今こそマルクスを読み返す

今こそマルクスを読み返す

1,045円 (税込)

5pt

マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義の未来をどのように予見したのか? 今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか? 20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。(講談社現代新書)

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今こそマルクスを読み返す のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

      マルクスが編み出した思想、『資本論』の要点、資本主義の行く末と共産主義の実現に関する考察と、内容を大きく3つに分けて、それを1冊にまとめた本。
     マルクスといえば、「唯物史観」が有名であるが、これは自然界の歴史と人間界の歴史を腑分けすることなく一つの歴史観としてまとめたこと、また、人間がこれまで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月31日

    アーレントの解説本を3冊読んだ上で『人間の条件』に取り掛かったけれど「どうしてもマルクスが前提知識として必要らしい」と悟り、本書を頼ることにした。

    本書はソ連・東欧が資本主義経済に舵を切った直後の1990年に出版された。20世紀を通して“主流派”であったレーニン主義的解釈を削ぎ落とし、より純粋な形...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月21日

    [ 内容 ]
    マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義の未来をどのように予見したのか?
    今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか?
    20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。

    [ 目次 ]
    ●マル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    マルクスによる資本主義の分析、特に搾取の構造の解明には未だに説得力あり。これを超える理論は結局今に至るも提示できていないのだが。

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    Posted by ブクログ 2022年03月08日

     読み初め、まずは著者の学理的な緻密な言葉遣いに驚かされる、というか出鼻をくじかれるといった方が正確か。
     マルクスに対してこびへつらうことなく、著者の理路に引き込んでいく牽引力が相当強い。とは言え、独善的にマルクスを語っているわけではなく、あくまでも学者としてひとりの人間としてマルクスと対峙してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月05日

    2017年にマルクスを読み直ししてみた。
    色々な意味で「わかりやすい」。

    とはいえ「歌ってみた」「踊ってみた」みたいなネタのノリでしかない気がした。

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    Posted by ブクログ 2013年07月13日

    著者のマルクス論を簡潔に提示した入門書。

    著者は、西洋の実体論的発想と対置される、関係の第一次性の立場から、マルクスの思想を理解する。著者は『資本論』の内容の紹介に先立って、みずからの物象化論の概要に触れている。「物象化」とは、人と人との社会的な関係が、日常的な意識において自立的な物象の相で現象す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月27日

    難しかった。社会主義はマルクスって言われてるけど、ソ連のマルクス論は実は少しずれていた。-という感じです。資本論も触れていたんだけど、私には難しすぎて、3割理解したらいいところ。いつか読みなおして、その時「こうゆうことを言ってたんだ」とわかる大人になりたい。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    大学1回生、猛烈な学習意欲に駆り立てられ、教養科目にもかかわらず、自ら本著を購入。哲学は奥が深いものなんだと気付かされた。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年10月23日

    とてつもなく難易度の高い本。
    あまりにも有名な人だけれども、
    どうやら国家レベルで都合のいいように使われていたようで
    本当の意味ではなかなか知りえない人かと。

    本当は労働を対価にすることが
    えてして不条理とも取れるかもしれませんね。
    結局のところ、搾取はやまないわけで。
    だけれども、最近はその搾取...続きを読む

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