社会学作品一覧

  • 日本人のための日本国が消える! 移民亡国論
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    安倍政権は毎年20万人の移民受け入れの本格検討を始めた。深刻な人手不足というのがその理由だが、それは嘘である。裏で新自由主義者が働きかけ、グローバル企業のために労働賃金を下げることを画策しているのだ。実質賃金が下がっている現状での外国人労働者増は、再びデフレに戻ることを意味する。台湾で中国人流入に反対する学生が国会を占拠、仏でも移民排斥の極右政党が躍進するなど、世界で移民政策は失敗するなか、逆行する日本の愚策を突く。
  • 陰謀論の正体!
    3.5
    安倍晋三首相がケネディ駐日米大使と交わした握手がフリーメーソン式であったということで、安倍首相はフリーメーソンだと断じる人たちがいる。小泉純一郎元首相の“脱原発”も実は「大きな力が動いている」せいだと信じる人たちがいる。三・一一以降、マスメディアへの信用が失墜し、ネットの情報に依存して、いつのまにか陰謀論が世界を覆っている。その理由を解き明かし、「陰謀論の時代」を生きるためのリテラシーを提示する。
  • 「昔はワルだった」と自慢するバカ
    3.5
    「ワルい男」「昔はワルかった」といいたがる男、この元祖はどこなのであろうか。  聖アウグスティヌスの自伝的著作『告白』は、はるかのち、18世紀のルソーの『告白』の先駆的なもので、自己の過去の行いを懺悔しつつ語るという内容であり、私小説の原型の一つともされる。この中で、ルソーもアウグスティヌスも、若い頃「女遊びをした」ということが書いてある――。  かの名作漫画「デビルマン」から、ウルトラマン、「舞姫」、ピカレスクロマンの伝統、歌舞伎界の“色悪”、果ては小林秀雄や田中康夫、村上春樹に至るまでめった斬り!   著者が違和感を覚える「ワルい男」を徹底検証。
  • 恋愛のアーキテクチャ
    3.5
    ウェブを筆頭に社会の新たなインフラが発展・定着したことで恋愛事情も激変した。2010年と11年の公開シンポジウム録と充実の書き下ろし論考から恋愛の生態系をとらえ、恋愛のアーキテクチャをデザインすることの可能性を探る。

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  • ユダヤ人に学ぶ危機管理
    3.5
    約二千年前に国を失い、世界に離散したユダヤ人は、想像を絶する苦難に幾度も遭い、多大な犠牲を払いながら、今日に至るまで繁栄を続けてきた。いかにして、ユダヤ人は生き延びることができたのか――聖書から導き出される問題解決の知恵。四方を敵に囲まれた環境ゆえのイスラエル軍の編成。テロリズムに対する全知能をかけた対処。家族を大切にする慣習……。生き抜くことが、ユダヤ民族、家族、個人の各レベルにおいて最重要課題であったユダヤ人の歴史には危機管理のノウハウがつまっている。

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  • スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
    3.5
    会社の将来性はささいなことで分かる!! 伝説のファンドマネージャーと呼ばれた著者は、4千社以上の企業を訪問し、調査した上で投資してきた。そして、「儲かる会社」と「儲からない会社」の違いにはいくつかの法則があることを発見した。例えば、「スリッパに履き替える会社は、経営者が会社を家と同じ感覚で見ており、不思議と儲からない」「金ピカの高級腕時計をしている社長は、夜の帝王」「極端に美人の受付嬢のいる会社には問題があり」等々、会社の細部に、半分冗談のようでいて、半分真面目な真実が宿る、と著者は言う。株価や財務諸表が分からなくても、ささいな社風・習慣や社長の様子などから、会社の本質を見抜けるヒントを多数紹介。これらを活用すれば、あなたが今勤務する会社や取引先の危険性を見る際の手がかりにもなるし、俄かに株投資のプロにもなれること受けあい。会社に強くなる実践教科書。

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  • まなざしに管理される職場
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 同僚の目が怖い──。日本型経営の特徴である職場での相互扶助と相互監視は、人間の心理に何をもたらしたのか。上司からの縦の管理に、同僚による配慮という名の「横の監視」が交差する職場環境とそこで発生する息苦しい人間関係、強迫の心理をえぐり出す。

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  • 若者はなぜ「決められない」か
    3.5
    八〇年代以降、フリーターの数は増え続け、今や就業人口のなかで無視できない存在となった。現代のフリーターは、先進国のなかでも特殊な今日的現象である。なぜこうした現象が生じたのだろうか? 自らも「オタク」として職業選択に際し違和感を抱いた著者が、仕事観を切り口に、「決められない」若者たちの気分を探る。
  • 日本を疑うニュースの論点
    3.5
    アベノミクスの行方、TPPの本性、日米同盟の呪縛、沖縄独立論――。今、何が起きているのか。情報分析のエキスパートが、メディアが流す情報を「疑う」ことから真相に斬り込み、日本の選ぶべき道を照らす。
  • 「いいね!」が社会を破壊する
    3.5
    すべてのモノと情報が、ネットのプラットフォーマーに呑み込まれていく。「いいね!」をクリックするたびに、われわれは知らず知らず、自分の首を絞めているのではないか? より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄」の排除を続けた果てに生まれるのは、皮肉にも人間そのものが「無駄」になる社会……。ネットの進化が実社会にもたらすインパクトを、「ビジネスモデル小説」の第一人者が冷徹に見据える。
  • 族の系譜学 ユース・サブカルチャーズの戦後史
    3.5
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太陽族からみゆき族、暴走族、アンノン族、クリスタル族などの「族」の系譜をたどり、オタク、渋谷系、コギャル、裏原系へという「族から系への転換」を見定めて、若者文化の変容を照らし出す戦後史。

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  • 死と死別の社会学 社会理論からの接近
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自分らしい死」への志向と専門職に管理される死という現状は、一見相反していながら実は相補的な図式を形成して死の共同性を生起させ、同化と排除の構造を駆動していることを、ウェーバーやパーソンズ、ギデンズ、バウマンなどの社会理論から解明する。

