メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧

  • 空、はてしない青 下

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    上巻はエミルの変化がメインだったが、後半はジョアンヌの変化がメインだった。
    ジョアンヌはなぜ、エミルの投稿に反応したのか。その答えが分かった。あの結末はやや驚いたが、彼女にとっての再生はこれから始まるのかもしれない。そういう希望も感じさせる終わりでもあり、とても良かった。

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    2026年03月16日
  • 空、はてしない青 下

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    上下巻の長編ですが下巻は涙なしでは読めませんでした。哀しみの涙ではなく優しくて温かい涙。
    外で読むのはオススメしませんw
    自宅でゆっくりとほしいです。
    若年性アルツハイマーの主人公とともに旅をする話です。自然の景観の描写もさることながら人の弱さや強さの描写もわかりやすく感情移入しやすい本でした。
    優しく強くありたいと思わせてくれる1冊です

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    2026年03月14日
  • 空、はてしない青 上

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    なんの前情報もなく、ただただ表紙が好きになった、それだけで手に取ったこの本
    上巻は、エミルの苦しい胸の内が散りばめられていて、時々苦しい
    若年性アルツハイマー
    記憶がだんだんと失われていく恐怖はどれほどのものだろう
    それは、私たちがかんじているただのもの忘れとは違う
    すっぽりと、そこの記憶だけが抜け落ちる
    覚えていたものが、思い出せなくなる
    自分が今、どこで何をしているのかがわからないというのは、どれほどの絶望だろう
    フランスの、美しい自然を背景にして、美しい物語が紡がれていく予感しかしない
    エミルとジョアンヌの旅の続きを、下巻でも

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    2026年03月13日
  • 空、はてしない青 上

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    まず、美しい旅だ。出てくる景色は、険しい道のりだからこそ、より美しく感じるのだろう。
    主人公エミルは、なかなかクセのあるお人。だが、最愛の恋人と別れてしまった悲しみ、病気の絶望があるからこそ、そこまで嫌いになれない。
    本書にて、旅は新たな視点を与えてくれるというが、エミルにとってはまさに新たな視点を得たからこそ、立ち直る勇気を持ち始めた。その矢先でも、病魔は忍び寄る。影があるからこそ、どこまでも美しい物語だと感じてしまうのだろうか。
    旅をすることで、日常から離れ、自然と己を見つめるようになり、新たな自分を発見していく。それができているエミルはすごく羨ましいなと思った。

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    2026年03月08日
  • 空、はてしない青 上

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    自分の人生にやがて終わりが来る事を知り旅に出る事にした主人公はこちらもワケありの女性と出会う。
    距離感がある2人だったが主人公は旅の中で女性を通して自分の気持ちの整理や向き合い方を見つけていく。
    そしてその変化はワケありだった女性をも変えていく、その人と人との交わり合いがとても魅力的なお話。野山の厳しくも静謐な雰囲気も好き。
    病は確実に進行していき体を蝕んでいくがむしろ精神的に成長をしていく、その力強さが読み手にも力を与えてくれる。
    読み終わった後に表紙を改めて見ると泣けてくる。

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    2026年03月08日
  • 空、はてしない青 下

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    上巻がエミル過去編だったとしたなら、下巻はジョアンナ過去編。しかしジョアンナの過去が本当につらい。

    エミルは元カノへの執着と理想の僕への固執、ジョアンナは自己および家族の尊厳と、も〜きみたちなんでくっついたの!!!と言いたくなるようなリアリティ。だって現実ってそんな感じだもんね。いやそれにしてもアンドレ家はマジ出禁。こっちが寛大にしてやればつけやがりやがって(真に怒りで震えながら読んだのだ)

    父ジョゼフを軽率に扱い、ジョアンナは愚弄され、なによりも大切だったブルートム。そのままで生きていることに何故誇りを持てない?何故愚かな親より自分の家族を守れない?髪の毛!!!もしやリアルで遭遇した青

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    2026年03月03日
  • 空、はてしない青 下

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    26歳若年性アルツハイマーとなったエミルが、最期の過ごし方を自分で決めていく物語。上巻は、エミルとジョアンヌの旅をテレビ画面を見るように、読み進めた私でした。
    けれども下巻は、彼らと一緒にキャンピングカーに乗り、一緒に旅をした感じがしました。美しい自然と、時に過酷な天候さえも、人々との関わりの中で、人生を彩ってくれます。
    お互いの過去を知らない2人が、次第に自分から過去を話し、理解を深めていく・・・
    人は辛い過去を思い出したくない、忘れたいと思うこともあることでしょう。でも、人に話す(吐露することは、文字に書くことでもいいと思います。)ことによって、自分のそれを、俯瞰して見ることができるのです

