メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧

  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマーのエミルと無口な女の子ジョアンヌの旅の物語。
    前半は余命2年と宣告されたにもかかわらずあまりにもエミルがのほほんとしていて、元カノの事ばかり考えているのが引っかかってしまっていたけれど…
    後半は、旅が続く中、徐々にエミルとジョアンヌの関係も変わっていき、エミルの症状も悪化し、周りの人達との関わりも加わり物語が進んでいく。
    旅するフランスの山々、自然、街の風景が目に浮かび、加えてジョアンヌの名言や2人の会話が物語にさらなる色付けをしてくれる。

    早く続きが読みたい〜

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    2025年11月30日
  • 空、はてしない青 下

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    オールタイムベスト級。この本に出会えてよかったとまで言える傑作でした。何が凄いって、面白すぎて上下2日間で読み終わってしまったこと。本当に集中した本でしかやらないぶっ通し読破だったので、自分が本当に好きな内容だったんだろうなと思います。

    数々の名言集は、自分の人生の中でもふとした時に思い出せたら嬉しいな〜

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    2025年11月25日
  • 空、はてしない青 上

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    オールタイムベスト級。この本に出会えてよかったとまで言える傑作でした。何が凄いって、面白すぎて上下2日間で読み終わってしまったこと。本当に集中した本でしかやらないぶっ通し読破だったので、自分が本当に好きな内容だったんだろうなと思います。

    数々の名言集は、自分の人生の中でもふとした時に思い出せたら嬉しいな〜

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    2025年11月25日
  • 空、はてしない青 下

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    自分の思い描く理想的な生死とは、このようなことだと気付かされました。
    美しいフランスの景色を一緒に旅をしているようでした。

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    2025年11月18日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    本の中には度々瞑想やマインドフルネスをしてみる場面が度々あったが、私もこの本を読んでいると深く息ができるような、瞑想状態にあるような不思議な感覚を味わうことができた。
    恐らく風景の描写が本当に綺麗で目に浮かぶようで、心を穏やかにすることができたのだと思う。
    すごくすごく美しくて、悲劇的で、でも泣きながら笑顔になるような作品だった。
    1番好きなシーンは、エミルが恐らく最後に落ち着きを取り戻して、微笑みながらジョアンヌの結婚指輪をいつまでもくるくる回すシーン。
    なんだか愛を感じてしまって、このシーンを思い出すと泣いてしまう。

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    2025年11月02日
  • 空、はてしない青 下

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    ティッシュ一箱いりませんでした
    だけど、ポケットティッシュぐらいは使ったかもしれません

    本作は決して悲しみの涙だけの作品ではありません
    悲しみを上回る温かさや優しさをあたえてくれる作品だと思います
    なので、ティッシュも一箱ではなくポケットティッシュでいけたのかもしれません


    上巻から始まったエミルとジョアンヌの「最後の旅」
    最初はぎこちなかったふたりだったが、旅を続けていくうちに互いに心を開いていくようになる
    自分自身を見つめ直し、さまざまな出会いとともに心の安らぎを取り戻していくふたりだが、非情にもエミルの病気は進行していく
    また、ジョアンヌの悲しい過去も明らかになる


    そんな中、物語

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    2025年10月29日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    今年読んで良かった本、間違いなく堂々1位です。
    下巻で変わっていく、主人公エミルとジョアンヌの関係性。
    旅先で出会う人々との交流。
    少しずつ明らかになっていくジョアンヌの過去。
    そして号泣した最終章とエピローグ。

    全てが良かった。

    私にはジョアンヌのような優しさや強さはないけど、妊娠出産育児で自分自身と重なるものがあり、
    息子のトムが、私の自閉症息子と重なるものがあり、ジョアンヌと一緒に喜んだり、泣いたり、怒ったり、すごく感情移入してしまいました。
    トムの髪の毛を勝手に切ったシーンはめちゃくちゃキレました。健常の子では何ともないことだけど、自閉症の子にとってはおおごとなんですよね。

    ジョ

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    2025年10月19日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマーと診断されたエミルと、その旅について行くと決めた初対面のジョアンヌ。
    話が進むにつれ徐々に2人が近づいていくが、ジョアンヌが何故旅に出ることにしたのか。
    そしてどうしてそこまでエミルの決心を支えられるのか。
    旅の途中で度々起こる発作。
    そんな不安の中旅をするエミル。
    上巻だけでもかなり面白かったし、何より、この作品はなんだか私にとって大事な作品になるんじゃないかと感じた。

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    2025年10月14日
  • 空、はてしない青 下

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    読み応えがありそうなページ数なので、
    数日に分けて…と思っていたら物語に引き込まれて一晩で読み終えてしまいました。

    瑞々しい風景の描写、懸命に生きる人々の美しさや愛。旅先で出会うひとの暖かさ。
    私の琴線に触れました。彼らの旅に自分も加わっているような、そんな錯覚を覚えます。
    エミルの生きた軌跡を読んでほしい。
    記憶を失っていくエミルのそばに居続けた
    ジョアンヌのことを知ってほしい。

    エミルは記憶を失っていきつつも、ジョアンヌに大きな力を与えた。それはジョアンヌの希望となり生きる糧となっただろう。願わくばジョアンヌが幸せに暮らしてほしい。読み終えてそう思いました。

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    2025年10月13日
  • 空、はてしない青 上

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    ネタバレ

    読み応えがありそうなページ数なので、
    数日に分けて…と思っていたら物語に引き込まれて一晩で読み終えてしまいました。

    瑞々しい風景の描写、懸命に生きる人々の美しさや愛。旅先で出会うひとの暖かさ。
    私の琴線に触れました。彼らの旅に自分も加わっているような、そんな錯覚を覚えます。
    エミルの生きた軌跡を読んでほしい。
    記憶を失っていくエミルのそばに居続けた
    ジョアンヌのことを知ってほしい。