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  • つながり進化論 ネット世代はなぜリア充を求めるのか
    3.5
    物心つくころからネットが日常にある「ネット世代」。彼らの心情や行動は、前の世代と比べて大きく変わった。ツイッターで「夕飯食べよう」とつぶやけば、場所や時間はもとより、相手さえ曖昧なまま、夕食に誘うことができる。いまや恋の告白や別れ話もネット経由である。時に賢く、時に理解不能なネット世代のつながりを求める心情とは、どのようなものか――。通信技術の進歩と心情の変化の両面から解読する。
  • ソーシャル・キャピタル入門 孤立から絆へ
    3.5
    東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。ふだんは目に見えない、しかし、教育や健康等に大切な役割を果たしている社会関係資本をどう育み、活かすのか。第一人者が理論と実践を紹介する。
  • 岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義
    3.5
    岩波茂雄が起こした岩波書店の興隆は、「学歴貴族」の栄光の時代に呼応しています。近代日本のアカデミズムは外来で急ごしらえであり、「前衛」という言葉で操作可能だと見抜いていたのが、岩波茂雄であり、日本のインテリの底の浅さを見抜いています。教育社会学者の竹内洋氏は、日本のアカデミズムのありようと出版産業の構造を、問い直し、解明します。一冊で二冊分の内容を持っています。(講談社学術文庫)
  • パラサイト社会のゆくえ――データで読み解く日本の家族
    3.5
    親に基本的生活を依存する独身者を著者が「パラサイト・シングル」と呼び始めてから、7年。この間にパラサイトたちは密かに変容していた! かつての「自立できるのにリッチな生活をしたい」パラサイトから「自立したくても自立できない」貧乏パラサイトへ。この90年代後半のパラサイトたちの変容の背景には、日本社会の地殻変動がある。自殺者数の増加、離婚率の高まり、青少年犯罪の増加などさまざまなデータ・現象を手がかりに、日本の家族のゆくえを多面的に分析する。
  • パラサイト・シングルの時代
    3.5
    30歳を過ぎても親元に同居して、レジャーに旅行にブランドものに、リッチな生活を謳歌する気ままな独身男女――パラサイト・シングル。今の日本には、こんな連中が1000万人もいる! 一体なぜ、こうした層が現れ、増殖したのか? 自立と苦労を厭い、現状維持を望む彼らが担う日本社会の未来像とは? 精緻な社会調査と分析をもとに、いつのまにか一大勢力となったパラサイト・シングルの実態を探り、変わりゆく現代日本人の生活と、その未来を鋭く洞察する。
  • 「意識高い系」という病 ~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー~
    3.5
    ソーシャル時代にはびこる「意識高い系」とは何か? 「意識高い系」と呼ばれる人々の存在をご存じだろうか? 数年前からネットスラングにもなった、この「意識高い系」という言葉は、セルフブランディング、人脈自慢、ソー活、自己啓発など、自分磨きに精を出し、やたらと前のめりに人生を送っている若者たちのことを指す。 なぜ彼らは、「なりたい自分」を演出し、リアルな場やネット上で意識の高い言動を繰り返すのだろうか? 本書は、相互監視社会やコミュニケーション圧力、ソー畜といった現代における諸問題から、「意識高い系」が生み出された原因を追及し、「なりたい自分」難民の若者たちに警鐘を鳴らす。
  • 衆愚の病理
    3.5
    患者名:日本国 病状:極めて深刻……現役医師が、冷徹な眼差しで医療を、社会を、この国を診断。見えてきたのは、国全体を覆う、プロを軽視して素人を持て囃す病だった。「情報が患者の不安を生産する」「敗戦処理はエースの仕事」「民主主義がヒトラーやルーピーを生む」「人は思考停止を欲する」――ロジカルでシニカル、ときにアクロバティックな議論から日本の本当の病状を炙り出す、毒と逆説と笑いに満ちた社会論。
  • 社会変動の中の福祉国家 家族の失敗と国家の新しい機能
    3.5
    高齢化、少子化、そして女性の社会進出によって、家族に揺らぎが生じている。失われた家族の機能を代行しうるものとしては、地域社会やNPOとともに、やはり国家が不可欠である。本書は社会構造の多元性を確認しつつ、福祉、環境、社会資本を統合的にとらえる「総合的福祉国家政策」を提唱。社会的市場経済のドイツやコーポラティズムのスウェーデンなどの事例を参照しながら、日本の伝統を生かした福祉政策を考察する。
  • オレ様化する子どもたち
    3.5
    かつての「ワル」は、対等をめざして大人に挑戦してきた。しかし、「新しい子どもたち」は、端から自分と大人は対等だと思っている。彼ら・彼女らは、他者との比較を意に介さない。自分の内面に絶対的な基準を持つ「オレ様」になったのだ。「プロ教師の会」代表の著者は、教職生活40年の過程で、子どもたちの変化と格闘してきた。この体験をもとに、巷に流布する教育論の正否を交通整理しつつ、「オレ様化」の原因を探り、子どもたちの「個性化」と「社会化」の在り方を問う。
  • ロストジェネレーション
    3.5
    いま25~35歳の世代は、戦後最長の不況期に社会人となり、正社員になれなかった人も多い。最底辺の労働者として、あるいは時代の先駆者として、新たな生き方を模索する彼らを「ロストジェネレーション」と名付け、現状や本音、将来像、社会への影響に迫る。朝日新聞連載をもとに再構成し、大幅加筆。彼らの行く末が、日本社会の運命を決める。
  • 参院選ライブの舞台裏「とっておきの話」
    3.5
    他局が聞かない様々な質問を政治家に投げかけ、ふとした一言から彼らの思いがけない本音を浮き彫りにする池上流インタビュー。それは決して偶然の産物ではなく、周到に計算された一瞬の駆け引きだ。選挙時だからこそ漏れた政治家たちの「本音」を振り返りながら、その戦略を赤裸々に語る。
  • ドクターヘリ ‘飛ぶ救命救急室’
    3.5
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1秒でも速く!すべては救命のために。ドクターヘリとは何か、なぜ必要なのか、どんな効用があるのか、その答えがここにある。

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  • 涙と花札―韓流と日流のあいだで―
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    なぜ韓国人は葬儀場で号泣した後、賑やかに日本由来の花札に興じるのか? なぜ受験競争が世界一と言われるほど過熱するのか? 韓国人にとって北朝鮮とは何か? 五輪に沸くソウルで育ち、日本に憧れて明大と早大で学究生活を送った気鋭の女性法学者が、自らの体験をもとにユニークな視点で日韓の相違と相似を描いた好著!

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  • 嫉妬の法則 恋愛・結婚・SEX
    3.5
    「純愛なんて、作り物なんだ」「ワイセツってのは、いいことだ」……恋愛から不倫、家族、結婚・離婚の話まで。ちょっと刺激的な「男と女」の論考集。この本で、世界のキタノの「モノの見方・考え方」が見えてくる!
  • デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像
    3.5
    ネット・コミュニティを自由自在に使い、不特定多数の人々と瞬時につながることで、新たな事業や組織を次々と創り出す「デジタルネイティブ」と呼ばれる若者たち。従来の常識や価値観にとらわれない考え方や行動力によって、世界を変えていく可能性を秘めた彼ら新世代の今を追う。NHKスペシャル同名番組の出版化。

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  • 沖縄学―ウチナーンチュ丸裸―
    3.5
    おおらかなのかいい加減なのかビミョーな「テーゲー主義」、5分歩くのも嫌な「なんぎー文化」、台風で屋根が飛んでも落ち込まない「ナンクル気質」など灼熱南風の島に充満するナマの沖縄カルチャーを様々な角度から分析する、抱腹絶倒のウチナー白書。ここで質問。「モアイ」と聞いてイースター島を思い浮かべるのはヤマトンチュ(本土の人)。沖縄ではどんな意味でしょう?

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  • 世界が一目置く日本人、残念な日本人 日本が韓国、中国に抜かれることはない!
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    世界が「一目置く日本人」、「残念な日本人」って、どんな人?本書を読めば、面白いように「日本人の姿」が見えてきます!・日本人は、なぜ必要以上に「韓国にビクビクする」のか?・日本人の盲点――世界には意外に「韓国人タイプの国民が多い」・日本人にしかできない「一流の働き方」があるなどなど、「世界標準」から見た日本人の強さ、やさしさ、その活かし方がわかる!

