「自分は読書好きだから言葉には詳しい方だ」などと思い上がっていた自分がとても恥ずかしくなりました。
私は本を読むのが好きです。推理小説や日常を描いた小説、ファンタジー、育児書からビジネス書まで、興味の赴くままにあらゆる種類の本を読みます。
文章を書くのも好きです。ですから言葉は知っている方だろう
...続きを読むと思っていました。
ところが、ほとんどの項目でよくある勘違いをしている自分に気づきました。筆者は、「言葉は変わっていくものだ」と述べています。普遍的な物ではないから時代とともに変わることがあっても仕方がないということです。ですが、本来の意味を知っていてあえて、普段みんなが使っているのと同様な意味で使用するのと、知らずに使うのでは天と地ほど差があると感じました。
これまで言葉を感覚で使ってきて特に大きな問題には発展しませんでしたが、今後は一歩立ち止まって、この言葉は本当に私の意図する意味だろうか、と考える癖をつけていきたいと思いました。
この本はとても読みやすく、言葉という普段生活に直結したジャンルの本ですから飽きずに読み切ることができました。学生の方が読めば今後の勉強への意欲向上に、社会人の方が読めば我が身を振り返って言葉を慎重に選択するようになるのではないでしょうか。