あらすじ
致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか?
ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。
(川上弘美 / 作家)
旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。
(西加奈子 / 作家)
この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。
自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。
人生に終わりはないのだ。
(小島秀夫 / ゲームクリエイター)
あらすじ
「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。
爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読み始めは、日本の小説?って思った。
文章が翻訳っぽくなくて。今の本屋大賞はすごく読みやすい文章が多くて。難しい漢字も言い回しもなくて。
ただ読めば全てが分かるというか。考えなくていい。
だから、海外文学もそういうふうに変化してるのかなって思ったら、2019年の作品なのね。
もとから読みやすい文体なのか、翻訳が変えているのか。私は原本を読まないから。気になる。
旅はしているけど、風景の描写は少ない。2人のやりとりが淡々と書かれて進んでいく印象。
私はあまり風景の描写好きじゃないからいいんだけど、それが今っぽさを出しているのかなぁと。全部を説明してくれているというか。
読み始めはローラ可哀想って思ったけど、進んでいくとローラのどこがいいんだ?特に結婚式の話は読んでいてすごく腹が立った!そんな小悪魔的なところがいいだと!?エミルにも腹立つ。
ジョアンヌもエミルにはもったいない!
下ではもっと主人公を好きになれるかな?
Posted by ブクログ
記憶が、さらさらと砂のようにこぼれ落ちていくとしたら。
大切な人が、大切な場所が、大切な過去が、
少しずつ思い出せなくなっていくとしたら。
自分は最後まで小さな記憶をたぐり寄せてあがくだろうか。
それとも、すべてをあきらめて忘却に身をゆだねるだろうか。
たぶん、正しい答えなんてない。
けれど、人生の終わりにこんな旅ができたなら、
きっとすべてが上書きされるくらい、
最高の人生だったと胸を張って言えるのではないだろうか。
『空、はてしない青(上)』メリッサ・ダ・コスタ
若年性アルツハイマー。
最初は正直あまりピンとこなかった。
どこか、自分とは遠い世界の話のような気がしていて、
話題作だと知りつつも、なんとなく手が伸びなかった。
でも、読み始めてすぐに気がついた。
エミルは、ごくごく普通の26歳の青年だったのだ。
無数の未来の中から、
自分の人生を選び取っていけるはずだった人。
学校ではそれなりに人気者で、
美人の元カノとの別れをまだ少し引きずっていて、
家庭を持った親友に焦りを感じているような、
本当にどこにでもいそうな青年だった。
✧
記憶を失っていくだけではなく、
病は脳幹にもダメージを与えていく。
余命は2年。
絶望だ、と思う。
エミルは病院では死にたくない。
それに、自分の家族や親友には、
かっこいい自分の姿のまま記憶にとどめてほしい。
そんな思いから、誰にも告げず
「人生最後の旅」に出ることを決める。
〈人生最後の旅の道連れ募集〉
掲示板にそう書き込んだところ、
黒づくめの服装をした、ジョアンヌと名乗る小柄な女性が現れる。
陽気なエミルと、無口でおとなしいジョアンヌ。
どこかちぐはぐな二人の、人生最後の旅が始まった。
✧
本当に美しい小説だった。
ピレネー山脈のトレッキング、フランスの小さな村、廃墟。
ロードムービーでありながら、
人生を静かに振り返る人間ドラマでもあり、
「ジョアンヌは何者なのか」
「なぜこの旅の同行者となったのか」
というミステリ要素まである。
記憶をたどるなかで、
少しずつ明らかになっていく二人の過去。
物語が進むにつれて、無口で地味な印象だったジョアンヌが、
本当はとても魅力的で、かわいらしい人なのだとわかってくる。
この時間が永遠に続いてほしい。
けれど、病は確実に身体をむしばんでいく。
あぁ、下巻を読むのが怖い…
でも、続きが気になって仕方がない。
Posted by ブクログ
最初はなんで重たいテーマなんだ…と頭を抱えてしまい、読み進めるうちに日常の中から「ブラックアウト」する瞬間の恐怖に恐れ慄きながら呼んでいたけれど、ジョアンヌの持つ詩的で豊かで美しい世界を通して、私もエミルと一緒に救われたような気持ちになった。
「きみは、僕が感じてないことを感じてる。僕が見てないものを見てる。だからきみに教えてほしいんだ。僕の世界では、すべてがもっと粗くて、もっと色彩に乏しくて、微妙な変化もないから」
Posted by ブクログ
少し自分と重ねた。
稀な病気や余命宣告された時に強く生きられるだろうか。ただ、エミルと同じように臨床試験に付き合う生き方はしたくないと思うと思う。
ジョアンヌはとても素敵な女性で、本文に出てきたように全てが詩的。決して目に見えている上部だけに目を向けるのではなく、見せない部分に隠れた優しさや人間性も大事にしていたい。願うなら現実世界で会ってみたい女性だと思った。
沈黙を言葉で埋めようとせずに、楽しむことができる。本当の意味でそれが実践できているかは分からないから、今後はもっと深く味わいたいと思う。
今のところ美しい景色、コミュニケーション、表現。心が洗われるような物語。文句なしの高評価!下巻に期待!
Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーにより余命2年を宣告された主役のエミル。家族から延命治療のため入院を進められ、ネットでパートナーを探してキャンピングカーで旅に出る。
応募してきた女性ジョアンヌは過去を隠し風変わりだが黙々と付いてくる。
フランスの山岳地帯を巡るうちに二人の心は通い始める。初恋のようなぎこちない。
エミルの家族の元に絶対に戻さないでを叶えるために二人は婚姻を決断する。
ここから先、エミルの病状は悪化の一途を辿る。
Posted by ブクログ
とてもよかった。
エミル(若年性アルツハイマーになった青年)とジョアンヌ(一緒に旅をする女性)の物語。
Tout le bleu du ciel
病気の診断があったエミルが残り2年の人生を旅する。旅する中でこれまでの人生を振り返る。ローラ(元カノ)との日々。どう考えて生きてきたか。そしてローラとは正反対の女性、ジョアンヌとの旅を通して様々な発見を得る。
「真の旅の発見とは新しい景色を求めることではない。新しい目を持つことだ」プルースト
「最も偉大な旅人とは自分自身を見つめ直すことができた旅人だ」孔子
これが正しいかは分からないが段々とジョアンヌに惹かれていってるのではないかと思ってる。だけどそうはなってほしくない自分もいる。人と人の美しい関係を見続けたい。
日本とは違った、人との繋がりを感じられるいい作品。小さな町だからかもしれない。(日本に人との繋がりがないということではない、違う種類)
Posted by ブクログ
ヨーロッパの美しい山々とその土地の風景が浮かぶ。大自然ほど贅沢なものはないように思った。
エミルとジョアンヌの旅はとても静かだけど、新しい発見に満ちている。
モノの見方を変える・変わるには、思い切った行動が必要なのかも。いつもと違うを重ねていく中で、いつもの中にあった普遍の幸せや愛情に気がつけるのかも。
自分だったら、こんな旅に出たらインスタに投稿せずにはいられないだろうな。逐一どこにいるか、自分がどんな素晴らしい体験をしたか、どれだけ出会った人に優しくしてもらえたかを発表したくて堪らないと思う。
あわよくばバズってお金になるかも?とか考えちゃったりして。
こんな自分が嫌だな。笑
2人の旅はまだ続く。
楽しみでもあり、終わりに近づくのは少し怖い。
Posted by ブクログ
(上下読んでの感想)
“いつだって生は死に打ち勝つ”
その言葉が、最後に実感として腑に落ちる結末だった。
主人公エミルは、いわゆる「いい奴」ではない。
恋人ローラとの別れを引きずる姿は女々しくて、正直イライラする場面もあった。
けれどそれは、原因に気づきながらも見ないふりをしてしまう人間の弱さを、あまりにも正確に描いているからだと思う。
エミルを悩ませ続けた元恋人ローラもまた衝動的で、どちらが悪いとも言い切れない。
人間関係は白黒で割り切れるものではないのだと、突きつけられる。
作中にある「日常の中で眠り込んでしまう」という表現が印象に残った。
気づかないうちに今を見失い、過去の後悔や執着に視界を曇らされてしまう。
それらはもはや思い出ではなく、心の手の届く場所に居座り続ける“執念”のようなものだったのかもしれない。
この物語は、そんな執念から自分を解き放つための旅であり、
そして最終的には「自分を赦す」ことへと辿り着く物語だと感じた。
一緒に旅をするもう1人の主人公ジョアンヌ。
最初は感情の起伏がなく、エミルとも噛み合わないことも多い。
作中で何度も「イカれてる」と表現されるような不思議な雰囲気をもつ。
けれど、いつだって自分の心の声をしっかり聞き、それに応える行動を取れる人。
そんなジョアンヌだからこそ、突拍子のない提案に思わず笑い、そして胸が熱くなった。
愛や友情といった言葉だけでは収まらない、ただひたすらに「相手に向き合う」真剣さが伝わってくる。
だからこそ、旅の意味を見出しかけた直後に訪れる記憶のブラックアウトは強烈だった。
積み上げてきたものが一瞬で崩れかねない恐怖が、感情の振れ幅を一気に引き上げる。
それでも最後に残るのは、
暗闇を進んできたからこそ強く感じられる光の眩しさだった。
どんな過去があったとしても、
今この瞬間を感じる心さえ失わなければ、人はその時を生きることができる。
そうして積み重ねた時間が、やがて揺るぎない過去になり、未来を信じる静かな礎になるのかもしれない。
過去の後悔や執着にとらわれて、目の前の景色をまっすぐ見られなくなっている人に読んでほしい一冊。
Posted by ブクログ
なんだろう、
言葉にするのがとても難しい。
若年生アルツハイマーの病に侵されたエミルは、家族の求める臨床試験に参加せずナゾの女性と一緒に旅に出る。ピレネー山脈の自然やいろんな人と出会い、今までとは違う価値観に出会っていく。
何気なく淡々と進んでくのだけど、時折忍び寄る病魔と穏やかな日々を浸食してくのが、怖いのだけど現実味がないというか、この2人がいつまでも幸せにと願ってしまう。
エミルが執着していた元カノのローラはかなり嫌な女だぞ?