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  • 今こそマルクスを読み返す
    3.5
    マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義の未来をどのように予見したのか? 今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか? 20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。(講談社現代新書)
  • いまだ人間を幸福にしない日本というシステム
    3.5
    「管理者たち」が牛耳る官僚機構、「説明責任」なき行政システム――。日本社会を蝕む病根とはなにか? 政権交代や大震災を経てなお変わらない、日本社会の本質を突く衝撃作。書き下ろしを加えた最新改訂版!
  • なぜ若者は保守化するのか 反転する現実と願望
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    仕事がない。結婚できない。将来に希望が描けない――若者をここまで追い込んでしまった社会に未来はあるのか。家族社会学を専門とする著者独自の視点から解決の処方箋を提言。 【主な内容】 序 論 若者の「失われた20年」/第I部 若者が危ない/第II部 先送りされる格差・少子化問題/終わりに 民主党政権は、追い詰められた若者を救えるか?
  • おゆとりさま消費 つながり・ツッコミ・インパクト
    3.5
    「物販よりコミュニケーション欲」、「ネット通販よりリアル店舗」、重視するのは「大人ウケ」、モノを買うのは「ツッコまれたい」「つながりたい」から。消費の場面を通じて“おゆとりさま”と呼ばれる新世代とその親であるバブル世代や団塊ジュニアとを比較し、価値観の変化や行動様式を読み解く世代消費論。
  • ねじれの国、日本
    3.5
    この国は、その成立から、ずっとねじれている。今さら世界に合わせる必要はない。ねじれたままの日本でいい――。建国の謎、天皇のふしぎ、辺境という国土、神道のルーツなど、この国を“日本”たらしめている“根拠”をよくよく調べてみると、そこには内と外を隔てる決定的な“ねじれ”がある。その奇妙で優れたシステムを読み解き、「日本とは何か」を問い直す。私たちのあるべき姿を考える、真っ向勝負の日本論。

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  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    3.5
    強いリーダーシップの不在が叫ばれて久しい。それは、目先の議論にばかり惑わされ、リーダーシップの本質を考えることを避けてきたツケに他ならない。では、いまリーダーにとって真に必要な能力とは何か。吉田松陰の歴史的思考法なのか、山口多聞のような危機に積極策をとる胆力なのか、リンカーンのような戦略的思考に基づく大局観なのか……。国家と国民を守るために必要な覚悟を説く、歴史家からの警世。

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  • 1985年
    3.5
    右肩上がりの発展を続ける戦後日本がたどり着いた「坂の上の雲」。それが1985年という年だった。プラザ合意、米ソ首脳会談、NTTの誕生……この年を境に日本と世界は確実に姿を変えていく。阪神優勝、日航機墜落事故を始め、忘れがたい出来事もたくさんあった。「過去」と言い切るには新しく、「現在」と言うには時間が経ちすぎた時代の記憶は、妙に苦くて懐かしい。愛惜の念と共に振り返る、「あの頃」の姿。

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  • 婚活したらすごかった
    3.5
    突然、結婚したくなった四十代バツイチの著者が婚活で遭遇したのは、想定外の個性あふれる面々だった。初対面でホテルに誘うCA、情が深過ぎる銀座ホステス、八歳もサバを読むアナウンサー、詐欺スレスレの輩、やたらとムサい男たち……。現実はものすごいことになっていたのだ。ネット婚活、お見合いパーティー、結婚相談所、海外婚活の現状を体当たりで取材した前代未聞、抱腹絶倒ルポ。超実用的婚活マニュアル付き!

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  • 二十年後―くらしの未来図―
    3.5
    夢コントローラー、健康診断機能付きトイレ、人間洗濯機、360度回転する一戸建て、お手伝いロボット、掃除不要のバスタブ……。暗い未来図にはもううんざり。童心に戻って未来にワクワクしてみませんか。最新技術で暮らしはどう変わるのか? 二十年後の我が家はどうなっているのか? トイレ、バス、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、ベッド等々、身近な商品の未来から見えてくる快適で愉快な二十年後の生活像。

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  • 「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法―
    3.5
    派遣切りの次に来るのは、かつてのエリート正社員たち、すなわち「文系・大卒・30歳以上」のホワイトカラーの大リストラである。低成長が続き、就業者総数が減り続けてきたここ十年でも、ホワイトカラーは「本当は必要のない仕事」を作って水ぶくれをし続けてきたからだ。「数年以内にホワイトカラー一〇〇万人がクビになる」大失業時代に何が起きるのか。そしてどう備えるべきなのか。生き残りの処方箋を提示する。

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  • ほんとうは日本に憧れる中国人 「反日感情」の深層分析
    3.5
    1巻679円 (税込)
    「歴史認識」や「靖国問題」など、日本に対して過剰な反応を示す中国人。それらは中国政府による反日教育の賜物であるとみなされてきた。しかし、市場経済化が進んだ中国社会の底辺では、まったく違う動きが発生している。若者たちは日本の「モノ」や「食生活」に憧れ、漫画、ゲーム、音楽からファッションまで「日本ブーム」が起きているのだ。おでんやたこやき、ラーメンはいまや中国でも定番、大流行のトレンディ・ドラマは「日劇」と呼ばれ、ベストセラーとなった村上春樹の小説は、若者たちの都市生活の象徴のように言われている。その一方で、教科書問題や靖国参拝に対する若者たちの拒否反応は過激で根強く、事が起こるたびに反日感情が噴出して中国政府も抑えきれないほどなのである。本書は日中交流の歴史や各種統計データをふまえて、中国人の日本観にひそむ愛憎二重性の形成要因を探り、真の日中友好のあり方を問う。

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  • ブームはどう始まりどう終わるのか
    3.5
    1巻616円 (税込)
    健康、アイドル、レトロ…さまざまなモノが意外なきっかけでブームになる。何がいつブームになるかは、誰にもわからないが、ブームはいつかは終わる。ブームはどのように頂点を迎え、何がきっかけとなって退潮し、終焉していくのか。クラシックカメラブームのなかに身をおき、成功と挫折を味わった著者が自身の経験をふまえ、考察する。

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  • 週刊誌は死なず
    3.5
    新聞では書けない、テレビでは言えないことをやり、国民の知る権利に広く応えることが、週刊誌ジャーナリズムの原点である。だが、雑誌を取り巻く環境は急激に変わりつつある。続々と休刊に追い込まれ、発行部数も減少の一途をたどっている。名誉毀損による高額の訴訟が増え、週刊誌はタブーに挑戦しなくなった。これからの週刊誌ジャーナリズムがどう生き残るか、「日本で一番危険な編集者」こと元『週刊現代』名編集長が熱く問う! 佐藤優氏との対談も収録。

