英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

2,244円 (税込)

11pt

9月19日映画公開決定!
大友啓史監督×妻夫木聡主演、『宝島』
第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞3冠受賞の作品、待望の続編!

「戦争は終わった。わたしたちの戦いはまだ終わらない」
あの島の「英雄たち」は奪われたものを取り戻し、力の限り生き抜いた。
彼らの「戦果」はひとつじゃなかった。

沖縄の芸能の祖と終戦を描く「ブーテン」
コザのAサインを舞台に「25セント」
迷宮入りした現金強奪事件「五つ目の石」
文化の交差点の劇場で「アーニーパイルで逢いましょう」
家族にはいろんな形があるさ「家族の唄」
1978年、沖縄がひっくり返った大騒動「ナナサンマル」

時代も年齢も多種多様な「戦果アギヤー」の姿を描く6つの「宝」のはなし。

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英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story- のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    少し読むだけで宝島の世界に戻れて、まさかの続編に感激。
    宝島とリンクしてたりしてそれを探すのも面白かった。
    特にアーニーパイルで逢いましょうと25セントが(他の話ももちろんだけど)あぁ、沖縄を生きた人の人生!って感じがよかった。
    途中に出てくる気になる言葉とか場所とか調べたりするのも勉強になってよい

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    沖縄の戦後を舞台にした物語で5つの短編と1つの中編から成る。宝島の続編と言われているが、これだけでも沖縄の戦後の非情なまでの様子がよくわかる。最後の中編が宝島の登場人物のその後を物語っている。私は「25セント」が映像として脳裏に浮かんで好きだった。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    宝島のその後。米の横暴と圧政、追随する日本政府へのやるせない悲しみ、怒り。戦後80年経っても銃剣とブルドーザーで奪われた土地が返されていない現実。自然な方言も相まって真藤さん沖縄出身と思っていた。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    「宝島」を読んでからだいぶ経つので、ちょっと忘れかけていたけど、映画を最近観たので、アナザーストーリー&続編は本当に嬉しかった!
    テイストは「宝島」と同じで、語り部の口調がイイ。
    ヤマコやグスクを通じて、知らなかった(知らされなかった)沖縄の怒りや悲しみ、諦観が伝わってくる。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

     前作に劣らぬ熱量を持つ物語だった。いろんな形をした「英雄」と「戦果」が、狂熱と混乱と悲痛が渦巻く沖縄の戦後史を背景に描かれる。どの作品もミステリ要素があってハラハラドキドキし、面白い。特に「ナナサンマル」は「宝島」の後日談で、ヤマコやグスクのその後を知ることが出来て嬉しかった。

     奪われ、押し付

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    終戦後の沖縄から始まり、コザ暴動、沖縄返還を経て、ナナサンマルまで。
    沖縄で生きぬく"基地の子"の六つの短編を収めた作品。かつて戦火アギヤーだったグスコやヤマコのその後も書かれてあり、『宝島』を読んだ時の高揚感がよみがえってきた。

    〈目次〉
     ブーテン  
     アーニーパイルで逢

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    「宝島」の続編。

    時代も年齢も多種多様な「戦果アギヤー」の姿を描く6つの「宝」のはなし。

    こちらも沖縄の史実がベースになっているので、短編なのに読み応えがすごい!
    どのお話にも、ちょっとしたミステリーのような要素があって面白いし、希望が見える終わり方で読後感がとてもいい◎。

    「宝島」を読んで、

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    『宝島』の続編とあるが、それぞれに違う主人公による6つの短編集。
    『宝島』を読んで結構衝撃を受けたので、それに比べるとあっさり読めてしまった。

    それでも、戦後の沖縄の様子やそこで生きた人々の人生を、小説という形ででも触れられたのはすごく自分にとっては良かった。
    まだまだ知らないことだらけだった。

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    直木賞とった「宝島」の続編。続編といっても「戦後沖縄」という舞台を同じくしたスピンオフ短編集っぽい感じ。最後の書き下ろし中編だけは宝島の主要登場人物がでてきてその後を知れたりもします。

    正直「宝島」の話が半分くらいしか覚えてなかったのでざっとあらすじだけ確認してから読んだんですが、最後の話以外は別

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    宝島を読んでからかなり時間が経っているので、作風に馴染むのに時間がかかった。
    今にも続く沖縄の苦悩。どれだけの人が苦しめられてきたのか。作品の中では多くを語られていないが、市井の人々の中に積もる鬱屈は痛いほど伝わってくる。
    日米地位協定は当時のまま日本に不利な取り決めで続いている。沖縄の歴史をもっと

    0
    2025年10月16日

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