Posted by ブクログ
すごく綺麗な物語だった。
表現が分かりやすくて素敵で、一緒に旅をしてるような気持ちになれるくらいクリアにイメージできるような物語だった。
最初の方のクロエと色々あったところだけあんまり理解できなかったけど…(._.)
どんどんジョアンヌと分かち合っていく2人の変わっていく関係性もよかった。
すぐに下巻を買って読まないと。
Posted by ブクログ
★5.0
本屋大賞翻訳部門受賞作、面白い…!
物語はいい意味ですごくゆっくりと進んでいくんだけど、1章読み終えて本をパタンと閉じる音がまるで旅の1日の終わりに感じられるような作品
記憶をなくすアルツハイマー、余命2年と宣告された青年が旅に出るというお話なんだけど重々しくなくてすごく温かくそれでいて悲しくもなれる
下巻がどうなっていくのかすごく楽しみな作品
納得の受賞作だと感じます。おすすめ。
Posted by ブクログ
まずは上巻まで読みました。
病を抱えた男性と風変わりな女性の2人旅。
キャンピングカーに揺られ村に行ったり山に登ったりとても有意義に旅を続ける中で彼の胸中に残る過去の記憶と現実的な問題…彼のために突拍子もない決断に至ったのにも驚いたけど、なにより彼女が旅に出た理由が下巻で判明するのか、旅の結末にどのような展開が待ち受けているのか楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
翻訳本には苦手意識があったからあまり読んでこなかったけれど、この本はとても読みやすくて日本文学と同じスピードで読み進めることができた。
まだ上巻しか読んでないのに、人生の一冊になる予感がしている。
2026/4/9
本屋大賞 翻訳小説部門第一位
おめでとうございます!
Posted by ブクログ
2人の心の距離感が少しずつ縮まっていく様子がとても良い。海外の雄大な自然・景色に思いを馳せながら、気まぐれに旅をすることへの憧れが高まる作品。あと、出てくる料理が美味しそうで食べてみたくなる。
病気もちの主人公の末路が最初から分かっているぶん、下巻ではどのように物語が進んでいくのか、不安で仕方がない。
Posted by ブクログ
なるほど本屋大賞受賞作だけあってとても読み易く、誰の心にも響きそうな翻訳本。登場人物は善人ばかりだし、ピレネー山麓という舞台も申し分ない。エミルの病状はもちろん、見知らぬ男女2人の関係性が旅を続ける中でどう変わっていくのか、ジョアンヌがどんな過去を秘めているのかが気になり、本を閉じることができなくなった。即下巻へ。
Posted by ブクログ
まだ泣いてない!こっから期待!
翻訳小説だけど名前覚えられんとか読みにくいとかなくスラスラ読めてる!
エミルとジョアンヌがお互いがいる生活のペースを掴みつつある段階
Posted by ブクログ
まだ上巻を読み終わったところだけど、これだけでも物語として完成度が高くて驚き。
とはいえ、結末はまだ示されていないし、伏線も未回収。下巻が楽しみ!
