メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エミルの症状が悪化して
ジョアンヌの視点で語られる事が多かった下巻
謎だったジョアンヌの壮絶な過去がわかり
抱えていた苦悩や悲しみを知ることになります
今、この時を意識して生き抜くこと
それを切実に求められる二人だからこその
唯一無二の関係性
お互いに持ちあっていたピースが
欠けていた相手の心にぴったりとはまったように
感じられました
最初は旅の道連れだった二人
物語の最後は人生の道連れになれた
エミルは願いと尊厳を守り
ジョアンヌにとっては再生に繋がる旅
認知症が進んでいくエミルの姿は辛かったけれど
いろんな思い出やそこに伴う感情を無くしていって
どんどんシンプルに
純粋に無の存在に -
Posted by ブクログ
ネタバレGoogle mapで登場する土地を検索して写真を見ながら、そして、映画や実際に目で見たフランス南部の美しい景色…白い岩肌の山や、濃い青の空、強く明るい日の光、丘の上の小さな集落の淡いベージュ色の石造りの建物、ラヴェンダーやブドウの畑…や乾燥した空気感を思い起こしながら読んだ。私も「死んでいない」状態を長引かせるための延命治療は受けたいと思わないので、余命宣告を受けても体が動くならばこんな風に残りの時間を過ごしたいなと思ったし、フランスを旅したくなって胸がうずいた。
エミルの病状が進んで脳の中で子供にかえり、家族への慕情が強まっているのに、(それが元々エミルの望みだったから)ジョアンヌはこのま -
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一気読み。
予想通り、下巻は辛い展開になり、ジョアンヌの人生が明かされていく。
読んでいて辛いけれど、やはり世界は美しい。
う~ん、ちょっとスピリチュアル的な・・・
最後は、ほぼ予想通りの結末。
それでも涙腺決壊。
ただね~
アルツハイマーの母を抱える立場としては、
どうしてエミルが若年性アルツハイマーで
余命2年と宣告されたのかが腑に落ちない。
ググったところ、どのサイトでも平均余命は5~10年と書かれている。
アルツハイマーとしては(患者が若いせいか)むしろ余命は長いのだとか。
仕方が無いからAIさんに訊いたら、
「時間の無い若者ということを強調するためのフィクションです」だって。
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマー病のエミル 26歳の青年
人生最後の旅の同行者を掲示板で募る
そこに返信をくれたジョアンヌ
彼女と共にキャンピングカーでフランスの山岳地帯の村々を旅していく
過去を回想しながらエミルの視点で語られていく
ジョアンヌと共にトレッキングやキャンプで自然と触れ合う旅を通して過去の自分と冷静に向き合い
囚われた思いから解放されていくエミル
後半
ジョアンヌはエミルに驚くようなある提案をする
それはエミルのためでもあり
前へ進む自分自身のためでもあるかのよう
恋愛感情や友情とも違う不思議な感情で近づき合う二人は、出会う前よりもずっと穏やかで、丁寧な日々の暮らしと前向きな生き方を -
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いかにも本屋大賞受賞作らしくて良かった、
一気読み。
下巻を読むのが待ちきれない。
詳しくは下巻を読んでから書き留めるつもりだけれど・・・
若年性アルツハイマー病と診断されたエミル、26歳。
記憶から始まり徐々に能力が失われ余命は2年ほどの病気だ。
心配し世話を焼こうとする家族や友人から離れ、誰にも告げず
キャンピングカーの旅に出る。
同行するのはネットで応じてきたジョアンヌ29歳。
無口で一見「イカレている」彼女だが、
実は豊かな感覚の持ち主だった。
旅をする中で、二人は徐々に互いのことをわかりあっていくが、
とうとうエミルは発作を起こし、病院から家族へ連絡がいってしまう。
旅を中止せざる -
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そろそろ夏を感じますねっ!ということで
秋冬の間積んでいた本作
『空、はてしない青』。
フランス人作家メリッサ・ダ・コスタ作、山本知子さん訳。
山本さん、タイトル素敵です。
フランスの空、高く澄んでいるイメージです。
アナタの好きな青はどんな青ですか?
