悩ましい国語辞典

悩ましい国語辞典

1,188円 (税込)

5pt

4.3

辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。

...続きを読む

悩ましい国語辞典 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 悩ましい国語辞典
    1,188円 (税込)
    辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。
  • さらに悩ましい国語辞典
    1,232円 (税込)
    「了解」「了承」「承知」の違いは? 「辞典」と「辞書」はどう違う? 「猫なで声」って誰の声? 「東日本」と「西日本」の境はどこにある? 読み方や表記・意味など、曖昧なままで使っていることば。その歴史を見据えながら、どのような変遷を経ていまの使われ方になったのかを解明。辞書編集者を悩ませてきた、時代と共に変化することばの不思議に迫る、さらに蘊蓄満載のエッセイ。ロングセラー『悩ましい国語辞典』の待望の姉妹編。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

悩ましい国語辞典 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月24日

    なるべく正しい日本語を使いたいと思っている。もちろん「ことば」は生き物であり、時代とともに変わっていくものだとも思う。それでも誤用による揺らぎはどうかなと思っていたら、
    「確信犯」「押っ取り刀」「やおら」「破天荒」「足をすくわれる」など誤用の方でしか認識していない「ことば」の多さにびっくり。いい加減...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月01日

    「自分は読書好きだから言葉には詳しい方だ」などと思い上がっていた自分がとても恥ずかしくなりました。

    私は本を読むのが好きです。推理小説や日常を描いた小説、ファンタジー、育児書からビジネス書まで、興味の赴くままにあらゆる種類の本を読みます。

    文章を書くのも好きです。ですから言葉は知っている方だろう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月24日

    40年近く辞書の編集に関わってきた方が、生き物である「ことば」の変化の面白さを伝えたいとの思いで執筆したとのこと。
    辞書編集者を悩ます言葉約200語を以下の分類で各2頁程度にまとめ、世間での使われ方を調査データも示しながら分かりやすく説明しています。
    ・揺れる意味・誤用(120)
    ・揺れる読み方(4...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月17日

    なんとなく使う言葉も、意味を取り違えると誤解を招くことが多い。言葉は便利であるが、だからこそ気をつけて使わなければならないときもある。

    正しさや基準があると安心できる。国語辞典は、そんな基準と思われるものの一つだ。だからこそ、正しさを支える人にとっての苦労は、計り知れないだろう。

    多くの人が使っ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月13日

    自分が誤用していた言葉がいくつかあり、改めて、言葉の意味を把握することが普段いかに曖昧で、思い込みの多いものか分かった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年04月30日

    ・神永曉「悩ましい国語辞典」(角川文庫)に 「しく【敷く】」とあり、そこに「布団は『しく』もの? 『ひく』もの?」」とあるのを見て、私は直ちに布団は「ひく」のだと思つた。理由は簡単である。 こちらでは「し」と発音できない語があるのである。その結果「し」となる。例へば「ひちや」は質屋のこと、これは「し...続きを読む

    0

悩ましい国語辞典 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

神永曉 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す