メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧

  • 空、はてしない青 上

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    久しぶりに、世界に引き込まれるように週末で一気読み。若年性認知症で少しずつ記憶が混乱し、余命2年と診断され、自分らしく生きたいと旅に出る20代男性と、SNSで旅の同行者募集に応募した謎多き若い女性が、旅の中でお互いに発見をしていく物語です。物語前半なためか女性の謎は残り、これからが気になります。

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    2026年09月13日
  • 空、はてしない青 下

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    上巻からあっという間の下巻。
    2人の出会った人々、そしてそれぞれの過去の事柄が挿入されてゆく。旅に同行する前のジョアンヌの過去。失ったものの大きさが切なすぎる。それなのに彼女はどんどん病に蝕まれてゆくエミルに献身し続ける。最後にジョアンヌはエミルの家族に連絡を入れる。
    そしてプロローグ。号泣。

    美しいフランス語で描かれているらしいこの小説を手にできた喜びを他の人たちにも伝えたい。感謝したい。

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    2026年09月11日
  • 空、はてしない青 上

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    翻訳小説部門一位との前評判で手に取ってみた本。
    若年性アルツハイマー病とはなんて、切なげな…その病を抱えた青年が思いついた家族との別れのケジメをつけるための旅。
    その旅に同行する過去をみせない女性。
    ピレネー山脈をキャンピングカーで、トレッキングで旅するエミルとジョアンヌの出会う村の人々。だけど…確実にエミルは最期に近づく予兆が表れてくる。
    美しいピレネー山脈の風景を検索しながら、読者は身も心も持って行かれる。
    こんなに幸せを噛み締められる上巻、きっと下巻では…とざわつく胸を抑えながらの一気読み。

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    2026年09月11日
  • 空、はてしない青 下

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    私たちが「自分」と呼んでいるものは何でしょうか?
    それは、過去に出会った人の面影だったり、ふとした瞬間に眺めた風景の記憶だったり、あるいは選ばなかった選択肢への小さな傷跡のような、かたちのないものが寄り集まってできるものなのかもしれません。
    そして、様々な人と関わり、傷つき、あるいは救われるなかで、少しずつ削り出されるようにして「自分」になっていくようにも思えます。どこか掴めないけど、深く広い。まるで、どこまでも続く青のように。

    谷川俊太郎の「青は遠い色」がこの本のことをよく表してるようにも思えたので、載せておきます。

    どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても、青を手にすることはできない。

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    2026年09月09日
  • 空、はてしない青 下

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    家族と人が生きること、死ぬことをピレネーの大自然を舞台に描いた本
    本屋大賞翻訳部門大賞は伊達ではなかった
    読後は色々と残るものがあり、前に読んだ日本の2作目はそこまでではなかったが、これは本当に読んでよかったと思う

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    2026年09月06日
  • 空、はてしない青 下

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    とても素晴らしかった。
    美しい旧市街地や山脈や漁村を背景に
    エミルの世界と現実の世界、
    ジョアンヌの過去と今が交互に語られる。
    切ないけど優しい世界。
    文学や偉人達の「名言や格言」
    どこかに書きとめておきたい。
    エミルの投稿に応募した理由と
    ラストのサプライズに深い繋がりを感じた。

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 下

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    上巻のエロシーンは(違う形ではあったけど)ちゃんと回収はされた。
    なるほどそういう。

    フランスは日本と違って事実婚が最近は増えている、という情報があるかないかで感想が割れそうだと思う。
    とくにヒロインはそっち寄り。
    そういう倫理観のお家の人なので多分主人公のお家とは合わないんじゃないかなって気もする。

    他人に向けられる優しさは大事。

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 上

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    外国文学は名前がカタカナだから頭に入ってこない。
    なんてヘンテコな考え方をしてたけど、考えてみれば世界中で読まれている普遍的なものが含まれている、だから認められている。
    だから名作な訳だ。

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 下

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    子育ての考え方が素敵だった

    ジョセフはいつも一歩さがっところにいた。
    トムにたいしては、3人それぞれの接し方が必要なのだと分かっていたからだ。

    様々な人が子供と関わりその子の個性を形成していくんだと思う

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    若年生アルツハイマーの青年と心に傷を負った女性のキャンピングカーの旅。2人は家族から離れることを望んだが、その旅の中で他者に助けられ、壮大な自然を感じて自分たちの傷を癒していく。それに比例して病気の進行はすすみ、最後子を亡くした母としてエミルの母親に連絡して家族が看取る。
    途中の病気の進行で幼児退行してしまったり心臓の病気だったり、最後にエミルが亡くなってしまうことが最初からわかっているからこそ今まで築いた2人の関係性がエミルの中から失われていくのがとても辛い。最後にエミルのお母さんに電話したジョアンナの決意が素晴らしかった。エミルとジョアンナに最後言葉はいらなかったんだね。徐々に明かされて行

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    2026年09月02日
  • 空、はてしない青 下

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    2026/8/30

    若年性アルツハイマーを患い、余命宣告を受けた26歳の青年エミル。
    ネットで、旅への同行者を募集し、申し出てきた女性ジョアンヌと共に、最後の旅に出る。

    エミルはもちろんなんだけれど、私はジョアンヌにとても感情移入して読んだ。
    初めは何を考えているのかわからなかった彼女だけれど、後半、ジョアンヌの過去が語られてからは一気に引き込まれた。
    エミルと徐々に絆を深め、そして彼女自身も過去と向き合い、最後に彼女がとった選択にとても共感した。

    死にゆく人、死を看取る人、そして彼を愛する人々。
    たくさんの人の思いに、涙が止まらない。
    優しくて、温かい感動の物語だった。

    ジョアンヌが

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    2026年09月02日
  • 空、はてしない青 上

