メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ティッシュ一箱いりませんでした
だけど、ポケットティッシュぐらいは使ったかもしれません
本作は決して悲しみの涙だけの作品ではありません
悲しみを上回る温かさや優しさをあたえてくれる作品だと思います
なので、ティッシュも一箱ではなくポケットティッシュでいけたのかもしれません
上巻から始まったエミルとジョアンヌの「最後の旅」
最初はぎこちなかったふたりだったが、旅を続けていくうちに互いに心を開いていくようになる
自分自身を見つめ直し、さまざまな出会いとともに心の安らぎを取り戻していくふたりだが、非情にもエミルの病気は進行していく
また、ジョアンヌの悲しい過去も明らかになる
そんな中、物語 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今年読んで良かった本、間違いなく堂々1位です。
下巻で変わっていく、主人公エミルとジョアンヌの関係性。
旅先で出会う人々との交流。
少しずつ明らかになっていくジョアンヌの過去。
そして号泣した最終章とエピローグ。
全てが良かった。
私にはジョアンヌのような優しさや強さはないけど、妊娠出産育児で自分自身と重なるものがあり、
息子のトムが、私の自閉症息子と重なるものがあり、ジョアンヌと一緒に喜んだり、泣いたり、怒ったり、すごく感情移入してしまいました。
トムの髪の毛を勝手に切ったシーンはめちゃくちゃキレました。健常の子では何ともないことだけど、自閉症の子にとってはおおごとなんですよね。
ジョ -
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Posted by ブクログ
読み応えがありそうなページ数なので、
数日に分けて…と思っていたら物語に引き込まれて一晩で読み終えてしまいました。
瑞々しい風景の描写、懸命に生きる人々の美しさや愛。旅先で出会うひとの暖かさ。
私の琴線に触れました。彼らの旅に自分も加わっているような、そんな錯覚を覚えます。
エミルの生きた軌跡を読んでほしい。
記憶を失っていくエミルのそばに居続けた
ジョアンヌのことを知ってほしい。
エミルは記憶を失っていきつつも、ジョアンヌに大きな力を与えた。それはジョアンヌの希望となり生きる糧となっただろう。願わくばジョアンヌが幸せに暮らしてほしい。読み終えてそう思いました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えがありそうなページ数なので、
数日に分けて…と思っていたら物語に引き込まれて一晩で読み終えてしまいました。
瑞々しい風景の描写、懸命に生きる人々の美しさや愛。旅先で出会うひとの暖かさ。
私の琴線に触れました。彼らの旅に自分も加わっているような、そんな錯覚を覚えます。
エミルの生きた軌跡を読んでほしい。
記憶を失っていくエミルのそばに居続けた
ジョアンヌのことを知ってほしい。
エミルは記憶を失っていきつつも、ジョアンヌに大きな力を与えた。それはジョアンヌの希望となり生きる糧となっただろう。願わくばジョアンヌが幸せに暮らしてほしい。読み終えてそう思いました。
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーになった26歳主人公男性のエミル。
「人生最後の旅」をしようと、ネットで同行してくれる人を募集。
するとジョアンヌという謎めいた若い女性が同行することに。
エミルの過去は大体分かってきたけど、ジョアンヌは何故ここまでやるの?
何故そこまでの覚悟があるのか?
彼らの『旅』の終わりはどこなの?
どうなるの?
ジョアンヌは過去に、何があったの?
などなど、気になって仕方がありませんので、下巻も購入しました。
翻訳ものは訳が読みづらいこともありますが、この本はとても読みやすいです。
きっと今年一番印象に残った本No.1になる予感がします。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「読後感」という言葉があるように、物語を読み終えた後には様々な感情が渦を巻く。爽やかさ、悲しみ、怒りなど、感情的な余韻が残ることが多いが、本作品を読み終えた私は、何より「小説っていいな」という気持ちになった。
エミルとジョアンヌの旅は下巻に入っても止まることなく続いていく。新しい土地、新たな出会いを重ねる中で、私も彼らと同じように新鮮な気持ちと高揚感を味わった。しかしそれと同時に、エミルのブラックアウトの回数も増えていく。当初は混乱し、パニックを起こしていた彼も、次第にその現象を受け入れ始める。その姿がとても寂しく、切なく映った。
彼の目で見た風景、肌で感じた温度、ジョアンヌや旅先で出会っ