メリッサ・ダ・コスタの作品一覧

「メリッサ・ダ・コスタ」の「空、はてしない青」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 空、はてしない青 上
    4.8
    1~2巻2,189円 (税込)
    致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか? ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。 (川上弘美 / 作家) 旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。 (西加奈子 / 作家) この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。 自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。 人生に終わりはないのだ。 (小島秀夫 / ゲームクリエイター) あらすじ 「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。 爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。

ユーザーレビュー

  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    長めの小説だけど、スラスラと読みやすい本だった!美しい本だった。「今を生きる」ことの大切さを教えてくれた本だった。

    0
    2025年12月18日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新聞に紹介されてて迷いなく読みたいと思った。海外ものは訳され方によっては長く読むのが辛くなる場合があるけどこれは違った。原作が和訳に向いた作りなのか訳者が上手いのか。
    次の作品も出るみたいだから読んで確かめよう。

    それにしても素晴らしかった。あまりにも悲しい…あまりにも残酷、と思って読み始めたけど、これって理想の死に方じゃないかと思わずにいられないラスト。ジョアンヌに巡り会えたエミルは幸運だった、ジョアンヌもエミルに救われた。
    ラストがたまらなくいい。主人公が亡くなって終わり…ではこの長い物語に入り込んで読んでいた読者はものなりないのだ、だからちゃんとお葬式にもこっそり参列してくれて、オパー

    0
    2025年12月17日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    上巻のつかみは良かったが、つかみと前奏が長い。
    本格的に面白くなってくるのは下巻でジョアンナの結婚生活が明らかになってくる過程だ。哀しい前半生。
    悲劇と悲劇のぶつかり合いになると思いきや、ジョアンナとエミルの新しい家族の話になってくる。若年性アルツハイマーのエミルと自閉症の息子を不慮の事故で亡くしたジョアンナ。
    哀しみを舐め合うのではなく、お互いに理解しながら2人の仲を深めていく。村から村へ旅する2人。そしてどんどん深まるお互いへの理解と愛情。2人のラストクリスマスには涙が出てしまいました。(通勤電車の中で)予想通りエミルは亡くなって葬儀の場面で小説は終わりますが、思いもよらぬ形で新しい家族の

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    2025年12月13日
  • 空、はてしない青 上

    Posted by ブクログ

    旅行先の本屋さんで、綺麗なジャケットの本だなと思ってなんとなく購入した。期待をしてなかったけど、期待以上の本だった。一言で言うとタイトルの通り「美しい」本だった。

    0
    2025年12月13日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても綺麗で、詩的で、それでいて若年性アルツハイマーの残酷さも描かれていて…
    うちは病院で看取ったけれど、やっぱり母は1日でも長く家にいて欲しかったんだろうと思ったり、父はどう思いながら生きたのかと思ったり。読みながらでも現実はこんな綺麗に行くわけないと思ったり。

    海外文学は値段も高いし、面白さがある程度担保されていないジャンルは手が出にくいが、単行本の時に出会えて良かった。
    みんな救われたかはわからないけれど一歩進めそうな終わり方で救われた。
    久しぶりに自分の中で「良かったわ」って感情が更新されました。

    語彙力がないからうまく表現出来ないけど「満点」です。

    0
    2025年12月11日

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