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  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    3.4
    フランスのアナーキスト、ピエール・ジョセフ・プルードンは言った、「法律は、金持ちにとっては蜘蛛の巣。政府にとっては漁網、人民にとってはいくら身をよじっても脱けられない罠」だと。まさに今の日本の状況そのものじゃないか! 【目次】第1章 ルールは何のために生まれたのか…さまざまな局面に則して多様なルールが作られた/第2章 ルールとして成り立つ必須条件…人は自分が損をしてでも公平さを求める/第3章 フェアプレーの精神…ルールに反してなければいいのか?/第4章 時代に応じて変わるべきルールもある…いつまで異性同士の結婚にこだわる?/第5章 復讐するは誰にあり?…世界が滅ぼうとも刑は執行されねばならない/第6章 なぜ人々は立ち止まらないのか…利己的な人々が自ずと社会秩序を作る/第7章 こんなルールは嫌だ!…中途半端なルールは混乱を生む/第8章 民主主義は公正じゃない…多数決は根拠のない偏見までも温存する
  • はじめてのフェミニズム
    3.4
    女性にはどんな権利が必要? 「女の仕事」はどう生まれた? 多様で複雑なフェミニズムの論点を、多様で複雑なまま、でもわかりやすく伝えます。
  • 37歳独身、年収300万円知っておきたいお金のこと
    3.4
    1巻1,320円 (税込)
    将来のお金が不安なら、37歳からお金について学んでおこう! 年金だけでは老後に2000万円が不足する時代、40代で不安になることも......。 でも、あなたが37歳ならば、40歳になるまでの3年間で老後に向けて十分な準備ができます! どのように老後資金の積み立て準備をするか、1年目、2年目、3年目と3年間とその後の過ごし方を解説! 各メディアで大活躍の庶民派プランナー、家計再生コンサルタントの横山光昭氏が、自分に必要な情報を手に入れ、老後に備える方法をわかりやすくご提示します。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来
    3.4
    NFT(非代替性トークン)が注目されている。デジタル資産になぜ数億円もの価値がつくのか? ゲーム、スポーツ、アートなどのビジネス面から、ブロックチェーン技術、法律面まで。最前線にいる約20人が、その可能性・未来を解説する。
  • ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵
    3.4
    自由に生きられるはずなのに、かえって自由に行動できない現代社会。そこには「自由に行動すれば認められない」という承認の不安がある。誰もが自分を押し殺し、周囲に同調し続けているのはなぜなのか。どうすれば本当の自由が得られるのだろうか。承認不安の意味を哲学的に考察し、この不安を解消するための心のケアの原理を提示。さらにこの原理を、子育て、保育、教育、看護、介護などの多様な局面にまで広げ、自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。
  • 馬渕睦夫が読み解く 2020年世界の真実 百年に一度の大変革期が始まっている
    3.4
    1巻990円 (税込)
    日米両国とロシアが組めば「ディープ・ステート」(国際金融資本)と「中国」を抑止できる ・「ディープ・ステート」も、金正恩と習近平を見限った! ・国家を忌避してグローバリズムを目指す「ディープ・ステート」は共産主義と同根 ・多文化共生社会の実現など「お花畑的幻想」に過ぎない ・日本の「移民政策」は亡国への一里塚だ! 2019年後半から2020年の世界は「ディープ・ステート」とトランプ勢力との全面対決が世界各地で顕在化してきます。この戦いの勝敗は、わが国の国体の真髄である君民一体の精神を私たち日本人がどこまで発揮できるかにかかっています。そのためにも、女性・女系天皇が誕生して皇室が解体されることは絶対に阻止しなければなりません。 国境を廃止し、グローバル市場によって世界統一を目指すユダヤ系左派の国際金融資本によって形成されている「ディープ・ステート」(国家内国家・影の統治者)。「アメリカ・ファースト」を実践するトランプ大統領によって、その勢力は明らかに衰弱しつつある。だが、両者の闘いはまだ続く……。
  • この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門
    3.4
    1巻1,650円 (税込)
    気鋭の哲学者ニック・ボストロム、億万長者の起業家イーロン・マスクが声高に主張する「シミュレーション仮説」。VR、AI、コンピューターの進化でみえてくるこの世界の真実とは!?
  • 人を動かす「仕掛け」 あなたはもうシカケにかかっている
    3.4
    1巻1,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 つい見過ごしてしまいがちだが、この世は「仕掛け」にあふれている。ゴミのポイ捨てがなくなる仕掛け、自転車や傘などが盗まれなくなる仕掛け、電気・ガス・水道代を減らせる仕掛け、誰もがつい見てしまう広告の仕掛け、などなど。こうした「仕掛け」を体系化する学問「仕掛学」のすべてを漫画と図解でわかりやすく解説。この本自体にも「ある仕掛け」が施されている。ぜひ手にとって、あなたも「仕掛け」を体験してみよう。 【あらすじ】松村先生は、骨董屋で謎の生物シカケムシと出会う。シカケムシは人間が作った「仕掛け」が大好きで、「仕掛け」を見つけると思わず引き寄せられてしまう習性を持っている。そんなシカケムシが、「仕掛学」というフレームワークを確立した松村先生と一緒に「世の中にはどんな仕掛けがあるのか?」「仕掛けとは何なのか?」「人はなぜ仕掛けを作るのか?」といったことを学んでいく。
  • 負動産時代 マイナス価格となる家と土地
    3.4
    粗大ゴミ同然になる家と土地、横行する詐欺商法、乗っ取られる管理組合……“家余りニッポン”衝撃のリポート。住宅過剰でも戸建てやマンションは供給し続けられる。このゆがみはどういう末路をたどるのか──朝日新聞で話題沸騰の連載「負動産時代」を書籍化。
  • 東京郊外の生存競争が始まった!~静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ~
    3.4
    緊急出版! どんな街が生き残るか? 東洋経済オンラインで累計350万PVを記録し、所沢市議会でも取り上げられた、首都圏人口争奪と「郊外格差」の実態。働き方改革は住まい方改革であるべきだ!――「地方化」する東京郊外/日本中で減った若者が23区内に集中/新宿区の女性未婚率は42歳で37%!/埼玉の優秀な女性が東京に転出/都心でベビーブーム/さいたま市が表参道より人気/武蔵小杉は年収が高い男性が好む…etc.
  • 日本で1日に起きていることを調べてみた
    3.4
    1巻1,320円 (税込)
    「1日あたり、失われる国内の田畑」「1日にコンビニで廃棄される食品」「女子高生が1日にスマホを使う時間」・・・・・・自然現象から日々の暮らしのことまで、言われてみると、意外と知らない現代日本の姿を調べてみました。日々起きている事柄は、見聞きしていても意外と正しく捉えにくいものです。しかし、1日という時間を尺度にした数字で表すことで、その実態を克明に浮かび上がらせることができます。国内では何が起こり、どのような問題があるのか、そして日本はどのように変わりつつあるのか、本書では、客観的な数字やデータをもとにその意外な側面や驚きの事実に迫ります。
  • 福岡はすごい
    3.4
    人口増加率、開業率、通勤の利便性、第1位! 福岡市=シリコンバレー?! ハリウッド?! なぜ「勝ち組」になれたのか なぜいま、福岡市なのか。 福岡について、出身者はもちろん、進学や転勤などで一時的に住んだ人も、一様に口をそろえて「住みやすいまちだ」という。 その証拠に少子高齢化が進む日本において、福岡市の人口増加率は日本一になっている。「世界で最も住みやすい二十五都市」のランキング上位の常連でもある。 だが、福岡の魅力は住みやすさだけではない。福岡はいま、イノベーションや起業で先頭を走っているうえ、成長するアジアの玄関口も担っている。 著者の牧野氏は、いまの福岡が「数十年前のアメリカ西海岸」に相当するポジションにあると分析する。アメリカ西海岸といえばアップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックのビックファイブが生まれた地である。 自動車産業などの凋落に見舞われたアメリカ経済を西海岸が救ったように、開業率1位「日本の西海岸」福岡が、少子高齢化で「沈みゆく日本」を救うのではないか。 実際に東京、カリフォルニア、福岡に住んだ経験のあるジャーナリストが分析する。
  • 格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態
    3.4
    「八千円のランチに行けるか、行けないか」で「ママカースト」が決まる!? 女性の間に生まれる「カースト」の苦しみは、社会的な成功だけでなく「女としての幸せ」というダブルスタンダードで計られることにある。 「恋愛・婚活カースト」や「女子大生カースト」、「オフィスカースト」などの「女子カースト」の実態と対処法を探ると共に、そこから見える旧態依然とした会社組織や貧困、シングルマザーなどの日本の課題点に迫る。
  • 東京は郊外から消えていく!~首都圏高齢化・未婚化・空き家地図~
    3.4
    かつて団塊世代が東京圏にあふれ、郊外に大量の住宅が建てられた。それが今や、人口減少社会へと転じ、ゆくゆくは40%が空き家になるという予測も出ている。そうなれば、東京の随所にもゴーストタウンが現れるだろう――。これから郊外はどうなる? 住むべき街とは? 不動産を最大限に活用するには? 独自の意識調査をもとに、これからの東京の都市、郊外のあり方を提言する。
  • あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら
    3.4
    1巻924円 (税込)
    知っていますか? 教えていますか? この残酷な国で生き延びる知恵と方法を。 日本のこと、お金のことを知り、現実をよく見て、変化するのだ。 大事なのはテクニックではない。明日からの生き方だ。 「……すでにあなたの子どもたちは、 生まれたときから借金まみれで、 学校に行くお金もなくて、 仕事に就いても給料が安くて、 結婚もできない、将来の年金も期待できず、 それで老親の介護に追われる……。 これらは、すでに決定している事実です。 じつに残酷な将来が待っているのです。 そして、あなたの明日も……、 同じように残酷かもしれません。 (本文より)」 「年収1億円」シリーズ累計40万部のカリスマFPが、 数字的根拠とともに、これからの「新しい生き方」を示す! 13歳から知っておきたい、日本とお金の衝撃の真実!

