大石芳野の作品一覧
「大石芳野」の「女の国になったカンボジア」「悲しみのソビエト ―民族をあるく―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大石芳野」の「女の国になったカンボジア」「悲しみのソビエト ―民族をあるく―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦争や内乱のあとの人々を撮り続けるカメラマンが、ポル・ポト政権
崩壊後の1980年にカンボジアを訪れて書き記したルポルタージュである。
忘れがちではあるが、ベトナムと同様、カンボジアもアメリカの阿呆な
介入で多くの不幸を被った国である。
フランス領からの独立を勝ち取り、シアヌーク国王(当時)のもと、
不完全ではあるものの肥沃な国土で「国」としての姿を作りつつあった。
しかし、お節介焼きのアメリカによって、首相であったロン・ノル将軍の
クーデターが起こる。
そして、腐敗したロン・ノル政権に対するポル・ポト率いるクメール・
ルージュの台頭で国内には恐怖政治の嵐が吹き荒れる。
まず弾圧され
Posted by ブクログ
コソボ紛争と一般には言われていますが、セルビア系によるアルバニア系民族の虐殺と言ってもいいのではないか。
写真の説明書きを読むと、本当に心が痛みます。
この恐ろしい殺戮が10数年前に行われたということが信じられない。
今もなお、二つの民族間には深い溝があるようですが、きれい事は通じないかもしれませんが、もう二度とこのような悲劇を繰り返さないでほしい。
著者の言葉
「人間の命に重さがあるはずがないのだが、実際は、歴然と重さの違いがあり、秤に乗せながら(乗せられながら)動いて(動かされて)いる。忍耐を強いられる国民(民族)と、しない国(民族)がある。矛盾と理不尽が渦巻く。どろどろとした濁流の中