メリッサ・ダ・コスタの作品一覧

「メリッサ・ダ・コスタ」の「空、はてしない青」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 空、はてしない青 上
    4.6
    1~2巻2,189円 (税込)
    致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか? ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。 (川上弘美 / 作家) 旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。 (西加奈子 / 作家) この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。 自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。 人生に終わりはないのだ。 (小島秀夫 / ゲームクリエイター) あらすじ 「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。 爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。

ユーザーレビュー

  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ


    エミルの病状が悪化する毎日。

    ジョアンヌの過去とエミルの思い出が
    交互に描かれ、2人の想いに共感しながら
    物語を読み進めることができた。

    『普通』の関係とはいえない2人の周りには、
    何故かいつも支えてくれる仲間たちがいるのも、
    心穏やかに、癒されるところだった。
    見ず知らずの旅人の2人に
    なんでこうも優しく接することができるのだろう。

    ジョアンヌの息子、ブルートムの話は苦しかった。
    彼を思い続けるジョアンヌの母としての想い。
    母としての強さ、優しさが最後の最後まで
    表現されていたところが、
    とてもカッコよく、世界中の理想の母親象だったのではないかと思う。

    終盤、エピローグまで全部良か

    0
    2026年02月11日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    エミルとジョアンヌ。それぞれの過去に負った傷や抱えている問題をお互いの存在によって軽くできた旅だった。
    フランスの地方の街や自然がその色彩と共に鮮明に2人の旅を彩っており、想像を掻き立てられる物語だった。
    エミルは願った通りの最期を迎えられたし、ジョアンヌはエミルからの贈り物を受け取り、幸せな結末を迎えられて、とても後味のよいエンディングだった。
    アルツハイマーの終末は酷いから、この物語ではどうなるのかと思っていたけれど、2人の周りには支えてくれる素敵な人達がいて、この結末で良かったと思えた。

    2人がしていた、明言を壁に書いていくのも楽しそうだったな…

    0
    2026年02月09日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    旅を始めた時は「期待するものは何もない」と明るく快活だったエミルが、世界の美しさやジョアンヌとのつながりを知り、次第に自分の行く末を怖れふさぎ込むくだりは、胸が締め付けられるようだった。またジョアンヌが、トムを失った自分とエミルを失う母を重ね合わせて、「自分がしていることはまちがっている」と思う場面にもはっとさせられた。

    自閉症のトムの母であり彼を失ったジョアンヌが、記憶を無くしていくエミルと出会い、互いに理解を深め合っていく様子や、子供に戻っていくエミルの描く絵が、ジョアンヌではなくて姉のマジョルリーであることなど、一つ一つのことがつながりをもって物語に深みを出しているように感じた。

    0
    2026年02月07日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    まるで1本の映画を観たような感覚になった。フランスの大自然の情景が美しい文章で描かれ、まるでその場で一緒に旅をしているかのようだった。エミルはジョアンヌに出会ったことで、希望していた最期を迎えられ、ジョアンヌはエミルに出会ったことで、人生を取り戻した。上下巻あり、分厚い本だったが、体感としてはあっという間に終わってしまった感じがする。読み終わって胸がいっぱいで、涙が堪えられなかった。装丁も美しく、ずっと本棚に飾っておきたい作品に出会った。

    0
    2026年02月05日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    エミルとジョアンヌの旅は続く。エミルの病状は着実に進行し、記憶の混同が起こるように。ジョアンヌは自身の悲しい記憶と少しずつ向き合い、心に変化が生まれていく。
    そしてエミルは、ついにジョアンヌのこともわからなくなっていく…
    ***********************

    エミルはどんどん本来の自分を保てなくなっていく。すぐそばで支えるジョアンヌは、どれだけ辛いだろう。上巻でエミルとジョアンヌの信頼の深まりを感じていただけに辛い…。
    それでも、エミルの望みを叶えようと最期まで向き合うジョアンヌは、本当の意味で強く、美しい。

    命を全うする尊さと、愛の深さを感じる物語。

    0
    2026年02月04日

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