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    2026年03月01日
  • 空、はてしない青 上

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    フランスを舞台にした翻訳本。若年性アルツハイマーのエミルが旅にでる話。一緒に来てくれる人を募集し旅に出る。マインドフルネス、瞑想、アルツハイマーの人の気持ちなど描写されていて時々せつなくなります

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    2026年02月26日
  • 空、はてしない青 上

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    上巻が進むにつれ、マインドフルネス、瞑想、自然と生きるジョアンナが、元彼女であるローラを引きずるエミルよりも、主人公に見えてくる。

    きっかけはエミルの若年性アルツハイマーが進行し、際臨床試験を受けるなど終活準備をさせられることになった逃避行だったとしても、たまたまネットでの相方募集に飛び込んできたジョアンナは真に生きる人で、「理想の僕」で凝り固まっていたエミルの心がほぐれていった上巻だった。

    ローラに対するエミル、マジでガキすぎてウケる、というのが心の底からの感想笑 モセやエウスに行ってみたい!なによりもピレネー山脈に!

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    2026年02月26日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルの病状が悪化する毎日。

    ジョアンヌの過去とエミルの思い出が
    交互に描かれ、2人の想いに共感しながら
    物語を読み進めることができた。

    『普通』の関係とはいえない2人の周りには、
    何故かいつも支えてくれる仲間たちがいるのも、
    心穏やかに、癒されるところだった。
    見ず知らずの旅人の2人に
    なんでこうも優しく接することができるのだろう。

    ジョアンヌの息子、ブルートムの話は苦しかった。
    彼を思い続けるジョアンヌの母としての想い。
    母としての強さ、優しさが最後の最後まで
    表現されていたところが、
    とてもカッコよく、世界中の理想の母親象だったのではないかと思う。

    終盤、エピローグまで全部良か

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    2026年02月11日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルとジョアンヌ。それぞれの過去に負った傷や抱えている問題をお互いの存在によって軽くできた旅だった。
    フランスの地方の街や自然がその色彩と共に鮮明に2人の旅を彩っており、想像を掻き立てられる物語だった。
    エミルは願った通りの最期を迎えられたし、ジョアンヌはエミルからの贈り物を受け取り、幸せな結末を迎えられて、とても後味のよいエンディングだった。
    アルツハイマーの終末は酷いから、この物語ではどうなるのかと思っていたけれど、2人の周りには支えてくれる素敵な人達がいて、この結末で良かったと思えた。

    2人がしていた、明言を壁に書いていくのも楽しそうだったな…

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    2026年02月09日
  • 空、はてしない青 下

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    旅を始めた時は「期待するものは何もない」と明るく快活だったエミルが、世界の美しさやジョアンヌとのつながりを知り、次第に自分の行く末を怖れふさぎ込むくだりは、胸が締め付けられるようだった。またジョアンヌが、トムを失った自分とエミルを失う母を重ね合わせて、「自分がしていることはまちがっている」と思う場面にもはっとさせられた。

    自閉症のトムの母であり彼を失ったジョアンヌが、記憶を無くしていくエミルと出会い、互いに理解を深め合っていく様子や、子供に戻っていくエミルの描く絵が、ジョアンヌではなくて姉のマジョルリーであることなど、一つ一つのことがつながりをもって物語に深みを出しているように感じた。

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    2026年02月07日
  • 空、はてしない青 下

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    まるで1本の映画を観たような感覚になった。フランスの大自然の情景が美しい文章で描かれ、まるでその場で一緒に旅をしているかのようだった。エミルはジョアンヌに出会ったことで、希望していた最期を迎えられ、ジョアンヌはエミルに出会ったことで、人生を取り戻した。上下巻あり、分厚い本だったが、体感としてはあっという間に終わってしまった感じがする。読み終わって胸がいっぱいで、涙が堪えられなかった。装丁も美しく、ずっと本棚に飾っておきたい作品に出会った。

