると、「恋しい人がやってくる」と喜んだ平安貴族。弥生人はその姿を銅鐸に刻み、ペルーの古代人はナスカ台地の砂漠に描き、ギリシアから北米まで、蜘蛛は世界の神話に数多く登場する。 時に畏れ、嫌い、崇め、慈しむなど、評価は極端。なのに、なぜか惹かれずにはいられない……。 人と蜘蛛のそんな不思議な関係を、日本中世史研究家が貴重な図版・史料とともに丁寧に考察。 蜘蛛愛好家の筆者だからこそ見えてくる、新しい歴史研究! 「内容紹介」 清少納言は、現代人よりもはるかに虫好きだったのだ。いささか厄介な虫たち、蠅、蟻、蚊、蚤について、「憎し」と言いながら、面白がってその生態を見つめ、魅力的に描写した女性がいた。清少納言である。(中略) 蜘蛛についても、網にかかった白露を、「をかし」「あはれ」の両方を使って絶賛している。 こうした眼差しは、どこへ行ってしまったのだろうか。いま、人間が虫に対して抱いてきた感情、心性、文化を見直し、つき合い方を考えることは、急務であると思われる。 ―――本書 はじめに より 目次 はじめに 第一章 遺跡の蜘蛛・神話の蜘蛛 1 蜘蛛とはどんな生きものか 2 蜘蛛の考古学 3 世界の神話の蜘蛛たち 第二章 敵の名は土蜘蛛 1 征服神話の中の土蜘蛛たち 2 土蜘蛛は蔑称か 第三章 蜘蛛に寄せる恋の歌 1 蜘蛛に寄せる恋の歌 2 東アジアのめでたいしるし 3 蜘蛛と七夕 第四章 空を飛ぶ蜘蛛 1 雪迎え――空飛ぶ蜘蛛の発見 2 漢詩と和歌に詠まれた遊糸 3 「かげろふ」をめぐる混乱 4 『かげろふ日記』の「かげろふ」とは何か 5 十二単を飾る糸ゆふ 第五章 蜘蛛は神仏のお使い 1 蜘蛛は知る者、賢い者 2 あの人も蜘蛛に助けられた 第六章 妖怪土蜘蛛登場 1 蜘蛛嫌いの萌芽 2 寺蜘蛛の登場 3 よみがえった土蜘蛛 第七章 民俗と遠い記憶 1 相撲を取る蜘蛛 2 蜘蛛の昔話 3 夜の蜘蛛・朝の蜘蛛 おわりに ――蜘蛛はともに生きる仲間 参考文献
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4.5世界史に比類なき足跡を残した偉大なる英雄たちの王国、マケドニア。紀元前7世紀半ばの建国から、天然資源と外交術を駆使した版図拡大の時期を経て、フィリッポスによるギリシア制覇、アレクサンドロスによるアカイメネス朝ペルシア打倒を含む東方遠征、そして後継者戦争の果てに滅亡に至るまでの全軌跡を、最新の研究成果を踏まえて辿る、本邦初、唯一無二の歴史書! これが『ヒストリエ』(岩明均)のリアルだ!! [目次] プロローグ 第1章 マケドニア史へのアプローチ 1 マケドニア史研究の歩み 2 フィリッポス二世の「復権」 第2章 マケドニア王国の成立 1 マケドニアの地 2 王国の誕生 3 マケドニア王国のしくみ 第3章 ヘラクレスの子孫たち 1 アルカイック期のマケドニア 2 アレクサンドロス一世 3 ペルディッカス二世 4 アルケラオス 第4章 フィリッポス二世の父と兄 1 アミュンタス三世 2 アレクサンドロス二世 3 ペルディッカス三世 第5章 フィリッポス二世の登場 1 即位時の危機 2 王国の統合 3 ギリシア征服のスタート 4 第三次神聖戦争への参戦 第6章 ギリシアの覇者へ 1 「フィロクラテスの講和」 2 フィリッポス二世の宮廷 3 ギリシア制覇への道のり 4 決戦へ 第7章 フィリッポス二世からアレクサンドロスへ 1 ペルシア遠征を見据えて 2 王者の最期 3 父と子 エピローグ 結びにかえて――現代のマケドニア 地図 マケドニア王家の系図 マケドニア王在位表 凡例 主な参考文献 図版出典一覧 関連年表 索引
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3.81960年代後半、アメリカ西部ネバダ州にある人口50人以下の町・ジェスロー。この町に住む人気小説家のトムはしばらく新作が書けずにいた。やる気のなさをごまかすようにギャンブルに明け暮れるトム。「世界が終わる日が来たら書くかもな」と言う彼を再起させるため、トムの妻であるメグは、ゾンビに扮してトムを襲う計画を立てる。そこに噂を聞きつけた映画監督がやってきて……。 貸したまま戻ってこないイヤリング、信念を曲げて書いた小説、自分を捨て街を去った彼女ーーこんなはずではなかったと思いながら生きる人々に訪れた最大の転機、それはゾンビ映画の撮影だった!! 読後、思わず家族や大切な人に会いたくなる、故郷や過ぎ去った時間についての物語。
