ポストカード

ポストカード

3,520円 (税込)

17pt

4.3

2003年、パリ。ある朝、著者の自宅にポストカードが届いた。差出人名はなく、1942年にアウシュヴィッツで亡くなった著者の曾祖父母とその子どもの名前のみが書かれていた。誰が、何のために出したのか。差出人の謎と戦争の記憶を著者が辿る、実話に基づく物語。

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ポストカード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    読まなければならない本だと思った。
    ドイツ以外の国もホロコーストに関わっていたという事実は、知識として知ってはいたが、物語として受け取ると、ドイツ一国の問題ではなくヨーロッパ全体の問題なのだということが理解できた。人権の国フランスでの話というところもまた考えさせられたし、子供たちの断片的な体験からも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月25日

    圧倒的に今年一番の小説でしょう。
    最近ポストカード収集にハマっているので手に取った本作ですが、内容は著者のルーツを探る内容というと軽く聞こえるが、要するに第二次世界大戦下のフランスにおけるユダヤ人がどのように扱われたか、なんですよね。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    ユダヤ人の置かれた状況やアウシュビッツなどのシーンは、辛くて辛くて読むのが鈍るほどだったが、届いた1枚のハガキを追いかけるアンヌの情熱や思いに、引きずられるようにしてついていった。
    やはり最後まで読むべき。よかった。

    これを選ぶフランスの高校生もすごいな。

    ネミロフスキーのことも出てきた。

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    今の時代、特に日本では考えられないほど、ドイツやイタリア、フランスでのポストカードが持つ存在は大きい。自分の今いる存在や空気、心理的精神的な呟きを伝える一枚のポストカード。
    著者の曾祖母とその子供の名前だけが記された・・そこに込められた事実をすこーしずつ糸を手繰るかのように事実を探っていく。
    ノンフ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月06日

    ロシア、フランスの流れで見るホロコーストものは初めて。ほんとにひどい。想像を超える残虐さ。でも、家族の足跡が明らかになっていくさまには希望が見えました。生きてきた人の息吹が感じ取れるのは代え難いエネルギーになると実感しました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月24日

    四人の名前のみ記された謎のポストカード
    から始まる、過去に封印された
    一家の辿った悲劇の足跡を探す物語。
    ユダヤ人を襲った戦争の悲惨さ、
    それでもその恐怖に立ち向かい助けようと
    する人々。
    ポストカードの送り主の最後の思いは
    後世の娘や孫に無事に受け継がれ
    二度とこの様な世界にならない様
    読み手の私...続きを読む

    0

ポストカード の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    552ページ
  • 電子版発売日
    2023年08月02日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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