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  • 主夫になろうよ!
    3.4
    1巻1,870円 (税込)
    独身男性の10人に1人が「結婚したら主夫になりたい」、 既婚男性の3人に1人が「主夫になってよい」 と答える時代の、 新しい生き方の提案! 家族のあり方は、家族の数ほどある! 子育ても、家事も、仕事も、 楽しみながら生きる秘訣を 主夫歴20年の佐川さんが伝授。 主夫の24時間を追ったドキュメント、 50のQ&A、 主夫目線の暮らしのエッセイなど 圧倒的に楽しめる1冊。 人に見せるためじゃなく、 自分のために生きようとする すべての人の背中をおしてくれます。
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―
    3.4
    確実に死ぬには死刑が一番だ。できるだけ多くの人を殺そう――。2008年茨城県土浦市で9人を殺傷した金川真大。「完全勝利」と言い残し2013年絞首刑に。享年29。「殺人は悪じゃない」と嘯き、ひたすら死刑を求めた男。死は彼の望み通りと分かっていても尚、極刑を願う遺族の苦悩。面会を重ね、葛藤する記者たち。何が彼を凶悪犯罪に走らせたか。死刑制度の意味を問う驚愕のドキュメント。
  • 日本の聖域 ザ・タブー
    3.4
    「知る権利」が危うい。国際NGO「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度ランキング」での、日本の順位は下がり続けている。大手メディアに蔓延する萎縮、忖度、自主規制――。彼らが避けて触れない「闇」は、政界、官界、財界、学界などに絡み合って存在する。それら25の組織や制度にメスを入れる、会員制情報誌の名物連載第三弾。『日本の聖域 この国を蝕むタブー』改題。
  • 飛田をめざす者 「爆買い」来襲と一〇〇年の計
    3.4
    1巻1,485円 (税込)
    古き佳き時代の遊郭の面影を残す伝説の歓楽街、大阪・飛田新地。営業許可がおりて一〇〇年となる今年、大きな変革が訪れた。全国の観光地、商業施設を訪れて大枚をはたく中国人たちの「爆買い」が欲望の矛先をこの街に向けたのだ。言葉の壁、嗜好の異なる「遊び」の仕方と対峙することになった遊郭と女性たち、そして節目の年を迎えたこの街はどう変わるのか――。元遊郭経営者で、飛田に女性を紹介するスカウトマンを務めた著者が描く知られざる実態。
  • 左翼も右翼もウソばかり
    3.4
    もうウソにはうんざりだ。いかに事実と異なろうとも、人は見たいものを見てしまう。「日本は戦争前夜」「若者が政治に目覚め始めた」「福島はまだ危険だ」「中国はもう崩壊する」……左翼は常に危機を煽り、右翼は耳に心地いい情報だけを信じる。巷にあふれる言説の多くは、論者の身勝手な「願望」の反映に過ぎない。注目の若手論客が、通説・俗説のウソを一刀両断! 騙されずに生きるための思考法を提示する野心作。
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?
    3.4
    高級ブランド品よりも小さな贅沢。海外旅行よりもショッピングセンターやアウトレットでプチ遠足気分を味わう。IKEAやコストコが家族で出かけたい場所No.1だと胸をときめかせて語る彼女(妻)たちこそが、マス・マーケットの輝ける主役であり、今の日本経済を動かす存在でもある。著者は、この消費行動をデフレ社会が生んだ「遠足型消費」と指摘し、これからの新しいビジネスのあり方と幸福な生き方を探っていく。
  • 23区格差
    3.4
    一人勝ちとも揶揄される東京都。そのパワーの源は「格差」にあった! 少子化せず、区によっては高齢化も進まない理由とは何か。子育てしやすい区、暮らしやすい区、安心・安全な区、学歴・年収・職業の高い区はどこか。そして山の手ブランドに迫りつつある危機とは? 23区がうねり、力強く成長を続ける、その理由を東京23区研究所所長がデータで解析。成長のヒントはここに隠れている! 区別通信簿付き。
  • ウェブニュース一億総バカ時代
    3.4
    あなたが見ているそのウェブニュース、実は広告かもしれない。ほぼ無料で運営されているニュースサイトの収益構造を解説するとともに、そこで「広告」と見えないような「記事」が、どのような企業の働きかけとお金の流れによってできているかを明らかにする告発の書。ウェブニュースを真実だと思って見ていると、あなたはどんどんバカになる!
  • アーカイブズが社会を変える
    3.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二〇一一年四月、公文書管理法が施行される。国民の利害に関係する公文書を適切に管理し、利用者=国民の要求があれば閲覧を認めるという、民主主義の根幹に関わるきわめて重要な法律だ。日本はこれまで記録保存に関して「後れた国」だったが、この法律で何がどう変わるのか。公文書の世界で起きている地殻変動を伝え、知られざるアーカイブズの宇宙に誘う。
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話
    3.4
    高い理想の下につくられ、マイホームへの憧れとともにあった東京郊外――その知られざる開発秘話を掘り起こし、光と影を検証する。30年にわたって、郊外を市場調査・研究してきたパイオニアが、「山の手」と「下町」の推移、「第四山の手論」を生み出した舞台裏、アメリカ郊外の文化論、「逆開発」のまちづくり等を説く。東京郊外論の基本常識をコンパクトに密度濃くまとめた一冊。貴重な写真、図表、地図を多数収載。
  • ビゴーが見た明治職業事情
    3.4
    激動の明治期、人々はどのような仕事をしていたのか。仏人画家ビゴーは、洋服屋、牛肉屋、鹿鳴館職員といった西洋化により登場した職業など、働く人々の姿を諷刺も交え克明に記録した。国会議員らエリート層の豪奢で珍奇な暮らしぶりとは対照的に、人口の9割を占める下流階級の人々が懸命に働く姿は、明治の格差社会を痛切に感じさせる。100点超の作品を紹介し、背景を解説する。(講談社学術文庫)
  • だから日本はズレている
    3.4
    この国の「大人たち」は、いつもどこかズレている。ジョブズのようなリーダーに憧れ、夢と絆で一つになれると信じ、「日本の良さ」は必ず伝わると疑わず、若者には変革を期待し、学歴や就活は古いと嗤い、デモやSNSで世界は変わると訴える。この「勘違い」はどこからくるのか? 迷走を続けるこの国を二十九歳の社会学者が冷静に分析。日本人が追い続ける「見果てぬ夢」の正体に迫る。
  • テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
    3.4
    ITジャーナリスト佐々木俊尚氏推薦! 「テレビの栄華は終わり、映像×ソーシャルの時代が始まる。  本書で書かれていることは、約束された未来だ」 2011年地上アナログ放送停波、広告費激減、 ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc. これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか? クリエイティブビジネスの明日を読みとく渾身の論考! 高度成長時代に「3種の神器」として普及した日本のテレビは、独特の進化を遂げ、他国と比較しても強いマスメディアとなっていった。バブル崩壊後には新聞に圧倒的な差をつけ、メディアの王様としての地位を確立。しかし2000年代に入ると広告収入が頭打ちになり、リーマンショックがそこにとどめを刺す。そして2011年7月、地上アナログ放送停波---- 財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。
  • 影響力~その効果と威力~
    3.4
    「人は近くにいる人を好きになる」「人は漏れ聞いたことに感化される」「集団で話し合うと意見が極端になる」――多数の事例をもとに心理学的見地から明らかにする“影響力”の実態。
  • 頭が良くなる文化人類学~「人・社会・自分」――人類最大の謎を探検する~
    3.4
    人類最大の謎は、実は最も身近に存在する「人・社会・自分」だ! 「実は、人は生き物が大嫌いなのだ」「実は、人はエッチが大嫌いなのだ」「実は、人は自分の顔が大嫌いなのだ」などの22講の文化人類学講義を通して、「人・社会・自分」の裏に隠された謎を探る。知的興奮を味わいながら、世界観が変わる、確実に頭が良くなる!
  • 弱者はもう救われないのか
    3.4
    大企業優遇の経済政策、生活保護費など社会保障費の削減、社会全体に浸透する「人の価値は稼ぎで決まる」という価値観……国による「弱者切り捨て」が進み、人々もそれを受け入れつつある日本社会。この流れは、日本だけでなく、グローバリズムに席巻された世界全体の潮流でもある。私たちは人類が苦闘の末に獲得した「自由と公正を柱とする福祉国家」のモデルを、このまま手放してしまうのか? 古今の思想・宗教に弱者救済の根拠を探り、市場経済と多数決を乗り越える新しい倫理を模索する、渾身の論考。
  • 「準」ひきこ森 人はなぜ孤立してしまうのか?
    3.4
    授業には出る、バイトもせず、女の子と遊びまわるわけでもない。こんな親を安心させる息子は友達が誰もいない。キモクて孤独な、何かが決定的に欠けている人々! 私の「準ひきこもり」に対するイメージは「準ひきこ森」である。誰もいない森の中で膝を抱えて座っている孤独な青年。孤独地獄の中で、それでも誰かを待っている孤独な人。
  • 孤独な日銀
    3.4
    【凋落するエリート集団の「存在意義」を問う】本書では、他の日銀本のように、日本経済の長期低迷と金融政策運営の関係を直接的に取り扱うことはしていません。本書の目的は、金融政策論やマクロ経済論を展開することではなく、日銀という組織を論じることにあるからです。組織としての日銀の描写によって、机上や紙上の金融政策論には現れてこない、実際の政策運営の躍動感を感じていただければと思います。(講談社現代新書)
  • 世界のどこでも生きられる! 外籠もりのススメ
    3.4
    cakes(デジタルコンテンツプラットフォーム)で支持多数!Twitterのご意見番こと、May_Romaさんの大人気コラム、ますます過激に辛辣に、大幅加筆修正で待望の書籍化!! 「今の仕事が嫌だ」「転職したい」という悩める日本のビジネスマンに、『ノマドと社畜』のMay_Romaこと、谷本真由美氏が活を入れる! 日本でダメなら、海外逃亡!?外国で仕事を探すためのノウハウから、イギリス人やインド人など、多国籍な外国人労働者の中で生き抜いていくためのスキル、日本人におすすめの海外移住先、果ては日本の雇用制度の展望まで、日本・海外の最新労働事情をリアルに解説。 「海外では、日本人特有の『以心伝心』『空気を読む』文化はリスク!?」「ネットやSNSを駆使して仕事を探せ!」「真のグローバル人材とは?」など、国連専門機関・外資系企業での勤務経験があり、現在はロンドンに住む谷本氏だからこそ、説得力があります。 辛口トークなのに、勇気がもらえる。自分の働き方に迷うビジネスマンに、是非読んで頂きたい1冊です。
  • 妻との修復
    3.4
    できる男ほど、妻とアブない。妻の機嫌をとる秘訣から、修羅場の研究まで。ストレスに苦しむ世の男性たちよ、妻という超獣と対峙し、家庭の平和を確保しよう。年代別の記念日の過ごしかた、悪妻との暮らしかたなど、読めばすぐ役立つ一冊。(講談社現代新書)
  • まち再生の術語集
    3.4
    停滞と閉塞の時代に注目されるコミュニティデザインという発想。地域の力は、人がヒト・モノ・コトの中に参加し物語りを紡ごうとする意志から始まる――まち再生・まち育ての助っ人として全国を駆け回る筆者が、行政や住民のトラブルをドラマに変える様々な現場で捕まえた、思想と手法のキーワード集。

