神都の証人

神都の証人

2,453円 (税込)

12pt

ここにもある袴田事件、免田事件、財田川事件、足利事件の理不尽。

生きるということは、かくも哀しく美しいものか。照らし出される司法の闇、冤罪の虚構、人間の絆。作家の才能に嫉妬する。―堀川惠子(ノンフィクション作家・代表作『教誨師』)

突然、父親を奪われた少女に救いは訪れるのか? 事件の謎は戦前から令和まで引き継がれ、慟哭の結末は我々に生きる意味さえ問いかける、前代未聞かつ究極の「冤罪」ミステリー。世代を超えて社会の歪みと戦い続ける者たちの行き着く先とはいったい何なのか。

時代を超えて受け継がれる法律家の矜持に心が震えた。―五十嵐律人(作家・代表作『法廷遊戯』)
わたしはこれ以上のリーガルミステリを知らない。―染井為人(作家/代表作『正体』)





冤罪と冤罪で翻弄されたものたちが辿る刮目のドラマ。戦中、時局に媚びる社会情勢の中で苦悩する弁護士のギリギリの戦いは、本人が戦場に送られて戦争が終わってからも、正義を信じる弁護士や検事により引き継がれる。彼らが報われる日は来るのか? 社会のひずみを壮大なスケールで活写したリーガル・ミステリーの雄の渾身作。

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神都の証人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦中から令和まで
    80年間を描いた冤罪ミステリー



    昭和18年4月20日、事件は起きた。
    伊勢神宮の二十年に一度のお祭り・御木曳は、すごい人出と掛け声で賑わっており、見物に訪れていた父と娘も楽しい時間を過ごしていた。

    ところが…
    父・谷口喜介は強盗殺人の犯人として逮捕されてしまう。
    その犯行時

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    山田の街 懐かしい風景が脳内で鮮やかに蘇って来ました とても面白かった 冤罪事件をテーマに
    戦時中のとんでもない濡れ衣 そして死刑執行 戦い続ける遺族 全ての登場人物が印象深い 丁寧に人物が描かれ最後までびっくりの展開 素晴らしかった

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    面白かったー!戦時中に冤罪で死刑になった男の無実を証明する長い年月に渡る弁護士や検事たちの闘いの日々。戦中の横暴な官憲による取り調べや天皇や国家の前で平然と一般市民を蔑ろにする裁判、現代の複雑であまりにも時間のかかりすぎる裁判制度、、あらゆることが壁となって立ちはだかるのにも屈せず、時代を超えて継承

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    正義が失われたとき、
    私たちは何を信じて生きればいいのだろう。
     

    『神都の証人』大門 剛明

    読み終えたあと、しばらく言葉が出なかった。
    幸せだった日常は、ある日突然、音もなく壊れてしまう。
    父親が一家惨殺事件の犯人として、死刑判決を受けたのだ。

    ただ一人残された幼い娘・波子。
    「お父ちゃんを

    0
    2026年01月10日

    Posted by ブクログ

    山田風太郎賞
    直木賞候補

    直木賞候補ということで読み始める。著者の本を読むのは初めて。

    最初から最後まで、ページをめくる手が止まらない。ちょっと荒唐無稽な点もないでもなかったが、面白さがまさった。

    袴田事件などもあったが、冤罪事件に立ち向かう弁護士たちの正義感が素晴らしい。
    戦時中など、人権な

    0
    2025年12月27日

    Posted by ブクログ

    直木賞ノミネート作品ということで拝読。

    戦時から今の令和の時代まで、途方もない時を巡り、事件の真実に辿り着く。
    こんなにも人の想いが受け継がれていく物語は、他にないのでは。

    この物語は、時代の流れに沿って、3人の人物の視点で展開されていく。
    それぞれの苦悩や迷いが丁寧に描かれていて、それ故に読ん

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    昭和十八年、宇治山田市で起こった一家殺人事件で犯人として逮捕された谷口喜介は死刑判決を受けた。彼は無実を訴えるものの、時代が変わっても判決は覆ることはない。父親の無実を信じる波子を中心に、冤罪事件の重さとそれに立ち向かおうとする人々の戦いを描いたリーガルミステリです。
    証拠物件の適当さといい取り調べ

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    テーマ 冤罪事件を親子に渡って解決しようとする弁護士 戦中から戦後 伊勢
    何十年にわたってようやく無罪が立証できるところで、実は、真犯人が---だったとは。
    これを立証すれば、自分は家族は弁護士をやっていられないばかりか 普通の生活はできないだろう さて どう進めるのだろうか

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

     昭和十八年四月、宇治山田市内の民家に侵入し、一家三人が皆殺しにされるという事件が起きた。逮捕されたのは谷口喜介は死刑が確定している。検事から弁護士になったばかりの吾妻太一は偶然、夜道で苦しむ少女を救助する。彼女は死刑囚である谷口喜介の娘だという。面会した吾妻は谷口から、『わしは無実や』と聞かされる

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    3代に渡り冤罪を得ようと奮闘する弁護士。そして引き継いだ弁護士、代議士と様々な人らの働きによって裁判をやり直そうとするが一度決まった判決を覆すのは至難の業。挫折、屈辱を乗り越えていく話に加えて浮浪児だった人や家族の中で出来の悪かった人のドラマもあり物語の中にひきずりこまれていく。舞台がよく知る三重県

    0
    2025年10月19日

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