    エミルは記憶を失っていきつつも、ジョアンヌに大きな力を与えた。それはジョアンヌの希望となり生きる糧となっただろう。願わくばジョアンヌが幸せに暮らしてほしい。読み終えてそう思いました。

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    2025年10月13日
  • 空、はてしない青 下

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     私、なんて意味のない人生を送ってるのでしょう。
    【人間讃歌は勇気の讃歌ッ!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!】
     パソコンとにらめっこしてるあなた。
     メンタルやられてるあなた。
     注射が怖いあなた。
    今すぐ読みなさい。読み終わる頃には、あなたの戦闘力は53万になるでしょう。

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    2025年10月10日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマーになった26歳主人公男性のエミル。
    「人生最後の旅」をしようと、ネットで同行してくれる人を募集。
    するとジョアンヌという謎めいた若い女性が同行することに。

    エミルの過去は大体分かってきたけど、ジョアンヌは何故ここまでやるの?
    何故そこまでの覚悟があるのか?
    彼らの『旅』の終わりはどこなの?
    どうなるの?
    ジョアンヌは過去に、何があったの?

    などなど、気になって仕方がありませんので、下巻も購入しました。

    翻訳ものは訳が読みづらいこともありますが、この本はとても読みやすいです。

    きっと今年一番印象に残った本No.1になる予感がします。

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    2025年10月09日
  • 空、はてしない青 下

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    下巻に入っても2人の旅は続いている。が、エミルの病状が進行して、失神やブラックアウト(記憶喪失)が頻繁に起きるようになる。そのため語り手はジョアンヌに引き継がれ、合間に彼女の過去が明かされていく。これが絶妙にうまい。登場したときの不審な様子や、そもそもなぜエミルと旅に出たのかに説得力を与えている。
    2人ともに喪ったものがあり、それが旅を通して癒やされていく。大いなる喪失と再生の物語を、大好きなロードノヴェルという形で読めてとてもよかった。エピローグのサプライズにも涙が溢れた。
    本年度のベスト入りは間違いない。

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    2025年10月02日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマーと診断された26歳のエミルが、残された僅かな時間を有効に使おうと旅に出る。同行者はネットで募集した少し年上の女性ジョアンヌ。彼女は感情の起伏に乏しく、必要最低限の会話しかしない。果たして2人はこの先うまくやっていけるのだろうか……?
    某サイトでゲラが公開された時は、あまりに重苦しそうな梗概に食指が動かなかった。が、読み始めると全然そんなことはなくて、むしろ楽しい。エミルの性格付けが絶妙で、いい奴でもいやな奴でもない。徐々に本来の姿を取り戻すジョアンヌもいい。
    上巻を読んだかぎりでは、本年度ベスト級の作品だ。

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    2025年09月30日
  • 空、はてしない青 上

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    翻訳本には苦手意識があったからあまり読んでこなかったけれど、この本はとても読みやすくて日本文学と同じスピードで読み進めることができた。
    まだ上巻しか読んでないのに、人生の一冊になる予感がしている。

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    2025年09月23日
  • 空、はてしない青 上

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    ほんためで気になって発売日に購入
    心が清くなって優しくなれる本
    いろんな愛を感じる本、翻訳本なのに読みやすい
    景色が浮かぶ
    エミルの記憶がどんどん無くなってく描写がリアル。歯ブラシがとんでもないところにあったりアルバイトはもう到底出来ない
    ジョアンヌも健康だけどいつも寂しそうで静か。だけど時には笑ったりケンカもしたりするのが愛しい
    2人の結婚こそ本物じゃないけどエミルは惹かれてるし最後の言葉は素敵だった
    下巻が楽しみ

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    2025年10月09日
  • 空、はてしない青 下

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    SL 2025.11.27-2025.11.29
    アルツハイマーという病気の残酷な現実が辛くもあるけど、最後の瞬間にジョアンヌがエミル本人だけでなくエミルのお母さんのことを思いやる場面がとても印象的。

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    2025年11月29日
  • 空、はてしない青 上

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    SL2025.11.24-2025.11.26
    若年性アルツハイマーで余命2年と宣告されたエミルは、掲示板で募った旅の道連れジョアンヌとキャンピングカーで最後の旅に出る。
    なんとも静謐で穏やかな旅行記。
    もちろんほんとはいろいろ煩雑なことや諍いもあるけど、ジョアンヌというパートナーと出会えたことがこの旅の様相を決定付けている。

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    2025年11月27日
  • 空、はてしない青 下

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    800ページ以上ある長編で、結末が分かっているけれど、下巻に入りエミルの症状が悪化していき辛い部分もあるけれど、2人の関係性が変わっていく様や美しい風景描写、旅先の人の温かさにより、難なく読み終えることができた。パウロ・コエーリョの「アルケミスト」を読んでみようと思います。

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    2025年11月20日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    「読後感」という言葉があるように、物語を読み終えた後には様々な感情が渦を巻く。爽やかさ、悲しみ、怒りなど、感情的な余韻が残ることが多いが、本作品を読み終えた私は、何より「小説っていいな」という気持ちになった。

    エミルとジョアンヌの旅は下巻に入っても止まることなく続いていく。新しい土地、新たな出会いを重ねる中で、私も彼らと同じように新鮮な気持ちと高揚感を味わった。しかしそれと同時に、エミルのブラックアウトの回数も増えていく。当初は混乱し、パニックを起こしていた彼も、次第にその現象を受け入れ始める。その姿がとても寂しく、切なく映った。

    彼の目で見た風景、肌で感じた温度、ジョアンヌや旅先で出会っ

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    2025年11月12日