メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて読んだフランス人作家による小説。上下合わせて800ページを超える長編の感想をまとめて。
若年生アルツハイマーによって、記憶と生命が徐々に蝕まれていく青年エミル。
エミルが投稿サイトで募集した最後の旅のお供に唯一返信をした女ジョアンヌ。
それまで無関係だった2人がキャンピングカーでピレネー山脈への旅路を始める。
自分の死期がわかるのって、今までは絶望でやるせないことだと思っていたけど、それはひょっとするとこの上なく幸せなことなのかもしれないと初めて思った。自分の生き方(死に方)を決められるからだ。エミルは旅に出た。自分ならどうするだろうか。まだわからないし、想像もできない。後半に進む -
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Posted by ブクログ
『空、はてしない青』響きが良く、タイトルに惹かれました。画用紙に描こうとしたのは、色、そのものではなく、無限の広さを再現しようとして、無限の広さの謎を解こうとしていた・・・この場面の言葉たちは、心と生き方、記憶と心の関係を確かめようとするようだと思いました。26歳で若年性アルツハイマーとなったエミル。この事実ははじめから、明らかにされて、そこから近すぎる死への道を歩き始める物語。
自分自身を見つめ直す旅へと向かうエミル。
感情を持ち、自分の思考あり、それらが尊重されるべき『人間』としての生き方を考えさせられました。
激しさではなく、日々をゆっくりと確実に生きていく静かさこそが、波瀾万丈を乗り越 -
Posted by ブクログ
ネタバレお見事!!
上下巻800頁以上の大作。上巻は、現在と過去を行き来しつつの序盤の展開に、どうにも乗り切れないもどかしさがあったが、下巻に入ってからの加速度は他に類を見ないほどだったかも。
若年性アルツハイマー型認知症を患う主人公エミルが、人生最後の旅にでる。 旅のパートナーをネットで募り、一風変わった女性ジョアンヌが名乗りをあげる。
いわゆるロードノヴェルのスタイルで物語は展開し、ピレネー山脈沿いを北へ南へ、風光明媚だったり、歴史ある集落、海辺で暮らす、どことなく優雅で気ままな旅だが、エミルの病状の進行に伴い失われていく記憶と、寡黙で謎めいた女性ジョアンヌの過去が明らかになる様子が、丁 -
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余命を告げられたエミル。
掲示板で旅の同行者を募り、
ただ1人だけジョアンヌという女性が返事をくれた。
2人の独特な会話と、
アテもなくキャンピングカーで旅を続けていく様子、
新しい出会いや発見、
お互いが心許しあう様子がとても癒される。
エミルの元カノ、ローラとのエピソードは
心に響くものがあった。
結婚のタイミングが合わなかった2人。
子供が欲しいローラと、
子供に対して当時、絶対条件ではないエミル。
2人の傷をえぐり合うような、揚げ足を取る会話は
長い恋愛経験をしたことがある人に
ダメージとなるだろう。
お互いの気持ちがわかるもんだから尚更きつい。
ないものねだりだが、
時間は刻一 -
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Posted by ブクログ
長い!けど、その長さは必要だと思わされる一冊。上下巻読んで感想を書きます。上下巻で800ページほどありますので、読書好き、小説好きの方におすすめです。
すごく簡単に概要を説明すると、傷ついた二人が強い勇気をもって、フランスを旅して、美しい自然や様々な人と出会うことで自分を見つめ直し、再出発する小説です。
上巻は元カノのローラとのあれこれが未練がましく記載されている印象で、テンポはあまりよくないと感じる部分もありますのでちょっと忍耐が必要です。
下巻になると主人公のエミルとジョアンヌの関係性がどんどん変わってきて、上巻より動きがあります。
ただ、ジョアンヌの過去、エミルの病状など、ヘビーな内容で -
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若年性アルツハイマーと診断され2年の余命宣告をされた青年エミルが、何もかも捨てネットで知り合った女性ジョアンヌと最後の旅に出る。行く先々で人と触れ合いジョアンヌとも心を通わせられるようになり、全て捨てたのに、再び多くの絆を抱えたがために病に怯える。でもそれらが全て優しさ、思いやりに昇華し、読み終わった後は心が揺さぶられ、とても暖かいものに包まれた気持ちになった。エミルはジョアンヌを癒し、ジョアンヌはエミルを癒した。そしてジョアンヌはエミルの家族を癒しエミルの家族はジョアンヌを癒した。率直に相手を思いやる気持ちが繋がっていき、暖かい世界に包まれたんだと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ若年性アルツハイマーと診断された26歳の男性エミルと、彼が募集した「人生最後の旅の同行者」であるジョアンヌの旅行記。フランスの雄大な自然と、そこに暮らす人々の温かさに包まれるような物語。
エミルが掲示板に書き込んだ一文をきっかけに出会った二人。余命2年を宣告されたエミルと、口数の少ない謎めいた女性ジョアンヌ。行き先も計画も決めていないまま、互いのことをほとんど知らない二人が、息をのむような自然や文化、人々との出会いを通して、少しずつ心を通わせていく。私はフランスに行ったことはないが、まるで同じ景色を目の前にしているかのような錯覚を覚えた。
旅の始まりは穏やかだったが、やがてエミルにブラック -
Posted by ブクログ
この小説『空、はてしない青』は、フランス人作家のメリッサ・ダ・コスタのデビュー作
数ヵ月で1万部を売り上げ、あっという間にフランスで100万部を超えるミリオンセラーとなった作品
どのような物語かというと──
主人公は26歳のエミル
若年性アルツハイマーで医師から余命2年と宣告される
エミルに臨床試験を受けさせて病院にしばりつけようとする家族、同情の目で腫れものに触るようにしか接してこない友達、そんな周囲の人たちから逃れるためにエミルは人生最後の旅に出ることを決意する
そこで、「最後の旅」をいっしょにしてくれる人を探していますとネットの掲示板に投稿をする
意外なことに、その投稿に一通の -
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Posted by ブクログ
上巻に比べたら
さくさく読めた
世界の人々は
あらゆる場面で、ぴったんこな名言を
ポッケから出すみたいに簡単に口にできるのか
名言なんて1つも捻り出せんのだが
ダメ人間なんだろうかと己を顧みる
アルケミスト、読んだことあるけど
フーン…としか思わなかったな…
感受性、だいぶ足りてないのかな…
それはともかく
上巻では男主役の元カノがヤな奴で
下巻は女主役の元旦那がヤな奴だった
どっちの主役にも
はよ目を覚ませや!って言いたい
それもともかく
男主役目線だけで進んでた上巻から
女主役目線が突然割り込んできて
また男主役目線に戻ったり
最初から両方あれば気にならないけど
…
…
いや今気づ -
Posted by ブクログ
どっかで絶賛されてたので
ほんとかよ〜と疑いつつ買ってみた
フランスかぁ〜
なんかシャレオツで読みにくかったりすんのかな〜
って思ってたけど
全然そんなことなく読みやすかった
読みやすかったが
え?まだ1週間たってなかったん?!
ってくらい時のたつのが遅い
こんなのんびりしよったら
上下巻で終わらんぞ?って心配
男主役のほうの元カノが
とんでもなくイヤなやつなのに
男主役が立ち直れんのが謎だった
人の結婚式を台無しにするやつを
カワイイやつめ〜なんて思えん
おフランスでは
そういう女性が人気あんのか?
美人ならええのか?
途中から時のたつのが
こちらの感じる速さになったので
そこから読 -