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  • なぜ日本にはいい男がいないのか 21の理由
    3.4
    下がり続ける婚姻率&出産率。 その裏で、女性は、ふたこと目には「いい男がいない」と言うが、はたしてそれは真実か? 女性にとって真実であるとしたら、それはなぜなのか? 恋愛とは広義の意味での政治であるとする気鋭の政治学博士が、各種データを駆使して、その理由を、1.時代 2.男 3.女の3つの視点から解明する本書は、現代の恋愛事情を通して、日本社会がかかえるさまざまな問題を映し出す貴重な資料となっていると同時に、恋愛が成立する秘訣を科学的に示唆する異色の恋愛指南書ともなっている。
  • 日本のお金持ち妻研究
    3.4
    1巻1,408円 (税込)
    全国高額納税者の妻への大規模アンケート&インタビューや各種統計を分析。富裕層の妻の結婚、働き方、資産管理、生活、育児、悩みなどの実態に迫り、本当の姿を浮き彫りにする。 【主な内容】 序章  容姿端麗は絶対条件ではない / 第1章 お金持ちの結婚 / 第2章 お金持ち妻の就業 / 第3章 お金持ち妻の節税 / 第4章 お金持ちの出産、家事、育児、子育て / 第5章 上流階級と家事使用人の歴史 / 第6章 スーパーキャリアウーマンという生き方 / 第7章 お金持ちの暮らしと悩み
  • テレビ局削減論
    3.4
    時間を水増しした特番、タレントが空騒ぎするバラエティ、増殖を続ける通販番組……視聴者離れに歯止めはかからず、広告費も減少の一途。メディアの帝王は瀕死の状態である。視る側も作る側も不幸なこの構造を変えるには、もはや民放ネット局の削減しかない。ビジネスモデルとしてのテレビを俯瞰して辿りついた結論は「民放3NHK1」の4大ネットワークへの大転換である。元テレビ局役員が放つ渾身のメディア論。

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  • 「お手本の国」のウソ
    3.4
    「フィンランドは世界一の教育大国」「フランスは少子化問題を乗り越えた」「ドイツは戦争責任にカタをつけた」……日本人が理想視する「お手本の国」には、知られざる別の顔があった。もてはやされる制度や手法がその副作用ゆえに「嫌われモノ」というのは序の口、実は存在していないなんてことも! 各国に長年暮らす日本人七人が打ち明ける、“隣の芝生”の本当の色とは。

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  • スマートメディア―新聞・テレビ・雑誌の次のかたちを考える
    3.4
    1巻838円 (税込)
    『BE-PAL』『DIME』『サライ』創刊編集を歴任した中村滋氏が、ユーザー側の視点に立って、これまで誰も明言しなかった「新しいメディアとはなにか?」の“答え”を出しました。 マスメディア衰退後の新しいメディアを本書では「スマートメディア」と呼んでいます。スマートフォン、スマートパッドなどの「スマート」です。次世代メディアの主役は、これらスマート系の端末をツールとして展開されるのではないでしょうか。 社会の変化とともに、かたちを変えて進化するメディアの可能性を探る必読書です。