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    2026年02月05日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルとジョアンヌの旅は続く。エミルの病状は着実に進行し、記憶の混同が起こるように。ジョアンヌは自身の悲しい記憶と少しずつ向き合い、心に変化が生まれていく。
    そしてエミルは、ついにジョアンヌのこともわからなくなっていく…
    ***********************

    エミルはどんどん本来の自分を保てなくなっていく。すぐそばで支えるジョアンヌは、どれだけ辛いだろう。上巻でエミルとジョアンヌの信頼の深まりを感じていただけに辛い…。
    それでも、エミルの望みを叶えようと最期まで向き合うジョアンヌは、本当の意味で強く、美しい。

    命を全うする尊さと、愛の深さを感じる物語。

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    2026年02月04日
  • 空、はてしない青 上

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    エミルとジョアンヌの間に流れる空気感と各地の風景とがあいまって、何とも言えない美しい世界を描き出している。フランスの風景が目に浮かび、ジョアンヌとエミルの姿も目に浮かぶような錯覚に陥る。病気を抱えるというシリアスな事実はあるが、そのシリアスさよりも2人の意思の美しさが印象に残る。下巻に続く。

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    2026年02月03日
  • 空、はてしない青 上

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    旅の美しい情景とそっと寄り添ってくれるジョアンヌに癒される。若年性アルツハイマー病と診断され、余命宣告までされたが、エミルは廃人ではない。判断ができないとか、幼児や老人のように接するのは間違ってる。認知症であっても心は死なない。

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    2026年02月03日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    迫り来る「死」に向き合う人、「死」を見送る人、死が描かれるほどに、それに反して「生きること」がより濃く感じる。エミルとジョアンヌが出会った人、町、村、エウスのミルティユ、漁村のセバスチャン、パーマカルチャーの村のマルコ…どれもが必然で、2人を導いているようだった。
    ジョアンヌが抱える過去は癒しようの無いほど深い傷で、それでもエミルとの旅、出会いを通して、ゆっくりと再生していく。一方、エミルの症状は悪化していくが、彼の望む形で過ごさせてあげようとするジョアンヌの献身に彼女の静かな慈愛を感じた。

    最後の数章はぜひゆっくり味わってほしい。
    ジョアンヌ!そんな状況でエミルの最後を見届けたのねとか、エ

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    2026年01月28日
  • 空、はてしない青 上

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    ネタバレ

    若年性アルツハイマーとの診断を受けた26歳のエミルは、自分に残された時間の過ごす場所を、病院ではなく旅先に選んだ。旅のパートナーを掲示板で募集して…。
    あらすじを読んで、死に向かう若い青年の悲話と捉えていたが、出会いと気づきの物語だった。上巻では悲壮感はまだ先に見える程度だが、旅の友ジョアンヌ側のストーリーが辛い。下巻へ。

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    2026年01月28日
  • 空、はてしない青 上

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    数ページ読んだところとで、ああこの本はとんでもない本かもと感じる。
    26歳の若さでアルツハイマーと診断された青年エミルがキャンピングカーを購入し、家族にも何も告げず旅へ出る。
    旅の相棒は謎が多そうな女性ジョアンヌ。
    寡黙であまり感情を出さず
    自分のペースをしっかりと自分で知っていて
    柔軟さも備えている女性。

    初めはぎこちない2人だが徐々に距離が縮まり、ちょっとした会話も実に愛おしく感じられてくる。

    ジョアンヌは何故黒い服ばかり着るのか。
    色々と気になる事が多い。
    上巻を猛スピードで読み切ってしまい
    すぐにでも下巻を読みたいのだけど、
    読み終えてしまうのがあまりにも勿体なさすぎるので
    他の本

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    2026年01月20日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマー症候群と診断されたエミル。家族に治療を懇願されるも、病院のベッドで過ごす残りの人生ではなく、「人生最後の旅」に出ることを選ぶ。旅のパートナーとなった、ジョアンヌという謎の多い女性と共に。
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    とても美しく紡がれる物語。本自体の装丁も美しく、電子ではなく本で読む楽しさを実感させてくれる。

    旅をしながら少しづつ、心を通わせる二人。
    自分のことを少しづつ言葉にすること。雄大な自然を体いっぱい感じること。
    現代を生きる私たちは、未来のことを考えすぎて悩むけど、今、目の前にある物事を大事にするって大切なことだよね。
    たくさんの情報が目ま

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    2026年01月17日