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Posted by ブクログ 2024年03月03日
マルクスが編み出した思想、『資本論』の要点、資本主義の行く末と共産主義の実現に関する考察と、内容を大きく3つに分けて、それを1冊にまとめた本。
マルクスといえば、「唯物史観」が有名であるが、これは自然界の歴史と人間界の歴史を腑分けすることなく一つの歴史観としてまとめたこと、また、人間がこれまで...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月31日
アーレントの解説本を3冊読んだ上で『人間の条件』に取り掛かったけれど「どうしてもマルクスが前提知識として必要らしい」と悟り、本書を頼ることにした。
本書はソ連・東欧が資本主義経済に舵を切った直後の1990年に出版された。20世紀を通して“主流派”であったレーニン主義的解釈を削ぎ落とし、より純粋な形...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月21日
[ 内容 ]
マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義の未来をどのように予見したのか?
今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか?
20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。
[ 目次 ]
●マル...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月08日
読み初め、まずは著者の学理的な緻密な言葉遣いに驚かされる、というか出鼻をくじかれるといった方が正確か。
マルクスに対してこびへつらうことなく、著者の理路に引き込んでいく牽引力が相当強い。とは言え、独善的にマルクスを語っているわけではなく、あくまでも学者としてひとりの人間としてマルクスと対峙してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月13日
著者のマルクス論を簡潔に提示した入門書。
著者は、西洋の実体論的発想と対置される、関係の第一次性の立場から、マルクスの思想を理解する。著者は『資本論』の内容の紹介に先立って、みずからの物象化論の概要に触れている。「物象化」とは、人と人との社会的な関係が、日常的な意識において自立的な物象の相で現象す...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月23日
とてつもなく難易度の高い本。
あまりにも有名な人だけれども、
どうやら国家レベルで都合のいいように使われていたようで
本当の意味ではなかなか知りえない人かと。
本当は労働を対価にすることが
えてして不条理とも取れるかもしれませんね。
結局のところ、搾取はやまないわけで。
だけれども、最近はその搾取...続きを読む
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