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3.5ようこそ、狂気と謎が交錯する孤島ミステリーの世界へ。読者の脳細胞が試され、心を揺さぶられる究極の孤島は、どれだ? Mephisto Readers Club にて配信された書評66編がついに書籍化。執筆陣が担当作を奪い合う「ドラフト会議」も収録! 全66島 不朽の孤島ミステリー書評! 本書で紹介する孤島ミステリーは以下の66作品! 十戒/〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件/クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い/超能力者とは言えないので、アリバイを証明できません/黒祠の島/M博士の比類なき実験/あなたは嘘を見抜けない/猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数/ちぎれた鎖と光の切れ端/首切り島の一夜/予言の島/獄門島/好きです、死んでください/白昼の悪魔/信長島の惨劇/狗賓童子の島/不吉なる僧院/はじまりの島/はなれわざ/ゲストリスト/迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS/皮膚の下の頭蓋骨/十角館の殺人/君のために鐘は鳴る/瓶詰地獄/迷蝶の島/シャッター・アイランド/ハイビスカス殺人事件/#拡散希望/そして誰も死ななかった/孤島の来訪者/バトル・ロワイアル/ダークゾーン/そして誰もいなくなった/パノラマ島綺譚/恐るべき太陽/髑髏島の惨劇/T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか? /生存者、一名/オルゴーリェンヌ/楽園とは探偵の不在なり/三十棺桶島/聖女の島/密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック/夏と冬の奏鳴曲/孤島パズル/凍える島/七人の証人/ホロボの神/オーデュボンの祈り/帝王死す/幻奇島/アルカトラズ幻想/仕掛島/波上館の犯罪/消える総生島 名探偵夢水清志郎事件ノート/すべてがFになる THE PERFECT INSIDER黒と茶の幻想/殺しへのライン/作家の秘められた人生/puzzle/館島/アンフィニッシュト/奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌/島はぼくらと/光を灯す男たち
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4.1※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少年ジョバンニは、親友カンパネルラに誘われて《銀河のお祭り》へ。偶然、銀河鉄道に乗ることになった少年たちの行方は、運命は? 藤城清治の影絵によって鮮やかに浮かび上がる、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の旅』。刊行40年を記念して新装版で登場。40年前のフィルム画像をデジタル技術で美しくし、ページ増によりひとつひとつの影絵をゆったりと堪能できるようにしました。また、物語世界が伝わりやすい横長の判型にレイアウトを変更。巻末には新装版に寄せた、著者による後書きも掲載。新たな定番となる一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.0武士とはいかなる存在であり、いかに成長して武家政権を築きあげたのか。著者ならではの、多彩な史料を駆使して描き出される500年の歴史! 鎌倉幕府の成立から江戸幕府の終焉までを考えても、武家政権が存続した期間は実に700年近くにも及ぶ。少なくとも「日本」という国号が使われるようになってからのこの国の歴史の半分は、武士が支配的であったことになる。彼らは一体なにもので、どのように成長し、そしていかなる政権を築きあげたのか。 8世紀に武をもって朝廷に仕える下級官人と規定された「武士」は、「兵(つわもの)」や「武者」として史料上に登場すると、戦乱を繰り返し、やがては朝廷にまでその力を及ばせ、公武にわたる政権を樹立するに至る。『今昔物語集』に見える平将門らの「兵」にはじまり、承平天慶の乱、前九年、後三年の合戦、保元・平治の乱、源平合戦、南北朝の動乱と、戦乱を重ねるごとに成長し、武家政権の到達点である足利義満の栄華にいたるまで、およそ500年の道のりを描き出す。 同時に、古文書や日記のみならず、説話集や軍記物、絵巻、遺跡の発掘成果などを駆使して、主従契約や一揆契約のありさま、親や主君の敵討ち、切腹、集団自決、殉死などの武士の作法、さらには武士の構えた宅や館など、様々な武士の存在形態を明らかにする。 芸能や文化を含む独自の幅広い視野で研究を重ねてきた著者による、決定版武士の歴史! 【本書の内容】 はじめに 第1章 武士の源流 一 兵たちの世界 二 京の武者と諸国の兵 三 兵・武者から武士へ 第2章 武士の成長 一 武士の家 二 武家と武士団 第3章 武家政権と武士 一 二つの武家 二 鎌倉幕府の成立と武士 第4章 北条政権下の武士 一 泰時の政治と鎌倉 二 鎌倉後期の武士の環境 三 絵巻に見る武士像 第5章 京の足利政権と武士 一 幕府の滅亡と室町幕府 二 南北朝の対立 三 室町幕府の体制 四 武士と武家政権の到達点 まとめと展望 コラム 伝説の武者像 コラム 為朝伝説の行方 コラム 能に描かれた武士