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    表紙の綺麗さに一目惚れ。もうこれ絶対泣くやつやんとわかってはいてもアルツハイマーになってしまった青年が最後どうするのかが知りたかった。自分の最期は自分で決めたいと固執するあまり細かいところまで目が届かず、ここ抜けたらあかんやろってところが抜けている笑。この旅の同行者、見届け人のジョアンヌとの関係で少しずつノートに記録したり手紙を書いたり家族と少しでもつながろうとしてるのがこれまたメンタルくる。1番辛かったのは老婦人に病気のことを打ち明けるシーン。老婦人をこれ以上困らせないために打ち明けるけどそれもまた老婦人側からしたら苦しいよね。受け止められる器量の大きさよ。あとは旅を通じて主人公の世界が広が

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    2026年08月30日
  • 空、はてしない青 下

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    『空、はてしない青』(メリッサ・ダ・コスタ)

    上下巻まとめての感想です!
    ※読み終えてから少し時間が空いてしまったので、細かな出来事よりも、今でも心に残っていることを中心に感想をまとめました。

    若年性アルツハイマー型認知症を患った青年エミルが、残された時間で「行きたい場所へ行く」という夢を叶えるため、キャンピングカーで旅に出る物語。

    ただ、一人で旅をするのは心細い。

    そこでインターネットで同行者を募集し、現れたのがジョアンヌという女性だった。

    ほとんどお互いのことを知らないまま始まった二人旅。いろいろな土地を訪れ、人と出会い、同じ時間を過ごすことで、少しずつお互いが抱えているものが見

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    2026年08月29日
  • 空、はてしない青 上

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    26歳の男性が余命2年と宣告されたら、どう生きるのか?自分の人生の終末期の2年間を自己意思決定によりフランスのピレネー山脈をキャンピングカーで旅をしたい。人生最後の旅の道連れ募集に応募してきた見ず知らずの女性。共に旅をする中で、霧に隠れた2人の過去が、少しずつ晴れていく。2人の過去と今の2人が交差して、2人の心の距離は少しずつ縮まる。旅先で接する地域の人々との交流は暖かく、心を洗われる。病気の進行による記憶障害の中で、最後まで彼の意思を尊重し、寄り添おうとする彼女。自分がどのようにして生を全うするかを見つめ直す旅となった。

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    2026年08月29日
  • 空、はてしない青 下

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     26歳の男性が余命2年と宣告されたら、どう生きるのか?自分の人生の終末期の2年間を自己意思決定によりフランスのピレネー山脈をキャンピングカーで旅をしたい。人生最後の旅の道連れ募集に応募してきた見ず知らずの女性。共に旅をする中で、霧に隠れた2人の過去が、少しずつ晴れていく。2人の過去と今の2人が交差して、2人の心の距離は少しずつ縮まる。旅先で接する地域の人々との交流は暖かく、心を洗われる。病気の進行による記憶障害の中で、最後まで彼の意思を尊重し、寄り添おうとする彼女。自分がどのようにして生を全うするかを見つめ直す旅となった。

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    2026年08月29日
  • 空、はてしない青 下

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    美しい情景描写と、ふたりの心情の変化があまりにも美しく切なく、でもとても力強い作品でした。ふたりが生きることを取り戻していくさまに、わたしも救われた気がします。

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    2026年08月20日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    ちょっと昔、「インドに行って自分探しをしてくる」みたいな言説が流行った時期があって
    それに対して「いやいや、インドで見つかる自分ってなんだよ(笑)」というカウンターまでがひとまとめだったのだけど。
    よくよく考えてみると、インドという何もかも今までの常識が通じない場所に自分がどう対応するか……の部分がいわゆる「自分探し」なのだなぁ、という考えがふと思い起こされた。

    この旅は、同情されたくないというエミルの逃避的な行動から始まっている。
    旅の中では予測できないこと、自分からは出てこなかった発想、見ようと思わなかった景色、そんな様々な出来事が起きていく。
    エミルもジョアンヌも人生に傷を抱えていたけ

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    2026年08月17日
  • 空、はてしない青 上

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    ネタバレ

    ハードカバーだし上下巻合わせて800ページ越えだったからちょっと敬遠していたけど、読み始めると止まらない名作だった!
    若年性アルツハイマーを宣告された主人公が、最後の旅の道連れを募集する……というあらすじを無視できる人はいないでしょう。

    上巻はエミルとジョアンヌが打ち解けて、互いに救いを見出すところまで。
    詳しい感想は下巻で~。

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    2026年08月16日
  • 立ち上がる時 下

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    •後半の後半に来るまでの長さと重み
    •共有する実体験とおそらくそうであろう未体験のそれぞれへの怖れ
    •それだけにその後の展開と期待
    •ついにこの時が本当に来たんだという震え
    •絶望と希望と忍耐の浮き沈み、とりまく人びと、レオの深さ
    •ありありとそれぞれの感情に浸った

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    2026年08月16日
  • 空、はてしない青 下

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    自然を感じる旅をすると、生きてることがどんなに幸せで美しいか思い知ることがある。
    フランスのピレネー山脈の雄大な景色を想像しながら、いつか私もこんな旅をしてみたいと思いを馳せながら読みました。
    日常のしがらみから解き放たれて、生きることの意味を味わってみたいな。
    それはやっぱり、死を間近に感じるからこそ、なのかなぁ。

    エミルとジョアンヌが徐々に打ち解け、心を通わせていくのだけど、一箇所びっくりしたところがあった。それは↓

    "ジョアンヌがトイレで「クソまみれ」になっている姿に、体が痙攣するほど笑い、さらに、
    「目を閉じて、マインドフルネス状態で今このときを感じて」
    「きみの肌につい

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    2026年08月15日