Posted by ブクログ
#空はてしない青 上
旅というのはどこに行くか、何を見るかより、誰と行くのかが大きいのかもしれない。ソウルメイトってこういうことだとエミルとジョアンナを見ていて思う。本屋大賞が無ければ巡り合えていなかった作品。書店員さんたちに感謝したい。
#読書好きな人と繋がりたい
#本屋大賞
Posted by ブクログ
とりあえず上巻を読んでの感想。
26歳、若くして突如襲ってきた病魔。
記憶が失われる事やわずかとなった余命への恐怖を抱きながらも、病院に閉じ込められ皆に囲まれながらただ生きるのではなく自由に旅をする。
仲の良いカップルでもなく友達ですらない、最後の旅の運命共同体。
ローラとのこれまでの事など少し身勝手な言動など言い過ぎたりする事も多いエミルが、物静かで落ち着いたジョアンヌと一緒にいるうちに過去を振り返り変わっていく様子やジョアンヌを大切にするところもいい。
ジョアンヌがこの旅に参加することになったきっかけはまだ分からない、しかしジョアンヌもまたこの旅で変わりつつあるのが感じられて嬉しい思う。
本をよく読み、知的なジョアンヌの紹介する
「真の発見の旅は新しい景色を求めることではなく、新しい目をもつことだ」
〜プルースト〜
「もっとも偉大な旅人とは、自分自身を見つめ直すことができた旅人だ」
〜孔子〜
コレは凄く好き。
旅に限らずどんなことでも新しいことへの欲求も素晴らしいとは思うけど、見方を変えれば今までの事だって景色は変わる。
そして自分自身について本当の意味で向き合う事は本当に難しいと思う。
うまくいかないことへ目を逸らしたり、楽な方へ流れたりしたくなる自分に戒めとしたい。
最後にマインドフルネス瞑想が凄く印象的だった。
ゆっくりじっくり噛み締めること、五感全てで感じ取ること、なんで素敵なことなんだろうと思う。
ジョアンヌから「今」を大切にすることの大切さを凄く学んだ気がする。
良き出会いがたくさんあって進んでいく物語、ずっとこのままだと良いなと思う。
でも終わりは来る。
ブラックアウトの恐怖や完全な健忘状態もある。
下巻も非常に楽しみに思う。
Posted by ブクログ
まず、私はフランス語の翻訳者を目指しています
そして先日行われた本屋大賞を調べると、翻訳小説部門の1位で、原作がフランス語だと知らずに拝読。
ものすごく運命を感じてしまいました。
「真の発見の旅は新しい景色を求めることではなく、新しい目を持つことだ」
やっと少しずつ話をするようになり、いろいろなことを思い出すけど、これまでとは違った新しい目で見てるとジョアンヌが言ったシーンが印象的
こういう生命が関わる状況にいる時、その人の本心が見えるって山に登るお客様が仰ってた
ジョアンヌから知的な雰囲気が漂ってくるのが良い
2026/7
Posted by ブクログ
すごく綺麗なお話。外国の地理には詳しくないけど、風景の描写が繊細で自分もエミルやジョアンヌと一緒に旅をしている気分になった。ジョアンヌとの初対面から慣れるまでの雰囲気は気まずかったし、水を求めてエミルが倒れそうになりながら歩いている時はハラハラした。病院からの脱走は手に汗を握ったし、エウスでの暮らしは温かかった。こんな波乱万丈で優しい生活の中では、時々襲ってくるエミルの病気がよりいっそう恐ろしく感じる。自分の家にすら帰れないってどんな気分だろう。私なら子どものように泣きわめいてしまいそう。まだ上巻しか読んでないけど、引き続き二人の旅路を見ていたい。
Posted by ブクログ
ネットの掲示板で知り合った二人。男は過酷な運命から逃れる旅に出るために、女は新たな運命の導きに従って、選択した結果だった。
主人公の若年性アルツハイマー発病という男側の背景が明かされ、物語が動き出す。旅はキャンピングカーでピレネー山脈を巡る、うらやましくもあるものだった。美しい景色、素晴らしい出会いと同時に若年性アルツハイマー病がこの旅の本質をつき付けてくる。旅の合間、病の合間に女性側の事情が自分語りで明かされ、男と読者は共にその人生を知ることになっていく。
男、エミルの症状が深刻になるに伴い、旅は移動から移住に近いものになる。女、ジョアンヌはエミルの希望する最期をかなえるため環境を整えるが、それは自らの魂を蘇らせるものでもあった。
本人の希望とはいえ、死に関わることで縁者に連絡をしないなんて、とか、アルツハイマー型の認知症で便や尿の匂わない介護なんて、とか諸々が心の片隅に引っかかっていたが、エピローグを迎える頃にはボロボロ涙を流していた。
西行法師の辞世 『願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ』 を思い出し、人生は愛すべきものだと知る一冊だった。