上下巻800ページは強敵です。
まずは上巻。
26歳の若さで若年性アルツハイマーを患い、余命2年のエミルが、最後の旅を共にしてくれる人を探すところから物語がはじまります。
いや、かなりな設定ですが、これから冒険が始まるワクワクも描かれていきます。
ただ旅を共にするジョアンヌが不思議っ子すぎて
ストレスじゃないか?ってくらいな二人の旅が
静 -
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受け取ることは寛大な行為だ。受け取ることを受け入れるのは、相手が自分を幸せにするのを許していることだ。
旦那は頼み事をしないけど、受け取る事もしない人。
いつもそれが悲しかったけど、こういう事かぁって。
私も私で、周りの人からの申し出をつい遠慮しがちだけど、だには甘えもいいのかもしれない。
上はエミル視点。下はジョアンヌ視点。
場所を検索しながら読んだけど、どこもそれはそれは美しかった。旅行に行きたくなった。
母は偉大だなぁ。もちろん父も。
最後エミルの母親の事が気がかりだったけどよかった。
エミルの家族が、最後の旅を感謝できる人たちでよかった。
私だったら、最後まで旅を続けさせてあ -
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読み始めは、日本の小説?って思った。
文章が翻訳っぽくなくて。今の本屋大賞はすごく読みやすい文章が多くて。難しい漢字も言い回しもなくて。
ただ読めば全てが分かるというか。考えなくていい。
だから、海外文学もそういうふうに変化してるのかなって思ったら、2019年の作品なのね。
もとから読みやすい文体なのか、翻訳が変えているのか。私は原本を読まないから。気になる。
旅はしているけど、風景の描写は少ない。2人のやりとりが淡々と書かれて進んでいく印象。
私はあまり風景の描写好きじゃないからいいんだけど、それが今っぽさを出しているのかなぁと。全部を説明してくれているというか。
読み始めはローラ可哀 -
Posted by ブクログ
本屋大賞の翻訳部門グランプリ作品ということで、今まで未開拓の翻訳部門に手を取ってみたのだが。。まず最初に触れたいのは、翻訳者の有能さが際立った作品だと感じた。よくぞここまで丁寧で優しさに包まれた翻訳をしてくれたなととても感心しました。
で、物語そのものについては。すぐには言葉が出ない。それくらい素晴らしい一冊でした。とにかくとても深い。死と向き合ったときに芽生える生きることの意味、みたいな切り口での高評価コメントが多いようだが、もちろんそれも素敵な切り口だと思うが、私はそこに至るまでの深さに魅了された。
苦しみ、悲しみ、喜び、希望それぞれの深さから生まれる、その決断の意味、意思そして説得力 -
Posted by ブクログ
記憶が、さらさらと砂のようにこぼれ落ちていくとしたら。
大切な人が、大切な場所が、大切な過去が、
少しずつ思い出せなくなっていくとしたら。
自分は最後まで小さな記憶をたぐり寄せてあがくだろうか。
それとも、すべてをあきらめて忘却に身をゆだねるだろうか。
たぶん、正しい答えなんてない。
けれど、人生の終わりにこんな旅ができたなら、
きっとすべてが上書きされるくらい、
最高の人生だったと胸を張って言えるのではないだろうか。
『空、はてしない青(上)』メリッサ・ダ・コスタ
若年性アルツハイマー。
最初は正直あまりピンとこなかった。
どこか、自分とは遠い世界の話のような気がしていて、
話題 -
Posted by ブクログ
ネタバレ若年性アルツハイマーを患ったエミルが掲示板で募集したジョアンヌと共に旅に出る物語。
死に向かう旅の中でエミルとジョアンヌは過去に向き合い新たな人生観を見つけていく。
2人の距離はどんどん縮まっていきこれまでに感じたことない幸せを感じていく一方、エミルの病状は悪化していき、2人の旅は終わりに近づいていく。
掲示板での偶然と思えるような出会いは必然であり、奇跡的である。
ジョアンヌの辛い過去とエミルの絶たれた未来。そして2人が過ごす現在。それらが入り混じった旅から私自身の人生をどう生きていくかを考えさせられる一冊だった。
今日エミルらどんな動きをしているのか?
はてしない青を見上げながらそんな -
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