作品一覧

  • 新釈全訳 日本書紀 上巻(巻第一~巻第七)
    値引きあり
    3.5
    1巻3,080円 (税込)
    50年ぶりに現れた、超本格の訳、注、校訂! 『日本書紀』成立1300周年を機に問う、決定版! もっとも根本的な江戸期の版本から本文を厳密に再現し、読みやすい明解な訳でたのしむ。詳細な注と補注でさらに理解を深める決定版!
  • 古事記とはなにか 天皇の世界の物語
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    アマテラスとは高天原にあって葦原中国まで貫く秩序の原理である。スサノヲは秩序を根源からゆり動かす巨大なエネルギーだ。オホクニヌシはスサノヲの力を得て国作りを完成する――明快な論理と一貫した作品論的態度による読解で析出される『古事記』の全体構造と世界像とは。天皇の世界たる「天下」を語る物語として、厳密な読みを示した画期的力作!
  • 「日本」 国号の由来と歴史
    値引きあり
    4.0
    1巻550円 (税込)
    『古事記』のなかに「日本」はない。『日本書紀』には、ある。これはいったい、どういうことなのか? そもそも「日本」という言葉は、古代中国において、日の昇る木・扶桑のもとにある地をさした。中国の世界像のなかで生まれたのだ。それが、「倭国」を「日本国」と改めるというかたちで承認された。以来、近代日本に至るまでの国号の歴史をあとづける力作!
  • 本居宣長『古事記伝』を読む I
    値引きあり
    3.0
    1~4巻1,116~1,347円 (税込)
    誰もがその名は知っている本居宣長の大著『古事記伝』。しかし、全巻読み通した人はほとんどいないといっていいだろう。つまみ食い的に読んで彼の思想を語る前に、まず、細部まで精緻に読み抜こうではないか。とはいえ、宣長の注解は多岐・厖大にわたり、簡単に読み切れるものではない。本書は、現代の代表的『古事記』研究者が、その責任において、徹底的に、かつわかりやすく『古事記伝』全44巻を読み解いていく画期的なシリーズである。そこに浮かび上がってくる宣長の無類のおもしろさ、そして思想の核心とは──。(講談社選書メチエ)
  • 本居宣長『古事記伝』を読む 全4冊合本版
    値引きあり
    -
    1巻4,697円 (税込)
    本居宣長の歴史的な名著『古事記伝』。「古事記」を古典として再評価し、一字一句、詳細に読み解いた大著だが、そのあまりの大著ゆえに、これを読み通せる人は、ほとんど皆無である。本書は、現代の「古事記」研究の第一人者である著者が、『古事記伝』全44巻を、細部にわたり、懇切丁寧に解説した、画期的な労作。便利な合本版でどうぞ。
  • 古事記注解〈2〉
    -
    1~2巻4,805~4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神野志・山口共同研究として続けてきた「『古事記』注解の試み」をまとめたものである。所謂、全釈的な注釈ではなく、各々が問題と考えるところを取り上げ、論議を重ね、新しい問題提起をめざすものである。

ユーザーレビュー

  • 新釈全訳 日本書紀 上巻(巻第一~巻第七)

    Posted by ブクログ

    日本書紀の全訳と豊富な注釈を掲載した本です。
    収録されているのは、漢文と現代語訳のみで書き下し文はありませんが、かなり読みやすい本でした

    0
    2025年04月27日
  • 「日本」 国号の由来と歴史

    Posted by ブクログ

    古代にその後の時代で言うような「日の本(ひのもと)」という訓みと理解があったのか?という疑問からのスタートでしたが正直色々それどころじゃない目からウロコがいっぱいありました。
    まず古代ってやはり漢籍や漢文の理解があるのとないのとでは全然視野が違ってくるんだろうなと思いました。平安時代に日本書紀の講書が度々行われてますが(長くて数年かけて行われる)この当時に日本書紀に対する意欲すげえなと。矢田部公望なにものなの…おれもその講義受けたかったわ…
    ″「日出る処」って言うけど中国から見たら確かに日の出る方向だけど日本から見て国の中から日が出るわけじゃないのに「日出る」とかいう???(意訳)″って質問し

    0
    2021年01月31日
  • 古事記とはなにか 天皇の世界の物語

    Posted by ブクログ

    『古事記の達成―その論理と方法』(1983年、東京大学出版会)や『古事記の世界観』(1986年、吉川弘文館)などの著書で『古事記』と『日本書紀』を一体のものとして捉える「記紀神話」という枠組みを批判してきた著者が、『古事記』のテクストに沿って、その一貫した世界観を読み解いている本です。

    著者は、『古事記』と『日本書紀』を一つにすることで、日本民族の神話として「記紀神話」とみなす解釈が、従来の『古事記』についての研究では支配的だったと考えています。こうした解釈の枠組みは、津田左右吉の神代史形成論において明確にされ、さらに多元的な構成要素が体系化され、さらに古代政権におけるイデオロギーのもとで一

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    2020年01月16日
  • 「日本」 国号の由来と歴史

    Posted by ブクログ

    「日本」という語が「日本天皇」と詔書の中で用いられ『日本書紀』も唐や朝鮮半島を対象とした対外的呼称として使われだしたが、もとは中国の文献に現れる扶桑などと関連する地理的用語から派生したものだった。その後平安時代の日本書紀の注釈読解で東海姫氏国などの称とともに中国古典を元にして様々に議論されるも自国のアイデンティティを表す語として「やまと」への関心へシフトしていき、「日本」の語釈はアマテラスや大日如来を絡めた解釈へと変わっていく。そして近代、天皇のしろしめす我が国の「国体」についてはあれほど熱心に国民に説いていた政府も、日本という国号に関してはほとんど触れることができなかったという。 新出の「祢

    0
    2019年01月04日
  • 新釈全訳 日本書紀 上巻(巻第一~巻第七)

    Posted by ブクログ

    神武天皇の東征の大阪湾での波速という描写についての注釈がない!せっかくの新釈なのになぜここに注記をいれない?
    どういうことかとというと、神武東征時難波の崎に至る時、東征軍が速い潮流に出くわし、大変速く着いたという話。そこで波速の国と名付けたというカ所だ。これを理解するには大阪の地形を知っておく必要があり、こちらの本には大阪の地図が載っていた。それは良い、それは良いんだけど、この地形、つまり神武東征時の大阪の地形、現在の上町台地が堤防のようになっており、琵琶湖からの流れ出す淀川と奈良からの大和川の水で内陸まで大阪湾の水が入り込む巨大な河内湾になっている、という事実は、日本書紀編纂時の日本人には理

    0
    2025年08月05日

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