あらすじ
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戦争の本質を追求するオリジナル写真集――ベトナム戦争が終結して10年。だが、ベトナムの人びとにとって、あの戦争は、まだ過去の出来事ではない。枯れ葉剤の怖ろしい後遺症は、想像を絶するほど大きく、むごい。国土は荒廃し、米兵との混血児たちの悩みも消えてない。政治犯として捕らわれて拷問を受けた人々、元売春婦……。いったい、ベトナム戦争とは何であったのか? 戦火の時代から今日まで、ベトナムに視点を据え、戦争の本質を問い続けてきた写真家による、渾身のオリジナル写真集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
二十世紀に、アジアの二つの民族が、人類として最悪の洗礼を受けさせられた。一つは日本の原爆であり、もう一つはベトナムの「枯れ葉作戦」のダイオキシンである(P25)
副題は十年後のベトナム戦争とあるが、本書の写真を見ると国民の戦争は十年経っても・・・現在40年たっても深く国民の心に傷としてのこっている。同じように戦後70年の日本においても戦争を二度と起してはならないと思う。
Posted by ブクログ
ベトナム戦争から10年後のベトナム各地を訪れ、戦争中や戦後の人々の苦悩をたどったルポルタージュ。改めてベトナム戦争が残したものを問い直し、戦争の悲惨さを訴えています。
リアリティ溢れる証言の数々に震えます。