田中裕子の作品一覧
「田中裕子」の「「バカ」の研究」「iPad × BUSINESS PERFECT BIBLE」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「田中裕子」の「「バカ」の研究」「iPad × BUSINESS PERFECT BIBLE」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
様々なバカがあちこちに蔓延する現代、そもそもバカとは何なのかを考察している一冊。
「頭が悪い人」がバカなのか、あいつをバカだと思っている私とあなたはバカではないのか…などのバカげた深遠なる探求へ本書が読者を導きます。
天才には限界があるがバカには限界がなく、しかも彼らは増殖しているように見えるほど目立つ性質を持った生き物です。
様々な専門分野からバカを考察した結果では定義も様々となるわけですが、子供=バカなのかという問いには一貫してNOとなります。
思慮不足、経験不足から引き起こされるバカげた結果は“粗相”であり、もたらされる結果がどんなものかわかっていながらバカげた行動を起こしてしまう大人こ
Posted by ブクログ
世界の中心都市としての世界コミュニケーションセンターを建造するという話は、今まで全く一度も聞いたことがないし、本書のタイトルから全く現在には存在しない・受け継がれてもいないのだと思った。
本書は19世紀末〜20世紀序盤(第一次世界大戦前後)に理想都市を追い求めた彫刻家(一応建築家ではないはず)とそれを支援するオリヴィアという二人の理想家のノンフィクション。
本書の見た目と話題からして若干読みづらいかな?とおもったのだけど、とても読みやすくて一気に読んでしまった。
本書の実質的な主人公であるヘンドリックとオリヴィアが構想していた理想都市は、元々の構想が壮大だっただけでなく、要求仕様が膨れ上がる
Posted by ブクログ
読まなければならない本だと思った。
ドイツ以外の国もホロコーストに関わっていたという事実は、知識として知ってはいたが、物語として受け取ると、ドイツ一国の問題ではなくヨーロッパ全体の問題なのだということが理解できた。人権の国フランスでの話というところもまた考えさせられたし、子供たちの断片的な体験からも、ユダヤ人差別の負の連鎖は円環として続いているという事実もうかがえた。その円環から抜け出そうとする最後のジョルジュとアンヌの会話は胸に来るものがあった。
ポストカードについてのミステリがエンジンとなって、最後までぐいぐいと読み進められるし、ノンフィクションでありミステリでもあるという、新鮮な読み口