メリッサ・ダ・コスタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エミルとジョアンヌの旅は続く。エミルの病状は着実に進行し、記憶の混同が起こるように。ジョアンヌは自身の悲しい記憶と少しずつ向き合い、心に変化が生まれていく。
そしてエミルは、ついにジョアンヌのこともわからなくなっていく…
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エミルはどんどん本来の自分を保てなくなっていく。すぐそばで支えるジョアンヌは、どれだけ辛いだろう。上巻でエミルとジョアンヌの信頼の深まりを感じていただけに辛い…。
それでも、エミルの望みを叶えようと最期まで向き合うジョアンヌは、本当の意味で強く、美しい。
命を全うする尊さと、愛の深さを感じる物語。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ迫り来る「死」に向き合う人、「死」を見送る人、死が描かれるほどに、それに反して「生きること」がより濃く感じる。エミルとジョアンヌが出会った人、町、村、エウスのミルティユ、漁村のセバスチャン、パーマカルチャーの村のマルコ…どれもが必然で、2人を導いているようだった。
ジョアンヌが抱える過去は癒しようの無いほど深い傷で、それでもエミルとの旅、出会いを通して、ゆっくりと再生していく。一方、エミルの症状は悪化していくが、彼の望む形で過ごさせてあげようとするジョアンヌの献身に彼女の静かな慈愛を感じた。
最後の数章はぜひゆっくり味わってほしい。
ジョアンヌ!そんな状況でエミルの最後を見届けたのねとか、エ -
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Posted by ブクログ
数ページ読んだところとで、ああこの本はとんでもない本かもと感じる。
26歳の若さでアルツハイマーと診断された青年エミルがキャンピングカーを購入し、家族にも何も告げず旅へ出る。
旅の相棒は謎が多そうな女性ジョアンヌ。
寡黙であまり感情を出さず
自分のペースをしっかりと自分で知っていて
柔軟さも備えている女性。
初めはぎこちない2人だが徐々に距離が縮まり、ちょっとした会話も実に愛おしく感じられてくる。
ジョアンヌは何故黒い服ばかり着るのか。
色々と気になる事が多い。
上巻を猛スピードで読み切ってしまい
すぐにでも下巻を読みたいのだけど、
読み終えてしまうのがあまりにも勿体なさすぎるので
他の本 -
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若年性アルツハイマー症候群と診断されたエミル。家族に治療を懇願されるも、病院のベッドで過ごす残りの人生ではなく、「人生最後の旅」に出ることを選ぶ。旅のパートナーとなった、ジョアンヌという謎の多い女性と共に。
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とても美しく紡がれる物語。本自体の装丁も美しく、電子ではなく本で読む楽しさを実感させてくれる。
旅をしながら少しづつ、心を通わせる二人。
自分のことを少しづつ言葉にすること。雄大な自然を体いっぱい感じること。
現代を生きる私たちは、未来のことを考えすぎて悩むけど、今、目の前にある物事を大事にするって大切なことだよね。
たくさんの情報が目ま -
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーになった26歳主人公男性のエミル。
「人生最後の旅」をしようと、ネットで同行してくれる人を募集。
するとジョアンヌという謎めいた若い女性が同行することに。
エミルの過去は大体分かってきたけど、ジョアンヌは何故ここまでやるの?
何故そこまでの覚悟があるの?
彼らの『旅』の終わりはどこなの?
どうなるの?
ジョアンヌは過去に、何があったの?
などなど、気になって仕方がありませんので、下巻も購入しました。
翻訳ものは訳が読みづらいこともありますが、この本はとても読みやすいです。
きっと今年一番印象に残った本No.1になる予感がします。 -
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ネットの掲示板で知り合った二人。男は過酷な運命から逃れる旅に出るために、女は新たな運命の導きに従って、選択した結果だった。
主人公の若年性アルツハイマー発病という男側の背景が明かされ、物語が動き出す。旅はキャンピングカーでピレネー山脈を巡る、うらやましくもあるものだった。美しい景色、素晴らしい出会いと同時に若年性アルツハイマー病がこの旅の本質をつき付けてくる。旅の合間、病の合間に女性側の事情が自分語りで明かされ、男と読者は共にその人生を知ることになっていく。
男、エミルの症状が深刻になるに伴い、旅は移動から移住に近いものになる。女、ジョアンヌはエミルの希望する最期をかなえるため環境を -
Posted by ブクログ
ネットの掲示板で知り合った二人。男は過酷な運命から逃れる旅に出るために、女は新たな運命の導きに従って、選択した結果だった。
主人公の若年性アルツハイマー発病という男側の背景が明かされ、物語が動き出す。旅はキャンピングカーでピレネー山脈を巡る、うらやましくもあるものだった。美しい景色、素晴らしい出会いと同時に若年性アルツハイマー病がこの旅の本質をつき付けてくる。旅の合間、病の合間に女性側の事情が自分語りで明かされ、男と読者は共にその人生を知ることになっていく。
男、エミルの症状が深刻になるに伴い、旅は移動から移住に近いものになる。女、ジョアンヌはエミルの希望する最期をかなえるため環境を -
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