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4.5力が注ぎ込まれた絵は見応え充分、画匠・水木しげるの画力が最も発揮された作品群! 日本から世界に作品の舞台を広げた異境感、第2期「鬼太郎」の元ネタに使用されたシリーズ。併録の「サラリーマン死神」は、幾人もの人生を描いた大人の心に沁みる名作! 「水木しげる漫画大全集」―半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を、京極夏彦責任監修の元、完全網羅。最新デジタル技術を駆使し最高画質を達成。第1期33巻。
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3.8第174回芥川賞&第47回野間文芸新人賞受賞作! ここで暮らしていた人々の存在の証を、ただ、描きとめておきたい。 三田文學新人賞でデビューした注目の小説家が、傑出した完成度で紡いだあたらしい建築文学。 ********************** いしいしんじ氏&松永K三蔵氏、推薦! 「大切に建てられた一軒の家に、ひとの気配がやどる。流れる時のすきまから、あまたの声がもれだしてくる。いつかまた、この本のなかに帰ってこようと思った。」 ――いしいしんじ 「紐解かれていく「時の家」の記憶は、語られなかった想いに繋がる。物質(モノ)がこれほど繊細に語り得る小説を私は知らない。」 ――松永K三蔵 ********************** 青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。 目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。 幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。 【装幀】水戸部 功
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4.0川端康成にその才能を認められながら、 ハンセン病によって23歳でこの世を去った作家・北條民雄。 文学史に輝く傑作『いのちの初夜』を遺した若き小説家は、 なぜ病を抱えてなお書き続けたのか。 *********************** ぐっと近づいて北條民雄を見つめると、 「その気持ちわかるなあ!」が心から溢れてきた。 私たちはみんな弱い。 弱いままで強く生きた人の叫びがここにある。 市川沙央 *********************** 【目次】 はじめに 第一章 差別の歴史を振り返る 第二章 差別の感覚を掘り起こす 第三章 北條民雄の生涯 第四章 隔離の中の北條民雄 第五章 差別される自分に戸惑う 「いのちの初夜」を読む(その一) 第六章 光の中の毒を読む 「いのちの初夜」を読む(その二) 第七章 無限ループを走り続ける 〈社会的人間〉とは 第八章 「作家」という生存戦略 北條民雄の日記を読む(その一) 第九章 言葉と心の落差 北條民雄の日記を読む(その二) 第一〇章 麗しく迷惑な友情 北條民雄の日記を読む(その三) 終章 終わりに
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3.9ほんとうに人を斬ったのか──幕末から戦前までを駆け抜けた、日本美術家の生涯。近代美術のすごみが横たわる圧巻の長篇時代小説! 東京美術学校の発足に携わり、帝国博物館でも要職を務めるなど、「日本美術」の目利きと称された下垣内邦雄が、関東大震災、金融恐慌、世界恐慌に襲われたあとの1931年、歴史の大きなうねりの中で亡くなった。思い起こされるのは、ある新聞記者による4年前の単独取材だった。美術に関する意図とおりの質問のあと、下垣内教授は自らの半生について語り始める。「俺は人を斬ろうとしたことがあるんだよ」。凡百の出世物語とは似ても似つかぬ、幕末活劇とはまったくちがう話に、記者はかっさらわれたのだった……。