作品一覧

  • 女の国になったカンボジア
    4.5
    1巻660円 (税込)
    ポル・ポト大虐殺の事実を現地取材で確認、虐殺した側の人間の深層にも迫る衝撃の記録。大虐殺の真実を追求した衝撃のレポート――世界で最初にポル・ポト軍の大虐殺を確認! 難民の話はほんとうだった。到る所に虐殺現場があった。実際に目の前で発掘してもらった穴からは、痛ましい白骨の山が現われた……。カンボジア人がカンボジア人を大量虐殺した事実を、みずから各地で直接取材と遺体発掘で確認して世界に先がけて報道し、さらに虐殺する人間の深層に迫った衝撃の書。ポル・ポト政権(1975~79年)の大虐殺をいちはやく現地で取材して、写真と文とでその事実を明らかにし、虐殺したポル・ポト派幹部の証言も得て迫る衝撃のレポート。
  • 悲しみのソビエト ―民族をあるく―
    -
    ペレストロイカ以降急速に高まる民族独立の動き。ソ連はスターリン以来のツケが今返ってきて、各地で民族粉争が多発している。現地を訪ね、写真とリポートで記録する。
  • コソボ 破壊の果てに 大石芳野写真集
    値引きあり
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    戦乱に傷つくのはいつも罪なき人びと!!深い悲しみの瞳、絶望と再生のドラマ。「ベトナム」「カンボジア」「アウシュヴィッツ」そして「アフガニスタン」など世界各地で「戦争と人間」を見つめ続けるフォト・ジャーナリストが世に問う写真集。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 闘った人びと ベトナム戦争を過ぎて
    -
    1巻660円 (税込)
    長い戦争を闘い抜いた人びとの想像を絶する体験。渾身の力作レポート。写真家の魂がベトナム戦争の真の姿に迫る! ――超大国アメリカを倒した、アジアの小国のふしぎな力とは? ベトナム戦争の真実を求めて、気鋭のフォトジャーナリストが初めてとらえた沈黙せる民の衝撃の証言。暮しの中で知恵を絞りながら長い戦争を闘い抜いた人びと、その体験を初めて肉声としてとらえた衝撃のレポート。 ◎「ベトナムの人口約五千万人のうち、ほとんどの民衆があの戦争を各々の立場で闘った。(中略)そういう一人一人の強い意思と知恵の結晶が超大国の近代兵器をしのいだのである」<本書より>
  • ベトナムは、いま 十年後のベトナム戦争
    3.7
    1巻660円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争の本質を追求するオリジナル写真集――ベトナム戦争が終結して10年。だが、ベトナムの人びとにとって、あの戦争は、まだ過去の出来事ではない。枯れ葉剤の怖ろしい後遺症は、想像を絶するほど大きく、むごい。国土は荒廃し、米兵との混血児たちの悩みも消えてない。政治犯として捕らわれて拷問を受けた人々、元売春婦……。いったい、ベトナム戦争とは何であったのか? 戦火の時代から今日まで、ベトナムに視点を据え、戦争の本質を問い続けてきた写真家による、渾身のオリジナル写真集。
  • わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ(インターナショナル新書)
    -
    写真家の著者は約半世紀にわたり、ベトナム、カンボジア、アウシュヴィッツ、広島、長崎、沖縄…など、戦争の悲劇に襲われた地の撮影、取材を続けてきた。現在、コロナ禍において取材がままならない中、一旦立ち止まり、これまでに訪れてきたそれらの場所に思いを馳せてみる。すると、世界は今も戦争の影響の下にあることを強く感じる。戦争は必ずしも戦闘の顔をしていない。砲火、蹂躙の後に何年、何十年と続く物心両面に残る後遺症もまた戦争の顔である。ベトナム戦争時に子ども時代を送った人、治療を続ける広島、長崎の被爆者…。著者はその表情に眼差しとレンズを向け、いつも寄り添う。ウクライナへのロシア軍の侵攻が起こってしまう現状に警鐘を鳴らすとともに、戦争をもたらす差別や狂気、それらを生き延びる道を考える。著者撮影の写真も約40点掲載!

ユーザーレビュー

  • 女の国になったカンボジア

    Posted by ブクログ

    戦争や内乱のあとの人々を撮り続けるカメラマンが、ポル・ポト政権
    崩壊後の1980年にカンボジアを訪れて書き記したルポルタージュである。

    忘れがちではあるが、ベトナムと同様、カンボジアもアメリカの阿呆な
    介入で多くの不幸を被った国である。

    フランス領からの独立を勝ち取り、シアヌーク国王(当時)のもと、
    不完全ではあるものの肥沃な国土で「国」としての姿を作りつつあった。

    しかし、お節介焼きのアメリカによって、首相であったロン・ノル将軍の
    クーデターが起こる。

    そして、腐敗したロン・ノル政権に対するポル・ポト率いるクメール・
    ルージュの台頭で国内には恐怖政治の嵐が吹き荒れる。

    まず弾圧され

    0
    2017年08月17日
  • ベトナムは、いま 十年後のベトナム戦争

    Posted by ブクログ

     二十世紀に、アジアの二つの民族が、人類として最悪の洗礼を受けさせられた。一つは日本の原爆であり、もう一つはベトナムの「枯れ葉作戦」のダイオキシンである(P25)

     副題は十年後のベトナム戦争とあるが、本書の写真を見ると国民の戦争は十年経っても・・・現在40年たっても深く国民の心に傷としてのこっている。同じように戦後70年の日本においても戦争を二度と起してはならないと思う。

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    2015年02月28日
  • コソボ 破壊の果てに 大石芳野写真集

    Posted by ブクログ

    コソボ紛争と一般には言われていますが、セルビア系によるアルバニア系民族の虐殺と言ってもいいのではないか。

    写真の説明書きを読むと、本当に心が痛みます。
    この恐ろしい殺戮が10数年前に行われたということが信じられない。
    今もなお、二つの民族間には深い溝があるようですが、きれい事は通じないかもしれませんが、もう二度とこのような悲劇を繰り返さないでほしい。

    著者の言葉
    「人間の命に重さがあるはずがないのだが、実際は、歴然と重さの違いがあり、秤に乗せながら(乗せられながら)動いて(動かされて)いる。忍耐を強いられる国民(民族)と、しない国(民族)がある。矛盾と理不尽が渦巻く。どろどろとした濁流の中

    0
    2012年11月09日
  • 女の国になったカンボジア

    Posted by ブクログ

    1980年当時、「虐殺なんて嘘だ。ポル・ポト政権にも多少の間違いはあったかもしれないが、それは理想的な社会主義を目指していたからこそだ。その政権を力で崩したベトナムは許せない。」という意見が大多数をしめていたときに、果敢に現地取材を試み、ポル・ポト政権の真実を暴こうとしたルポルタージュ。

    本の内容はもちろんのこと、掲載されている写真も痛々しいものが多く、改めて当時の悲惨な状況のことを知ることができました。ポル・ポト派幹部の証言などもあり、まさに迫真の取材です。

    0
    2009年10月04日
  • ベトナムは、いま 十年後のベトナム戦争

    Posted by ブクログ

    ベトナム戦争から10年後のベトナム各地を訪れ、戦争中や戦後の人々の苦悩をたどったルポルタージュ。改めてベトナム戦争が残したものを問い直し、戦争の悲惨さを訴えています。

    リアリティ溢れる証言の数々に震えます。

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    2009年10月04日

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