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  • 女装する女
    3.4
    「今日はバリバリ女装していくよ」男勝りな仕事着を脱ぎ捨て、女らしさ満開のドレスで“女”を装う――アタマもカラダも、女たちはすでに男がイメージする“女”ではない。エコに身を捧げる、勝負服は着物で決め打ち、目標はホノルルマラソン完走、ブログはスターダムへの近道、財布と情報をバーターする親孝行……現代女性を消費の面から10のキーワードで痛快に読み解く。リアルな女の実態を知るための必読の書。

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  • 釈迦に説法
    3.4
    一つの人生観に縛られていませんか? 目標や希望の実現に向けて「頑張る」ことに囚われすぎていませんか? 苦悩した青春時代、禅僧を目指した修行時代、禅僧と作家の二束の草鞋で歩む現在――。幾多の経験を通して、身の回りの出来事や、世間を騒がせた事件に触れながら、息苦しい世の中を、「楽」に「安心」して生きていくきっかけを教えてくれる。一話一話、読むほどに、心が少しずつ軽くなっていく。

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  • バブル女は「死ねばいい」~婚活、アラフォー(笑)~
    3.4
    彼女たちは、バブル期に一般職という「女の子枠」で採用され、正社員としての既得権を享受し続けている。また、衰えをみせない「女子力」で男性に貢がせ、40歳すぎても「婚活」に励む――いま、最も勝ち組感を放っているのはバブル女だ。彼女たちに振り回されないことが新時代を生き抜くためには必要である。団塊ジュニアの筆者が、消費、結婚・出産、キャリアのジェネレーション・ギャップを徹底取材した「武装のため」の書。【光文社新書】
  • 「いいね!」を集めるワードセンス
    3.3
    会話の中で、イヤなことを言われた時、気まずい雰囲気になった時などの切り返し方には、その人のセンス、人間性が現れる。嫌味にならない、あるいは場の雰囲気をこわさない、共感を集める言葉の選び方、言い換え術を学ぼう。雑談の中でも、あるいはSNSでも、ちょっとした一言で印象は大きく変わる。芸人や有名人、映画のタイトル、CMのコピー、文学作品等に学んだり、クイズを解いたりすることで、自然にワードセンスを磨いていける。
  • 「今どきの若者」のリアル
    3.3
    「今どきの若者は○○だね」と自らの印象で語られがちだが、研究者やノンフィクション作家たちは若者をどう捉えているのか。「承認欲求はあるが人前では褒められたくない」「『ゆるい職場』だと自分は成長できるのかと不安になる」「『SDGsに配慮したモノだと、堂々と胸を張れる』など『意味のある消費』を望む」……。Z世代の思考を知り、日本の今と将来を考える。 ●10代から20代は人前で褒められたくない世代 ●「推し」が出るならテレビを観る ●韓国人男性に惹かれる日本人女性 ●「若者の本離れ」というウソ ――近年の小中学生は1955年以降で最も平均読書冊数が多い ●困窮して身体を売る人たち ●誤解されるヤングケアラー ●「地方のいなか」の若者がもつ希望
  • 世界リスク社会論 ──テロ、戦争、自然破壊
    3.3
    現代社会が生み出したリスクは、われわれの世界をどう変えたのか? 国境を無効化してしまうテロリズムの遍在と、それに対抗して形成される「対テロ連合」という諸国家間の結束。環境破壊や核の脅威をもたらす一国家の決断に対する、国を超えた草の根レベルの運動の勝利。リスクはグローバル化を促進し、内外、上下、あらゆる角度から「国家」という枠組みを掘り崩して、近代社会の根本原理に見直しを迫っている。このリスクにいま、いかなる危機と可能性が秘められているのか。現代ドイツを代表する社会学者が鋭く切り込む。『危険社会』の著者によるもっともわかりやすくコンパクトな入門書。
  • 中流危機
    3.3
    かつて「一億総中流社会」と言われた日本。戦後、日本の経済成長を支えたのは、企業で猛烈に働き、消費意欲も旺盛な中間層の人たちだった。しかし、バブル崩壊から30年が経ったいま、その形は大きく崩れている。 2022年7月内閣府が発表したデータでは、1994年に日本の所得中間層の505万円だった中央値が2019年には374万円と、25年間で実に約130万円も減少した。もはや日本はかつてのような「豊かな国」ではなく先進国の平均以下の国になってしまった。なぜ日本の中流階層は急激に貧しくなってしまったのか。「中流危機」ともいえる閉塞環境を打ち破るために、国、企業、労働者は何ができるのか。その処方箋を探った。 【プロローグ】稼げなくなった中間層 第1部 中流危機の衝撃 第1章 幻想だった中流の生活 第2章 夢を失い始めた若者たち 第3章 追い詰められる日本企業 第4章 非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか 第2部 中流再生のための処方箋 第5章 デジタルイノベーションを生み出せ 第6章 リスキリングのすすめ 第7章 リスキリング先進国ドイツに学ぶ 第8章 試行錯誤 日本のリスキリング最新事情 第9章 同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ 【エピローグ】ミドルクラス 150年の課題
  • 何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造
    3.3
    橘玲氏推薦! 貧しいニッポン、働かないおじさん、無気力な若者、進まない女性活躍……。実態とは裏腹に、「失敗を恐れないチャレンジ」「イノベーション」といった威勢のいいスローガンが虚しく響く。なぜ、ここまでに理想と現実がかけ離れてしまっているのか? 乖離の理由は、多くの日本人が消極的利己主義――すなわち自己利益と保身のために、現状を変えないほうが得だという意識を潜在的に持っているためだ。多くの日本人は、その事実に気づいている。しかし、あえて口にはしなかった日本人の胸裏に隠されたタブーを、本書は大規模アンケート調査により浮き彫りにする。そして、その背景にある「全体主義のパラドックス」についての打開策を提示する。日本の組織が積極的に挑戦する空気を生むために、必要なこととは?
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    大学受験で文系を選択した人にとって理解が難しい世界――「物理」。しかし、家電が動くのも、飛行機が飛ぶのも病気を発見できるのも、部屋の明かりがともるのもすべて根底には物理学が存在しています。それだけ社会の根底理論となっている「物理」を知らないことはビジネスパーソンにとって大きな損失ではないでしょうか? そこで「京大名誉教授」×「関西大手予備校・研伸館講師」という教えるプロがタッグを組み、「物理が苦手」な人のための物理の本を制作しました。日常の中にある技術に活用されている物理の世界をわかりやすくお伝えします!
  • フェミニスト・シティ
    3.3
    なぜ、ベビーカーは交通機関に乗せづらいのか? 暗い夜道を避け、遠回りして家に帰らなければならないのはどうしてか? 女性が当たり前に感じてきたこれらの困難は、じつは男性中心の都市計画のせいかもしれません。 これからの都市は、男だけでなくあらゆるジェンダーに向けて作られなければならない。 近代都市は男性による男性のための計画によって形作られてきた。多くの公共スペースは女性のために設計されておらず、母親、労働者、介護者として生活する女性たちに不自由を強いてきた。ヨーロッパでは街を歩くだけで売春婦と思われた時代があり、現代においても危険な夜道は解決されない問題として残っている。フェミニズムを建築的に展開させた本書が、世界を作り出す新しい力(パワー)になるだろう。 目次 イントロダクション:男の街 女は厄介者 都市について書いているのは誰か? 自由と恐怖 フェミニズム地理学について 一章:母の街 フラヌーズ パブリックなからだ 女性の場所 都市という難所 母親業のジェントリフィケーション 性差別のない街とは 二章:友達の街 友情に生きる ガールズ・タウン 友情と自由 クィア女性の空間 死ぬまで友達 三章:ひとりの街 パーソナルスペース おひとりさま ひとりでいる権利 公共空間の女 尾籠な話 女が場をもつこと 四章:街で声を上げること 都市への権利 安全をDIYする アクティヴィズムにおけるジェンダー アクティヴィストの旅 行動が教えてくれるもの 五章:恐怖の街 恐怖心の正体 危険の地理 恐怖のコスト 押し戻す方法 女の大胆さ 交差性と暴力 あとがき:可能性の街
  • 男が心配
    3.3
    「あぁー」「はぁー」。男たちの哀愁漂うため息は聞きなれていた。だが、この日の彼はいつもと違った……。理想の女性に見下され、婚活に挫折した男、育休をとったため、出世コースから巧妙に外された男、生涯現役という甘い罠にはまり暴走した男など、多くの中年男性が「生きづらさ」を抱えているにもかかわらず、その苦悩がメディアに取り上げられることは少ない。本書では、恋愛・結婚から、定年後の生き方、職場での出世競争、わが子の育児、老親の介護まで、人生の節目で直面する問題を取り上げ、男性が背負わされている理不尽ともいえる現実をリアルにあばき出す! (目次より)●「男」にこだわり過ぎた自分を悔やむ ●粗探しをされ、「女性が信じられなくなった」 ●性機能回復が招いた家庭崩壊 ●「生涯現役」へのこだわりが招く誤算 ●男の育休を阻む「男らしさ」の固定観念 ●他人を頼れない介護男性の苦悩 ●起業を目指すも社内競争に焦り
  • 中央線がなかったら 見えてくる東京の古層
    3.3
    「中央線がもしなかったら?」そう考えて街を見てみれば、そこにはいつもと違った景色が現れる。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野……沿線の街を地形、水、古道、神社、商店街に注目して歩けば、古代・中世が見えてくる! 鉄道中心の視点を脱し、土地を見る目を養う「まち歩き」最高の入門書。地形がよくわかるカラーマップ付。近年の中央線沿線の変化をめぐる対談も新たに収録。
  • 地域学入門
    3.3
    自分を知るには、足下の地域を知らねばならない。本書は「私」を知る学問としての地域学を提唱し、その実践として、近代化で見えなくなった地域の実像を、生態、社会、文化、歴史の側面からとらえ直す。津軽というミクロの視点から、生命の場としての地域を内包する国家というシステム全体の視点まで、さまざまな視座を往還しつつ、国家や都市の論理と対抗する生命の場としての地域を浮かび上がらせる。限界集落や地方消滅問題に挑んできた気鋭の社会学者による地域学のすすめ。
  • 悪者図鑑
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いじめ、貧困、パワハラ、虐待、DV… 「僕は絶対に変える。このクソな世界を。」 虐待と貧困から生き残った社会起業家が魂を込めて書きあげた、 現代社会の根本問題=「悪者」の分析と、被害者をなくすための解決策のノート。 「この世界ではなぜ、全員が幸せになれないのか」と思う、すべての人に。
  • はじめてのニュース・リテラシー
    3.3
    誰もが情報発信できる現代、ニュースの〈信用度〉を的確に評価することは、さらに喫緊で重要な課題になった。ニュースの作られ方から陰謀論の構造までを精査する。
  • 未来のカタチ ~新しい日本と日本人の選択~(小学館新書)
    3.3
    少子高齢化、地方過疎化の打開策を大提言! 企業・ビジネス小説の第一人者、楡周平氏が新しい時代の日本と日本人に提言する「ニッポン改造論」。 日本社会や企業が近未来に直面する問題点を見据える楡氏の作品は、緻密な取材・データ・ファクトに裏付けられ、その先見性には定評があります。 TVドラマ化された小説『プラチナタウン』は、地方の広大な遊休地にリタイア世代のためのテーマパークタウンをつくる物語ですが、過疎高齢化の実現能な解決策として大きな反響を呼びました。当時、地方創生大臣だった石破茂氏に、伊吹文明氏(元衆院議長)が必読書として薦めたことでも有名です。 本作品は、少子高齢社会とコロナ禍に直面する日本人が、真っ先に取り組むべき打開策を提示します。 出色は、「ネスティング・ボックス」構想。子育て世代をターゲットに、「一番下の子」の義務教育が終了するまで低家賃でタワーマンションに住めるようにする。医療・保育施設も併設することで、仕事と子育てを両立させやすくするコミュニティをつくるものです。 その他、「コロナ禍で激変する産業構造」「外国人労働者の激増と日本語の危機」「教育」などをテーマに、これからの日本人に価値観の大転換を促す警世の書です。
  • 戦後「社会科学」の思想 丸山眞男から新保守主義まで
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    日本の敗戦から75年が経過した。今でも世界3位という経済大国の地位に到達した誇るべき社会にはしかし、一種の停滞感と閉塞感、いわばあきらめのムードが、特に若者の間で漂う。本当に、いま、「この道しかない」のか? 日本は本当に「変わらない、変われない」と、運命論的に捉えてしまっていていいのか? こうした態度に対し、留学生たちから疑問の声が著者へ寄せられるようになって久しい。 一方で優秀な研究者は、実証できること、論文を書けることを重視した研究に走らざるを得ない状況もあり、とくにそうした傾向の強い政治・社会哲学領域では、せいぜい遡っても1970年代のロールズまで、それ以前は知らない、という歴史感覚の稀薄さが散見される。研究者ですらこうである以上、一般の人々にとって歴史への意識は乏しく、せいぜい30年前にどんな議論があり、その時代はどう捉えられていたかも、想像すらできないのが実情である。 さらに、「戦後体制の清算」が叫ばれるようになり、戦後継承されてきた制度や価値が、「時代に合わない」という言葉を基準として捨て去られようとし、憲法や平和主義すら少しずつ変わり続ける状況にあること。 本書はこうした状況に対して、「現代が必ず過去の時代より優れているわけではない」こと、「過去の議論の蓄積はたやすく忘却されてしまい、そのため無益な議論の繰り返しが起きがちである」ことなどを警告する。そして浅薄な「時代」理解を避け、「現代とは、過去を踏まえてどのような時代となっているのか」ということを正確に理解するために、戦後の「社会科学」が、各々の時代をどのように理解してきたのかを大局的な視点から概括して、戦後の一流の知識人たちの思考のあとをたどる。なお社会科学とは、経済学、政治学、法学、社会学などの社会を対象とする諸学問の総称だが、著者にとってそれは、「個別の社会領域を超えて時代のあり方を学問的に踏まえつつ社会にヴィジョンを与えるような知的営み」である。 具体的には、戦後から現在までを次の4つの時代に区切って思想史を描きなおす。  1 欧米の近代民主主義などの思想を学び直すことが日本の再出発にとって不可欠とされた戦後期  2 高度経済成長のなかで到来した大衆社会化を、欧米と同時代的な現象ととらえるようになった1950―60年代  3 世界同時的に「奇妙な革命」が起きた1960―70年代  4 保守化と新自由主義化のその後、現代まで  これらの各期に、立場を問わず、論者たちが共有していた「現代とはどのような時代か」という問題意識を的確にまとめて記述していくことで、今の私たちにとっての「現代」が、上記4つの時代に起きた「社会の変化」の複層によって出来上がっていることを示す。「現代とはどのような時代か」を正確に理解したうえで、運命論から逃れ、可能な未来を切りひらいていくための、きわめて公平かつ分かりやすい「社会科学」入門書である。

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